夢の種類や意味って？知っておきたい夢の知識を紹介

夢占いでわかること

夢占いをする場合、具体的にはどのようなことがわかるのでしょうか。夢占いについて興味をもってはいても、具体的に何がわかるのかはよく知らないという人もいるでしょう。ここでは、夢占いでわかることについて、簡単にまとめて紹介します。

現状

夢占いをすれば、現状について把握することが可能です。自分のことはよくわかっていると思っていても、実際には気づいていないこともあります。夢にはそういった現状が現れていることも多いため、夢占いをすればさまざまなことを知ることができるのです。たとえば、心身にかかっているストレスの度合いを知ったり、健康状態を把握したりすることも可能です。もちろん、必ず現状が現れているとは限らないため、しっかりとポイントを押さえて夢占いをする必要があります。

願望

夢には、その人自身の内なる願望が現れているケースもあります。「本当はこうなりたい」という理想が現れており、それに対する熱意が表現されているのです。現状に満足していると思っていても、心の奥底では何かに対する強い憧れがある場合もあるでしょう。夢占いをすれば、そういった願望についても客観的に判断することが可能です。

未来

夢占いにおいては、未来について予想することも可能とされています。夢には不思議な力があり、未来についても何らのヒントがあると考えられているからです。未来について予想するのは難しい部分もありますが、しっかりと夢占いの知識を身につけることができれば、未来予想もしやすくなります。

夢の種類と意味

夢の種類は大きく10に分類できます。一覧表と、それぞれの特徴は次のとおりです。

夢の種類	内容
正夢	夢の内容が現実になることを意味します。
逆夢	夢とは正反対のことが現実に起きることを意味します。
吉夢	いいことを予知する夢です。
凶夢	悪いことを示す夢です。
予知夢	これから発生する出来事を予測する夢です。
警告夢	危険を知らせる夢です。
願望夢	その人自身に不満があることを示す夢です。
不安夢	潜在的に不安を感じている場合に生じる夢です。
霊夢	亡き人や霊的存在と出会う夢
雑夢	意味が薄く断片的な夢

正夢（まさゆめ）

正夢とは、夢で見たことが現実になることです。小さな出来事から驚くほど具体的な未来まで、夢で見たことが後日同じように起こると、不思議さとともに強い印象が残ります。正夢は潜在意識が現実を予測した結果とされ、自分の感覚や直感の鋭さを映すものとも言われています。

逆夢（さかゆめ）

逆夢とは、夢とは正反対のことが現実に起きることです。悪い夢を見て不安になっても、実際によい結果が待っていることもあるため、古くから「逆夢なら安心」と言い伝えられてきました。逆夢は夢占いにおいて重要な位置づけで、解釈の幅を広げる手がかりになります。

吉夢（きちむ）

吉夢とは、いいことを予知する夢のことです。美しい風景や明るい未来を感じる内容など、夢の中で心地よさを感じたら、それは前向きな出来事の訪れを示すサインかもしれません。吉夢を見たときは、現実の生活でも良い流れが来ていると考え、前向きな気持ちで過ごすことが大切です。

凶夢（きょうむ）

凶夢とは、不安や不吉なことが起こる夢です。事故や争いなど嫌な内容が多いですが、必ずしもそのまま悪い出来事が起きるわけではありません。多くの場合、心の不安やストレスが夢に現れていると考えられます。凶夢を見たら、生活習慣や心の状態を見直すきっかけにするとよいでしょう。

予知夢（よちむ）

予知夢とは、これから発生する出来事を予測する夢です。特定の出来事を事前に夢で体験し、後に現実で同じことが起こります。科学的に説明するのは難しいものの、直感力や潜在意識の働きによって未来を読み取るケースもあるようです。印象深い夢は記録しておくと役立ちます。

警告夢（けいこくむ）

警告夢とは、危険やトラブルを知らせる夢です。体調不良を暗示したり、人間関係のトラブルを予告するような内容が現れることがあります。警告夢を見たときは、現実の生活で注意を向けるべきサインと考えられます。夢の内容を軽視せず、行動を見直すきっかけにすることが大切です。

願望夢（がんぼうむ）

願望夢とは、自分の願いや理想がそのまま反映された夢を指します。自分が叶えたいこと、心の奥にある望みが夢の中で形となって現れるのが特徴です。たとえば、成功や恋愛成就の夢は、その人の強い気持ちが表れたものといえます。願望夢は未来を保証するものではありませんが、自分の本音を知るヒントとして活用できます。

不安夢（ふあんむ）

不安夢とは、潜在的に不安を感じている場合に生じる夢です。追いかけられる夢や、失敗する夢などがあげられます。現実で抱えている問題やプレッシャーを反映しているため、見たあとに気分が落ち込むこともあります。不安夢をきっかけに、休養や環境の見直しを意識するとよいでしょう。

霊夢（れいむ）

霊夢とは、亡くなった人や霊的な存在が夢に現れることです。大切な人が夢に出てきて言葉をかけてくれる場合、それは心の中の想いが形になったものであったり、人生の節目にメッセージを伝えてくれるサインとも解釈されます。恐れる必要はなく、自分の心と向き合うきっかけになる夢といえます。

雑夢（ざつむ）

雑夢とは、内容が断片的でまとまりがなく、起きたときに印象がほとんど残らない夢のことです。頭の中にある記憶や情報が整理される過程で生じるとされ、とくに意味を持たないことが多いのが特徴です。雑夢を頻繁に見るのは疲れやストレスのサインでもあるため、休養を意識するとよいでしょう。

夢に影響する要素や情報

夢に影響する要素や情報としては、どのようなことがあげられるのでしょうか。夢にはさまざまなことが影響していると考えられています。そのため、夢占いをするうえでは、それぞれの要素についてきちんと把握しておくことが大切です。ここでは、夢に影響する要素や情報についてそれぞれ紹介します。

