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マクロビの飲み物の選び方!陰陽の考え方に沿ったお茶を紹介

マクロビでは、陰陽のバランスを考慮した食生活を重視しています。そのため、口に運ぶすべてのものの陰陽についてしっかりと意識する必要があります。これは食べ物に限ったことではなく、飲み物についても同様のことがいえます。普段飲む飲み物についても、陰陽のバランスを考慮して選ぶことが大切です。

今回は、マクロビにおける陰陽のバランスを考慮し、体によい効果を発揮するお茶の種類について紹介します。マクロビの基本についても確認するので、体に適した飲み物をチョイスできるようにしましょう。

マクロビの飲み物の選び方!陰陽の考え方に沿ったお茶を紹介

マクロビの考え

マクロビでは、どのような考えのもとで食材を選べばよいのでしょうか。まずは、マクロビにおける食材選びの考え方についてチェックしてみましょう。

自然と調和をしながら健康体を目指す

マクロビでは自然と調和することで健康体を目指すという考え方をしています。そのため、地元で育った食材を中心に料理を作るというのも、マクロビでは重要な要素とされています。また、その季節に摂れた食材を使用するのもとても重要なことです。余計な添加物などを避け、自然な食生活をすることを目指します。

穀物、根菜、豆類などを中心に食す

マクロビの食事では、穀物や根菜、豆類などを中心に食します。基本的に野菜も生で食べることはなく、火を通してから口に運ぶことになっています。

体を温める食材を陽、冷やす食材を陰とする

マクロビにおいては、陰陽の考え方がとても重要です。体を温める食材を陽、体を冷やす食材は陰としてとらえられています。そして、陰陽のバランスを保てるような食材の組み合わせをすることで、体を適切な状態を保つことができます。もともとの体の状態が陽性タイプの人は陰性の食材をとり、陰性タイプの人は陽性の食材をとることでうまくバランスを保つことが可能です。

ニュートラルな状態に保つのがポイント

マクロビにおいては、バランスをニュートラルの状態に保つことがとても重要です。そのためには、食事だけでなく飲み物やおやつなど口に運ぶものはすべてに気を使う必要があります。市販のものを飲んだり食べたりするときは、どのような成分が入っているのか細かくチェックしたほうがよいでしょう。

陰陽別の飲み物例

飲み物についても、陰陽のバランスが決まっています。そのため、日常的に飲む飲み物についても体の状態に合わせて、適切な陰陽のものを選ぶ必要があります。ここでは、陰陽別にどのような飲み物があるのかをみてみましょう。

陰性の飲み物

陰性の飲み物としてあげられるのは、抹茶、煎茶、紅茶などです。また、冷たい飲み物は全般的に陰性の飲み物として分類されます。陰性の飲み物を冷たくして飲むときは、飲み過ぎに注意したほうがよいでしょう。

陽性の飲み物

陽性の飲み物としてあげられるのは、ほうじ茶やよもぎ茶などです。温かい飲み物は陽性の飲み物となります。陽性の飲み物を温めて飲めば、よりその効果を高めることができます。

マクロビで飲まれる飲み物

では、マクロビの考え方に基づいた食生活においては、どのような飲み物を選ぶのがよいのでしょうか。ここでは、マクロビでよく飲まれている飲み物の種類について紹介します。普段から親しみがあるものも多いはずなので、取り入れやすいでしょう。

ほうじ茶

ほうじ茶は陰陽でいうと中庸の飲み物です。そのため、体を冷やすことなくおいしく飲むことができる飲み物です。ほうじ茶にはカフェインやタンニンが少なく、刺激が少ないというのもうれしいポイントとなっています。ほうじ茶は温めて飲むイメージが強いので、冬に飲む飲み物としてとくにおすすめです。あたたかいほうじ茶を飲むと、成分だけでなく温かさでホッとできるというメリットもあります。

麦茶

麦茶もまたカフェインが少なくて体に刺激が少ないお茶のひとつです。冬にほうじ茶を飲むことが多いなら、夏は麦茶を飲むというのでもよいでしょう。麦茶は多くの人が親しみをもっているお茶なので、取り入れやすいという利点があります。ほうじ茶が苦手なら、麦茶を温めて冬に飲んでもOKです。

ハーブティー

ハーブティーは、ハーブの種類によって体にさまざまな効果をもたらします。ハーブの香りが体を癒す力も発揮するため、マクロビの食生活に慣れていなくてストレスを感じるような場面でも頼れる存在となるはずです。

とくにおすすめの飲み物

マクロビにおいては、とくにおすすめできる飲み物があります。普段はなかなか耳にしたことがないかもしれませんが、取り入れてみると体によいさまざまな効果が期待できます。せっかくマクロビを始めるなら、バランスがよくて体のためになるお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。

三年番茶

三年番茶は、マクロビにとって理想的な飲み物です。三年番茶は新芽ではなく、三年以上育成した茶葉の茎の部分を原料として使用しています。そして、収穫してから一定期間熟成させて、カフェインやタンニンなどが少なくなった状態のものを使っています。このようにして作られた三年番茶は、消化の働きを高めたり、腸内のデトックスを促進したりする効果が期待できます。マクロビのバランスでいうと陽性に近い中庸なので、日常的に多く飲んでもバランスが崩れにくいというメリットもあります。三年番茶は、普段飲む飲み物としてはとてもおすすめのお茶です。

梅醤番茶

梅醤番茶は三年番茶をベースとしつつ、さまざまな食材をブレンドして作ったお茶です。具体的に使用しているのは、梅干し、醤油、おろし生姜などです。シンプルな素材を使用しているため、体への負担は最小限で済みます。梅醤番茶は体を温める効果が高いため、飲み続けていると冷え性を和らげたり疲労を回復したりする効果も期待できるでしょう。梅醤番茶は、体を整える万能の飲み物ともいわれています。マクロビを極めていきたいと思うなら、梅醤番茶を飲むことでバランスのとれた健康的な保つことができるでしょう。

マクロビを取り入れるなら飲み物にもこだわって!

マクロビを取り入れるなら飲み物にもこだわって!

マクロビの考え方に基づいた食生活を実践するのであれば、日常で口にする飲み物にもこだわりをもつようにしましょう。飲み物にはその原料となる食材に由来したさまざまな成分が含まれています。そのため、何気なく口に運ぶ飲み物であってもさまざまな作用を体にもたらす可能性があります。マクロビでは摂取する食材の陰陽のバランスがとても重要です。そのため、1日3食の食事の内容にかなりこだわっていたとしても、飲み物の種類を適当に選んでしまうと、すぐに陰陽のバランスが崩れてしまいます。そうなってしまっては、せっかく食生活にこだわっている意味が半減してしまうでしょう。

飲み物は単独で飲むものなので、それぞれの陰陽のバランスさえ知っていれば、簡単に適切なものを選ぶことが可能です。そのため、マクロビを始めてみたいという人が部分的に取り入れてみるのもとてもおすすめです。飲み物によって何らかの効果を感じることができたら、少しずつ食生活にもマクロビの考え方を取り入れていくようにするとよいでしょう。マクロビの考え方に基づいた食生活を送っていけば、自然と体を健康な状態へ導くことができます。飲み物にもこだわりをもち、マクロビの効果を高く発揮していきましょう。