ブリーダーに関するコラム

犬など動物のそばで過ごし、しっかり育てることが仕事のブリーダー。命を扱う仕事なので責任は重大ですが、その分やりがいも大きいのが魅力です。犬好きな人にとっては天職ともいえる仕事でしょう。
ところでブリーダーは個人で開業することもできるのでしょうか。自分で経営するというのは大変なことですが、ブリーダーとしては憧れが強いですよね。今回は、ブリーダーとして独立する場合の流れやその方法について説明します。注意すべきこともあるので、しっかり確認したうえで開業を目指しましょう。
ブリーダーは、自分で開業することができる仕事なのでしょうか。まずは実際のところについてみてみましょう。
結論からいうと、個人でブリーダーとして独立開業することは十分可能です。もちろん、何の知識もないところから1人で開業して始めるとなると難しいかもしれません。しかし、ある程度経験や知識をもった人であれば、自分で開業することもできます。ただし、開業するとなれば全てが自分の責任となるため、きちんと準備したうえで開業する必要があるでしょう。
ブリーダーは個人経営を行っている人も多いです。なかには大規模な組織で100頭以上の犬を育てているようなブリーダーもいますが、個人でブリーダーの仕事をしている人はとてもたくさんいます。
ブリーダーとして開業するためには経験と知識だけではなく、人脈も必要です。とくに最初のうちは、先輩ブリーダーに相談したり手助けをしてもらいたいような場面があったりします。そういったときに頼れる人脈はなるべくしっかり持っておいたほうがよいといえるでしょう。単純に経験や知識を積むことだけでなく、周りのブリーダー仲間との関係を構築することにも重きを置くべきです。
ブリーダーの仕事で開業する場合は、命を扱うということについてそれまで以上にしっかりとした認識をもつ必要があります。命を扱うのは、とても責任のある重大なことです。ブリーダーとしての自覚を強くもち、自分自身が育てる命に対する責任を強く意識する必要があります。
ブリーダーとして開業する場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれについて考えてみましょう。
開業すると犬とのかかわりについてだけでなく、自分自身の働き方としてもさまざまなメリットが得られます。
自分自身で開業するということは、小規模でブリーダーとしての業務を行うことになります。「小規模」というとイメージがよく感じられないかもしれませんが、小規模は大規模に比べて1犬1犬にしっかり向き合って細やかな世話ができるというメリットがあります。これは個人で開業するうえでの強みとしてもアピールすることができるでしょう。ブリーダーとしての自分自身のこだわりを活かすことも可能になります。
個人で開業するということは、個人事業主として働くということです。会社などに所属するわけではないので、働き方も自分次第ということになります。もちろん、ブリーダーは犬の生活に合わせて働く必要がありますが、それでも顧客とのやり取りなどにあてる時間などについては、自分が好きなように調整することが可能です。
ブリーダーとして開業するのは憧れが強いことですが、決して簡単に行くものではありません。そのため、開業するときには少なからずデメリットも存在します。
ブリーダーとしての開業が成功するかどうかは、評判に大きく左右されるといっても過言ではありません。ブリーダーは命を扱う仕事だということもあり、ちょっとしたミスでも取り返しのつかない事態を招く危険は十分にあるでしょう。ブリーダーとしての腕前が認められなければ評判が下がり、取引できる相手がなかなか現れなくなってしまう可能性もないとはいえません。ブリーダーとして開業するなら、そういった点にも自信をもてるようになっておく必要があります。
ブリーダーとして収入を得るためには、たくさんの経費がかかります。犬の頭数をそろえたり、毎日の食事を用意したりするのは、ブリーダーとしての収入が得られる前に行わなければならないことです。そのため、ブリーダーとして独立するなら、ブリーダーとして軌道に乗るまでの間を乗り切れるような貯金を用意しておいたほうがよいでしょう。ブリーダーは命を扱う仕事ですから、途中で投げ出すことになってしまうような事態は絶対に避けなければなりません。
ブリーダーとして開業するためには、いくつか手続きしておくべきこともあります。犬をしっかり育てることはもちろん、必要なことをきちんと済ませるのも忘れないようにしましょう。
ブリーダーとして開業するなら、「動物取扱責任者」の資格を取る必要があります。この資格を取るためには、6ヶ月以上の実務経験、ブリーダーに関する学校での1年以上の就学といったいずれかの要件を満たしておかなければなりません。
ブリーダーとして開業するためには、「動物取扱業」の届出も行うことが義務付けられています。これを届け出る際には「動物取扱責任者」の資格を有していることが条件となります。ブリーダーとして活動する施設の立ち入り検査などを受け、問題がなければ無事に営業を始めることが可能です。これについては都道府県によって手続きに違いがある場合があるので、きちんと確認したうえで手続きを進めましょう。
育てた動物を販売するルートは必ず確保しておくべきです。いくら丁寧に育てても、販売できるルートがなければ収入を得ることはできません。インターネットを活用したり、ほかのブリーダーとの交流の中でルートを確保したりなど、事前に準備することが大切です。
ブリーダーとして動物を販売する際は、注意すべきことがいくつもあります。「動物愛護管理法」という法律による規制があるため、慎重に確認したうえで販売を行わなければなりません。たとえば、インターネットを経由して動物を販売するときは、一度購入者と直接会って説明を行わなければならないという決まりがあります。さらに、地域によってはブリーダーとして育てることができる動物の頭数に制限が設けられている場合もあります。自分がブリーダーとして開業しようとしている地域では、扱いがどのようになっているかについてきちんと確認しておきましょう。
ブリーダーは個人で開業して業務に取り組むことも十分可能です。しかし、その分責任はより重くなるため、きちんとその自覚をもつことが重要だといえます。必ず行わなければならない手続きもあるので、そういった部分も忘れないようにしましょう。きちんと正しい手順を踏むことこそ、ブリーダーとして成功するための第一歩だといえます。
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