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刺繍図案の写し方は?必要な道具やポイントについてレクチャー!

刺繍を始めるときは、刺繍図案を写すことで刺繍がしやすくなります。刺繍図案はどのようにして写すのがよいのでしょうか。刺繍図案を写す方法はさまざまあり、方法に応じた道具を用意する必要があります。また、刺繍図案を写すときには押さえておきたいポイントもあるので、しっかりと把握しておくことが大切です。

今回は、刺繍図案の写し方について説明します。必要な道具やポイントについても触れるので、ここでしっかり確認しておきましょう。

刺繍図案の写し方は?必要な道具やポイントについてレクチャー!

刺繍図案を写すための道具と用途

刺繍図案を写すためには、いろいろな道具を使用します。ここでは、刺繍図案を写すために使用する道具とその用途について確認しましょう。きちんと道具を用意して、刺繍図案をきれいに写せるようにしましょう。

基本的な道具

刺繍図案を写す場合、必ず用意したい基本的な道具としてはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、刺繍図案を写すときに必要な基本の道具について紹介します。

トレーシングペーパー

刺繍図案を写すときは、トレーシングペーパーを使用します。具体的には、本やテキストに掲載されている刺繍図案を写すために使うものです。本やテキストにトレーシングペーパーをおいたら、マスキングテープでとめるようにすると作業がしやすくなります。

手芸用複写紙

刺繍図案を写すなら、手芸用複写紙を使うことも可能です。手芸用複写紙は、図案と布の間に挟んで使用します。さまざまな色があるので、布に対して目立ちやすい色を選ぶと刺繍の作業もしやすくなります。特に水に消えるタイプもあるので、そういったものを選べば刺繍を完成させた後も処理が簡単です。なお、手芸用複写紙には片面用と両面用がありますが、刺繍に使用するなら片面用を選んでも問題ありません。

セロファン

トレーシングペーパーで刺繍図案を写すなら、セロファンを使用するとよいです。セロファンはトレーシングペーパーが破れるのを防止するために使用します。セロファンがあれば、よりスムーズに刺繍図案を写す作業をおこなうことができるでしょう。

トレーサー

刺繍図案を写すときはトレーサーを使用して図案をなぞっていきます。トレーサーは、インクが出なくなったボールペンで代用することも可能です。なるべくペン先が細いものを選んだほうが、細かい部分まで正確に写すことができるので便利です。持ちやすさも考慮して自分に合ったものを選びましょう。

あると便利な道具

刺繍図案を写すとき、あるとより便利なものもあります。それはどのようなものなのでしょうか。ここでは、刺繍図案を写すときにあると便利な道具についてもみておきましょう。

印付けペン

刺繍図案を写すときは、色付けペンもあると重宝します。色付けペンがあれば、写し忘れた部分や写したつもりでも写らなかった線を書き足すことが可能です。ただし、フリーハンドで書き足すことになるので、より慎重に作業する必要があります。

マスキングテープ

刺繍図案を写す場合、すでに触れましたがマスキングテープもあると安心です。布とトレーシングペーパーがずれないように固定できるので、より確実に刺繍図案を写すことができます。1つあれば一定期間使い続けられるので、手元に用意しておくとよいでしょう。

刺繍図案の写し方とポイント

刺繍図案を写すときはどのようにすればいいのでしょうか。まず、手芸用複写紙を刺繍図案と同じくらいのサイズに切って準備しましょう。そうしたら、手芸用複写紙のインク面を下向きにして布の上に配置します。手芸用複写紙の表裏を間違えると、刺繍図案が布に映らないので注意が必要です。手芸用複写紙をきちんと設置できたら、その上に写したい刺繍図案を置きましょう。このとき、一番上にセロファンを置き、少しずつずらした状態にしたらマスキングテープでとめるようにします。図案の斜め上と斜め下をとめるようなイメージです。ここまで状態を整えたら、いよいよトレーサーでなぞっていきます。トレーサーでなぞるときは、強めの力でなぞっていくとはっきりとした線で図案を写すことができます。できれば2回くらいなぞるようにすると、確実に図案を写すことができます。

刺繍後に下書きを消す方法と注意点

刺繍図案を写すと、布に線が残ります。刺繍を施せばほとんど見えなくなりますが、線の色によっては刺繍の完成後も見えたり目だったりする場合もあるでしょう。そういったときは、下書きを消す必要があります。刺繍の下書きを消すにはどのような方法をとると効果的なのでしょうか。ここでは、刺繍を終えた後で図案の下書きを消す方法について説明します。注意点についても触れるので、ぜひ確認しておいてください。

水洗いをする

刺繍図案を写す場合、水で消えるタイプのものを使っているなら、水洗いをすれば刺繍図案の下書きを消すことができます。作品の大きさにもよりますが、だいたいのものは洗面器を使って水洗いをすることができるでしょう。全体を濡らしてしまうと乾かすのに時間がかかるので、できるだけ線のある部分だけに水をかけるようにすることが大切です。

洗濯してもOK

刺繍図案を消したいときは、中性洗剤で洗濯するというのもひとつの方法です。衣類など洗濯できるものであれば、一度洗濯すると下書きの線を消すことができます。洗濯可能かどうかきちんと確認する必要があります、問題なさそうであれば洗濯してしまうとよいでしょう。

アイロンがけは要注意

刺繍図案の下書きをしたときは、アイロンがけには注意が必要です。下書きの線が残っている状態でアイロンがけをしてしまうと、線が消えなくなる恐れがあります。せっかくきれいに刺繍ができても、線が残ってしまっては作品が台無しですよね。それを避けるためにも、完全に下書きの線が消えてからアイロンがけをするようにしてください。

手芸用複写紙以外の図案の写し方

刺繍の図案を写す方法は、ここまでで紹介したもの以外にもいろいろとあります。たとえば、スマプリ、熱転写ペンシル、トレース台などです。さまざまな方法があるので、いろいろと試してみて自分に合った方法を選んでみるとよいでしょう。刺繍図案をきれいに写せると、刺繍そのものもきれいに仕上げやすくなります。

刺繍図案の写し方をマスターしてきれいな刺繍をしよう

刺繍図案の写し方をマスターしてきれいな刺繍をしよう

刺繍をするときは、刺繍図案を写すところから始める必要があります。刺繍図案を写すことで刺繍を上手に仕上げやすくなるので、刺繍図案の写し方はとても重要です。刺繍図案を丁寧に忠実に写すことができないと、本来のイメージとは異なるものになってしまう恐れもあります。せっかく刺繍をするなら、イメージ通りの素敵な作品を作りたいですよね。そのためにも、最初から丁寧に刺繍図案を写す作業をおこなわなければなりません。

刺繍図案を写す方法はいろいろとあるので、自分に合った方法を選んでみることが大切です。好みや得意不得意もあるので、最初のうちは慣れないかもしれません。しかし、何度か試しているうちによりスムーズに刺繍図案を写せるようになるでしょう。刺繍の中にもさまざまなものがあるので、なかには図案を写すだけでも一苦労するようなものもあります。刺繍図案を着実に写すことができるようにし、より素敵な刺繍を施せるようにしましょう。