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刺繍糸の取り方は?基本的な使い方について解説!

刺繍糸を使って刺繍をするときは、刺繍に合わせて刺繍糸の本数を決めます。刺繍糸を束からとるには、どのような取り方をしたらいいのでしょうか。刺繍糸は絡まりやすいので、正しい取り方をしないと刺繍糸が絡まってしまうことがあります。せっかくの刺繍糸が絡まってしまっては、刺繍もきれいに出来ない恐れがあるので要注意です。

今回は、刺繍糸の基本の取り方や使い方について解説します。刺繍糸の扱い方に慣れていない人は、ぜひ参考にしてみてください。

刺繍糸の取り方は?基本的な使い方について解説!

刺繍糸は何本取りすればいい?

刺繍糸で刺繍をおこなうときは、もともとの束から必要な本数の刺繍糸を引き抜いて使用します。具体的には、刺繍糸は何本取りすればいいのでしょうか。初めての刺繍となると、刺繍糸をとる本数を迷ってしまう人も少なくないでしょう。ここでは、刺繍糸は何本取りをするのがよいのかについて説明します。

バリエーション

そもそも刺繍糸は何本取りをするのが基本なのでしょうか。刺繍糸のとり方は、1本取りから6本取りまでバリエーションがあります。そのため、刺繍糸をとるときは、これらのバリエーションから選んでとることになります。どのとり方をするかは、作品によっても異なります。特にオリジナルの作品作りをするときは、それぞれの本数でどのような刺繍ができるのかについて把握しておく必要があります。そうすれば、刺繍に合った本数できれいな作品を完成させることができますよ。その点を理解しておくことがまずは大切だといえるでしょう。

基本のとり方

刺繍糸のとり方は、2~3本でとるのが一般的です。刺繍糸をとる本数に迷うときは、2~3本を目安にすれば間違いになることはないでしょう。もちろん、オリジナルの作品作りをするのであれば、好きな本数を選んでしまっても構いません。一般的な刺繍も2~3本の糸で刺されていることが多いです。2~3本で刺す刺繍を基本として、自分の中でもイメージをもてるようにしておきましょう。

指示があればそれに従う

刺繍糸のとり方は、刺繍本に指示があるケースもあります。その場合は、刺繍本の指示に沿った本数で刺繍糸をとるようにしましょう。刺繍本に記載があるなら、その本数が最もその作品をきれいに仕上げられる本数です。あえてアレンジするのもひとつの方法ではありますが、まずは指示通りの本数で作ってみるとよいでしょう。そうすれば、「この本数ならこれくらいの刺繍になる」ということを明確に意識できるようになります。

本数は作品の印象に影響する

そもそも刺繍糸の本数は、それほど重要なものなのかと疑問に思っている人もいるかもしれません。刺繍糸の本数は、どれほどの影響を作品に与えるのでしょうか。刺繍糸をとった本数は、作品の印象に大きな影響を与えます。たとえば、少ない本数で刺繍をすれば、作品は繊細な印象に仕上がるでしょう。その反対に、本数が多ければ密度が濃くてしっかりとした印象の作品になるはずです。刺繍の図柄ももちろん重要ですが、そのイメージは刺繍糸の本数によっても大きく変化することがあると理解しておきましょう。

汎用性が高い糸は?

そもそも刺繍糸は、どの糸を使うのがいいのでしょうか。刺繍糸は25番が最も一般的であり、汎用性も高いです。25番は6本で1束になっているので、好きなとり方で調整することができます。刺繍糸の選び方にも迷う場合は25番の糸を選んでおけば困ることはないでしょう。特に作る作品を決めていないときに素敵な糸を見つけた場合も、ひとまず25番を選ぶようにするといいです。25番なら必ず取り扱いがあるはずなので、入手しやすいです。

刺繍糸のとり方とコツ

刺繍糸をとるときは、どのようにするとスムーズにできるのでしょうか。刺繍糸は細くて絡みやすいので、上手にとるのはなかなか難しいですよね。刺繍糸をとるときはどうしたらいいのかについて、ここではコツを紹介します。刺繍糸のとり方に悩んだときはぜひ参考にしてみてください。

そっと糸を抜く

束の状態から刺繍糸を抜くときは、そっと糸を引き抜くようにしましょう。このとき、端から抜くのではなく折って山になったところから引き抜くようにすると絡まりにくいです。力を入れ過ぎても絡まる原因になるので、優しくゆっくりと引き抜くことを意識してください。

40~50cn程度でカットする

刺繍糸を引き抜くときは、刺繍糸を短めにカットしておくことも大切です。あまり長い状態のままだと、絡まってしまう原因となるので気を付けましょう。具体的には、40~50cm程度でカットするのが目安です。これくらいの長さなら、刺繍を始めた後もちょうどよく使用することができるでしょう。

必要な本数を1本ずつ引き抜く

刺繍糸の束から数本の糸を引き抜きたい場合でも、基本的には1本ずつ引き抜いたほうがいいです。糸をカットしたうえで、1本ずつ引き抜いていく必要があります。一気に複数の糸を引き抜いてしまうと、糸が絡まる可能性があるので注意が必要となります。必要な本数を引き抜いたら、糸を綺麗にそろえて整えましょう。なお、6本取りをする場合でも、糸は束のまま使うのではなく、1本ずつ引き抜いてきれいにそろえてから使用したほうがいいです。ちょっとしたひと手間をかけることにより、刺繍もよりきれいに完成させやすくなります。

作品に始める前にやっておきたいこと

刺繍糸をとった後は、作品作りを始める前にやっておきたいことがあります。それは、刺繍糸を使ったサンプル作りです。一度サンプルを作ってみることにより、どの本数でどのような作品を作ることができるのかという目安をつかむことができます。糸がよく見えるようなシンプルな布を用意し、簡単なステッチをしてみましょう。少しステッチすれば雰囲気がつかめるので、それほどの手間はかかりません。このようにして把握しておくことにより、より刺繍糸を美しく見せることができるようになります。

刺繍糸の取り方や使い方を理解して刺繍をしよう

刺繍糸の取り方や使い方を理解して刺繍をしよう

刺繍糸を使うときは、取り方や使い方について理解しておく必要があります。刺繍糸は購入してそのまま使えるとは限りません。刺繍の作品の出来上がりのイメージに合わせて本数を決める必要があります。刺繍糸の本数によっては、同じ図案を使っても異なる印象になるので注意が必要です。図柄によって適した糸の本数は異なるため、しっかりとそれぞれの違いを理解しておかなければなりません。実際にそれぞれの本数を使って刺繍をしてみれば、その差は歴然です。そのため、一度試してみると、刺繍糸を選んだり、糸をとったりするときの参考になります。

刺繍糸にはさまざまな色の種類がありますが、番手によって本数も異なります。何も知らないまま刺繍糸を購入するとなると、本数までに気が回らないかもしれませんね。しかし、刺繍する際に刺繍糸を扱うときは本数もとても重要だといえます。刺繍糸の色をももちろん大切ですが、本数も意識することでより素敵な作品作りができるようになるでしょう。刺繍糸はメーカーによって質感や肌触りも異なります。そのため、いろいろなメーカーの刺繍糸を比べて好みのものを見つけてみるとよいのではないでしょうか。刺繍糸の取り方や使い方をマスターしてより素敵な刺繍ができるようにステップアップしていきましょう。