心身の状態

夢に影響する要素や情報としては、第一に心身の状況があげられます。健康状態や生理現象が関係しており、そのときどきの状況によって夢にはさまざまなものが表現されるのです。夢に影響するのは、身体的なものと精神的なもの両方があり、現れ方もさまざまです。自分の心身の状態が夢に現れている場合は、現状をよく振り返ってみることが大切です。

記憶

夢には自分自身の記憶も色濃く反映されています。夢では頭の中の情報整理もおこなっているので、自分の記憶として残っている内容が夢に現れることも多くあります。場合によっては、意識としては忘れていた古い記憶が夢の中に現れるケースもあるでしょう。

意識

夢の中には、自分の意識が現れることもあります。すでに触れたとおり、願望や現状に対する考えなどが反映されることも多いです。夢を紐解くことにより、その人がどのような考えをもっているのか明らかにすることができます。

他人

他人から受けた影響が夢に現れるケースも存在します。人は常にさまざまな人と触れ合いながら生活しているため、実際に他人からさまざまな影響を受けているのです。人間関係によってストレスを感じている場合は、特に他人からの影響が夢に反映される場合も多くなるでしょう。反対に良好な人間関係を築けているときも、それが夢に何らかの影響を与えるケースも考えられます。

夢の活用方法

夢を活用するには、どうしたらいいのでしょうか。正夢や逆夢、吉夢など、先ほどお伝えした10種類の夢ごとに活用方法をお伝えします。

夢の種類	活用方法
正夢を見たとき	夢の内容が現実になる暗示なので、ポジティブな内容なら自信を持って行動に移しましょう。不安な内容の場合は心の準備を整えるきっかけにするとよいです。
逆夢を見たとき	悪い夢を見ても逆夢ならよい結果につながることがあります。不安にならず、むしろ前向きに挑戦する気持ちを大切にしましょう。
吉夢を見たとき	幸運を知らせる夢なので、積極的に行動を起こすのが吉です。チャンスを逃さないよう、目標に向けて一歩踏み出しましょう。
凶夢を見たとき	凶夢は用心のサインです。無理な挑戦は避けつつ、冷静に準備や確認を重ねましょう。落ち込むのではなく、安全に進むための注意喚起として受け止めてください。
予知夢を見たとき	現実の出来事につながる可能性があるため、印象に残った内容はメモしておくのがおすすめです。後で役立つヒントになるかもしれません。
警告夢を見たとき	危険やトラブルを知らせる夢なので、生活や仕事で無理をしていないか振り返ってみましょう。小さな違和感を軽視せず、慎重に行動することが大切です。
願望夢を見たとき	自分の本音や理想が表れている夢なので、願望を具体的な計画に落とし込むとよいです。夢が後押ししてくれるイメージで行動すると、モチベーションが高まります。
不安夢を見たとき	ストレスや心配事の反映なので、休養やリフレッシュを意識しましょう。夢をきっかけに、現実で抱える不安の原因を整理するのも効果的です。
霊夢を見たとき	故人や霊的存在と出会う夢は、心の整理や大切な想いを確かめるきっかけです。恐れる必要はなく、気持ちを前向きに整える時間にするとよいでしょう。
雑夢を見たとき	とくに意味を持たないことが多いので、深刻に考える必要はありません。疲れやストレスのサインとして、休息を取るヒントにするとよいです。

【コラム】普通の夢とは違う「白昼夢」と「明晰夢」とは？

冒頭でお伝えした10種類の夢とは別に「白昼夢（はくちゅうむ）」と「明晰夢（めいせきむ）」と呼ばれる夢もあります。

白昼夢とは？

白昼夢は、起きているときに意識がぼんやりして、頭の中で物語やイメージを思い描いてしまう状態を指します。授業や会議中にふと別のことを考えていた、未来を想像して気づけば空想の世界に浸っていた、そんな経験は誰にでもあるはず。白昼夢は単なる妄想ではなく、心理学的には創造力を高めたり、ストレスを和らげたりする効果があるといわれています。

明晰夢とは？

一方の明晰夢は、「これは夢だ」と自覚しながら見る夢のことです。夢の中で意識を保っているため、内容をある程度コントロールできる場合もあります。たとえば、空を飛んだり、会いたい人に会いに行ったりと、現実ではできない体験を楽しめるのが特徴です。研究でも注目されており、リラックス法やクリエイティブな活動に役立てられるケースもあります。

白昼夢・明晰夢の活用方法

白昼夢は、自由な発想や新しいアイデアを生み出すきっかけになります。意識的にリラックスして白昼夢に身を任せることで、思いもよらないひらめきが得られることもあるのです。

一方、明晰夢は自分の意識を保ちながら夢の中で挑戦できるため、現実での不安やトラウマの克服に活用されることもあります。どちらも日常の中で前向きに役立てることで、夢が単なる体験ではなく、自分を成長させるヒントになるでしょう。

夢の種類や意味を正しく把握しよう

夢についてしっかりと理解すれば、さまざまな情報を読み取れます。ただし、夢に現れるものはさまざまであり、正しい知識やスキルが無いと夢占いはおこなえません。夢について正しい判断をしたいと思うなら、夢占いについて本格的に学んでみるのがおすすめです。

夢占いについては資格も存在するので、資格取得を目指せば専門的な知識をきちんと身につけられるでしょう。資格があれば、夢占いに関する知識やスキルを仕事に活かすこともできるようになります。夢について知識を深めれば、自分自身の悩みをスムーズに解決する手助けになる可能性も高いです。夢についてしっかりと理解し、適切な判断ができるようにしましょう。