「食」をめぐる問題とは?解決するための方法を紹介

 

現代社会では食をめぐるさまざまな問題が発生しています。一口に問題と言っても、個人の生活に関することから日本全体に及ぶ問題まで多岐に渡ります。しかし、いずれもわたしたち1人1人が自分たちの問題として捉え、解決を目指さなければならないものばかりです。そのなかには、本気で取り組まなければ手遅れになるような問題も多数存在します。

今回は、食をめぐる問題についてまとめ、その解決のためにわたしたちができることについて紹介します。

食をめぐる問題とは

「食」をめぐる問題とは?解決するための方法を紹介

 

わたしたちの身近には、食の問題がたくさんあります。1回に食べる食事の量は多すぎても少なすぎても問題があり、バランスのよい3食をとるリズムを保つことが必要です。

朝食を食べない

朝食は1日の活動を支える重要なエネルギー源です。人は寝ている間に身体中のエネルギーを消費するため、朝食をとらないと脳や筋肉に十分な栄養が行きわたらない状態になってしまいます。とくに20代の若い世代では、朝食をとらない人の割合がほかの世代に比べて多くなっています。朝食を食べないことが慢性化している人は、朝食を食べるだけで身体の調子がよくなる可能性もあります。

過度なダイエット

過度なダイエットは、若い女性に多い問題です。美しさを求めるあまり、一般女性でもファッションモデルのような細い身体を目指して無理をしている人も少なくありません。痩せるための誤った知識を鵜呑みにすることは、身体にとってとても危険です。どうしてもダイエットが必要な場合は、バランスのとれた食事と運動を組み合わせることを大切にしましょう。

野菜の摂取量不足

厚生労働省は、1日にとるべき野菜の量の目標を350gと定めています。しかし、残念ながらこの目標に届いていない人が多いのが現状です。野菜には身体の調子を整える効果があるため、野菜不足は病気を含む身体のさまざまな不調を引き起こす原因となります。

肥満の増加

生活習慣病の主な原因は、不規則な食生活や偏った食事です。とくに肥満は、多くの人が抱える重大な問題です。男性では30代以降、女性では60代以降での肥満の割合が非常に高くなっています。生活習慣病は決して笑って済むような問題ではなく、命にも関わる重大な病気です。

糖尿病患者の増加

生活習慣病の1つである、糖尿病の患者も年々増加傾向にあります。糖尿病にはいくつかの原因があります。日本人の糖尿病の原因として圧倒的に多いのが、暴飲暴食により身体に過度の負担がかかることです。糖尿病は子どもでも発症することがあるため、食生活には小さいうちから注意を払う必要があります。

食品の安全面への不安

食品の安全に対する不安も、わたしたちを取り巻く食の問題の1つです。一見、自分たちには関係が無いように思える問題ですが、それは間違いです。問題を解決するために、わたしたち1人1人がこれらを身近な問題として捉え、考えることが求められています。

不安を感じている人の割合が多い

食品に関しては、汚染物質や農薬に対する不安を持っている人が多い状況です。自分自身が口にする食べ物であっても1つ1つについて詳しく確認することは不可能です。しかし、だからと言ってすべての安全が完全に保証されているわけでもないのが現実です。そういった状況から、目に見えない不安を訴える人も大勢います。

食料自給率の低下

日本の食料自給率は横ばいで推移していると言われていますが、長期的に見ると下降していると言わざるを得ない状況です。この状況は主要先進国のなかでも最低のレベルであり、日本は食料の多くを輸入に頼っています。これを改善するためには、国産の食品を積極的に利用する必要があります。とはいえ、海外からの食品の輸入を急にやめてしまうと、食料の供給は国内の気候などに大きく左右されることになり、安定的な食糧供給が行えなくなる恐れが出てきます。

問題に対する解決策

では、これまでにあげた問題を解決するためには、どのような解決策があるでしょうか。その方法について説明します。

規則正しい生活をする

食生活を改善するためには、規則正しい生活からはじめましょう。早寝早起きの習慣を身に付けるだけで身体の代謝がよくなるため、1日3食の食事もよりおいしく食べられるようになるはずです。また、早起きをすることは、朝食を食べる時間を確保することにもつながります。寝る前にスマートフォンを眺める習慣がある場合、それが夜更かしを招く大きな原因となっていることも多いため、夜は意識的にスマートフォンを見ないように心掛けることも大切です。

栄養バランスについて理解する

身体の調子を整え、生活習慣病などの病気を予防するためには、栄養バランスの重要性について理解することが必要不可欠です。もちろん、栄養素にはそれぞれ役割があり、そのバランスが崩れると身体の働きに支障が出るということは、大人であればほとんどの人が理解しているはずです。しかしそれでも、そのことを日常で意識できない人が多いのは、「これくらいなら大丈夫だろう」と甘く見ている人が多いからではないでしょうか。身体の機能は非常に優秀であるため、少しくらい偏った食事をしていてもそれに耐えることが可能です。しかし、それに頼りすぎていると、身体の調子は少しずつおかしくなっていってしまいます。病気になってからでは遅いため、早い段階で食生活を見直すことが大切です。

運動と食事をセットで考える

健全な食習慣を保つためには、運動を取り入れることが重要です。普段、脂質などを多く摂取している人は、とくに運動を積極的に行うべきです。運動をすると身体についた余計な脂肪が燃焼されるだけでなく、全身の血の巡りがよくなって代謝もアップします。代謝が上がると普段の生活で消費されるカロリーも増えるため、肥満の解消に大いに役立ちます。

生産・流通の仕組みについて理解する

食品の安全に対する不安を解消するためには、食品の生産や流通の仕組みについて理解することが重要です。食品がわたしたちの食卓に並ぶまでには、驚くほどたくさんの人が関わっています。たとえば、日本国内で作られた野菜は、生産者の手から出荷業者に渡り、卸売市場に出されます。それをスーパーマーケットなどの小売業者が仕入れ、店頭に並べます。そして、その野菜を私たちが購入するのです。これは単純な例であり、実際にはもっと多くの人が関わったり、より複雑な販売経路をたどったりすることもあります。

また、スーパーマーケットでは、食品の流通の過程を明確にする「トレーサビリティ」という仕組みが重視されるようになってきています。店頭でも産地を詳しく明記したり、生産者の顔写真を添えたりすることで、消費者が安心して食品を手に取ることができるような工夫がされています。自分が食べる食材のすべてについて細かい内容を把握するのは困難ですが、基本的な流れを知ったり、できる限りの情報を集めたりする姿勢はとても大切です。

食をめぐる問題の解決を目指して

食をめぐる問題の解決を目指して

 

食をめぐる問題は、どれもわたしたちに関わる重大なものです。食は人間が生きていくために無くてはならないものですから、見て見ぬふりをせず、しっかりと向き合うことが必要です。

もちろん、どれも簡単に解決できる問題ではありません。とはいえ、日々の小さな努力やちょっとした心掛けが大きな成果に繋がることばかりです。少しずつ取り組みをはじめて、問題の解決を目指しましょう。

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