キャンドルがもたらす効果とその活用法
記事更新日:2023年8月21日キャンドルはあたりを明るく照らすこと以外にも、さまざまな嬉しい効果を発揮することが科学的に証明されています。たとえば、炎を見ていると心地よい気分になったり、調子がよくなったりした経験はありませんか。それは気のせいではなく、はっきりとした根拠があります。
今回は、キャンドルがもたらす素晴らしい効果とそのメカニズムについて説明します。そのうえで、これらをより効果的に活用するための方法を紹介します。
これを読めばきっと、毎日の生活なかにキャンドルを取り入れたくなるはずです。
目次
キャンドルで癒される理由
キャンドルをつけるとほっとした気分になりますよね。それには、科学的な理由があります。
1/fゆらぎ
自然界に存在する不規則なリズムを「1/fゆらぎ」と呼びます。人は「1/fゆらぎ」に当てはまるような不規則な揺れを感じると、心地いい気分になると言われています。たとえば、心臓の音や波の音なども「1/fゆらぎ」の1つです。これらを聞いて、気持ちが落ち着いた経験がある方も多いのではないでしょうか。 そして、不規則なキャンドルの炎の揺れは、この「1/fゆらぎ」に当てはまります。キャンドルの炎を眺めていると落ち着いた気分になるのはこのためです。
炎の優しい光と温かさ
キャンドルに火を灯すと、あたりが優しい光で照らされます。オレンジ色の光は見ていてほっとする色です。また、キャンドルのじんわりとしたあたたかさは、安心感を与えてくれます。 人は外的な環境に影響を受けやすいため、小さな炎からでもこのような癒しの力を感じ取ります。
キャンドルが心と身体にもたらす効果
マイナスイオン効果
キャンドルを燃やすと、化学反応が起こり微量の水分が発生します。このとき、水とともにマイナスイオンが発生します。一度キャンドルに火をつけて発生するマイナスイオンの量は、森林浴であびることができる量を上回ると言われています。 キャンドルに火を灯すだけでこれだけのマイナスイオンをあびることができるというのは、手軽でとても嬉しい効果ですよね。
くつろぎ効果
人は、副交感神経の働きが活発になるとリラックスした気分になります。キャンドルの炎のオレンジ色は、この副交感神経を刺激する働きがあります。そのため、気持ちが張り詰めているときでも、キャンドルの炎をしばらく見つめていると全身をリラックスさせることができます。
α波を出す効果
人はリラックスしているときや何かに集中しているとき、脳波がα波になります。キャンドルは、火を灯すだけで人の脳波をα波に近づける効果を発揮します。そのため、緊張しているときや物事に集中できないときにキャンドルに火をつけると、しだいに脳波がα波になって気持ちも落ち着きます。
消臭効果
キャンドルには、空気中の嫌なにおいの成分をなくす効果があります。そのため、定期的にキャンドルを使うようにすると、消臭剤や芳香剤を置く必要がありません。 アロマキャンドルなら、空気中の嫌なにおいを消したうえで部屋にいい香りを広げてくれます。一石二鳥の嬉しい効果です。 ちなみに、キャンドルを消すとき息で吹き消すと焦げ臭くなってしまいますが、ロウソク消し(スヌーファー)を使えばそのような匂いも発生しません。
風水効果
風水的に見ても、キャンドルは良い効果を発揮してくれるアイテムです。キャンドルに火を灯すと、その炎が部屋にたまっている悪い気を浄化してくれると言われています。 ほかにもキャンドルは風水上、「気持ちが前向きになる」「冷え性が改善される」「新しいアイディアが浮かぶ」「直感が研ぎ澄まされる」などの効果があるとされています。 また、風水では、南西の方角に火を連想させるアイテムを置くと家族の絆が強まると言われています。火を灯さないときでもキャンドルを南西の方角に置いておくようにすれば、高い効果が期待できるでしょう。
アレルギー予防効果
キャンドルのなかでも、ミツバチの巣から精製されたロウを固めた「ミツロウ」はアレルギーを予防する効果があります。ミツロウは、アレルギーの原因であるダニやホコリ、花粉を浄化する性質があります。
キャンドル効果を高める方法
アロマキャンドルを使う
キャンドルのなかでもアロマキャンドルは植物から抽出されたエッセンシャルオイルによって香りがつけられているため、火をつけるとその自然な香りがあたりに広がります。エッセンシャルオイルはアロマテラピーにも使われるオイルで、その癒し効果は科学的にも広く提唱されています。 香りの種類によって効果は異なるため、自分がなりたい気分に合わせて香りを選んでみてください。たとえば、リラックスしたいときはハーブ系のカモミール、気分転換したいときは柑橘系のオレンジ、気持ちを明るくしたいときはフローラル系のジャスミンが効果的です。香りの種類はほかにもたくさんあります。
クラシック音楽をかける
キャンドルの効果をより高めるにはクラシック音楽をかけるのもおすすめです。実は、クラシック音楽にも「1/fゆらぎ」の効果があると言われています。楽器を演奏しているのは人であるため、人が奏でる音の絶妙な揺らぎがリラックス効果を生み出しています。 キャンドルに火を灯しながらクラシック音楽をかければ、癒しの相乗効果が期待できます。「1/fゆらぎ」の効果が高いクラシック音楽を集めたCDも販売されているため、活用してみましょう。
癒し以外のキャンドル活用方法
キャンドルを活用すると、「癒し」以外にもさまざまな効果を得ることができます。
料理の見栄えアップ
料理は、白い光を出す蛍光灯よりもオレンジ色の光を出す白熱灯で照らしたほうが、美味しそうに見えると言われています。キャンドルの光はオレンジ色であるため、白熱灯のように料理の見栄えをよくする効果があります。実際、テーブルにキャンドルを置いているカフェやレストランも多いです。 キャンドルを1つ添えるだけでテーブルが一気におしゃれになりますし、料理も美味しそうに見えるのは嬉しいですよね。家でお客様をおもてなしする際にぴったりです。
肌質アップ
キャンドルの光は肌をきめ細やかに見せる効果があります。家でのデートのときは、電気を暗くしてキャンドルに火を灯すと雰囲気が良くなるだけでなく、肌もきれいに見えるためおすすめです。 キャンドルナイトのイベントに出かけたり、キャンドルでおしゃれな演出がしてあるレストランに行ったりした場合でもこの効果が期待できます。
恋愛気分アップ
男性は本能的に揺れるものに惹かれます。これは、人間が昔、狩りをして生活していたころ、動物を見逃さないためにできた習性の名残だと言われています。そのため、ゆらゆら揺れるキャンドルの炎を自分の近くに置いておけば、男性をどきどきさせることができるかもしれません。
キャンドルの素晴らしい効果を生活に取り入れよう
キャンドルには科学的に見ても素晴らしい効果がたくさん詰まっています。
とくにアロマキャンドルなら「炎がもたらす効果」と「アロマの香りによる効果」の2つを備えているため、とてもおすすめです。アロマキャンドルは見た目がかわいらしいものがたくさんあり、香りの種類も多いため、自分好みのキャンドルを探すのもとても楽しいです。お店で自分好みのキャンドルがなかなか見つからないときは、自分で作ることもできます。
キャンドルは火を灯すだけで、すごい効果を発揮してくれます。誰でも簡単に毎日の生活に取り入れることができますよ。