カフェオーナーに関するコラム

コーヒーにはさまざまな品種があり、味わいもそれぞれ違うといわれています。コーヒー通な人はそういった違いを楽しんでいます。とはいえ、コーヒーの味とは、具体的にどのようなものか知っている人は意外と少ないです。コーヒーの味わいを決めるのは、苦味など実際に舌で感じる味だけではありません。
コーヒーの味を決めているのは、どういった要素なのでしょうか。今回はコーヒーの味について説明するとともに、実際のおすすめのコーヒーについても紹介します。
「コーヒーを味わう」とは具体的にはどういったことをさしているのでしょうか。コーヒーの味について理解するためには、まずはこの点をしっかりおさえることが必要です。まずは、その基本について説明します。
コーヒーの味といえば、舌の味覚で感じる部分というイメージが強いかもしれません。しかし、実際のコーヒーの味わいというのは、実は香りによって決まっていることが多いです。そのため、コーヒーでもっとも重要なのは香りです。たとえば、同程度の苦味をもつコーヒーの品種どうしであっても、香りが違えば味わいはまったく違うものとして感じられるはずです。
コーヒーでは、香りのほかにも深みやコクが重要です。これらは、口の中に残る余韻によって判断されるものです。単なる「味」ではないため、香りからも大きな影響を受けています。深みやコクがコーヒーの味と重なることによって、何度も飲みたくなるおいしさを作り出しているのです。
コーヒーの味わいとしては、もちろん舌で実際に感じる味も重要です。舌で感じることができるコーヒーの味としては、酸味や苦味が中心となります。脳は酸味や苦味を刺激として感知するため、人によってはこれらが強すぎると「あまりおいしくない」と感じる場合もあるでしょう。子どもの頃は、コーヒーがおいしく飲めないことが多いですよね。それは、子どもの舌が敏感であることに関係しています。子どもの舌はコーヒーの酸味や苦味を敏感に感じ取ることで、コーヒーを刺激物だと判断しているのです。大人になるにつれて、酸味や苦味に慣れてくるので、コーヒーをおいしく飲むことができるようになっていきます。
コーヒーのコクと苦味は同じようなものだと思われがちですが、正確には違いがあります。コクはコーヒーを飲んだ後に口の中に残る余韻であるのに対し、苦味は舌で実際に感じ取る刺激です。そのため、「コクがあるが苦味は少ないコーヒー」や「あっさりしているが苦めのコーヒー」というものも存在します。コクと苦味はイコールではないということを覚えておきましょう。
コーヒーの味はどのようにして決まるのでしょうか。豆の品種の違いも重要ですが、コーヒーの味は製法にも大きく左右されます。その様子についてくわしく見てみましょう。
コーヒーの味は焙煎の深さによって決まります。たとえば、焙煎が浅いほど、コーヒーの酸味は不安定になります。焙煎が浅いと味が変化しやすくなってしまうでしょう。そのため、日本で流通しているコーヒーは中煎りのものが多いです。ただし、最近では味の好みが多様化していることから、深煎りのコーヒーも増えてきています。
コーヒー豆は深煎りになるほどに苦味が際立ってきます。苦いコーヒーが好きなら、深煎りのものを選ぶのがおすすめです。一方、あまり苦いコーヒーは得意ではないという場合は、中煎りのコーヒーを選ぶとおいしく飲むことができるでしょう。コーヒーは焙煎の具合がとても重要なので、コーヒーを選ぶときは必ず注目するようにしてみてください。
コーヒーにはたくさんの種類があります。そのため、どのコーヒーを選んだらよいかイマイチよく分からないという人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、味わいごとにおすすめのコーヒーをいくつか紹介します。
コーヒー初心者でどういった味が好みなのかもよく分からないという場合は、味のバランスが整っている王道のコーヒーを選ぶとよいでしょう。王道としては、たとえば以下のコーヒーをあげることができます。
ブルーマウンテンは、ジャマイカ産のコーヒーです。コーヒーのよい部分を全て備えているともいわれており、非常にバランスのとれたコーヒーだといえます。そのため、まずはブルーマウンテンを飲んでみて、どんなコーヒーが飲みたいかについて考えてみるとよいかもしれません。
グアテマラは、その名のとおりグアテマラ産のコーヒーです。香りは甘めで、ほどよい酸味があります。コーヒーを口に含んだときの風味は芳醇なので、しっかりとした深みも感じられるコーヒーです。
日本人は仕事の合間にコーヒーを飲むことも多いので、飲みやすいすっきりとしたコーヒーが人気です。そんなすっきりとした味わいのコーヒーとしては次の品種がおすすめです。
モカはエチオピア産のコーヒーです。香りはまるでフルーツを思わせる甘酸っぱさがあり、まろやかなコクを楽しむことができます。酸味もありますが穏やかなので、それほど気にせずに飲むことができるはずです。
キリマンジャロはケニアのコーヒーです。酸味が強いのが大きな特徴だといえるでしょう。味わいにキレがあるので、後味もすっきりとした印象を感じることができます。
重厚感のあるコーヒーを楽しみたいなら、しっかりとした味わいがあるものがおすすめです。しっかりとした味わいのコーヒーとしては、たとえば以下のものがあげられます。
マンデリンはインドネシアで作られているコーヒーです。コクがあり苦味も強めですが、風味が上品なので意外と飲みやすいのが特徴だといえます。
コロンビアコーヒーは、酸味と甘味が重厚です。しかし、バランスが整っているので飲み心地はよいといえます。比較的安価なので、ブレンドコーヒーのベースとして使われることも多いです。
コーヒーの味というものは、さまざまな要素が複雑に絡み合って決まるものです。そのため、単純に「苦味が強い」「コクがある」というだけではコーヒーの味を正確に表しているとはいえません。コーヒーの味を判断するときは、それを決める要素がそれぞれどのようなバランスになっているかという点についてしっかり考慮することが重要です。
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