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パンの種類は何がある?さまざまな分類方法を紹介

パンにはいろいろな種類があり、さまざまなおいしさを楽しむことができます。ところで、パンにはいくつの種類があるか知っていますか。パンは世界中で作られており、さまざまな分類分けが可能です。パンをより深く楽しむためには、パンの種類や分類方法についても押さえておくとよいでしょう。

今回は、パンの種類や分類方法について説明します。さまざまなパンの種類や分類方法を説明するので、パンが好きな人はこの機会にぜひパンの種類についての理解を深めましょう。

パンの種類は何がある?さまざまな分類方法を紹介

パンの種類と分類

パンにはたくさんの種類があります。パンにはどのような種類や分類があるのでしょうか。まずは、パンの種類や分類の基本について押さえておきましょう。

パンの種類は無数にある

パンはさまざまな国と地域で作られています。そのため、パンの種類は何種類あるとは明確な断定をするのは難しいのが実際のところです。パンはオリジナルのものを作ることもできるため、おいしいものでも世間一般に知れ渡っていないものも少なくないでしょう。ただし、パンのなかには誰もが知っているようなオーソドックスなものも多いです。どのようなパンがあるのか知るためには、まずはそういったものから押さえていくとよいでしょう。

一般的な分類方法

一般に広く知られているパンについては、さまざまな分類方法があります。ここでは、基本となる分類方法について紹介します。

 *材料別

ひとくちにパンといっても、使われている材料はそれぞれ異なります。たとえば、パンの原料となる小麦は、国産のものもあれば外国産のものもあります。また、小麦以外のライ麦粉や米粉を使ったパンもあります。

 *国別

パンは国によってもそれぞれ特徴的なものがあります。パンは主食となるため、パンがどこの国で生まれたのか知ると、そのパンの意外な姿が明らかになるかもしれません。旅行に出かけると、その国独自のパンに出会えることもあります。

 *製造別

パンは製造方法によってもいろいろな分類ができます。パンの製造方法としては、焼く以外にも揚げたり蒸したりする方法もあります。製造方法を工夫すると、変わった味わいを楽しめるようになります。

 *食感別

パンは、硬いものもあれば柔らかいものもあります。パンの食感は人によっても好みがわかれるところです。ふんわりしたパンが好きだという人もいれば、硬くて噛み応えのあるパンがいいという人もいます。そのため、硬いパンと柔らかいパンの両方の種類が多く販売されています。

材料の配合による分類

パンは、材料の配合の具合によって種類を分類することもできます。配合による分類は大きく分けて2つあります。それは、「リーン」と「リッチ」です。ここでは、材料の配合によるパンの分類を説明します。

リーン

リーンなパンは、シンプルなパンとも言い換えられます。基本の材料以外をほとんど使っておらず、小麦本来の味を感じられるパンです。主食にしやすく、ほかのおかずとも合わせやすいのが特徴です。たとえば、フランスパンやカイザーゼンメルなどがリーンなパンに該当します。

リッチ

リッチなパンとは、水・塩以外にさまざまな材料が使われているパンのことです。たとえば、卵や砂糖などさまざまな材料を多く使っています。そのため、リーンなパンに比べて味のバリエーションが豊富なのが特徴的です。リッチなパンには、クロワッサンやシナモンロールなどが該当します。

国別の分類

パンは国によって違いがあります。国ごとの違いを押さえておくと、パンの奥深さをより楽しむことができるでしょう。ここでは、国別のパンの分類について説明します。

フランス

フランスは、リーンなパンが多いです。また、サクサクとした食感のものが中心となっています。同じ材料を使っているパンでも、かたちが違うだけで商品名が変化します。フランスのパンとしては、たとえばバタール・バケットがあります。

ドイツ

ドイツのパンは、酸味がありずっしりとした印象のあるものが多いです。たとえば、ライ麦パンはドイツの代表的なパンです。ドイツのパンとしては、たとえばロッゲン・シュトーレンブロートがあります。

イギリス

イギリスのパンと言えば、山の形をした食パンというイメージがあります。外はサクサクしていて中はふわふわと柔らかいパンが多いです。イギリスのパンとしては、たとえばイングリッシュマフィン・スコーンがあります。

イタリア

イタリアのパンは、色が白いものが多いです。日本の菓子パンのように、非常にたくさんの種類があります。イタリアのパンとしては、たとえばロゼッタ・グリッシーニがあります。

アメリカ

アメリカには、サンドイッチやハンバーガーに向いているパンが多いです。世界各国のパンも多く集まっており、さまざまなパンが食べられます。アメリカのパンとしては、たとえばベーグルがあります。

食感別の分類

パンは食感によっても、分類分けが可能です。食感別の分類としては、「ソフト」「セミハード」「ハード」の3つがあります。ここでは、3つの食感別の分類について確認しておきましょう。

ソフト

ソフト系のパンは、ふんわりとしていて柔らかいパンです。外側も内側も両方がやわらかいです。砂糖やバターなどがたっぷり使われていることが多いです。おやつとして食べられることもよくあります。ソフト系のパンとしては、たとえばバターロールやバーガーバンズなどがあります。バターロールは食事パンとしてもよく食べられ、バターの風味が豊かなのが特徴的です。バーガーバンズはハンバーガーを作るためのパンです。

セミハード

セミハード系のパンとは、ソフト系とハード系の中間の食感に分類できるパンのことです。たとえば、ベーグルやフォカッチャなどがセミハード系のパンに該当します。ベーグルは生地をゆでているので、弾力があるのが特徴的です。また、フォカッチャはイタリアで古くから食べられている伝統的なパンです。

ハード

ハード系のパンとは、外側が堅くてサクサクしているものをさしています。ハード系のパンは、主食として食べられることが多いです。そのため、ある程度の大きさがあるものや切り分けて食べるのを前提に作られているものもあります。ハード系のパンとしては、たとえばバケットなどがあります。バケットは、小麦粉に塩と酵母のみを加えて作るシンプルなパンです。

パンにはたくさんの分類がある!

パンにはたくさんの分類がある!

パンは一括りにして語られることが多いですが、種類によってそれぞれ異なる特徴があります。同じパンでもタイプが違えば、まったく異なった味わいを感じることができます。パンはそのままかぶりついて食べることもできるため、いつでもどこでも手に取りやすいところも魅力のひとつです。気分やそのときの気分に合わせて、パンを楽しみましょう。これからパンを食べるときは、そのパンがどの分類に当てはまるのか考えながら食べるようにすると、新たな発見があるかもしれません。食べたことのないパンを探して食べるのも面白いでしょう。さらに、パンは自分で作ることもできるので、自分の創意工夫をこらして新しいパンを作るのもひとつの手です。パンはさまざまな楽しみ方ができるので、パン作りを趣味にしている人もたくさんいます。さまざまなパンを味わいつつ、パンの奥深さをより楽しんでいきましょう。

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