DVの種類とは?被害者の特徴や対応

 

DVの種類とは?被害者の特徴や対応

 

DVを受けていても、どのような行動をすればいいのか分からないという人は少なくありません。DVを受けやすい人には特徴があり、そういった人はDVから抜け出すのにも苦労する傾向があります。しかし、DVは深刻な問題であるため、被害にあったら適切な対応をすることが大切です。

DVを受けた場合、どのような対応をおこなったらいいのでしょうか。今回は、DVの種類やDVを受けやすい人の特徴とともに、DVへの適切な対応について紹介します。

DVとは?

DVとは、そもそもどういう状態を指しているのでしょうか。まずは、DVの具体的な意味について確認しておきましょう。

ドメスティックバイオレンスの略

DVとは、「ドメスティックバイオレンス(domestic violence)」を略した言い方です。ドメスティックは「家庭的な」、バイオレンスは「暴力」をあらわす言葉です。

配偶者や親密な男女間に発生する暴力

ドメスティックバイオレンスはその言葉の意味からも分かるように、親密な関係の間に起こる暴力のことを指しています。たとえば、配偶者や内縁関係の間で起こる暴力のことを、ドメスティックバイオレンスとよんでいます。

DVの種類

一口にDVといっても、その種類はさまざまです。DVの種類について、代表的なものを紹介しておきます。

身体的暴力

DVとしてもっとも分かりやすいのが、身体的暴力です。殴ったり蹴ったりといった行為をおこなうことにより、相手を傷つける行為のことを指しています。身体的暴力は体にあとが残ることも多いため、比較的周囲が気付きやすいDVだといえるでしょう。

精神的暴力

DVの例としては、精神的暴力もあります。精神的暴力は、相手に精神的なダメージを与える言動のことを指します。嫌がらせのようなものが家庭内や内縁関係の中で起きれば、それは精神的暴力としてとらえることができます。

性的暴力

DVには性的暴力もあります。親しい関係であっても、同意なく無理やりに性的な行為をすることは、暴力にあたります。そのことを理解せず、パートナーに性的な関係を強要している人も少なくはありません。

経済的暴力

経済的暴力とは、生活に必要なお金を渡さなかったり、相手が使う金額を細かく管理したりすることを指します。どちらかが専業主婦(主夫)をしている場合に起きやすいDVです。この場合、自分が稼いでいるのに、そのお金を相手に使われるのは気に食わないという言い分をする人が多いです。

DV被害者の特徴は?

では、DVにあう被害者には、どういった特徴があるのでしょうか。DVにあいやすい人には、いくつか特徴があります。よくあるDV被害者の特徴について見てみましょう。

正義感が強い

DV被害者のなかには、正義感が強い人も多いです。正義感が強い人はDVをおこなう人の問題点に向き合おうとしますが、それが逆効果となってDVが過激になる可能性があります。通常、正義感があるのはよいことです。とはいえ、DVをおこなうようなタイプの人には正論は通じないことが多いです。

劣等感が強い

DVを受ける人は、自分自身に自信がなくて劣等感が強いこともあります。そのため、DVを受けても自分が悪いと思ってしまい、相手に言い返したりやり返したりすることができません。それにより、DVの加害者はどんどん調子に乗ってしまうので、DVの問題がどんどんこじれていってしまいます。

まわりに頼れる人がいない

DVで悩んでいる人は、まわりに頼れる人がいないというケースもあります。仕事をしておらず、自立できていないと、頼れる相手はDVの加害者だけという状況になりやすいです。

DVから抜け出せない原因とは?

DVは一度起きてしまうと、なかなかその状況から抜け出すことができません。それはなぜなのでしょうか。ここでは、DVから抜け出せない原因について詳しく見てみましょう。

DVされている自覚がない

DVをされている人は、その言動をDVだと認識していないこともあります。「自分が悪いから当然」「これは愛情表現の一つだ」などという考えになり、DVを認めることができないのです。このタイプの人は、現実を冷静に見つめられるようにならなければなりません。

感覚が麻痺している

DV受け続けていると、感覚が麻痺してしまうこともあります。DVがある日常が当たり前になり、耐えるのが普通だと思ってしまいます。こうなると、DVから抜け出すのは一苦労するでしょう。

恐怖に支配されている

DVを受けている場合、恐怖が強すぎて抜け出す努力ができないこともあります。誰かに相談したことが相手に知れたら、もっと怖い目にあうかもしれないと考えると、なかなかDVのことを相談できなくなります。いろいろな手段があるということも、理解できない状態になってしまっています。

世間体を気にする

DVを受けているのにもかかわらず、その状況に耐え続けている人は世間体を気にしているという可能性もあります。DVを受けていることがまわりに知られるのが嫌で、その状況をまわりに相談したり自分で変える努力をしたりすることができません。

DVを受けたら?

DVを受けたら、どのような対応をすればいいのでしょうか。DVは非常に重大な問題となっているので、さまざまな機関が相談窓口を設けています。DVを受けているなら、頼れる機関に早めに相談することが大切です。

配偶者暴力支援センターや警察署に相談

DVを相談できる機関としては、配偶者暴力支援センターや警察署があげられます。これらのほかにも、民間の団体が個別に相談窓口や支援サービスを提供していることも多いです。まずは、自分にとって相談しやすいところへ行ってみるのがよいでしょう。

然るべき治療を受ける

DVを受けると、少なからず心にダメージがあるはずです。実際、DVを受けた被害者はPTSD(心的外傷ストレス障害)に陥りやすいといわれています。そのため、カウンセリングなどを受け、適切な治療を受けることも重要だといえます。

DVが原因の離婚について

DVが深刻な場合、離婚も視野に入れたほうがいいケースもあります。DVが原因による離婚をするのは道のりも決して簡単ではありませんが、自分のことを大切にするためにもしっかりとした意思を持って決断すべきです。DVによって離婚するなら、どのようなDVを受けていたのかによっても慰謝料が変わることがあります。専門家に相談しながら手続きを進めれば、最善の結果につなげることができるはずです。

DVの被害者になったら早めに行動を起こそう

DVの被害者になったら早めに行動を起こそう

 

DVの被害には、さまざまな種類があります。一度DVが始まってしまうと、黙っているだけではその被害はなかなかおさまりません。DVを受けたと感じたら、なるべく早めに対応を検討すべきです。DVは多くの人が被害にあっており、さまざまな機関が相談窓口を設けています。そういった頼れる機関に相談し、適切な対応をしていけば、少しでも早くDVの被害から解放されるはずです。DVを受けていると感覚がおかしくなってしまい、それが当たり前のことのようにも思えてきます。しかし、DVは決して許されない行為です。DVを受けたときは、しっかりとその問題と向き合って対応しなければなりません。まわりの人を頼ることは恥ずかしいことではないので、しっかりと相談をして着実に前へ進んでいくことが重要だといえます。DV被害にあったら、状況を少しでも改善するために頑張って行動を起こしていきましょう。

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