ルーン魔術とは?北欧神話との関係や歴史は?
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ルーン魔術とは?北欧神話との関係や歴史は?

ルーン文字は、ルーン魔術において重要なものです。このルーン魔術とは、どのような成り立ちによって受け継がれてきたものなのでしょうか。ルーン魔術には、深い歴史や文化があります。ルーン文字を扱うのであれば、ルーン魔術についても理解を深めておいたほうがいいでしょう。ルーン魔術は北欧神話とも深い関係があります。

今回は、ルーン魔術について説明します。北欧神話との関係や歴史についてしっかり説明するので、ルーン魔術について知りたい人はぜひ参考にしてください。

ルーン魔術とは?北欧神話との関係や歴史は?

ルーン魔術とは?

ルーン魔術とは、どのようなものでしょうか。ルーン魔術は、ルーンを用いておこなう北欧由来の魔術のことを意味します。ルーン魔術で特徴的なのは、呪文のかわりに「ルーン文字」を刻むことにより、魔術的神秘を発揮する点にあるといえるでしょう。ルーン文字にはそれぞれに意味があり、強化や探索などの効果をもたらすことができるといわれています。ただし、現代においては、アクセサリーなどに文字を刻むといった方法がルーン魔術としての一般的な方法になっています。いずれにせよ、ルーンの力を用いることにより、さまざまなパワーを受け取る事ができるようになっています。ルーン魔術は一定の儀式によって高い効果を得られるものであり、長い歴史の中でもその効果を多くの人が利用してきました。

ルーンの北欧神話

ルーン魔術について知るためには、由来となっている北欧の神話について理解して置く必要があるでしょう。ルーン文字は北欧神話において最高の存在とされる大神オーディンが、自らを生贄にすることで手に入れたといわれています。このことから、ルーンには大きな神秘があると捉えられています。戦士たちからオーディンは崇拝を受けていました。そして、オーディンは槍の穂先にルーン文字を刻んでいたため、ゲルマン民族の武器についてもいずれかのルーン文字が刻まれています。オーディン自身もルーン文字を正しい場所に適切な方法で刻むことにより、絶大な効果を発揮すると教えていました。ルーン文字の力を発揮するためには、決してむやみに刻んではいけません。ルーン文字はもっとも高いものを選び、正確な位置に刻む必要があります。この場合、刻むルーン文字は一つだけだとされています。

ルーンの効果を得るための正式な手順

ルーンの魔術の効果を発揮するためには、正式な手順を踏む必要があります。その手順とはどのようなものでしょうか。ルーンの効果を得るための手順は細かく分かれています。そこで、ここでは、ルーンの効果を得るための正式な手順について説明します。ひとつひとつに大きな意味が込められているため、ルーンについて知識を深めるためにも正式な手順についてしっかりと理解できるようにしましょう。

1.刻印

ルーンの効果を得るためには、まずルーンを刻みつける刻印をおこないます。これは、祭器に魔力を込めるための方法とされています。刻印をおこなうことにより、対象となるものに魔力を込めることができます。もともとルーン文字は刻印することを前提に作られたものです。そのため、刻印しやすい形になっています。

2.解読

ルーンの刻印をおこなったら、次に解読をおこないます。解読とは、対象となるルーンに対する理解を意味します。ここでは、ルーンについての知識や魔力について把握する必要があります。他者が刻んだルーンについて解読をおこなうことで、そこに込められた本来の意味を知ることができます。

3.染色

ルーンの解読後は、染色です。染色とは刻まれたルーンを染めることを意味します。そして、染色の意味そのものを理解することも含まれています。

4.試行

染色を済ませたら、次に試行をおこないます。試行はルーンに込められている魔力を開放するための条件です。また、その方法を理解することも意味に含まれています。

5.祈願

ルーンの試行を終えたら、次にルーンの祈願をおこないます。祈願とは、ルーンを司る神々への祈願のことです。ここで願いを込めて祈りを捧げることで、ルーンの効果を高めます。

6.供養

供養とは、ルーンを司る神々へ生贄を捧げる儀式のことです。生贄を捧げることにより、ルーンによる効果を確実に得ることにつながります。

7.送葬

送葬は、生贄の魂を神へと送る儀式のことです。供養とともにこの儀式をおこなうことで、生贄を神々のもとへと届けることができます。ここまでの工程により、ルーンの強力な力を確実に扱うことができるようになります。

8.破壊

破壊は、ルーンの力を与えてすでに使用しているものについて、おこないます。破壊することにより、ルーンの効果を無力化します。そうすることで、ルーンの力をもつものを安全に処理することができます。ルーンの神秘的な力はときに強力なものとなるため、必要ない場合は破壊によってルーンの力を取り去っておかなければなりません。

ルーン文字とケルト神話

ルーン文字について語る場合、ケルト神話が引き合いに出されることもあります。ただし、実際にはルーン文字とケルト神話には、直接的な関係はありません。なぜルーン文字とケルト神話が一緒に語られることがあるかというと、 ゲルマン民族とケルト民族の文化や風習が似ているためです。そのことから、日本では北欧神話とケルト神話が混同されることがよくあります。それぞれは、別のものであることを理解しておいたほうがいいでしょう。 北欧神話によれば、ゲルマン人が使っていたのがルーン文字です。それに対して、ケルト人が使っていたのはオガム文字だとされています。それぞれには、違う背景があるため、混同して覚えていると後からさらに混乱してしまう恐れがあるので注意が必要です。それぞれの違いをしっかり意識して、別々のものであることを確認しておきましょう。

ルーン占いと北欧神話の関係を理解しておこう

ルーン占いと北欧神話の関係を理解しておこう

いまでも人気のあるルーン占いは、北欧神話におけるルーン魔術と深い関係があります。そのため、ルーン魔術について理解するためには、北欧神話についても知ることが必要不可欠です。北欧神話は神秘的なものであり、ルーン占いやルーン文字について重要な内容を含んでいます。ルーン文字はその形を見てみても、どこか不思議で神秘的な印象がありますよね。北欧神話について知れば、その点についても合点がいくはずです。ルーン文字について深く探求していけば、その背景も明らかになるので、面白いといえるでしょう。ルーンを扱うのであれば、ルーンについて詳しく知っておけば知っておくほど役に立ちます。ルーンについてさまざまな知識を知っておくことは、ルーンの効果をさらに高めるためにも役立つといえるでしょう。

ルーン占いのルーツは、ケルト神話と間違えられることも多いです。しかしながら、ルーン占いはケルト神話とは直接関係はありません。あくまでもルーン占いのルーツは、北欧神話となっています。この点は特に日本で混同されがちなので、違うものであることをはっきりと覚えておいたほうがいいでしょう。ルーン占いには、北欧神話による背景があることを分かっておけば、占いをおこなうときも、よりはっきりとしたイメージをもちやすくなるはずです。ルーン占いと北欧神話の関係を理解し、しっかりと占いができるように活かしていきましょう。