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子供の心理に関する資格の種類は?取得方法とあわせて解説

子供の心理について関心があるなら、子供特有の心理に着目した資格取得してみるとよいでしょう。子供の心理に関する資格には、いくつもの種類があります。それぞれにはどのような違いがあるのでしょうか。また、子供の心理に関する資格を取得すると、どのような利点があるのでしょうか。

今回は、子供の心理に関する資格の種類について紹介します。取得方法もあわせて解説するので、興味がある資格があればぜひ取得を目指してみてください。

子供の心理に関する資格の種類は?取得方法とあわせて解説

子供の心理にかかわる資格とは?

子供の心理にかかわる資格は、具体的にどのようなものなのでしょうか。子供の心理といっても、「大人とそんなに大きな違いはないのでは?」と思う人もいるかもしれません。とはいえ、子供の心理は大人とは違った状態にあります。ここでは、子供の心理にかかわる資格の概要を押さえておきましょう。

子供のメンタルケアの知識をもった資格

子供の心理について扱う資格保有者には、子供特有のメンタルケアに特化した知識が求められます。成長過程の子供の心はとても複雑です。大人には理解しにくい心の状態にある子どもも決して少なくはありません。そのため、子供の心の状態に合わせた心理の知識は、子供の悩みと接するうえでとても役立ちます。

人格形成時や思春期をサポート

子供の心理が複雑だといわれるのは、幼少期の人格形成時や思春期があるからです。そういった難しい時期についても、子供の心理にかかわる資格があれば、適切なケアをおこなうことが可能です。子供に寄り添った対応ができるため、問題が起こっている場合でも迅速にそれを解決へと導くことができます。子供の心理状態に合わせた対応ができると、子供も大人を信頼しやすくなるので、より問題解決がスムーズに進む可能性が高くなります。

子育てにも応用できる

子供の心理にかかわる資格は、自分の子供の子育てにも応用することができます。子供が心理的に何か悩んでいるときでも、子供の心理にかかわる知識があればそれを活かしてしっかり相談に乗ることが可能になります。わが子の悩みをしっかりと理解できたほうが、親子関係もうまく形成できるはずです。よって、たとえ仕事で子供と関わることがなくても、子供の心理に関する資格は役に立つ場面が多いです。

臨床発達心理士

子供の心理にかかわる資格としては、臨床発達心理士というものがあります。臨床発達心理士とはどのような資格なのでしょうか。内容や資格のとり方について見てみましょう。

発達心理学を扱う資格

臨床発達心理士とは、主に発達心理学を扱う資格です。発達心理学を学べば、子供の発達や成長に寄り添いながら、相手が必要とする手助けを提供することができるようになります。臨床発達心理士は専門性が高いため、さまざまな場面でその知識を活かすことが可能です。

不登校、引きこもり、発達障害などをケア

臨床発達心理士が対応する問題は、多岐にわたります。一般的には、子供の不登校、引きこもり、発達障害などをケアすることが多いです。また、育児に対する不安や虐待といった問題にも対応することもあります。臨床発達心理士の資格があれば、子供の成長におけるさまざまな問題に対応可能です。

臨床発達心理士の資格をとるには?

臨床発達心理士の資格をとるには、臨床発達心理士認定運営機構の試験を受ける必要があります。ただし、受験するには条件を満たすことが求められます。条件は受験のタイプによっても異なるため、事前にしっかり確認が必要です。たとえば、発達心理学隣接諸科学の大学院修士課程在学中または修了後3年未満や、臨床経験が3年以上などという条件があります。

児童心理司任用資格

子供の心理にかかわる資格としては、ほかにも児童心理司任用資格というものがあります。これは、具体的にどのようなものなのでしょうか。児童心理司任用資格の概要や資格のとり方について説明します。

児童心理司任用資格

児童心理司任用資格とは、児童相談所などで心理診断をおこなう役職に就く場合に必要な資格です。子供だけでなく、保護者に対して診断をおこなうこともあります。児童心理司任用資格をもつ職員はまわりの職員とともに連携しながら、子供や保護者の問題解決のために仕事をします。

心理学の知識をもって判断を下す

児童心理司任用資格を取得すれば、専門知識に基づいて子供や保護者が抱える問題に対する判断を下すことができるようになります。より当事者の心理に寄り添ったアドバイスができるようになるといえるでしょう。

児童心理司任用資格をとるには?

児童心理司任用資格の資格をとるまでの道のりには、いくつかのパターンがあります。大学や専門学校で心理学や教育学に関する知識を学んでいた場合は、その学科を修めたことで任用資格が得られます。また、該当する学校を卒業していない場合でも、社会福祉主事任用資格を取得した後、2年以上の実務経験を積めば任用資格を得ることが可能です。児童心理司任用資格は、資格取得のための試験などはありません。

チャイルド心理カウンセラー®

子供の心理にかかわる資格としては、チャイルド心理カウンセラー®とよばれるものもあります。ここでは、チャイルド心理カウンセラー®の仕事について、詳しく見てみましょう。

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催の民間資格

チャイルド心理カウンセラー®とは、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が資格認定している民間資格です。短い期間で子供の心理に関する専門的な知識を学べます。

必須資格ではないが幅広く活躍活かせる

チャイルド心理カウンセラー®は民間のものであるため、何かの仕事に就くための必須の資格ではありません。とはいえ、チャイルド心理カウンセラー®は比較的気軽に取得できる資格でありながら、子供の心理に関するプロの知識を身につけられます。教育の現場だけでなく、医療機関や家庭でも活かせる知識を豊富に学べます。そのため、少しでも子供の心理に興味があるなら、ぜひ取得を目指したい資格です。

チャイルド心理カウンセラー®を取るには?

チャイルド心理カウンセラー®の資格を取得するには、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)認定講座を受講する必要があります。質問をおこなうこともでき、添削問題やカウンセリングを通して実践的な知識を身につけることが可能です。

子供の心理に関する資格をとろう

子供の心理に関する資格をとろう

子供の心理に関する資格を取得すれば、さまざまな場面で活かすことが可能です。資格には種類があるので、自分に状況に合ったものを取得するとよいでしょう。取得する資格によって活かせる場面が変わることもあるので、どの資格にするかよく考えたうえで準備を進めてみてください。そうすれば、自分の希望にしっかりマッチした資格を取得することができるはずです。

仕事で子供と関わることがないとしても、子供の心理にかかわる資格があれば、わが子の成長を支えるためにおおいに役立ちます。子供の心理についてしっかり学ぶためにはある程度の期間が必要です。そのため、「いま子供の心理について詳しく知りたい!」と思ったときに勉強を始めても、なかなかすぐには必要な知識を得られないことが多いです。よって、子供の心理について少しでも知りたいという気持ちがあるなら、いまのうちに資格をとっておいたほうがよいでしょう。子供の心理に関する知識は、思わぬところでも役に立つはずです。