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猫のトリミングとは?必要性やトリミング方法を解説!

猫のトリミングでは、具体的にどのようなことをおこなうのでしょうか。一般的には、猫のトリミングというと、猫の体全体を対象としたケアであることが多いです。とはいえ、猫は自分で爪とぎや毛づくろいをしている姿を見せることも多いため、本当にトリミングが必要なのか迷っている人も多いでしょう。

そこで今回は、猫のトリミングの必要性や方法について説明します。猫のトリミングについて迷っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

猫のトリミングとは?必要性やトリミング方法を解説!

猫のトリミングとは?

そもそも猫のトリミングとは、どのようなことを意味しているのでしょうか。イメージできる場合でも、厳密な意味をきちんと理解していない人は意外と多いです。ここでは、まず猫のトリミングの基本的な意味を説明するので、しっかり理解しておきましょう。

ハサミなどで被毛全体のお手入れをすること

猫のトリミングとは、ハサミなどを使って被毛全体をお手入れすることを意味しています。毛を切ることがトリミングです。きれいに毛をカットすることにより、猫の見た目の状態を整えます。

被毛のカット以外のお手入れはグルーミング

猫の体のお手入れのうち、カットすることをトリミングとよびます。カット以外のシャンプー、ブラッシング、爪切り、耳掃除、歯磨きなどは、厳密に言うとトリミングには含まれていません。これらのお手入れのことは、グルーミングと表現されます。そのため、これらを含めてトリミングと考えるのは、本来は間違いです。

日本では両方合わせてトリミングと呼ぶことが多い

厳密に言うと、トリミングとグルーミングはまったく異なるものです。ただし、日本においてはトリミングとグルーミングの両方を合わせてトリミングを指すことが多いというのが実際のところです。そのため、ペットショップやサロンなどでプロにトリミングを依頼すると、グルーミングまでしてもらえる場合が多いです。

猫のトリミングの必要性

では、猫のトリミングは本当に必要なものなのでしょうか。ここでは、猫のトリミングの必要性についてチェックしてみましょう。

猫は自分で爪とぎや毛づくろいをする

猫は毛のカット以外のことは、自分ですることができます。たとえば、爪とぎや毛づくろいなどをしている姿は日常的によくみられるものです。ただし、猫が自分でできるのはあくまでも最低限のことです。そのため、きちんと猫の状態を整えるためには、人によるトリミングが必要になります。

人による定期的なトリミングも必要!

猫のトリミングは、猫の安全性を守るためにも必要なことです。猫が安全に快適に過ごすには人が定期的にトリミングをしたほうがよいといえるでしょう。

猫の品種によって異なる

猫のトリミングの必要性は、厳密に言うと猫の品種によっても異なります。たとえば、短毛種はブラッシングやコーミングだけでかなりの抜け毛をとってきれいにすることが可能です。ただし、長毛種はブラッシングやコーミングでは抜け毛を取り切れません。抜け毛が猫の体に多く残っていると不衛生であり、皮膚病になることもあるので注意が必要です。また、毛が絡まりやすく毛玉になりやすいメインクーンやペルシャなども要注意な種類です。毛玉ができてしまった場合は飼い主が無理に対処しようとするよりも、プロにカットしてもらうほうがよいでしょう。

自宅でのトリミング方法

トリミングは自宅でおこなうことも可能です。自宅でトリミングをおこなうときは、単に毛をカットするだけでなく体の隅々まできれいにしてあげるようにしましょう。ここでは、自宅で猫のトリミングをする際の基本的な方法について説明するので、きちんと理解して手順をすすめられるようにしましょう。

ブラッシング

ブラッシングは猫の頭の後ろから始めて、少しずつ背中に移動していきましょう。しっぽまで到達したら、今度はお腹にブラシを当てていきます。猫が嫌がるときは無理をせず、辞めたほうがいいです。いずれにせよ、短時間でサッと終わるように手早くブラッシングします。

カット

猫の毛のカットは、バリカンを使うと簡単です。猫がリラックスしているときであればスムーズに毛をカットできます。背中から始め、わき腹やお腹にうつっていきましょう。

シャンプー

シャンプーはぬるめの温度のお湯でおこないましょう。猫用のシャンプーが販売されているため、それを購入して用意しておくことをおすすめします。シャンプーもあまり時間をかけないようにし、泡をきれいに洗い流します。その後は、タオルでよく水気を拭いてドライヤーをかけましょう。

爪切り

爪切りは猫を膝の上に乗せておこなうとよいです。足先を優しく持って、爪を出すようにしましょう。最初は難しく感じますが、慣れると手早くおこなうことができます。

耳掃除

猫の耳を掃除するときは、コットンやガーゼなどにイヤークリーナーを含ませておこないます。耳垢は茶色い色をしているので、とれると目で見て分かります。耳は繊細な部分なので、あまり力をかけず優しく行ってください。

歯磨き

猫の歯磨きは歯ブラシを使っておこなうときれいになります。ペット用の歯ブラシを用意するとよいでしょう。奥歯に歯垢がたまりやすいため、重点的に磨くようにします。

自宅以外でトリミングをしてもらうには?

トリミングを飼い主が自分でするのが難しい場合は、プロに依頼するというのもひとつの手です。猫のトリミングはペットショップやペットサロンのほか、動物病院でも対応している場合があります。プロに依頼するときは、飼い主が立ち合いできるところ選ぶと安心です。

猫のトリミング費用の目安

猫のトリミングをプロに依頼する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。料金はケースバイケースであることが多く、それぞれのペットショップ、ペットサロン、動物病院によって料金は異なります。また、毛の長さや体の大きさによっても料金は変化します。たとえば、シャンプーのみの料金は4000円から8000円程度が相場です。また、爪切り、耳掃除、肛門絞り、足裏カットなどはオプションとして設定されていることが多く、別途料金がかかります。初めてプロに依頼するときは、どれくらいの費用がかかるのかあらかじめ確認しておくと安心です。

猫の毛のカットとともにトリミングをしよう!

猫の毛のカットとともにトリミングをしよう!

猫のトリミングには、猫の体の総合的なケアが含まれます。そのため、猫のトリミングをおこなえば、一気に猫の体の状態を整えることが可能です。猫は自分でも体のケアをおこないますが、実際にはそれだけですべてを完璧にきれいにできるわけではありません。人の手によって定期的にケアをおこなってあげることがとても大切です。猫のトリミングは自宅でもおこなえるので、道具をそろえて実践するとよいでしょう。最初は慣れなくて大変に思えるかもしれませんが、少しずつ猫も慣れてくるので、スムーズにおこなえるようになっていくでしょう。もちろん、猫の中にはトリミングを嫌がる猫もいます。どうしてもうまくできないときは、プロに依頼するのもひとつの方法です。プロに依頼すれば、確実にトリミングをしてもらえるので、手間がかかりません。費用がかかりますが、その分、仕上がりは保証されます。猫のトリミングを定期的におこない、猫の健康と見た目の美しさを保ちましょう。