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レジンでのコーティング方法とは?仕上げ方のコツを解説

レジンは中に素材を閉じ込めて素敵な作品を作るための材料です。しかしながら、レジンの使い方はそれだけではありません。レジンを表面に塗れば、ほかの作品をコーティングすることもできます。レジンでコーティングをおこなえば、作品の魅力をアップさせられるでしょう。コーティングできる素材は多岐にわたるので、いろいろなものをレジンで素敵に変身させてみてはいかがでしょうか。

レジンによるコーティングとは、具体的にどのようにおこなえばよいのでしょうか。今回はレジンを使ったコーティングの方法について紹介します。

レジンでのコーティング方法とは?仕上げ方のコツを解説

レジンを使ったコーティング加工とは?

レジンでのコーティング方法とは?仕上げ方のコツを解説

レジンは単体でも素敵な作品に仕上げることが可能です。しかし、ほかのものをコーティングするために使用することもでき、作品の完成度を高めるために役立ちます。ここでは、レジンを使うとどどのようなコーティング加工が可能なのか、例をあげて紹介します。

素材そのものをコーティング

レジンを使ったコーティングとしては、素材の表面にレジンをつけてコーティングするという方法があります。レジンで作品を作る際は、型取りしたレジンの中に素材を閉じ込めるのが一般的です。これに対して、レジンによる素材のコーティングを分かりやすく表現すれば、素材のコーティングにおいてはレジンの割合が少なくなるといえるでしょう。より素材が際立つアレンジ方法だといえます。素材の質感を活かしながら、素材そのものの強度を上げることができるのが大きな魅力です。たとえば、造花やハンドメイドのアクセサリーをレジンでコーティングすれば、作品をより素敵にすることができます。また、作品の強度を高めて、作品そのものを保護するのにも役立つでしょう。ハンドメイド作品を作ったら、レジンを使ってしっかりコーティングするのがおすすめです。

折り紙やプラパンなどをきれいに仕上げる

レジンは、折り紙やプラパンの表面をきれいに仕上げるために活用することも可能です。折り紙をレジンで固めれば、作品をきれいな状態で保つことができるでしょう。また、手作りしたプラパンにレジンを塗れば、表面をぷっくりとさせられるので高級感が出るはずです。ちょっとした違いですが、ほかの作品とは大きな違いを出せるでしょう。少しの一手間で作品の魅力がアップするので、レジンによるコーティングは上手に活用すべきです。

レジンのコーティング方法

では、実際にレジンでコーティングをおこなうにはどうしたらよいのでしょうか。レジンによるコーティングをするときは、コーティングする素材の性質に注意する必要があります。ここから、レジンのコーティングについて、具体的な手順や方法についてみていきましょう。

折り紙のコーティング

折り紙をコーティングする際は、紙の種類に注目する必要があります。一般的な折り紙用の紙はレジンが染み込みやすいので、レジンを塗ると透けてしまう可能性があります。透明感を楽しみたいのであれば問題ないですが、それがイメージと異なる場合は注意が必要です。そういった場合は、トレーシングペーパーを利用するのがおすすめです。トレーシングペーパーはレジンとの相性もよいので、透け過ぎてしまう心配がありません。トレーシングペーパーには柄や色がついたものもあるので、好みのものを選んで折り紙にするとよいでしょう。なお、レジンで紙をコーティングするときは、レジンが染み込みにくい画用紙も適しているといわれています。折り紙として利用するには少し厚みがあり過ぎますが、工夫の仕方によっては画用紙も利用できるでしょう。

押し花のコーティング

押し花をレジンでコーティングするときは、シリコンマットの上に少量のレジンを垂らしてそこに押し花を固定して作業するようにしましょう。押し花を固定しておけば、レジン液を塗ったときに反り返りにくいので作業しやすくなります。押し花を固定したら、押し花の表面にレジン液をのせていきましょう。レジン液が少ないと、硬化するにつれて押し花が反りかえってきてしまう恐れがあるので要注意です。躍動感を出したいのであれば反り返っても問題ないかもしれません。しかし、そうではない場合は、反りかえりには気をつけたほうがよいでしょう。そのため、レジンで押し花のコーティングをするときは、少し多めにレジンをぬっていくようにしてください。

プラパンのコーティング

完成させたプラパンの表面にレジンを塗れば、きれいにコーティングすることが可能です。レジンを均等に塗るだけなのでとても簡単です。キーホルダーを付ける場合は、その部分にはレジンがつかないように穴をふさいでおきましょう。小さい穴であれば、つまようじなどでもふさいでおけます。プラパンにコーティングをおこなうと、表面をぷっくりさせることができるので、普通のプラパンとは違う重厚感を出せます。レジンでコーティングしたプラパンならおしゃれなキーホルダーなどとして楽しむことができそうですね。

仕上げとしてのコーティングのコツ

仕上げのコーティングとしてレジンを塗る場合は、よりきれいに仕上げるためにちょっとしたコツをおさえておくとよいでしょう。レジンはつるりとした印象を出せるので、簡単に高級感をアップさせることが可能です。より素敵な印象を出すためにも、仕上げの方法にこだわりましょう。

凸凹やバリをやすりで削る

きれいにレジンでコーティングするためには、作品の凹凸を取ることが重要です。やすりを使って余計な部分を落としておきましょう。こうすることによって、レジンがより作品と密着しやすくなり、美しく仕上がります。レジンと作品がきちんと密着していないと、隙間ができてしまうので要注意です。また、レジンによるコーティングが終わったあとも、レジンがはみ出て固まってしまった部分があれば、やすりを使って削るようにしましょう。目の細かいやすりで丁寧に削っていけば、手触りのよい作品に仕上げることが可能です。

表面のレジンを筆でならす

レジンを塗るときは、筆を使って表面をきれいにならすのが重要です。レジンはつるりとした印象が特徴的なので、なるべく表面にも凸凹ができないように気をつけましょう。表面に凸凹ができるとやすりで削って整えるのは難しいので要注意です。なお、筆を使うときは筆の跡が残らないように配慮するのも大切だといえます。

レジンのコーティングで作品の幅を広げよう

レジンのコーティングで作品の幅を広げよう

レジンを使えば、いろいろなものをコーティングすることができます。コーティングといっても、基本的にはレジンを塗って放置しておけばよいので手間はそこまで大きくありません。それでいて高級感をアップさせられるので、レジンのコーティングはとても便利だといえるでしょう。レジンをメインにした作品作りをおこなわないとしても、コーティング方法の1つとしてレジンの使い方を覚えてみてはいかがでしょうか。

レジンによるコーティングをおこなえば、作った作品をワンランク上にあげることができるでしょう。高級感がある作品は、見た目の印象もよいので素敵です。そんな作品は自分で楽しむだけでなく、販売することもできるかもしれません。レジンを使ったコーティング方法をマスターして作品の幅を広げ、よりよい作品作りに活かしてみてはいかがでしょうか。