お菓子作りに使用する洋酒について | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > 食・パティシエ・スイーツの資格取得講座一覧 > お菓子作り資格取得講座 > お菓子作りに使用する洋酒って?役割や種類を知っておこう

お菓子作りに使用する洋酒って?役割や種類を知っておこう

手作りのお菓子をおいしくするコツはさまざまあります。その中でも特に押さえておきたいのは、お菓子に洋酒を混ぜることです。お菓子に洋酒を加えると、他の材料では出すことのできないおいしさを引き出すことができます。せっかくお菓子を作るなら、よりおいしいお菓子作りをしたいですよね。そんな場合はお酒についてもしっかり押さえておくことをおすすめします。

今回は、お菓子作りに使用する洋酒について説明します。洋酒の役割や種類を押さえ、おいしいお菓子作りができるようにしましょう。

お菓子作りに使用する洋酒って?役割や種類を知っておこう

お菓子作りでのお酒の役割

お菓子作りではお酒を材料に混ぜることも多くあります。お菓子作りにおいてお酒はどのような役割をしているのでしょうか。お菓子作りでお酒を使用すると、さまざまな役割を発揮させることが可能です。お菓子作りでお酒を使用するなら、具体的な役割についても押さえておいたほうがいいでしょう。ここではお菓子作りにおけるお酒の役割について説明します。お菓子作りでお酒を使用するなら、それぞれについてしっかり理解しておきましょう。

風味をつける

お菓子作りでお酒を材料に混ぜると、お酒の風味をお菓子につけることができます。お酒のなかには、いい香りがするものもあるため、そういったものをお菓子に混ぜるとよりおいしくお菓子を仕上げることができます。お酒を混ぜるとお菓子の風味をマイルドにすることもできて一石二鳥です。

甘さを引き立てる

お菓子作りにおけるお酒には、甘さを引き立てるという特徴もあります。お菓子の甘さを生かしたいなら、お酒を加えることでそれを強調することができるのです。甘いお菓子が好きな人は、お酒を上手に加えることでより好みに合ったお菓子作りができるようになるでしょう。

舌触りをよくする

お菓子にお酒を加えると、お菓子特有の粉っぽさも軽減することができます。滑らかな舌触りになるので、食感にもこだわりたい場合はお酒を加えると好みに合った舌触りを演出することができます。ちょっとした違いのようにも思えますが、お菓子では舌触りもとても重要です。

お菓子の保存性が高まる

お酒をお菓子に混ぜるとお菓子の保存性を高めることにもつながります。お菓子を長めに保存したい場合も、お酒を使用することで賞味期限を長くすることができます。お酒を少し加えるだけでこのような効果が得られるというのはとても嬉しいですよね。

お菓子作りで使われる洋酒の種類

お菓子作りに使用する洋酒にはさまざまな種類があります。洋酒の種類やそれぞれの違いを押さえておくと、お菓子作りにおいても上手な使い分けができるでしょう。ここでは、お菓子作りによく使われる洋酒の種類について説明します。

ラム

ラムは、さとうきびのしぼり汁を煮た後に発酵させて作るお酒です。香りとコクがあるため、お菓子作りにも頻繁に利用されるお酒です。パウンドケーキやティラミスなどに使用されることが多く、焼き上げてから時間が経つほどおいしくなるという特徴があります。栗やドライフルーツ、バターなどとの相性が特によいです。ホワイトラムやダークラムなど、ラムにもいくつか種類があります。

ブランデー

ブランデーはブドウを発酵させて作ったお酒です。主に白ブドウを使用して作ることが多いです。チョコレートやドライフルーツなどとよく合います。

キルシュ

キルシュは熟したサクランボを使って作るブランデーのことです。キルシュには、赤いものと無色透明のものがあります。ベリー系の果物や乳製品と合わせて使うことが多いです。もちろん、サクランボともよく合います。イチゴのタルトやチェリーのクラフティなど、さまざまなお菓子に使用することが可能です。

キュラソー

キュラソーはオレンジの皮を使って作るお酒です。オレンジの皮をアルコールに浸して香りをつけます。キュラソーには、ホワイトキュラソーとオレンジキュラソーの2種類があります。爽やかながらしっかりとした風味があり、さまざまな材料に合うお酒です。柑橘類はもちろん、生クリームやチョコレートにも合わせやすいです。チョコレートを使用したパウンドケーキやおレジゼリーなどに使えます。

その他

お菓子作りに使用するお酒としては、他にもさまざまなものがあります。果物を使用した果実系リキュールや種子・豆系リキュールなどもあります。他にも、ハーブ・茶葉系リキュールもお菓子にはよくあります。さらに、お菓子作りにおいては、ワインを使用することも少なくありません。お菓子に合わせて赤ワイン、白ワインを選びましょう。

リキュールの使い方

お菓子作りにおいてリキュールを使用する場合、どのように使えばいいのでしょうか。お酒を使うとなると、お菓子作りが難しく感じられるかもしれません。しかしながら、リキュールの使い方は簡単です。ポイントを押さえれば、スムーズにおいしさをプラスすることができるでしょう。ここでは、お菓子作りにおけるリキュールの使い方について説明します。

少しずつ足す

薄力粉やベーキングパウダーを混ぜたあとに、お酒を加えます。お菓子作りをするときにお酒を加えるときは、少しずつ足すことを心がけましょう。特に香りが強いお酒については、加える量を調整することが大切です。 ブランデーなどのお酒は、お菓子に入れ過ぎると苦みが出るので注意しなければなりません。入れ過ぎると後から調整するのは難しいので、少しずつ入れながら量を調整するようにしてください。

2種類以上を混ぜない

お菓子作りにお酒を使用すると、とてもよい風味を出すことができます。しかしながら、お菓子に入れるお酒の種類は1種類だけにしましょう。複数のお酒を混ぜてしまうと、風味がよくなるどころか打ち消し合ってしまいます。そうなると、せっかくお酒を入れても、お菓子のよさを引き出すのは難しくなってしまいます。お菓子のよさを存分に引き出すためにも、お菓子に入れるお酒の種類は1種類に絞ることが大切です。

お菓子作りをするなら洋酒についても理解しておこう

お菓子作りをするなら洋酒についても理解しておこう

お酒の役割や種類についても理解しておくと、お菓子作りを早く上達させることができるでしょう。せっかくお菓子作りをするなら、おいしいお菓子を作りたいですよね。お酒の役割を理解して適量のお酒を加えることができれば、お菓子を効果的においしく仕上げることができます。お酒の種類によっても合う素材やお菓子の種類が違うので、作るお菓子に合わせてお酒を選ぶようにしましょう。お酒の種類によって効果が変わるため、お菓子に合わせて使用するお酒を変えることが重要です。好みもあるので、いくつかのお酒を試してみるのもよいでしょう。

甘いお菓子が好きな人は、普段お酒をあまり飲まない人も多いかもしれません。その場合、お酒の種類がよく分からないこともありますよね。しかし、甘いお菓子にお酒を加えると、お菓子のおいしさを引き立てることができます。そう考えると、お酒についても理解を深めたくなってくるのではないでしょうか。お酒は発酵や蒸留を経て作られているため、深いコクや風味をもっています。お菓子にそういった要素を加えると、お菓子のおいしさをしっかり引き出してくれます。お菓子作りを楽しみたいなら、お酒による効果にも着目して、お菓子に合ったお酒を加えるようにしましょう。