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マクロビの作り置き常備菜の作り方

マクロビは、体にとって負担が少なく必要な栄養素をしっかりととることができる食の考え方です。そのため、日常的に食生活のなかに取り入れると高い健康効果が期待できます。とはいえ、マクロビのルールにのっとって食事を作るとなると、少し面倒に感じる部分もあるかもしれません。そんなときは、マクロビのレシピで常備菜を作っておくといつでも簡単にマクロビ料理が食べられます。

今回は、マクロビの作り置き常備菜の作り方について紹介します。マクロビの考え方についても確認するので、マクロビ料理を身近で活用していきましょう。

マクロビの作り置き常備菜の作り方

マクロビ流レシピの作り置きとは?

マクロビの考え方を取り入れたレシピは、作り置きをしておくことも可能です。マクロビ料理はルールが複雑で難しいというイメージをもっている人も多いかもしれません。しかし、時間があるときに作り置きをしておけば、忙しいときでも無理なくマクロビ料理を食べることが可能です。

陰陽を意識した料理を作っておくと便利

マクロビの基本は、食材の陰陽を意識することです。食材それぞれの陰陽を考えながら組み合わせ、バランスのよい料理になるように工夫しましょう。たしかに、使用するすべての食材について陰陽を意識するのは、難しく感じられるかもしれません。とはいえ、普段よく使用する食材については、実際にマクロビ料理を作っているなかで自然と陰陽の傾向がつかめてくるはずです。

忙しい朝食にも便利

朝は忙しく食事を作る時間がないという人でも、マクロビ流のレシピを作り置きしておけば、お皿によそうだけで簡単にマクロビ料理を食べることができます。一品でも用意してあれば食事の準備がグッと簡単になるので、ぜひ試してみましょう。

お弁当につめるだけで外でもマクロビ

マクロビ流のレシピの作り置きは、お弁当の一品として活用することも可能です。隙間ができてしまったところに入れるだけで、外でも気軽にマクロビ料理を食べられます。外での食事となると、マクロビの考え方を徹底しにくいですが、作り置きレシピによるお弁当を持参すれば、いつでも手軽にマクロビ料理を口にすることができるでしょう。お弁当を持参すれば余計なものを食べる恐れもないので、いいことだらけだといえます。

マクロビレシピの基本

では、マクロビレシピでは具体的にどのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。マクロビ料理というと難しく聞こえますが、ポイントはとてもシンプルです。大切な部分をおさえて、手軽にマクロビの作り置き料理を用意するといいです。マクロビには、基本となる3つの考え方があります。それは「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」の3つです。それぞれについて、確認しておきましょう。

一物全体

マクロビでは、一物全体という考え方があります。これは、1つの食材のすべてを活用するという考え方です。具体的にいうと、身の部分だけでなく皮や根っこまで料理に使用します。普段料理をするときは、皮をむいて根を切り落とすことが多いですが、マクロビ料理ではそのすべてを有効活用できるようなレシピを使用します。

身土不二

マクロビで重要とされる考え方の2つ目は、身土不二というものです。これは、生まれた土地と自分自身の関係は切り離せないという考え方です。生まれた土地でとれた食材はその人の体に合っているという意味にもなります。地元の食材をたっぷり使用した料理がマクロビではとても重要です。また、そういった意味では、マクロビの特徴として旬の食材を使用することもあげられます。

陰陽調和

マクロビ料理では、陰陽調和の考え方を取り入れています。これは、すべての食材には陰陽の要素があり、それぞれの食材を摂取することで陰陽のバランスをとることが大切です。マクロビの考え方で料理を作るなら、食材の陰陽をしっかりと把握して正しい組み合わせ方をする必要があります。食材のタイプによって陰陽の傾向がある程度決まっています。そのため、慣れてしまえば陰陽の傾向をおさえることで、自然と食材の組み合わせや使い分けができるようになるでしょう。

マクロビにおすすめの調味料

マクロビ料理を作るときは、調味料にも注意が必要です。とくに、添加物や化学調味料は避ける必要があります。マクロビでは、和食を中心にしたシンプルな味付けをするのが基本です。そのため、醤油や味噌、天然塩、みりんなどの基礎的な調味料を使います。食材の風味を残しつつ、適切な濃さの味に調えることが需要です。

マクロビのおすすめ常備菜

では、マクロビの考え方に基づいた作り置きレシピについて紹介します。マクロビで料理をするときは、皮ごと調理するのがポイントです。代表的なマクロビのレシピについて説明します。

きんぴらごぼう

まずは、家庭料理としておなじみの「きんぴらごぼう」です。食材としては、ごぼう、れんこん、にんじんなどの根菜類を用意しましょう。それぞれの野菜は皮をむかず、たわしなどで表面をよく洗うようにするのがポイントです。ごぼうとにんじんは細く切り、レンコンは薄いいちょう切りにしてください。鍋にごま油を入れて温めたら、ごぼうから炒めます。しっかり火を通して甘い香りがしてきたら鍋の片側に寄せて、空いたところににんじんをいれましょう。にんじんもある程度炒めたらごぼうを入れ、水を注ぎます。ぐつぐつ煮込み、ごぼうがやわらかくなったら醤油を回し入れます。さらに煮詰めて汁気を飛ばしましょう。仕上げとしてしょうがのしぼり汁を加えたら完成です。

筑前煮

筑前煮もまたマクロビレシピとしておすすめの料理です。根菜類とともにこんにゃくなど用意しましょう。しいたけを加えるのもおすすめです。野菜は食べやすい大きさに切り、こんにゃくは手でちぎりましょう。昆布を敷いた鍋に食材を入れ、塩をふたつまみしてだし汁で蒸し煮します。野菜がやわらかくなったら醤油を加えて、煮汁が少なくなったところで火を止めましょう。器に盛りつけるときには、茹でた絹さやをのせると飾ると見た目もよくなります。

マクロビの作り置き常備菜で健康的な食生活を保とう

マクロビの作り置き常備菜で健康的な食生活を保とう

マクロビの考え方は、体の健康を保つのにおおいに役立ちます。マクロビのレシピで料理を作るには、ちょっとしたルールがあるため最初は大変に感じられるかもしれません。しかし、特別な調味料が必要になるというわけではないので、慣れてしまえば誰でも簡単にマクロビ料理を作ることが可能です。マクロビ料理を作り置きしておけば、忙しくて料理を作るのが難しいときでもマクロビ料理を食べられます。マクロビ料理は体に対してストレスをかけないので、食生活が乱れにくいというメリットもあります。お弁当として持参すれば、1日3食のすべてをマクロビ料理とすることも可能です。

マクロビ料理をとり入れれば、自然と体によい食事をとれるようになります。食事にこだわりがないと、いつの間にか好きなものばかり食べているという人も少なくはないはずです。長い目で見れば、体のことを考えた食事を毎日とることはとても大切だといえます。健康な体づくりは短期間でできるものではありません。毎日少しずつ正しい食事をとることで、体を根本的なところからしっかりと元気にしていくことができるでしょう。マクロビ料理の常備菜で、健康的な体作りを目指してはいかがでしょうか。