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アーユルヴェーダ料理の食材って?基本やスパイスについて紹介

アーユルヴェーダの考え方を取り入れた「アーユルヴェーダ料理」には、さまざまな効能があるとされています。アーユルヴェーダ料理を日常的に摂取すれば、健康や美容のために高い効果を発揮できる可能性があるでしょう。アーユルヴェーダ料理には一般的な料理とは異なるルールもあるので、それについて詳しく理解しておくことが大切です。

今回は、アーユルヴェーダ料理の基本や使用するスパイスなどについて詳しく紹介します。アーユルヴェーダ料理を始めたい人は、ぜひ参考にしてください。

アーユルヴェーダ料理の食材って?基本やスパイスについて紹介

アーユルヴェーダ料理とは?

アーユルヴェーダ料理とは、具体的にどのような料理なのかについて最初に確認しておきましょう。 アーユルヴェーダ料理は、インドで発祥した伝統医学であるアーユルヴェーダの考え方に基づいて作られる料理のことです。そのため、アーユルヴェーダ料理には、心身のバランスを整えたり、健康を維持したりする効果が期待できます。アーユルヴェーダ料理は、食事療法として用いられることが多いです。アーユルヴェーダ料理をうまく取り入れることができれば、日常的に健康に役立つ食事を摂取することができるでしょう。アーユルヴェーダ料理には、一般的な料理とは異なるさまざまな特徴や作り方のルールがあるため、実際に作る前にそれらをきちんと確認しておくことをおすすめします。

アーユルヴェーダ料理の基本

アーユルヴェーダ料理では、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。ここでは、アーユルヴェーダの基本について、必ず押さえておきたい内容を紹介します。アーユルヴェーダ料理をする際は、ここで紹介する内容をしっかりと把握しておくようにしましょう。アーユルヴェーダ料理では、基本的に味は6種類あると考えられています。そして、1回の食事において、6味すべてを入れることを理想としています。6味とは、「甘い」「辛い」「酸っぱい」「しょっぱい」「苦い」「渋い」のことです。6味の効能については、以下のとおりとなっています。

甘い

「甘い」は、アーユルヴェーダの5大元素のうち、地と水を含みます。甘さは、体にエネルギーを与えたり、組織を大きくしたりするとされています。

辛い

「辛い」は、アーユルヴェーダの5大元素のうち、火と風にあたります。体液の分泌を促進したり、脂肪を燃やしたりする作用が期待されています。また、食欲をアップさせる効果もあります。

酸っぱい

「酸っぱい」は、アーユルヴェーダの5大元素のうち、地と火に該当します。食欲を高め、消化を促します。また、心身をリフレッシュさせる効能も期待できるでしょう。

しょっぱい

「しょっぱい」は、アーユルヴェーダの5大元素のうち、水と火を含んでいます。食欲や消化吸収の力を高めたり、組織を増やしたりする作用をもたらします。

苦い

「苦い」は、アーユルヴェーダの5大元素のうち、風と空です。摂取しすぎると肌荒れにもつながりますが、適量であれば体をきれいにする作用を期待できます。

渋い

「渋い」は、アーユルヴェーダの5大元素のうち、風と地をもっています。体を浄化する作用を期待できるでしょう。

アーユルヴェーダ料理でのスパイスの役割

アーユルヴェーダ料理では、スパイスを多く用います。スパイスを用いることにより、1回の料理に無理なく6味を取り入れることができるといえます。ここでは、アーユルヴェーダ料理におけるスパイスの役割について詳しく確認しましょう。

使い方

アーユルヴェーダ料理でスパイスを使う際は、ドーシャに合わせて取り入れることが大切です。ドーシャとは、アーユルヴェーダにおいて分類されている体質のことです。人によってドーシャはそれぞれ異なるため、それぞれのドーシャを意識してスパイスのバランスを考えるといいでしょう。ドーシャによっては使用を控えたほうがいいとされるスパイスもあります。そのため、ドーシャとスパイスの関係はきちんと押さえておいたほうが安心です。

効果

スパイスには、どのような効果を期待できるのでしょうか。スパイスは、温かさや冷たさを中和したり、消化力を増進したりする効果が期待できます。また、体内のガスを除去する効果もあるとされています。スパイスも使いすぎはよくないですが、適量を体調に合わせて取り入れることにより、さまざまな高い効果を得られるようになります。スパイスにはさまざまな種類があるので、いろいろと試してみるといいでしょう。

アーユルヴェーダでよく使われるスパイス

アーユルヴェーダ料理によく使用されるスパイスとしては、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、アーユルヴェーダ料理でよく使われるスパイスについて、それぞれ詳しく紹介します。実際にアーユルヴェーダ料理をする際の参考にしてみてください。

シナモン

シナモンは、独特の香りが魅力的で、一般的にもよく使われているスパイスです。アーユルヴェーダ料理では、「辛い」「甘い」「苦い」のスパイスとされています。血行を促進したり消化を促したりなど、さまざまな作用があります。

生姜

生姜もスパイスの一種として考えられています。アーユルヴェーダ料理において、生姜は「辛い」スパイスです。一般的にもよく知られていますが、生姜には体を温める効果があります。また、消化を助ける効果もあるため、体が弱っているときでも取り入れやすいスパイスです。

黒コショウ

黒コショウも代表的なスパイスのひとつです。アーユルヴェーダ料理では、「辛い」に該当するスパイスです。黒コショウには、体を温めたり、消化を促したりする効能があります。どんな料理にも使いやすいので、アーユルヴェーダ料理においても重宝するスパイスだといえるでしょう。

クミン

クミンは、アーユルヴェーダ料理において「辛い」に該当するスパイスです。クミンを摂取すると、体が食べ物を消化する力を改善したり、体内に溜まっているガスを除去したりする効果を期待できます。

コリアンダー

コリアンダーは、アーユルヴェーダ料理の「渋い」「苦い」に当てはまるスパイスです。あまり聞くことは少ないかもしれませんが、コリアンダーは生の状態ではパクチーとよばれています。パクチーは馴染みがあるという人も多いのではないでしょうか。コリアンダーには老廃物を排出したり、食欲を増進したりする効果が期待されています。

ターメリック

ターメリックは、アーユルヴェーダ料理の「辛い」「苦い」に該当するスパイスです。「天然の抗生物質」とよばれることもあり、さまざまな高い作用をもたらします。腸内環境を整えたり、肝機能を改善したりする効果もあるとされています。

アーユルヴェーダ料理で健康的な食生活をしよう

アーユルヴェーダ料理で健康的な食生活をしよう

アーユルヴェーダ料理では、独特な考え方に沿って食事を作ります。それにより、健康や美容のためにさまざまな効果を発揮できると考えられています。アーユルヴェーダ料理を作って日常的に摂取すれば、自然に心地よい心身の状況を目指すこともできるでしょう。アーユルヴェーダ料理を始めるなら、6味の取り入れ方やスパイスについてもしっかり把握しておく必要があります。また、自分や家族のドーシャについて理解しておくことも大切です。アーユルヴェーダ料理を自分で作ることができるようにして、より元気な毎日を送りましょう。