お菓子作りに関するコラム

お菓子作りをおこなうときは、必ずと言っていいほどバターを使用します。バターを入れることで、バター独特の風味を生かすことが可能になります。ところで、バターにはたくさんの種類があることを知っていますか。お菓子作りにバターを使用するなら、バターの種類についても知っておいたほうがいいでしょう。
今回は、お菓子作りに使うバターについて説明します。お菓子作りのバターについて疑問や知りたいことがある場合は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもバターとはどのようなものなのでしょうか。バターは、牛乳を分離させてできるクリームを攪拌して作ります。クリームからできた脂肪の粒を取り出して、さらに水洗いして練ったものがバターです。バターの乳脂肪分は80%以上となっています。
お菓子作りにおいて、バターはどのような役割をもっているのでしょうか。バターにはさまざまな役割があります。お菓子作りでバターを使うときは、その役割についてしっかり理解しておいたほうがいいでしょう。ここでは、お菓子作りにおけるバターの役割について説明します。
バターは乳製品ならではの風味とコクを持ち合わせています。そのため、バターをお菓子に使用すると、その風味とコクをお菓子に出すことが可能になります。バターの豊かな風味と深いコクは、病みつきになる美味しさの秘訣となります。
バターはサクサクした食感を出したいお菓子にもその効果を出すことができます。バターにはグルテンができるのを抑える効果があるため、クッキーなどをサクサクに仕上げることができます。
バターと砂糖などを混ぜることで、空気を抱き込みやすくなります。そのため、バターを使用すると、お菓子をふっくらさせる効果も持つことができます。このようにして仕上げた生地は、焼き上げたときにふっくら膨らむのが大きな特徴です。
バターにはパイの層をきれいに作る効果も期待できます。生地を折るときにバターが溶けないように注意する必要がありますが、温度管理をきちんとおこなうと、きれいな層のパイを仕上げることができます。
意外かもしれませんが、バターは腐りにくい食材といわれています。それはバターにはほとんど水分が含まれていないためです。そのため、バターを入れることで、お菓子の保存性を高めることができます。
バターにはさまざまな特徴があります。お菓子に対してさまざまn効果を与えてくれるので、バターはとても重宝する材料です。には、具体的に3つの特徴があります。それは「ショートネス性」「クリーミング性」「伸展性」です。「ショートネス性」は生地をサクサクさせる性質、「クリーミング性」は空気を抱き込む性質、「伸展性」は柔らかく伸びる性質を示しています。
バターには、いくつか種類があります。バターの種類によってさまざまな違いがあります。特にバターをたくさん使うレシピほど、出来上がりに違いが出るので注意が必要です。ここでは、主なバターの種類についてみてみましょう。
発酵バターとは、原材料として使用されるクリームをさらに発酵させて作るものです。有塩タイプと無塩タイプに分かれています。
非発酵バターは発酵させていないバターのことで、日本でメジャーなバターはこちらです。非発酵バターについても、有塩バターと食塩不使用バター(無塩バター)の2つに分かれています。
無塩バターと有塩バターにはどのような違いがあるのでしょうか。お菓子作りには、基本的に無塩バターが使われます。ここでは、両者の違いについてみておきましょう。
無塩バターと有塩バターには、賞味期限について違いがあります。無塩バターのほうが短めに設定されていることが多いです。
バターといえば、有塩バターが主流になっています。そのため、一般に幅広く販売されているのは有塩バターです。有塩バターに比べると無塩バターを扱う店は少ないですが、最近ではスーパーマーケットでもよく販売されています。
有塩バターのほうがメジャーなこともあり、有塩バターのほうが値段は安いです。有塩バターはセールで安く販売されることもあります。
お菓子作りには、無塩バターが適していると言われています。ただし、有塩バターで代用しても工程に不備が生じることはありません。違いは味に出ます。レシピは基本的に無塩バターを使用して作ることを想定しているため、できる限り無塩バターを用意するようにしましょう。有塩バターを使用すると、思っていたような味に仕上がらない可能性が高いです。
発酵バターと非発酵バターにはどのような違いがあるのでしょうか。発酵バターは、バターの独特の風味が強いという特徴があります。バターの豊かな風味をしっかり活かしたいという場合は、発酵バターが向いて言います。フィナンシェ、クロワッサンなどを作るときは、発酵バターを使用するとよいでしょう。
バターの特徴について押さえるなら、バターとマーガリンの違いについても知っておきたいところです。バターとマーガリンにはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、バターとマーガリンの違いについて説明します。
バターは乳脂肪から作ります。また、味には独特のコクがあり、濃厚なのが特徴的です。香りにも豊かな深みがあり、お菓子の風味をよくしてくれます。すでに触れたように、素材のサクサク感を出したり、保存性を高めたりする点もバターの重要な特徴だといえます。バターの風味や性質を生かすことで、おいしいお菓子作りができます。
マーガリンは、植物性脂肪を使って作ります。もともとバターの代替品として登場しました。植物性脂肪を使用しているため、バターに比べると味はあっさりとしています。香りは香料でつけられているため、焦がしてしまうと油っぽいにおいが出ます。そういったことから、マーガリンはお菓子作りには不向きと言われています。具体的に言うと、冷めたときに独特の油臭さが出てしまうことがあります。お菓子の中にはバターの独特の風味が求められることも多いため、マーガリンを使用すると物足りなさを感じる可能性が高いです。
お菓子作りをおこなうなら、バターの選び方も重要です。バターにいろいろな種類があることを知っていないと、お菓子作りがうまくいかない原因となってしまうこともあるので注意しましょう。バターの特徴もしっておくと、おいしいお菓子作りをするために役立てることができますね。バターは風味を加えるだけでなく、お菓子に対してさまざまな効果をもたらします。そのため、バターの性質を上手く利用できれば、よりおいしいお菓子を作ることができるでしょう。バターはお菓子作りにとってなくてはならない材料のひとつです。バターの風味や性質を生かして、おいしいお菓子作りをおこなっていきましょう。
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