お菓子作りに関するコラム

お菓子を作るときに使用するクリームには、いくつか種類があることを知っていますか。種類によっては、作りたいお菓子に合わないこともあるので注意が必要です。おいしいお菓子を作るためには、それぞれのクリームの特徴を理解して使い分けができるようにしなければなりません。
今回は、クリームの種類について基本的な分類方法を紹介します。クリームはお菓子作りには欠かせない材料ですよね。そのため、ここでしっかりと種類について理解しておきましょう。
お菓子のクリームには、さまざまな種類があります。用途や成分の違いによっていろいろなタイプがあるのが特徴的です。ここでは、お菓子のクリームの種類の基本の分類について確認しましょう。
カスタードクリームは、卵とともに牛乳や砂糖を混ぜて作ったクリームです。濃厚な味わいがあり、さまざまなお菓子に使用されています。卵を使っている分、薄い黄色っぽい色をしているのが特徴的です。装飾に使われるというよりも、生地の中に入れて味わいを楽しむために使用されることがほとんどです。
生クリームは動物性脂肪を主な原料としたクリームです。他の原料が入っているクリームは、厳密に言うと生クリームと呼ぶことができません。動物性脂肪とは、具体的に言うと生乳のことをさします。生クリームは生乳のコクを感じることができ、味わいも深いのが特徴といえます。そのため、お菓子の材料としてもとても人気が高くなっています。
ホイップクリームは、動物性脂肪の他に植物性脂肪を加えて作ったクリームのことをいいます。また、植物性脂肪のみで作ったクリームのこともホイップクリームと呼ぶことが可能です。とはいえ、一般的なイメージでは生クリームとホイップクリームが同じものとして捉えられているケースも少なくありません。生クリームの中に含めて考えられることもあります。
生クリームやホイップクリームと似たクリームとして、バタークリームがあります。バタークリームは生乳から脂肪分だけを分離して作ったものです。さらに砂糖や牛乳を加えて味を調子します。作り方によって味わいが変化しやすいのが特徴と言えるでしょう。バタークリームには、イタリアンメレンゲタイプ、パータボンブタイプ、 アングレーズタイプなどのさまざまな種類があります。
生クリームとバタークリームについて違いがよく分からないという人も少なくないようです。しかし、お菓子作りをおこなうなら、生クリームとバタークリームの違いについてもしっかり押さえておきたいところです。ここでは、生クリームとバタークリームの違いについて、詳しく確認しておきましょう。
一般的に生クリームという場合、動物性と植物性の2種類が想定されることが多いです。動物性のクリームはコクがあるのが特徴的で、お菓子作りにおいてはデコレーションをするのに向いているといえるでしょう。また、植物性のクリームは比較的あっさりした味わいになっているのが特徴的です。デコレーションよりもムース類を作るときに向いています。生クリームは動物性と植物性のどちらにおいても、冷えたときにふんわりした状態を保てるのがメリットと言えます。
バタークリームは生乳から取り出した脂肪分であるバターに砂糖や牛乳を加えて作るものです。なめらかなクリーム状になり、バターの風味を感じさせる濃厚なコクがあるのが特徴といえます。ただし、冷えると固まってしまうのがデメリットと言えるでしょう。
クリームは、製品としての分類方法が厳格に定められています。一般的に多くの人がもっている印象とは異なる部分もあるため注意が必要です。ここでは、クリーム類製品の種類について、細かい分類を確認しておきましょう。
日本には乳等省令という法律があります。この法律においては、生乳・牛乳または特別牛乳から乳脂肪以外の成分を除去したものがクリームとして定められています。具体的に言うと、種類別の「クリーム」と、名称による分類の「乳又は乳製品を主要原料とする食品」の2つに分けることが可能です。脂肪の種類や含有率の違いとともに、添加物の有無などで分類の基準が決まっています。
クリームとして分類するためには、生乳のみでできていることが条件とされています。泡立てやすいという特徴もあります。ただし、その分すぐにかたまりやすいので、お菓子作りをするときは注意が必要です。
「乳又は乳製品を主要原料とする食品」として分類されているものについては、さまざまな分類があります。それぞれの種類の分け方についてみてみましょう。
純乳脂肪タイプは、添加物を含んでいるクリームのことです。脂肪分については乳脂肪のみを使用していますが、そこに添加物が加えられている場合、純乳脂肪タイプに分類されます。
混合脂肪タイプは乳脂肪と植物性と植物性脂肪の両方が使用されているクリームです。植物性脂肪としては、コーン油や綿実油などが使用されています。風味がよく、動物性脂肪と植物性脂肪の両方のよさを生かせるクリームです。
植物性脂肪タイプはその名のとおり植物性の脂肪だけを使用しているクリームのことです。ホイップクリームがこれに該当します。比較的安価で入手しやすいのも魅力のひとつと言えるでしょう。
クリームの分類方法としては、成分だけでなく用途による分類もあります。たとえば、ホイップ用のクリームは脂肪分30~50%くらいが目安となっています。また、コーヒー用に使用するクリームは脂肪分20~40%くらいが目安です。クリームを手作りするときは、これらの目安を参考にするとちょうどよいクリームを用意することができるでしょう。
お菓子を手作りするときは、クリームの種類をきちんと把握しておくようにしましょう。クリームの種類によってそれぞれの特徴は大きく異なります。お菓子に合ったクリームを選ばないと、仕上がりにも大きな影響が出てしまうでしょう。せっかくお菓子を作るなら、細かいところまでおいしく仕上げたいですよね。お菓子を手作りするならそれぞれのお菓子の種類に合ったクリームを選ばなければなりません。実際のお菓子を作っていると、それぞれのクリームの違いもよく分かるようになるので、実際に作りながら違いを押さえていくようにしてみてください。
もちろん、お菓子によってはさまざまなクリームを選んで作ることができるものもあります。実際にクリームを使ってみて状態を知っておけば、レシピの通りの作り方だけでなくさまざまな応用をおこなうことも可能です。そうすれば、よりお菓子作りの幅を広げることができるでしょう。お菓子作りをするなら、さまざまなお菓子作りをおこなってよりおいしいお菓子を作ることができるようにしていきましょう。そうやってアレンジを取り入れていけば、自分だけのオリジナルのレシピも作りやすくなっていくはずです。
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