子育ての母親と父親の役割について | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
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子育てにおける母親と父親の役割とは?

子育てをするときは、母親と父親でそれぞれ違った役割を担うことになります。もちろん、子育ては夫婦ふたりでおこなうものです。とはいえ、母親と父親にできることや子どもに求められていることをきちんと理解しておくのは、子育てをおこなううえでとても重要だといえるでしょう。

子育てにおける母親と父親の役割は、どのように違うのでしょうか。今回は、子育てにおける母親と父親の役割について基本的なところを説明します。子育ての役割に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

子育てにおける母親と父親の役割とは?

子育ての役割とは?

そもそも子育てには、具体的にどのような役割があるのでしょうか。子育てのしかたは子どもにさまざまな影響を与えます。そのため、子育ての役割や意味をしっかりと理解しておくことは、子育てをするうえでとても大切だといえるでしょう。ここでは、子育ての役割や意味について基本的なところをまとめます。

基本的に子育ては母親と父親2人で協力しておこなうもの

子育てというものは、基本的に母親と父親の2人で協力しておこなうものです。共働きであればそういった意識が根付いている家庭も少なくないかもしれませんが、片働きの場合はどうしても主婦(主夫)に子育ての負担が大きく偏りがちでしょう。しかし、子育てにおいては母親と父親の両方にそれぞれ違った役割があるのも事実です。そのため、子育ては両親がしっかりとそれぞれのつとめを果たすことが大切だといえます。

母親と父親がそれぞれにできることは?

では、子育てにおいて母親と父親がそれぞれできることとしては、どのようなものがあるのでしょうか。たとえば、母乳を与えるなどの行為は母親でなければできないことです。しかし、反対に子どもを持ち上げて楽しませるような遊び方は父親でないと難しいでしょう。このように、母親と父親はそれぞれ子育てにおいてできることが違います。よって、それぞれが自分の役割をしっかりと理解して子育てにあたることがとても重要だといえるでしょう。

心理学の面からみる母親の役割

育ての役割は、心理学の面からみることも大切です。心理学からみると、母親の役割としてはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、心理学的な子育てにおける母親の役割を説明します。

子どもは本能的に母親を求める

子どもは本能的に母親を求める気持ちを強くもっているといわれています。子どもは母親と生まれる前から一緒にいるため、やはり母親のことを強く慕う傾向があるのです。子どもにとって母親は、優しくて居心地のいい環境を作ってくれるようなイメージがあります。よって、母親は子どもにとっては安心できることの象徴そのものだといえるでしょう。何か不安なことがあると、子どもは「母親に会いたい」「母親に相談しよう」という気持ちを真っ先にもちます。

情緒面での成長を促す

母親は、子どもの情緒面の成長を促す役割ももっています。そのため、精神的に母親に依存しやすくなるのも事実です。子どもの情緒をしっかり成長させるには、子どものことを見守りつつしっかりと自立した大人になれるようにサポートすることが重要だといえるでしょう。

そのままのわが子を受け止める

母親は子どもにとってとても重要な存在です。そのため、母親から認めてもらうことは子どもが自己肯定感をもつためにとても重要なことだといえるでしょう。よって、母親は子どもの存在意義を見出させることをとくに意識しなければなりません。わが子のことをそのまま受け止めて、できる限り否定しないようにしましょう。どうしても子どもが間違っていると教えたいときでも、決して子どもを否定するのではなく子どもの意思を尊重しながら諭してあげることが大切です。

絆をつくって心を満たす

母親が子どもと接するときは、子どもとの絆を第一に考えるようにしたほうがよいでしょう。子どものことを理解し、しっかりと心を支えてあげることが重要です。子どもの話をよく聞き、包み込んで上げるようなイメージをもちましょう。そうすれば、子どもはよりしっかりと母親に心を開くようになるはずです。

心理学の面からみる父親の役割

では、心理学の面からみると、父親はどのような役割をもっているのでしょうか。母親同様、父親も子どもにとって重要な存在です。ここでは、心理学的な子育てにおける父親の役割を説明します。

知能や理性を身につけさせる

子育てにおける父親の役割は、知能や理性を身につけさせることにあります。子どもの進む道標になるような存在です。善悪の知識はもちろん、世の中にはさまざまな世界が広がっていることを教えるのも父親の大切な役割のひとつだといえます。子どもは父親にさまざまなことを学ぶことで、自分の人生を切り開いていけるようになります。

頼りになる姿となる

父親は子どもにとって、頼りになる存在です。どのような問題があっても解決してくれるというイメージが父親にはあります。子どもは安らぎを得たいときは母親を頼りますが、具体的な助けがほしいと思っているときは父親を頼る傾向になります。そのため、父親は子どもに対して安心感を与えることを重視しましょう。

子どもが乗り越える壁となる

父親は子どもにとって乗り越えるべき壁でもあります。父親の姿を見て育ち、いつかはそれを超えようという目標になるのです。父親がさまざまなことをしていれば、その分子どもの目標も高くなるでしょう。

家の外に連れ出して遊んであげる

父親は子どもを家の外に連れ出す役割も担っています。母親だけではどうしてもできない遊びというのは意外と多いです。また、アウトドアなどに出かけるときも父親の存在は必須だといえます。母親にはできないことをして子どもとの絆を作ることも大切です。

子育てのポイント

子育てをするときは、どのようなポイントに気を付けたらいいのでしょうか。最後に子育てをするときに気を付けたいポイントを紹介します。

子育てについて定期的に話し合う

母親と父親の両方が納得して子育てするには、子育てについて定期的に話し合うことが重要です。何か問題を抱えていたり、悩んでいたりするなら、早めに相談して解決しましょう。親が不安な気持ちでいると、どうしても子どもにそれが伝わってしまうので要注意です。

ライフスタイルに合わせて家事と育児の役割分担をおこなう

子育てはライフスタイルに合わせることも大切です。家庭の事情はそれぞれ違うため、実際の状況に合わせて家事と育児の役割分担をおこないましょう。

お互いのサポートもおこなう

子育てをしていると、どうしても母親と父親としての意識が強くなります。しかし、ときには夫婦としてお互いをいたわることも大切です。定期的に家族や夫婦のあり方を見直してサポートし合えるような体制を整えましょう。

子育てでは母親と父親それぞれの役割を理解しよう

子育てでは母親と父親それぞれの役割を理解しよう

子育てする中では、母親と父親がそれぞれの役割をしっかりと理解することが必要です。自分にできることは何か考えつつ、お互いが何をするのか確認し合うことが大切です。子育ては母親か父親のどちらかで完結できるものではありません。子どもは家族の在り方からも人間関係をしっかり学びます。そのため、子どもにとっても心地よい子育て環境を作ることはとても重要なことだといえるでしょう。母親と父親の役割を理解して、しっかり子育てと向き合ってみてください。