刺繍糸を針に通すコツと、刺繍の刺し始め・刺し終わりの方法について | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
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刺繍糸を針に通すコツとって?刺し始めと刺し終わりの処理の仕方は?

刺繍をおこなうときは、刺し始めと刺し終わりもきちんと処理をしなければなりません。最初と最後がいい加減になっていると、たとえきれいに刺繍ができたとしてもほどける原因となってしまいます。刺し始めに関しては、そもそも刺繍糸を針に通すのが難しいと感じている人もいるでしょう。刺し始めと刺し終わりをスムーズにおこなうには、どうしたらいいのでしょうか。

今回は、刺繍の刺し始めと刺し終わりについて押さえておきたいことを紹介します。刺繍糸を針に上手に通す方法からしっかり説明するので、ぜひ参考にしてください。

刺繍糸を針に通すコツとって?刺し始めと刺し終わりの処理の仕方は?

刺繍糸の針の通し方

針に刺繍糸を通すときは、どのようにすればスムーズにいくのでしょうか。刺繍糸は糸が重なっているので、最初の糸通しが難しいと感じている人も少なくないでしょう。刺繍糸を針になかなか通せないでいると、せっかくの時間がもったいないですよね。時間がないと、刺繍を丁寧にできず、満足のいく出来栄えに仕上げることができなくなる可能性もあります。そういった問題を防ぐためにも、刺繍糸は素早く針に通せるようになりたいものです。刺繍糸を針に通すときは、ちょっとしたコツをつかむことでスムーズにおこなうことができます。ここでは、針に刺繍糸を通す方法について確認しましょう。

折りグセをつけて通す

針に刺繍糸を通すときは、さまざまな工夫をすることができます。針に刺繍糸を通しやすくするためには、最初に糸に折りグセをつけておくとよいです。刺繍糸を針の頭のところに当てて折るようにしたら、針を抜いて折り目をしっかりとつけるようにしましょう。その後、刺繍糸の折り山を針穴に通します。そのまま糸の輪を引っ張るようにして短い方の糸の端を引き出すようにすれば、スムーズに糸を針に通すことができます。折りグセをつければ、単に糸の端を針の穴に通そうとするよりも簡単に糸を通すことができるのです。この方法を試したことがない場合は、ぜひ一度試してみるとよいでしょう。慣れてしまえば、折りグセも簡単につけられるようになるので、刺繍糸を針に通す作業もかなりスムーズにおこなえるようになるはずです。

糸通しを使うとより簡単

針に糸を通すのがどうしても苦手な場合は、糸通しを使うという方法もあります。糸通しは小さなものであり、裁縫セットに入っていたり糸を購入したときにおまけでついてきたりすることもあります。糸通し単体でも販売されているので、手芸店などで探してみるとよいでしょう。糸通しを使えば、より簡単に針に糸を通すことができるので便利です。ただし、糸通しの形を見ただけでは使い方が分かりにくいので、最初に使い方をしっかりマスターすることをおすすめします。 なお、糸通しをなくしたり、忘れてしまったりしたときは、糸通しができなくなってしまうので、できれば自力で糸通しをする方法を身につけておくと安心です。とはいえ、糸通しはとても簡単に針に糸を通すことができるアイテムで便利なので、糸通しがうまくできないときは頼ってみるとよいです。

刺繍糸の刺し始め

糸を針に通した後は、刺繍糸を布に刺していきます。刺繍糸の刺し始めは、どのようにしておこなえばいいのでしょうか。刺繍をきれいに仕上げるためには、刺繍糸の刺し始めはとても重要です。刺繍糸の刺し始めをきちんと処理できていないと、最悪の場合、刺繍をしている途中で糸が抜けてしまう恐れもあります。そうなってしまっては、せっかくの作品が台無しになってしまいますよね。ここでは、刺繍糸の刺し始めの処理の仕方について詳しく確認しましょう。

捨て糸を出す方法

糸を刺し始めるときは、最初に捨て糸をおこないます。捨て糸は玉結びの代わりとなるもので、長めに糸を残しておき、最後にその残していた糸を使って固定する方法です。線をステッチする場合で、近い場所に他の刺繍がないのであれば、捨て糸をしたほうがよいでしょう。捨て糸を出す方法を採用する場合は、糸が抜けてしまわないように注意しながら刺繍の作業を進める必要があります。慣れるまでは難しいと感じるかもしれませんが、少しずつできるようにしていきましょう。

玉結びをする場合もある

刺繍するものによっては、玉結びをして糸をしっかり固定することも可能です。たとえば、カバンやポーチなどに玉結びをする場合は、刺繍糸が抜けないようにしっかり固定する必要があります。特に刺繍した部分の後ろが見えないような場合には、玉結びでも特に支障はないでしょう。初心者でどうしても捨て糸が難しい場合は、玉結びをする方法を選んでも大丈夫です。

刺繍糸の刺し終わり

刺繍をし終わり、刺繍糸を刺し終わるときにはどのような処理をする必要があるのでしょうか。刺繍をきれいに完成させるためには、刺繍糸の刺し終わりについてもしっかりと処理する必要があります。刺繍糸の刺し終わりについてもいろいろな方法があるので、刺繍の状況に合わせて方法を選ぶことが大切です。ここでは、刺繍糸の刺し終わりの方法について説明します。

裏側の縫い目に糸を絡める

刺繍糸の後始末の仕方としてよくおこなわれるのは、刺繍の裏側の縫い目に対して糸を絡めるという方法です。糸の絡め方はいくつかありますが、いずれにせよ何回も絡ませるようにすることで糸が抜けにくい状態に整えることができます。

玉結びでもOK

刺繍の後始末においても、玉結びをおこなうことは可能です。玉結びをすれば、しっかりと糸を固定できるので刺繍がほどけてしまう心配がありません。糸の刺し始めに玉結びをしたときは、最後も玉結びでしっかりととめるとよいでしょう。裏が見えない場合も、玉結びをしても問題はないです。刺繍の初心者でほどけてしまうのが心配なら、玉結びをすれば確実に糸を固定することができます。

刺繍の刺し始めや刺し終わりの処理をしっかりおこなおう

刺繍の刺し始めや刺し終わりの処理をしっかりおこなおう

刺繍をきれいに仕上げるためには、刺し始めや刺し終わりの処理がとても重要です。刺し始めや刺し終わりの処理をきちんとおこなえていないと、せっかくの刺繍が台無しになってしまう恐れもあるので注意が必要です。たとえ、きれいに刺繍を完成させることができても、きちんと固定できていないと作品を使用している間に刺繍がとれてしまう恐れもあります。せっかくの刺繍は、なるべくきれいな状態で保ち続けたいですよね。そのためにも、刺繍の刺し始めや刺し終わりの処理の仕方は、きちんと理解しておく必要があります。慣れないうちは難しく感じられる部分もあるかもしれませんが、刺し始めと刺し終わりはどのような刺繍をするときにも必要な工程です。そのため、なるべく早い段階で刺繍の刺し始めと刺し終わりの方法をマスターしておく必要があります。

もちろん、刺繍では絵柄を刺していく工程がとても重要です。丁寧に作業することで、細かくて綿密ながらもしっかりと表現することができます。そのため、刺繍をするときは最初から最後まで丁寧に作業しなければなりません。刺繍をするときは集中力が必要不可欠であり、常に全体の状況をみながら作業を進める必要があります。とはいっても、最初はみんな初めてのことなので、少しずつ慣れていけば問題ありません。刺繍糸を通すのが難しいと感じる場合も、工夫して上手にできるようにして生きましょう。