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手相って?歴史や基本の占い方をマスターしよう

手相占いは、基本的なことを把握すれば、誰でも自分で行うことが可能です。手相占いでは、人生のさまざまなことについて深く読み解くことができます。自分の力だけでは気付くことができない、重要な事柄を発見するきっかけとなる可能性もあります。

手相占いできちんと線の意味を読むには、占い方の順番や基本的な線の意味について知ることが必要不可欠です。そこで今回は、手相の成り立ちを説明しながら、基本の占い方について紹介します。

手相って?歴史や基本の占い方をマスターしよう

手相の歴史

手相って?歴史や基本の占い方をマスターしよう

手相は古くから行われていた伝統的な占いの手法です。まずは、その歴史についてみてみましょう。

手相の誕生

手相占いには、5000年以上の長い歴史があります。手相が生まれたのは、古代インドです。古代インドには、「サムドリカ」と呼ばれる学問がありました。これは、人間の体つきと運命の関係を考える学問です。手相の考え方はこれに基づいて生まれ、シルクロードから世界中に伝わったといわれています。

西洋手相学

ヨーロッパで手相の考え方が本格的に普及したのは、19世紀になってからのことです。フランスの手相家であるバロールやダルパンチーニが「西洋手相学」の基礎を作りました。さらにその後、イギリスの手相研究家であるキローによって、西洋手相学が発展していきました。

東洋式手相占い

中国や朝鮮半島では、西洋手相学とは別の研究により、手相占いが発展していきました。こちらでは、手相が病気を診断する方法としても利用されていました。中国や朝鮮半島における手相は、「東洋式手相占い」と呼ばれています。

日本における手相占い

日本における手相占いは、中国から伝えられたものです。手相占いは、仏教の伝道師たちによって、中国文化の1つとして伝来しました。最初に手相が伝わったのは平安時代で、貴族の間で人気となっていました。手相占いが一般に普及したのは、江戸時代になってからです。水野南北氏や袁忠徹氏といった人物が有名です。現在でも、手相といえばこういった人物の名前があがります。

手相の基本的な見方

手相の見方には、基本的な流れがあります。手相から自分の運勢をきちんと読み解くためには、それをしっかり把握することが重要です。

手相を見る順番

手相を見るときは、さまざまな角度から手のひらを観察する必要があります。いきなり線を見るのではなく、手の全体を通してその人をよく分析することが重要です。

*両手の形や大きさをみる

手相を見るときは、まず両手のかたちや大きさをよく理解しましょう。手相といえば手の平にある線を見るというイメージが強いかもしれません。しかし、実際は、線だけでなく手の全体的な印象から状態を判断するのが、手相占いの基本です。手にはその人が生まれもった素質や生き方がよく表れています。たとえば、大きくて肉付きのよい手は、おおらかで頼りがいがある人柄だということができます。反対に、小さくて華奢な手は、感情が豊かで意外と思い切りのよい性格を表しています。手相占いをするときは、まずはこういった特徴からその人の姿をしっかりイメージすることが大切です。

*基本線をみる

手の様子からその人についての大枠をつかんだら、手相の4大基本線を見ていきましょう。4大基本線とは、「生命線」「環状線」「知能線」「運命線」の4つです。これらは、その人の運命や基本的な人格を表す重要なものとなっています。そのため、手相を見るときは、これらの基本線は必ず最初に見るようにしてください。

*その他の線を見る

基本線を見終わったら、その人がより深く知りたいという内容に応じて、ほかの線も見ていきましょう。たとえば、「結婚線」を見れば、その人がいつ結婚するか、どんな恋愛をしてきたかなどを読み取ることができます。

左右の見方

手相占いでは、基本的に左右両方の手を見て、その人の状況を総合的に判断します。左手には、その人が生まれもった運勢が示されており、右手には後天的な努力の結果が表れているといわれています。その2つを合わせながら、その人の現在や未来の状態について読み取ります。

手相の基本線とは

手相には、4つの基本線があります。手相占いでは、これらの線を最初に読むのが基本です。それぞれの位置や意味についてしっかり覚えましょう。

生命線

生命線は、人差し指と親指の付け根の間から、弧を描きながら伸びている線です。生命線は、その人の健康状態を反映しているといわれています。この線がくっきりしていればいるほど、体力が十分にあって病気にもなりにくいということになります。とくに女性の場合、生命線は出産についても読み取ることができます。生命線がしっかりしているということは、子どもを産みやすいということです。そのため、子どもを産みたいという気持ちが強い女性は、生命線をよくチェックしておくとよいでしょう。

感情線

感情線は、小指の下から人差し指の下に向かって伸びている線です。感情線は、その人の性格をよく表しています。感情線が濃い人は心に余裕があり、いつも穏やかです。反対に、線が薄い人は、気持ちが乱れやすく不安定だということになります。 感情線からは、その人の恋愛に対する考え方についても、読み取ることができます。たとえば、感情線が手のひらの端から端までしっかり伸びている人は、愛情がとても深いです。一途に相手を思うことができるタイプです。しかし、その反面、独占欲が強くなりやすいという特徴もあります。

知能線

知能線は、人差し指と親指の付け根の間から伸びていて、手の平の中央を横切っている線です。知能線からは、その人の才能や適性を読み取ることができます。知能線が上向きになっている場合は、論理的な考え方ができるため、仕事をテキパキこなせるタイプだといえます。また、知能線が下向きになっている場合は、理想を深く追求する特徴があり、芸術分野で才能を発揮するタイプだと分かります。

運命線

運命線は、手のひらの真ん中で縦に伸びている線です。運命線からは、人生における転機について知ることができます。ただし、運命線は、表れていない人も多いです。運命線はなくても問題ありません。運命線は、成功をおさめたいといった大きな野望がある人に表れやすいといわれています。そのため、出世などに興味がないという人には、運命線は表れない可能性があります。

目的別の手相の見方

手相占いには、基本線以外にもさまざまな線があります。目的に合わせてそれぞれの線を見ると、知りたいことについて読み取ることができます。

恋愛や結婚について知りたい

恋愛や結婚について知りたいときは、結婚線を見てみましょう。結婚線は、小指の付け根の少し下にある、短い線です。この本数は恋愛や結婚の回数を表しています。より濃いものが結婚を表す線です。逆に結婚線がない場合は、結婚に興味がないということを示しています。

仕事について知りたい

仕事について知りたいときは、太陽線を探しましょう。太陽線は、薬指の付け根の下にあります。このあたりは太陽丘と呼ばれており、その中に太陽線が表れています。太陽線は誰にでも必ず表れるというものではありません。まわりに仕事ぶりが認められたり、昇進が見込まれたりするときに表れるといわれています。

金運について知りたい

金運について知りたいときは、財産線を見るとよいです。財産線は、小指の付け根に向かって伸びる線ですが、太陽線同様、必ずあるとは限りません。もしも、財産線がある場合は、貯金が多かったり、財産が増えたりすることを示しています。

手相占いを始めるならまずは基本線を読み取ってみよう

手相占いを始めるならまずは基本線を読み取ってみよう

手相占いは、基本さえ分かれば簡単です。まずは、4大基本線の意味をしっかり覚えて、手からさまざまなことを読み取れるようになりましょう。手相が分かるようになると、人生のいろいろな場面にあるチャンスをしっかりつかむことができるようになるはずです。

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