盆栽の魅力とは?盆栽の楽しみ方や見方って?
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > 植物・花・園芸の資格取得講座一覧 > 盆栽・苔玉資格取得講座 > 盆栽の魅力とは?盆栽の楽しみ方や見方って?

盆栽の魅力とは?盆栽の楽しみ方や見方って?

多くの人が魅了されている「盆栽」。盆栽には、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。盆栽に興味をもっている段階の人や盆栽を始めたばかりの人にとっては、分からない部分も多いでしょう。盆栽にはさまざまな魅力があり、楽しみ方や見方にもいろいろなポイントが存在します。

そこで今回は、盆栽の魅力や楽しみ方について紹介します。盆栽を鑑賞するときにチェックしたいポイントにも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。

盆栽の魅力とは?盆栽の楽しみ方や見方って?

盆栽の魅力とは?

盆栽にはさまざまな魅力が存在します。盆栽は小さな鉢に植物を植え、その中で自然美や壮大さを表現するものです。ただし、盆栽を植えた際に完成するのではなく、年月の経過とともにさまざまな変化を遂げていきます。これは、日本の四季がもたらす独特の魅力だといえるでしょう。また、盆栽は、自然美と造形美が融合したアートと捉えることも可能です。盆栽と鉢が調和することで、他にはない奥深さを表現できます。日本ならではの侘び寂び文化を表現するものでもあり、日本人のみならず外国人の中にも魅了されている人が増えているほどです。

盆栽の楽しみ方

盆栽の楽しみ方としては、どのようなことがあるのでしょうか。盆栽の楽しみ方はひとつではなく、さまざまな捉え方が可能です。人によっては、独自の楽しみ方をしている場合もあるでしょう。ここでは、盆栽の代表的な楽しみ方について詳しく紹介します。

鑑賞する

盆栽は、鑑賞して楽しむというのが最も基本的な楽しみ方だといえるでしょう。盆栽を飾り、目で見て楽しみます。鑑賞するための盆栽は購入するだけでなく、自分で作ることも可能です。他人の作品を購入すれば、自分にはない発想やアイデアを楽しめるでしょう。また、自分で作れば、自分だけでなく他人に見てもらうという楽しみ方もできます。最近では、盆栽のレンタルもできるようになっています。

育てる

盆栽の楽しみ方としては、育てることもあげられます。盆栽は植物なので、手入れの仕方によって美しい姿に育っていきます。すでに盆栽として整えられたものを買って育てるのもひとつの方法です。また、本格的に盆栽に取り組みたいなら、種や苗から盆栽を育てることもできます。育てた盆栽は、競技会や展示会などへの出品を目指すことも可能です。自分の作品が評価されれば、盆栽に取り組むうえでの大きなモチベーションとなるでしょう。

変化を味わう

盆栽は見て楽しむ場合も育てて楽しむ場合も、変化を味わうことが可能です。そもそも盆栽は、ときとともに形を変えていきます。そのため、いつまで経っても完成することはありません。その変化を味わうことにより、盆栽ならではの奥深さを感じることができます。盆栽を楽しみたいと思うなら、長い時間をかけてその変化に注目することが大切です。

盆栽の基本ルール

盆栽を作るときは単に植物を植えるだけでなく、鉢と自然を調和させることが重要です。そもそも盆栽は自然の景色を模したものなので、そのことを意識して作り上げる必要があります。盆栽を通して自然の摂理を感じられるようにすることが求められるでしょう。盆栽にはさまざまな決まりがありますが、まずは基本をしっかりと理解してください。基本ルールを理解してこそ、自分のアイデアや発想を生かした作品作りができるようになります。

盆栽の見方

盆栽を鑑賞するときは、基本的な流れが存在します。まずは、盆栽を正面から見て、全体像を理解しましょう。次にかがんで下から仰ぎ見て、自然の雄大さを感じます。特に価値が高いと評価できる盆栽であれば、そのように盆栽を鑑賞すると大木に見えるものです。これは盆栽において重要なポイントといえます。また、盆栽を見るときは単に実際の様子を鑑賞するだけでなく、想像をふくらませることも大切です。具体的には、盆栽から連想できる雄大な自然をイメージしたり、大木としての深みを意識したりするといいでしょう。

盆栽の鑑賞ポイント

盆栽を鑑賞する場合、さまざまなチェックポイントがあります。盆栽は奥深いものなので、細かいポイントをしっかりと押さえておいたほうがいいでしょう。ここでは、盆栽の鑑賞ポイントについてそれぞれを詳しく紹介します。これから盆栽について理解を深めたいと考えている人は、個々で紹介するポイントを意識して盆栽を鑑賞してみてください。

表と裏

盆栽には表と裏が存在し、表から見たときが最も美しく見えるとされています。表とは、つまり盆栽の正面のことです。表から見ると、盆栽の根や幹に加えて枝葉など、盆栽のポイントとなる部分がはっきりとよく見えます。一方、裏は盆栽の後ろの部分です。裏からも盆栽を鑑賞することはできます。ただし、表を美しく見せることを重視しているので、裏から評価するという意識では作られていません。

樹形

盆栽を楽しむときは樹形を意識することも大切です。樹形とは、盆栽の木のそれぞれの部位の形のことです。たとえば、「根張り」はねの張り具合のことで、年月を経ているほどしっかりと盛り上がっています。さらに、幹の立ち上がりを見ると、その盆栽が大木のように見えるかどうかをチェックできます。さらに、枝は盆栽の輪郭を作る重要な部分です。バランスよく枝が配置されているかどうかがポイントとなります。加えて、葉も盆栽の個性を決定するところだといえます。季節ごとの変化は葉に現れやすいので、しっかりとチェックしたいところです。

神と舎利

盆栽には、神と舎利が存在します。神は「ジン」、舎利は「シャリ」と読みます。これは、長い年月を経ることで枯れ、白い肌となった盆栽の姿を表します。枯れていると聞くとよくない印象もありますが、実際には盆栽のひとつの評価ポイントとなっています。盆栽はときの経過を楽しむものなので、こういったところにも注目されているのが特徴的ですね。神と舎利を理解していれば、より盆栽の奥深さを楽しめるようになるでしょう。

樹齢

盆栽を楽しむ際は、樹齢もチェックしましょう。盆栽としての年数を知ると、その盆栽のこれまでの姿を想像することもできます。どのような姿を経て現在にいたったのかに思いをはせることも盆栽の楽しみ方のひとつです。

盆栽の魅力を理解して楽しんでみよう

盆栽の魅力を理解して楽しんでみよう

盆栽は奥深いものであり、さまざまな深い魅力が存在します。そのため、知れば知るほど興味が高くなっていくでしょう。実際に自分で盆栽を育てるようになると、他人の盆栽についても細かいところまでチェックするようになるはずです。盆栽は自然の美しさを楽しむものですが、盆栽として評価されるためには押さえておきたいポイントも存在します。ポイントを押さえれば、盆栽としての完成度も高められるはずです。素晴らしい盆栽を作ることができるようになると、盆栽作りもより楽しくなるでしょう。

盆栽について理解を深めたいと考えるなら、基本からしっかりと勉強することが大切です。盆栽はとても奥が深いので、独学だけですべてを理解しようとするのは簡単ではありません。解釈の仕方によっては、誤った認識をもってしまう恐れもあるでしょう。盆栽の勉強をするなら、通信講座でプロのカリキュラムに従って学ぶのが特におすすめです。正しい知識やスキルを着実に身につけて、盆栽をより本格的に楽しめるようにしましょう。