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DV夫の特徴や対処法とは?

夫からDVを受けている場合、それを改善させるのはとても難しいといえます。DV夫にはいくつかの特徴があることからも、いろいろと根深い問題があると分かります。DV夫から被害を受けている人は、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。

今回は、DV夫についてどのような対処法をおこなえばいいのか説明します。DV を受けているなら、自分のことを第一に考えて安全を確保しましょう。DVの被害で困っている場合は、ぜひ参考にしてください。

DV夫の特徴や対処法とは?

DV夫の特徴

DV夫にはどういった特徴があるのでしょうか。DV夫には、いくつか共通する特徴が見られます。まずはDV夫の特徴について詳しく見ておきましょう。

外面がいい

家庭内でDVをしている夫は、外面がいい傾向にあります。そのため、家の外にはDVの事実が伝わりにくいことが多いです。自分から声を上げないと、なかなかDVの問題を解決することができないでしょう。

人によって態度が変わる

DVをしている夫は、人によって態度が変わるタイプである可能性が高いです。たとえば、上司や強い人に媚びるのに、目下の人には態度が大きいといった傾向があります。そのため、家庭内で自分に逆らえない立場の人に対して、DVを働きやすくなります。

不平不満が多い

DV夫は、ちょっとしたことにもすぐに不平不満をもらすことが多いです。自分の思い通りにいかないことがあるとすぐに起こります。気分屋なことも多いです。

依存性が高い

DVをする夫は、依存性が高いともいえます。何かにこだわりをもち過ぎる傾向があります。DVが原因で妻が距離を置こうとすると、急に態度が急変してそばに置いておこうとすることもあります。

DV夫が配偶者におこなう行動

DVは、具体的にどのような行動をするのでしょうか。一口にDVといっても、DVにはいろいろな種類があります。ここでは、DV夫が配偶者におこなう具体的な行動について紹介します。

束縛したり支配したりする

DV夫は、何かにつけて妻を束縛しようとします。いつでも自分の支配下に妻を置いておきたいと思っています。そのため、DV夫は妻をあまり外に出したがりません。外に出かける用事を夫に告げると、機嫌が悪くなったり怒ったりする可能性があります。

無視する

DVをしている夫は、妻を無視することもあります。無視することで妻を試している可能性もあるでしょう。期限に応じて態度が変わります。

厳しく批判する

DV夫は、厳しい批判をする傾向があります。批判することで相手をねじ伏せようとしているのです。そういった批判は真に受けずに受け流すようにしたほうがよいでしょう。

「愛している」などという言葉を口にする

DV夫は、ときどき妻に対して「愛している」のような甘い言葉をささやきます。しかし、そういった甘い言葉は妻の気持ちをつなぎとめるために言っている可能性が高いです。もちろん、夫婦なので嘘というわけではないですが、それだけを信じてDVに耐えるというのはやめたほうがいいでしょう。

DV夫の対処法

自分の夫がDVをしてくる場合、どのような対処をおこなったらよいのでしょうか。DVは簡単には解決でいない問題です。また、自分自身がどのような結末を望むのかにもよって対処法は大きく異なるでしょう。ここでは、パターン別にDV夫の対処法について紹介します。

夫を改心させたい場合

DV夫を改心させて以前のような仲のよい生活を送りたいなら、客観的にDVであることを認識させる必要があります。ただし、これは妻がただ説明するだけではなかなか難しいです。そのため、夫に心療内科を受診させるというのがおすすめです。心療内科を受診すれば、夫の歪んだ心の状態を客観的に示すことができます。

別れたい場合

DV夫と別れたいのであれば、まずは被害者としての自覚をしっかりともちましょう。暴力を受けている以上、悪いのは完全に夫です。「自分が悪い部分もある」といった気持ちは一切もたなくて構いません。そして、DV夫からとにかく逃げたり、離れたりしましょう。具体的には、配偶者暴力支援センターに連絡したり、警察に被害届を出したりするなど適切な対処をおこないましょう。

DV夫との離婚手順

DV夫と離婚するには、どのような手順をとればいいのでしょうか。ここでは、具体的にどのような手順で離婚の手続きを進めたらいいのか確認をおこないます。

証拠を集める

DV夫と離婚したいなら、DVを受けたことに関する証拠をしっかりと集めましょう。証拠は、録音や写真などがあればより確たる証拠となります。とはいえ、DVを受けているときにそのようなものを用意するのは難しいケースも多いです。しかし、証拠としては日記をつけておくだけでも十分です。いつどのようなことをされたのかという詳しい記録をつけておけば、DVの証拠として示すことができます。

病院で診断書をもらう

DVを受けて体に傷を負っているなら、病院を受診して診断書をもらいましょう。医師が診察すれば、DVを受けているかどうかは明白です。医師による診断書があれば、離婚するのに十分な理由になります。DVを受けたときは、ちょっとした傷でも我慢するのではなくきちんと病院を受診するようにしましょう。なお、体の傷でなく心の傷を負った場合にも、病院で診断書を出してもらうことは可能です。状況や自分の気持ちをしっかりと医師に伝えることが大切になります。

別居する

DV夫と離婚するには、別居するということも大切です。結婚は同居することが前提になっているものなので、別居している期間があれば離婚を成立させやすくなります。DVの証拠を集めたら、別居の準備を始めるとよいでしょう。また、別居することで、夫にも妻と離れて暮らすことに慣れてもらうことができます。

弁護士に相談する

DVが原因で離婚を希望するのであれば、弁護士に相談すると安心です。とくに、自分だけで離婚の話を進めるのが難しいと思ったら、必ず弁護士に相談したほうがよいでしょう。とくに、DVによる離婚に詳しい弁護士を見つけることができれば、調停や裁判をするときにもしっかりとサポートしてもらうことが可能です。

DV夫には特徴を踏まえた対象をすべき

DV夫には特徴を踏まえた対象をすべき

夫からDVを受けているなら、しっかりと状況に向き合うことが大切です。まずはDVを受けているという事実を受け入れ、状況を改善するための方法について考えましょう。DVを受けているなら、自分自身が悪いかもしれないと考えてはいけません。DVという事実がある以上、悪いのは完全に夫です。自分自身の身を守るためには、DV夫としっかりと決別することが必要になります。改心させたいという場合でも、まずはDVという言動についてしっかりと対処しなければなりません。これをきちんとできなければ、DVの問題を解決することはできないでしょう。

DVの問題について相談できる機関はたくさんあります。DVの問題は1人で悩んでいるだけではなかなか解決するのが難しいです。頼れる存在を見つけ、しっかりと状況を話すことができれば、気持ちもだいぶ楽になるでしょう。DV問題を解決するには、強い決意をもってしっかりと対処法を実践していく必要があります。解決に向けて歩むなかでも辛いことはまだあるかもしれません。とはいえ、DVの問題解決に取り組めば、必ず状況はよい方向へ進んでいくはずです。DV被害をなくすためにも、少しずつ状況を改善していましょう。