レジンの着色方法、色つきレジンの作り方 | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
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レジンに色を付けるには?色付きレジンの作り方

レジンは、無色透明な美しいアクセサリーや小物を作るのに向いています。しかしながら、レジンは色を付けて楽しむことも可能です。レジンの透明感を活かし、程よく色を付けると印象をガラリ変えることができるでしょう。材料にも種類があるので、好みのものを選べます。

レジンの着色とは、具体的にはどのようにしておこなえばよいのでしょうか。レジンの着色をするには、いろいろと注意すべき点があります。美しい色のレジンを作るためには、しっかりとコツをつかむことが重要です。今回はレジンの着色方法について紹介します。

レジンに色を付けるには?色付きレジンの作り方

レジンは着色できる?

レジンに色を付けるには?色付きレジンの作り方

レジンは基本的には無色透明です。そのため、中に入れた物のようすをそのまま見ることができます。透明なのがレジンの大きな魅力の1つです。しかしながら、いくつも作品を作っていると色を付けてみたいという気持ちにもなりますよね。もちろん、ほかの材料を使えばレジンに色をつけることも可能です。レジンに色をつければ、色によって印象はガラリと変わります。そうなれば、これまでとは全く違うデザインのレジン作品を作れるようになるはずです。アイデア次第で素敵な印象にすることができるので、レジンで作品を作るなら色のイメージまで考えてデザインを考えていくとよいでしょう。透明なものと色付きのものを組み合わせてみるのも素敵ですね。

レジンを着色する材料

レジンに色をつけるためには、どういった材料を使えばよいのでしょうか。レジンの色付けに使える材料には、複数の種類があります。種類によって特徴が異なるので、まずはどんなものがあるのか知っておくのが重要です。ここでは、レジンの作品作りに使える材料の種類についてみていきましょう。

レジン用着色剤や顔料

手芸屋さんなどにはレジン専用の着色剤や顔料が売られている場合もあります。レジン用の着色剤や顔料は、液体やパウダー状などであることが多いです。初心者でも扱いやすいように丁寧な説明書きがついていることがほとんどなので、安心して利用できるはずです。

アクリル絵の具

レジンに色を付けるためには、アクリル絵の具を使用する方法もあります。アクリル絵の具ならレジン以外にも使用できるのでとても便利だといえます。もしもアクリル絵の具が家にある場合は、わざわざレジン用のものを買わなくても色付けができます。

マニキュア

レジンの色付けには、マニキュアも活用することができます。家にあるマニキュアを活用したり、100円ショップなどで売られている安価なマニキュアを利用したりするのもよいでしょう。また、好きな色のマニキュアで作ったレジンのアクセサリーをつけ、爪の色と合わせてコーディネートを楽しむのもおすすめです。

UVレジン着色方法

レジンには複数の種類があります。種類によって着色方法も異なるので注意しましょう。まずは、UVレジンの着色方法についてみていきます。

UVレジン液の中に着色剤を混ぜる

UVレジンに色を付けるときは、最初にレジン液の中に着色剤を混ぜておきます。固めたあとではレジンに色を付けることはできないので気をつけましょう。そのため、作る前にしっかり完成後のイメージを作っておくのが重要だといえます。

ほどよく混ぜるようにするのがポイント

レジンに色付けをする際は、混ぜ方が足りないと色ムラができてしまいます。色ムラをうまく活かすのも1つのデザインだといえますが、それ以外の場合はきちんと全体が混ざるようにしなければなりません。ただし、混ぜ過ぎると硬化不良の原因になるので注意が必要です。硬化不良になると、レジンの表面にべたつきが残ったまま固まらなくなってしまうので大変です。ひたすら混ぜればよいというわけでもないので、きちんと全体に色が馴染んだのを確認したら混ぜるのはストップしましょう。

アクリル絵の具だと少しの量でも発色する

色を付けるための材料は、種類によって入れるべき量が異なります。とくにアクリル絵の具の場合は、少量でもしっかり発色するため少しずつ入れたほうがよいでしょう。色を入れ過ぎると、なかにものを入れてもよく見えなくなってしまう恐れがあるので要注意です。入れた色をもう一度取り出すということはできないので、色は慎重に足していかなければなりません。

クリアタイプの顔料を使うと透明感のある仕上がりに

使う顔料を選ぶときは、それぞれのタイプやその性質についてもしっかり理解しておきましょう。たとえば、クリアタイプの顔料を使用すれば、透明感のある仕上がりに整えることができます。クリアタイプでないものを使った場合、少し曇ったような印象になるケースもあります。レジンはもともと無色透明であり、その透明感が楽しめるのも1つのポイントです。レジンの特徴を活かしたいのであれば、クリアタイプがおすすめです。

エポキシレジンの着色方法

エポキシレジンに着色する場合は、UVレジンとは手順が少し異なります。混ぜる順番を間違うときれいに色がつかない恐れもあるので気をつけましょう。エポキシレジンの着色方法は以下のとおりです。

主剤と着色料を混ぜてその後に硬化剤を混ぜる

エポキシレジンは主剤と硬化剤の2種類を混ぜて作るレジンです。通常であれば、主剤と硬化剤を一度に混ぜ合わせてレジン液を作っていきます。ただし、色を付ける場合は、硬化剤を混ぜる前に主剤に着色料を入れていきましょう。エポキシレジンにおいてもレジンが固まったあとで色を付けることはできないので注意が必要です。初めにしっかりと作品のイメージを構築しておきましょう。主剤と着色料がよく混ざったあとに硬化剤を入れます。こうすることでエポキシレジンに対してもきれいに色を付けることができます。

混ぜすぎは硬化不良の原因になるので注意

エポキシレジンにおいても混ぜ過ぎは、硬化不良の原因となるため注意しましょう。全体に色が馴染んだらそれ以上混ぜる必要はありません。とはいえ、エポキシレジンにおいては主剤と着色料を混ぜたのちに硬化剤を入れるので、ダマにならない程度にきちんと混ぜる必要があるといえます。UVレジンよりもエポキシレジンのほうが色の入れ方の加減が難しいですが、少しずつおこなって様子をみながら調整するのが重要です。慣れてくると必要な分量の割合が分かってくるので、最初のうちは試しながらおこなうのがよいでしょう。

色付きレジンを作って素敵な印象を楽しもう

色付きレジンを作って素敵な印象を楽しもう

レジンは無色透明のそのままの色でも十分素敵ですが、好みの色を付けていろいろな表情を楽しむことも可能です。同じデザインでも色が違えば全く異なる印象を出すことができるでしょう。また、色を付けるための材料の種類や使う分量によっても、仕上がりはまったく違うものになるはずです。最初は加減が難しいかもしれませんが、慣れてくると要領がつかめてくるはずなのでまずはチャレンジしてみましょう。

レジンに色を付けると、デザインの幅も広がります。そのため、いろいろ試しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。中に入れる素材とレジンの色をうまく合わせれば、ほかにはない素敵なアクセサリーや小物を完成させることができるでしょう。色を付けるとこれまでにない新しいデザインが思い付けるかもしれません。レジンの美しさの特徴を活かして魅力的なものを作ってみてください。