宿曜占星術とはどんなものかについて
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宿曜占星術とは?どんなものか概要を確認しよう!

宿曜占星術とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。宿曜占星術は海外で発祥した後、日本へ伝承されたと言われています。とはいえ、具体的な内容や占いの方法を理解している人はそれほど多くはないでしょう。

そこで今回は、宿曜占星術の概要について、詳しく説明します。なんとなく難しそうに思えるかもしれませんが、基本的なことを抑えるだけであれば意外とシンプルです。宿曜占星術に興味をもっている人は、ぜひ参考にして、理解を深めてみてください。

宿曜占星術とは?どんなものか概要を確認しよう!

「宿曜占星術」とは?

「宿曜占星術」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。宿曜占星術が発祥したのは、日本ではなく海外です。海外で発祥した宿曜占星術は、日本へどのようにして入ってきたかについても気になりますよね。ここでは、宿曜占星術の基本的な概要について説明します。

インド発祥の「ホロスコープ」

宿曜占星術は、インドで発祥したホロスコープです。インドではおよそ3000年以上も前から宿曜占星術がおこなわれてきたといわれています。東洋の占いとしては、それまで星に由来する占いの方法はありませんでした。しかし、宿曜占星術が始まったことにより、星を使った占い方法が生まれました。宿曜占星術は月の動きをもとに占う方法であり、太陽の動きをもとに占う西洋の占星術とは大きな違いが見られます。インドで発祥した宿曜占星術は、その後、歴史のなかで中国へと伝承されます。ただし、中国への伝承については、あまり詳しい記録は残されていません。中国へ伝承した後は、中国国内で宿曜占星術が発展しており、独自の占いとして人気となりました。

日本への伝承

宿曜占星術を日本へ伝えたのは、弘法大師の空海だといわれています。空海が中国から宿曜占星術の知識を持ち帰り、翻訳して日本に伝えたのです。空海は中国で知られていた宿曜占星術を自分なりに研究し、日本に合うように独自に調整を加えています。当時は政治においても、占いはとても重要なものでした。大きな物事の判断に際しては、占いで最終的な決定を出すことも多くあったといわれています。日本に伝えられた宿曜占星術は、的中率がとても高く、すぐに評判になりました。そのため、あるときは一部の権力者の間だけで独占されるようになり、使用禁止令が出されたこともあるほどです。しかし、そういった時代を経て、後から民間にも広く解禁されるようになりました。このようにして宿曜占星術は歴史の中でも重要な役割を果たしてきています。

宿曜の由来

宿曜占星術の「宿曜」とは、どのようなところから由来してつけられているのでしょうか。「宿曜」は、真言密教の経典の「宿曜経」に由来するものです。実はこれは、現在の曜日にも関係するものです。いまの日本に曜日の概念があるのは、空海が宿曜を広めたからともいえるかもしれません。また、宿曜がこれほどまで人気になっていなければ、いまとは違う結果になっていた可能性もあるでしょう。宿曜は、平安時代には陰陽道と人気を二分するほどの人気となっていました。このことからから考えると、宿曜はやはりかなりの人気があったことがうかがえます。具体的な宿曜の活用方法としては、宿曜師が雨乞いをおこなって雨を降らせたり、重要な予言を実行したりしたといわれています。当時の人々にとって、宿曜はなくてはならない重要なものでした。

宿曜占星術の占い方

宿曜占星術では、どのようにして占いをおこなうのでしょうか。宿曜占星術では、独自の考え方に基づいて占いをおこなっていきます。宿曜占星術は歴史上のさまざまな重要な場面で使われてきており、的中率も高いことから難しそうに思っている人もいるかもしれません。しかし、具体的な方法を理解していけば、それほど難しいものでないです。しっかりと占いの順序を確認すれば、誰でも宿曜占星術をおこなうことができるでしょう。ここでは、宿曜占星術の占い方について説明するので、宿曜占星術を試してみたいと思う人はぜひ参考にしてみてください。

基本の占い方

宿曜占星術で占いをするためには、いろいろな手順を経る必要があります。宿曜占星術をおこなうときは、生まれた日の月の位置によって決まっている星についての「宿」を割り出します。このようにして割り出した宿を見ることにより、その人の性格はもちろん、吉凶を占うことが可能です。この組み合わせによって他者や物事との相性をチェックすることもできます。宿曜占星術で占いをするなら、この基本をしっかりと押さえておくことが大切です。

宿曜の暦法

宿曜占星術をおこなうためには、宿曜の暦法を知っておく必要があります。宿曜の暦法はどのようなものなのでしょうか。ここでは、宿曜の暦法について必要な内容を分かりやすくまとめて紹介します。

二十七宿と二十八宿がある

暦法には、二十七宿と二十八宿があります。二十七宿と二十八宿というのは、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。日本の宿曜占星術で用いられているのは基本的に二十七宿です。二十八宿は、風水などを占い際に使用します。二十七宿においては、月の動きをもとに占いをおこないます。それに対して二十八宿においては1日につき1つ動くという決まりで占いをおこないます。二十八宿の考え方は、曜日のようなものだとイメージすると分かりやすいでしょう。

日本の宿曜占いの基本

すでに説明したとおり、日本の宿曜占いでは二十七宿を用いることが多いです。二十七宿は古い時代から存在していたことが確認されてはいますが、具体的にどこで発祥したのかは定かではありません。中国で発祥したという人もいれば、インドで発生したという人もいます。宿曜占いをおこなっているのは、これらの地域に加えて日本くらいなので、いずれにせよ世界的に見れば限られた地域で発生したものと言うことは可能です。日本においてこの二十七宿は歴史的に見ても重要な役割を果たしてきました。そのため、二十七宿について理解することは、日本の歴史について理解するうえでも重要な一つの要素だと言えるかもしれません。的中率が高いと言われているので、実際に学んでみれば自分自身の生活に対しても大きな効果をもたらすことができる可能性があります。

宿曜占星術とは古くから伝わる伝統的な占いの方法!

宿曜占星術とは古くから伝わる伝統的な占いの方法!

宿曜占星術は、古くから伝わっている伝統的な占いの方法です。日本においても、宿曜占星術を用いることにより、さまざまな重要な決定がおこなわれてきました。宿曜占星術を理解することは、日本だけでなくアジアの歴史を理解することにもつながるでしょう。宿曜占星術の考え方を理解すると、これまでは分からなかったことを発見するきっかけになるかもしれません。占いとはいえ、的中率は高く、それぞれの国家の重要な決定をするために広く使われてきました。

宿曜占星術は、いまでも自分たちについて占うのに役立てることが可能です。自分ではなかなか答えを見出せないことがあるなら、宿曜占星術に頼ってみるのもひとつの手です。宿曜占星術であれば、高い的中率で自分にとって必要な情報を示してくれる可能性があります。一人で悩んでいるだけでは不安な部分も多いですが、占いによって何か道を示すことができれば心強いですよね。何か悩みができたら、宿曜占星術での占いをぜひおこなってみましょう。