タイ古式マッサージの「セン」とはどんなもの?

 

タイ古式マッサージにおいては、体の中にある「セン」を重要視しています。センは誰の体にも必ずあり、目に見えないエネルギーのラインだとされています。センの種類や効果をおさえてしっかり施術していくことにより、タイ古式マッサージの効果をよりしっかりと発揮させられるようになります。

センとは具体的にはどういったものなのでしょうか。タイ古式マッサージを受けたり施術したりするなら、センについてしっかり理解しておきましょう。今回は、タイ古式マッサージのセンについて詳しく説明します。

「セン」とは

タイ古式マッサージの「セン」とはどんなもの?

 

タイ古式マッサージをおこなうときは、「セン」を意識する必要があります。この「セン」はとても重要なものですが、具体的にはどういったものなのでしょうか。まずはタイ古式マッサージにおけるセンの概要について、詳しく確認してみましょう。

エネルギーライン(エナジーライン)

センとは、体のエネルギーが通っていると考えられているラインのことです。体にエネルギーのラインがあるというのは、インド医学の考え方に基づいたものです。タイ古式マッサージがこの考え方を取り入れているのは、インドを起源とするヨガの影響を大きく受けているためだといえます。

主要な10本のセンを含め72000本ものエネルギーラインがある

センは主要なものが10本あり、全部で72000本もあるといわれています。体の症状に合わせて効果的にセンを刺激することで、体の不調を効率的に改善していくことができます。まずは主要な10本のセンを覚え、徐々に自分の体にとくに合ったセンをおさえていくとよいでしょう。これほどたくさんのセンの中には、必ず自分の体の症状の改善に合ったラインがあるはずです。

エネルギーラインとは

センとは体のエネルギーラインのことです。エネルギーラインとは具体的にどういったものなのでしょうか。タイ古式マッサージに取り組むなら、センの役割をしっかりおさえておくのが必要不可欠だといえます。タイ古式マッサージにおけるセンについて、より詳しくみていきましょう。

生命エネルギーが流れる経路

センは生命のエネルギーが流れる経絡のことです。それぞれ場所が異なり、刺激した場合にどういった効果が得られるのかについても異なります。タイ古式マッサージはではそれぞれの役割をしっかり理解して刺激を与えていくことで、大きな効果を得ることができます。

目には見えない「気」の通り道

センは目に見えない「気」が通っている場所であり、セン自体も目に見えるものではありません。しかし、実際にセンを刺激すると体調が改善することから、古くから多くの人の健康を支えるものとして活用されてきました。

10本の「セン」

センにはかなりたくさんの種類がありますが、その中でもとくに重要なのが10本のセンです。センについて知りたいなら、まずはこの10本のセンについて覚えておくとよいでしょう。ここでは10本のセンについてみてみます。

主要な10本のエネルギーライン

センとして重要な10本のエネルギーラインは以下のとおりです。センによって、ラインが続いている場所や効果も大きく異なっています。それぞれのセンについて、場所と対応できる症状について確認しましょう。

*セン・スマナ (Sen Summana)

セン・スマナは、舌先からのどや胸を通り、みぞおちまで続いているラインです。ぜんそくや気管支炎、心臓病などに効果があるとされています。

*セン・イッタ (Sen Ittha)

セン・イッタは、左の鼻孔から頭頂部や背中を通り、臀部から脚外側を経てへその左横まで続くラインです。鼻の不快感や肩こり、腹痛などさまざまな症状に効果を発揮します。

*セン・ピンカラ (Sen Pingkhala)

セン・ピンカラは、セン・イッタをそのまま右側にうつしたラインです。セン・イッタ同様、鼻の不快感や肩こり、腹痛などいろいろな症状に効くセンです。

*セン・カラタリ (Sen kalayhari)

セン・カラタリは、上下それぞれに分かれています。上側のセンはへそから胸部を通り、腕の内側を抜けて指先にいたります。そして下側のセンはへそから両脚の内側をとおり、足裏を通って脚の指先へと到達します。消化不良や背中の痛み、脚の麻痺に効果的です。また、精神障害や不整脈などに対しても効果があります。

*セン・サハサランシ (Sen Sahatsarangsi)

セン・サハサランシは、右目からのどを通り、左の腹部や脚の外側、足底に向かってへその下に続くセンです。顔面麻痺や発熱、白内障などの症状に対して働きかけをおこないます。

*セン・タワリ (Sen Thawari)

セン・タワリは、セン・サハサランシを右側にうつしたセンです。セン・サハサランシと同じく、顔面麻痺や発熱、白内障などいろいろな症状に対して効果を発揮します。

*セン・ラウサン (Sen Lawusang)

セン・ラウサンは、左耳からのどや胸部の左側を通り、みぞおちに向かうセンです。難聴や咳、歯痛、胃腸障害などに効果があります。

*セン・ウランガ (Sen Uragka)

セン・ウランガは、セン・ラウサンの右側にあたるセンです。セン・ラウサンと同様に、難聴や咳、歯痛、胃腸障害などを改善するのに役立ちます。

*セン・ナンタクラワット (Sen Nathakrawat)

セン・ナンタクラワットは、さらに2つに分かれています。1つ目のセン・シキ二はへそから尿道を通って尿道口に向かうセンです。また、セン・スクマンはへそから結腸を通り、肛門へ向かいます。これらのセンには、ヘルニアや生理不順、下痢などを改善する効果が期待できます。

*セン・キチャナ (Sen Khitchanna)

セン・キチャナは、男女によってそれぞれ異なります。男性の場合はセン・ピタクンで、へそから陰茎に続いています。また、女性の場合はセン・キチャとなり、へそから子宮を通り膣へつながっています。セン・ナンタクラワットと同じく、ヘルニアや生理不順、下痢などに効くとされています。

10本のラインのうち半数以上は足にある

10本の主要なセンは、半数以上が足にあります。そのため、タイ古式マッサージにおいては、足からマッサージを始めるのが基本です。足からマッサージをおこなっていくことにより、効率的に体に働きかけができます。センがしっかりと刺激されれば、その分高い効果を発揮できるはずです。

タイ古式マッサージの大まかな流れや考え方

タイ古式マッサージをおこなうときは、センにそって揉み進めていきます。タイ古式マッサージはタイの伝統医学に基づいたものです。そのため、タイの伝統医学で大切にされている「土(地)、火、風、水」の4つのエレメントとともにセンを重要視して施術をおこなっていきます。

センはタイ古式マッサージの要となるエネルギーのライン

センはタイ古式マッサージの要となるエネルギーのライン

 

タイ古式マッサージをおこなうときは、センについてしっかりと理解しておく必要があります。センを意識してマッサージをおこなうことで、その人の体の症状を効果的に改善していくことができます。マッサージを受ける側になる場合でも、センの位置をよく理解しておけば自分の体の状態をよりしっかりと把握することにつながるでしょう。センにはとてもたくさんの種類があるため、自分の体の状態に合わせてしっかりと刺激できれば、いつも困っている症状を楽に改善することもできます。タイ古式マッサージはタイでは医療として効果があると認められているため、とても高い効果が期待できるはずです。タイ古式マッサージを選ぶなら、体のセンを意識して効果的なマッサージになるように配慮しましょう。

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