ブランケット症候群とは?原因と解決策

 

ブランケット症候群とは?原因と解決策

 

「ブランケット症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ブランケットを常に持ち歩く子どもの症状を指しており、多くの子どもにみられるものとなっています。必要がない場面でもブランケットをそばに置いておこうとする子どもの姿を見て、心配になる親も少なくはありません。

このブランケット症候群とは、どのような原因によるものなのでしょうか。また、どうやって解決していくべきか知りたいという人も多いはずです。今回は、ブランケット症候群について詳しく紹介します。

ブランケット症候群とは?

ブランケット症候群とは、どのようなものなのでしょうか。「症候群」という名前がついているので、不安を感じる人も少なくはないはずです。ここでは、ブランケット症候群の基本について見てみましょう。

ブランケットをいつも持ち歩いている

ブランケット症候群とは、ブランケットをいつも持ち歩いている状態のことをいいます。タオルや毛布であっても同様です。肌身離さず持っており、それに執着しているのが特徴的です。ただし、ブランケット症候群は病気ではないため、基本的にはそれほど気にする必要はないといわれています。

「安心毛布」や「ライナスの毛布」とも言われる

ブランケットを持ち歩くのは、不安から身を守るためだといわれています。そのため、この症状は「安心毛布」とよばれることもあります。また、スヌーピーの物語に出てくるライナスがいつも毛布を持ち歩いていることから「ライナスの毛布」とよばれることもあります。

ブランケット症候群の症状

ブランケット症候群の症状としては、具体的にどのようなものがあげられるのでしょうか。ここでは、ブランケット症候群の代表的な症状について紹介します。

洗濯するのも嫌がる

ブランケット症候群に陥っている場合、同じブランケットを使うことに大きな意味を見出しています。自分の匂いがついていたり、使いこんだ手触りが感じられたりするのがポイントです。そのため、洗濯したり別のブランケットと交換したりするのを嫌がることも多いです。

ないと寝られない

ブランケット症候群に陥っていると、常にブランケットが手元にないと不安です。ブランケットが手元にないと眠ることもできません。それくらい依存度が高くなっています。

ブランケット症候群になる原因

ブランケット症候群になる原因は、どのようなことがあるのでしょうか。ブランケット症候群になるのは、いくつか理由が考えられます。ただし、基本的にはどれも成長の過程で当然に遭遇することばかりです。ブランケット症候群になる主な理由について紹介します。

心理的ストレスや環境的ストレスが原因

ブランケット症候群になる原因としては、心理的ストレスや環境的ストレスがあげられます。ただし、これらのストレスは小さな子どもにとってよくあることです。初めての場面や場所では、少なからずストレスがかかります。そういったストレスに対抗する手段としてブランケットをお守りのように考えているのです。

不安を感じるときに安心感を得る

ブランケットは眠るときに使用するので、それを持ち歩くことでリラックスした気持ちを持つことができます。そのような心理があるからこそ、不安を感じる場面でもブランケットがあることで何とか乗り越えようという意識につながっています。

母親に見立てる

ブランケットは、母親に見立てられることもあります。自分を守ってくれる大きな存在として、頼りにしているのです。そのため、いつでも一緒にいることで安心を感じられます。

ブランケット症候群になりやすい年齢

ブランケット症候群は、だいたいどの年齢でなるものなのでしょうか。ここでは、ブランケット症候群になりやすい年齢について紹介します。

基本は幼いとき

ブランケット症候群になるのは、基本的には幼いときです。小さいときは日常的に初めてのことに触れるので、さまざまな不安と隣り合わせになります。そのため、ブランケットというお守りを身につけておくことで、自分の身を守ろうとしています。

幼児期〜成長期頃になるつれ自然と卒業する

ブランケット症候群は、成長を重ねると自然と卒業することがほとんどです。成長すれば、こわいものも減っていき、自然とひとりでも大丈夫になっていきます。

大人でもブランケット症候群の人はいる

ブランケット症候群は、基本的に幼い子どもにあらわれる症状です。しかしながら、なかには大人でもブランケット症候群の人はいます。たとえば、こわい映画を見るときに無意識のうちにブランケットを手に取ってしまっている人もいるのではないでしょうか。そういったちょっとした場面でも、ブランケット症候群の要素は発見できます。

ブランケット症候群の解決策

ブランケット症候群は、どのようにして解消したらいいのでしょうか。ブランケット症候群は病気ではないですし、成長に悪いものでもありません。とはいえ、同じブランケットを使い続けるのは衛生的によくないため、定期的に洗濯をおこないたいと考える親も多いでしょう。そのような場合にどういった対応をすべきなのか紹介しておきます。

無理やり辞めさせるものではなく見守ることが大切

ブランケット症候群は、基本的には無理やり辞めさせてはいけません。不安を和らげるためのアイテムを無理に奪ってしまっては、子どもの不安をあおるだけになってしまいます。基本的には見守る姿勢をもつことが大切です。

対象物を小さくしていく

ブランケット症候群の解消を目指すには、対象物を少しずつ小さくしていくのが効果的です。最初は大きいブランケットを使っていても、少しずつ小さなサイズのタオルやハンカチに意識をうつさせていくようにしましょう。そうやって頼りにする対象を小さくしていけば、少しずつブランケット症候群の症状を解消することにつながります。

徐々に自立していく

対象物を小さくするということは、自立を促すことでもあります。成長していけば、子どもも自然と自立していきます。それをしっかりと後押しすることで、ブランケット症候群の症状を効果的に緩和することが可能になります。

ブランケット症候群の原因は基本的には心配なし

ブランケット症候群の原因は基本的には心配なし

 

ブランケット症候群は、小さな子どもであれば当然にみられる症状です。そのため、無理にブランケットを子どもの手から奪う必要はありません。成長するにつれてその傾向はおさまってくるはずなので、心配せずに見守るようにすれば問題はないでしょう。ブランケット症候群は、子どもの成長過程で起こることです。身の回りの不安と戦っている証拠でもあり、子どもの成長を示すものです。そのため、ブランケット症候群の子どもの様子を見守ることはとても大切だといえます。本人がどのように不安を解消しようとしているのかを理解してあげることで、子どもの心の動きもしっかりとおさえながら教育することができるはずです。

ブランケット症候群の症状が気になる場合は、対象物を小さくしていくなどの対策により効果的に症状を緩和していくことも可能です。ただし、その場合も決して無理におこなうのではなく、あくまでも子どものペースに合わせておこなっていくことが重要だといえます。子どもが納得できる状況を作ることでブランケット症候群を緩和できるように注意してください。

夫婦・家族心理に関する記事一覧

 

夫婦・家族心理についてもっと知りたい、勉強して理解を深めたい、資格を取得して仕事に活かしたい方は、SARAスクール通信講座がおすすめです!


TOPへ