ペットシッターとして開業するには?準備や手続きについて解説
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ペットシッターとして開業するには?準備や手続きについて解説

ペットシッターとして開業する場合、どのような準備が必要になるのでしょうか。ペットシッターとして店を始めるためには、さまざまな準備や手続きが必要です。そのため、ペットシッターとして開業したいのであれば、必要な準備や手続きについてしっかり把握しておいたほうがいいでしょう。

ここでは、ペットシッターとして開業するための準備や手続きについて解説します。ペットシッターとして開業したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

ペットシッターとして開業するには?準備や手続きについて解説

ペットシッターの開業に必要な準備

ペットシッターの仕事で開業する場合、どのようなものが必要になるのでしょうか。ペットシッターとして開業するには、さまざまな準備をする必要があります。そのため、最初にどのような準備が必要であるか把握しておいたほうがよいでしょう。ここでは、ペットシッターの開業に必要な準備について説明します。

必要な資格の取得

ペットシッターとして開業するなら、必要な資格もきちんとそろえておく必要があります。ペットシッターの仕事をするだけであれば、ペットシッターとしての専門的な資格などは特に必要ありません。しかし、独自に開業する場合は、動物取扱業の届け出をおこなう必要があります。

資金の準備

自分の店を開業するためには、さまざまな準備にお金がかかります。そのため、ある程度以上の資金を準備しておく必要があるでしょう。まとまった資金を用意するためには時間もかかるので、計画的にお金を貯めたほうがいいでしょう。開業のためのお金は銀行から借りるという手もありますが、最初からそれを当てにするのではなく、可能であれば自分のお金で費用をまかなったほうが安心です。

コンセプトの決定

自分の店を開業するときは、コンセプトの決定も重要です。コンセプトが定まっていないと、店を開業してもお客様に訴求するのが難しくなってしまうでしょう。コンセプトは、店を個人で始めるのか、それともフランチャイズで運営するのかによっても異なります。オリジナルのアピールポイントを考え、差別化を図る方法を模索することが重要です。

マーケティング

自分で店を開業する場合、マーケティングにも力を入れる必要があります。たとえば、対象エリアやターゲット層によって、必要なマーケティングの対策は異なるでしょう。また、マーケティングでは競合やニーズのリサーチも必要不可欠となります。マーケティングは集客準備として重要な役割を果たすでしょう。集客のためには、Webサイトを用意したり、SNSを活用したりすると効果的です。チラシを作って配布するというのも、地域においては有効な宣伝方法となるでしょう。

料金設定

開業するときは、店の料金設定もしっかりおこなう必要があります。料金によってリピートを獲得できるかどうかが変化するので注意が必要です。何度も利用しやすい料金設定を意識しつつ、経営を維持できる程度の利益が出る料金設定をおこないましょう。

運営書類の準備

開業にあたっては、さまざまな書類の準備が必要です。たとえば、利用条件や免責事項をきちんと定めた利用規約を用意する必要があります。また、申し込みの際の契約書や顧客ごとのカルテも作成しなければなりません。さらに、そういった情報を扱ううえでは、個人情報取り扱いに関する取り決めも大切なものとなるでしょう。加えて、ペットシッターの業務内容に関する報告書のテンプレートも作っておいたほうがいいです。そして、特定の商品売買をするつもりであれば、特定商取引法に基づく記載も考えなければなりません。

ペットシッター保険に加入

ペットシッターとして開業するのであれば、ペットシッター保険にも加入しておいたほうが安心です。ペットシッターとして開業すると、何かと危険な場面はあるものです。動物と接する以上、何らかのトラブルに備えて万全の体制をとっておくことは必要不可欠であるといえます。

ペットシッターの開業手続き

ペットシッターとしての開業手続きでは、自治体に「動物取扱業」の申請をおこなう必要があります。そして、動物取扱業者の登録をします。この場合、事業所ごとに専属の動物取扱責任者を設定します。常勤職員の中から1名以上配置することが義務とされているので、注意しましょう。動物取扱責任者の要件としてはさまざまな取り決めがあり、いずれかの条件を満たしていれば動物取扱責任者になることが可能です。その要件としては、動物取扱業の種別ごとに半年以上の実務経験があること、所定の条件を満たす学校を卒業していること、所定の条件を満たす資格を取得していることの3つがあげられています。 また、ペットシッターとしての仕事による売り上げが見込めるのであれば、税金対策も事前に考えておいたほうがいいでしょう。税金は青色申告でおこなったほうが控除は大きくなります。青色申告をするためには、税務署へ開業届提出しておく必要があります。

個人開業・フランチャイズの各メリット・デメリット

ペットシッターとして開業する場合、個人とフランチャイズでは、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、それぞれについて見てみましょう。

個人開業

個人で開業した場合、料金設定が自由であったり、自分のペースで業務の計画を立てられたりするというメリットがあります。ただし、すべてを自分の力でおこなう必要があり、ノウハウを誰かに教えてもらえないという点はデメリットになります。

フランチャイズ

フランチャイズであれば、最初から一定のノウハウを教えてもらうことが可能です。ただし、売上に関わらず一定以上のフランチャイズ料を支払う必要があるため、集客できないと運営が難しいです。

ペットシッター個人開業にかかる費用

ペットシッターとして個人で開業する場合はどの程度の費用がかかるのでしょうか。ペットシッターとして開業する場合、「動物取扱業」の登録費用として、15000円がかかります。さらに、自分のWebサイトを作成して維持するためには、毎年数万円の費用がかかるでしょう。加えて、広告宣伝費としても、一定額がかかります。 そして、ペットシッターの業務で使用する備品や書類などにもお金がかかります。ペットシッターの仕事についてのパンフレットや名刺を作るなら、デザインの依頼費用や印刷代もかかります。ペットシッター保険に加入するなら保険料もかかります。また、移動にかかるガソリン代や交通費も考慮しておいたほうがいいでしょう。

ペットシッターとして開業を目指そう!

ペットシッターとして開業を目指そう!

ペットシッターとして開業するためには、さまざまな準備が必要です。準備をおろそかにした状態で開業してしまうと、後から経営がうまくいかなくなる原因になる恐れもあるので注意しましょう。まずは万全の準備を整えたうえで、ペットシッターとしての開業を目指す必要があります。ペットシッターとして開業するには、手続きも必要になります。必要な手続きをもれなくおこなえるように、予め書類や必要な対応について理解しておくことも求められるでしょう。そのうえで、コンセプトや料金設定をしっかりとおこなえば、ペットシッターとして理想的な働き方ができるようになります。まずはしっかりと準備や手続きをしたうえで、ペットシッターとしての開業を目指しましょう。