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スタイリストにはどんな種類がある?

ファッション業界に携わることができるスタイリストの仕事は、とても魅力的ですよね。ファッションスタイリストと一言でいっても、それにはいくつかの種類が存在します。実際にスタイリストを目指すなら、自分がどのようなスタイリストになりたいのかについてあらかじめよく考えておくことが大切です。

具体的なスタイリストの種類にはどういったものがあるのでしょうか。今回はスタイリストの仕事の種類について詳しく紹介します。

スタイリストにはどんな種類がある?

スタイリストの種類

スタイリストにはどんな種類がある?

スタイリストの種類を大きく分けてみると、2つに分類することができます。まずはそれぞれの違いについて確認してみましょう。

一般的なスタイリスト

ファッションスタイリストといえば、一般的にはモデルや俳優など有名人の服装をスタイリングする人のことをさします。撮影に合わせた服装を考え、服を着る人の魅力を引き出すのがスタイリストの使命です。スタイリングに使用する衣装や小物の手配もスタイリストが行います。

パーソナルスタイリスト

パーソナルスタイリストとは、有名人ではない個人の服装をスタイリングする人のことです。たとえば、服のセンスに自信がないためにプロに服を選んでほしいと考える人、初めて出席するパーティに出るための服を選んでほしいといった希望をもつ人などが主なお客様となります。

一般的なスタイリスト

有名人のスタイリングを行うスタイリストも、それぞれ担当する媒体が異なることもあります。スタイリストが求められるのは、主に有名人がメディアに出演するときです。スタイリストが必要になるメディアを分類すると、雑誌、映像、広告の3つに分かれます。どんなメディアでも関係なく仕事を引き受けるスタイリストもいますが、なかには雑誌のみ、映像のみといった具合で専門分野をもっているスタイリストも存在します。

雑誌系

主にファッション雑誌に掲載されるモデルが着る服をスタイリングします。流行のファッションをおさえ、それを発信することが1番の目的です。スタイリングのテーマは、雑誌を発行する出版社が企画することがほとんどです。スタリストはそれに合わせてさまざまなパターンの衣装や小物を用意します。 ただし、企画の内容によっては、スタイリストの意見が強く反映される場合もあります。そういった場合は、スタイリングのテーマだけでなく、モデルの選定も任されることもあるようです。こういった傾向は月刊誌よりも単発で出版されるような雑誌でよくみられます。

映像系

映像系のスタイリストが担当するのは、TV番組、CM、映画やドラマなどさまざまなパターンがあります。それぞれの目的に合わせたスタイリングを行う必要があります。

*TV番組

TV番組に出演する有名人のスタイリングを担当します。担当するタレントや司会者のイメージなどに合わせて、そのキャラクターに合った服装を考えなければいけません。撮影の合間に服の乱れなどを直し、整った状態で映像に映ることができるよう配慮することも重要な仕事の1つだといえます。

*CM

CMに出演するタレントの服をスタイリングする場合は、クライアントが作ろうとしているCMのイメージに合った服装を考える必要があります。雰囲気や色に注意してタレントに似合う服を用意することが重要です。

*映画やドラマ

映画やドラマの出演者の衣装をスタイリングするのもスタイリストの仕事です。作品のイメージに合わせて、シーンやキャラクターに適したスタイリングを用意します。作品の製作スタッフとしっかり連携をとり、指示に合った衣装をそろえなければなりません。また、たとえば作品の内容的に服が汚れている設定であれば、わざと汚れをつけた状態の服を用意してほしいという指定がされることもあります。

広告系

企業のポスターなどに出演する有名人の服装をスタイリングします。クライアントの希望に合わせてそのイメージに合った服を用意します。広告の内容が服飾関係の企業である場合は、その自社商品を使ってスタイルを作ることを求められることもあるようです。

パーソナルスタイリスト

パーソナルスタイリストは、一般の個人の服装をスタイリングする仕事です。テレビや雑誌に出演するという特殊な状況とは違い、日常生活に馴染むおしゃれな服装を提案する必要があります。人によって求めている服装は全く異なるため、それぞれの思いをよく理解したうえで適切な服装を提案することが重要です。

パーソナルスタイリストの仕事内容

パーソナルスタイリストは一般的なスタイリストと違い、有名人ではない個人の服装についてアドバイスを行います。同じ人から定期的に依頼を受ける場合もあれば、特別な場所へ着ていくための服選びを単発的に依頼される場合もあります。前者の場合は私服のスタイリングのこともありますが、ビジネスカジュアルなどおしゃれなビジネス向けの服装の提案を求められることも多いです。後者の場合は特別なイベントなどに出掛けるための服装を選んでほしいという理由で依頼されることがほとんどです。

パーソナルスタイリストの仕事の流れ

パーソナルスタイリストは、最初に依頼を受けた相手からさまざまな情報を引き出します。そこでは、服を選ぶ目的や好みの色、質感をしっかり把握することが大切です。そのうえで依頼主の買い物に同行し、依頼主に似合うスタイリングを提案します。

スタイリストになるには?

それぞれのスタイリストとして働くにはどうしたらよいのでしょうか。最後にその流れをみておきましょう。

一般的なスタイリスト

スタイリストは、実力や実績を積むことでどんどん仕事をもらうことができるようになっていきます。逆にいえば、スタイリストになったばかりのうちは、なかなか仕事を取ることができない場合も多いです。そのため、スタイリストとして働くなら、最初の数年間は先輩スタイリストのアシスタントとして経験を積むのが一般的です。アシスタントをしながら実力をつけたり、自分の名前を売ったりしていきます。そして、アシスタントとしてだいたい3年が経った頃にスタイリストとしてデビューする人が多いです。実績が増えるほど大きな仕事が舞い込んでくる可能性があるため、常に全力で仕事に取り組むことが大切だといえるでしょう。

パーソナルスタイリスト

パーソナルスタイリストは、スタイリングに関する基本的な知識さえもっていれば誰でもなることができます。たとえば、インターネットなどを利用して自分の仕事を宣伝することにより依頼をもらえれば、パーソナルスタイリストとしての仕事をすることが可能です。一般の人はスタイリストの実績をそこまで深く考慮することはなく、単にプロの目線で服を選んでほしいと思っています。そのため、実績がなくても活躍するチャンスはたくさんあります。最近はパーソナルスタイリストの認知度も高くなってきたため、今後ますます需要が増える仕事だといえるでしょう。

スタイリストにはさまざまな種類がある

スタイリストにはさまざまな種類がある

一口にスタイリストといっても、仕事の内容は細かい種類によって少しずつ異なります。自分自身がどういったスタイリストになりたいのかということなどを考慮したうえで、目指すスタイリストの種類を絞るとよいです。スタイリストになるためには、特別な資格は必要ありません。常に努力や勉強を続けることで、実力を備えた一人前のスタイリストを目指しましょう。

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