手紙資格・レター資格のおすすめ資格|各資格のメリット・仕事内容や勉強法まで解説!
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手紙資格・レター資格のおすすめ資格|各資格のメリット・仕事内容や勉強法まで解説!

「手紙ライター」「レターライター」とは、日本の四季や冠婚葬祭に合わせた手紙、ビジネスの書状、礼状など、さまざまな手紙を正しく書くプロのことです。

近年ではデジタル化が進む一方で、手間や時間をかける手紙へのありがたみが一層増しているといいます。
手紙資格・レター資格を取得することで、普段お世話になっている方へ、心遣いを感じさせる素敵な手紙を送れます。
さらに、喜ばれると同時に「教養のある人だ」と好印象を与えられるでしょう。

この記事では手紙資格・レター資格の概要や資格を生かせる仕事、資格の取得方法などについてご紹介します。

手紙ライター・レターライターの基本

手紙ライター・レターライター(以下手紙・レターライター)になるために、それぞれの基本的な部分と、現代における手紙の需要についてご紹介します。

手紙・レターライターとは?

手紙ライターとは、美しい文章や言葉遣いで手紙を書くプロのことです。

手紙ライターは、自分自身のために、代行として依頼者のために礼状・季節の手紙・ビジネスレターなどのさまざまな種類の手紙を書きます。

さらには手紙の内容に合った便せんを選ぶなど、相手にメッセージを伝えるための技術やコツを習得しています。

デジタル全盛の今だからこそ手書きの手紙が喜ばれる!

近年、SNSでのやりとりが増えていることから「手紙を送る機会は少なくなっているのでは?」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。
しかし、紙の手触りや手書きの文章、文字の形には、デジタルでは表せない温かみがあります。

フタバ株式会社が2023年6月に実施したアンケートによると「手紙やはがきをもらってうれしかった」と答えた方は、約96%にものぼりました。[千中1]
デジタルが主流となる中、手紙がコミュニケーションを深めるツールとして人気を誇り続けているのです。

手紙・レターライターの知識が生かせる場面と仕事

手紙資格・レター資格を取得すると、文章の知識だけでなくマナーや心遣いなども身に付けられるため、さまざまな職場で活躍できます。
この項目では、手紙資格・レター資格が生かせる職場と、それぞれの仕事内容についてご紹介します。

日常生活で手紙・レターの知識を生かせる場面

手紙資格・レター資格の知識は、以下のような場面で生かせます。

・知人に感謝やお礼を伝える(何かいただいたとき、助けてもらったときなど)
・学生時代の友人に近況を報告する
・祝福の気持ちを伝える(結婚式や誕生日など)
・イベントや行事の案内を出す

フォーマルな場面や特別なイベントなどの際には、手書きの手紙が受け取った相手の気持ちを大きく動かすことがあります。
このとき、手紙がマナーに反していると、恥をかいてしまったり逆に不快感を与えたりすることがあるため、正しい手紙の知識が必要とされます。

手紙・レターの知識を生かせる仕事

手紙・レターの知識は、たとえば「営業・販売」「日本語講師・インストラクター」「文房具・雑貨屋の販売員」で生かせます。
それぞれ一つずつご紹介します。

営業・販売

手紙資格・レター資格は、営業や販売の仕事にも役立ちます。

具体的に役立つ場面の例をご紹介します。

・高額な商品や通信販売などでは、手紙が決め手になって契約や購入につながる
・挨拶状やクレーム対応など営業や販売にともなって手紙が必要とされる場面が少なくない

特に近年の営業ではメールをはじめとしたオンラインでのやりとりが主流です。
手書きの手紙には一種の特別感があるからこそ、重要な決定の際に効果を発揮することがあります。

手紙インストラクター・日本語講師

手紙のプロとして正しい日本語が身につければ、手紙の書き方を教える「手紙インストラクター」や、外国の方に日本語を教える「日本語講師」として働けます。

手紙インストラクターは、手紙はもちろんのこと、暑中見舞いや寒中見舞い、年賀状の書き方などを教えます。
手紙におけるマナーや言葉遣いは数多くあるため、「初心者向け」「ビジネス向け」など対象者を絞って指導したり、講座をいくつかに分けたりと、バラエティに富んだ講義を実施できるでしょう。

また、手紙資格・レター資格で得た日本のマナーや言葉遣いを、外国の方に教える「日本語講師」もおすすめです。
手紙には、時候の挨拶やビジネスレターのしきたりをはじめとした日本独自の文化や言い回しがあるため、専門知識が役立ちます。

手紙資格・レター資格はどのような方におすすめ?

手紙資格・レター資格ともに、手紙を書く機会のある方なら、どなたでもおすすめできます。
資格取得を通して新たな発見を得ることは、手紙への興味を深めることにもつながるでしょう。

また手紙資格・レター資格を取得することで、以下のようなメリットが得られます。

・字がきれいになる
・考える力が身に付く
・教養が身に付く
・気持ちが伝わる
・信頼を獲得できる

手紙を上手に書く以上のメリットが得られることも、手紙資格・レター資格の魅力です。
字をきれいに書きたい方や、仕事で信頼を得たい方、気持ちが伝わる話し方を習得したい方などにもおすすめといえるでしょう。

手紙・レターライターの実力を証明できる資格一覧

手紙・レターライターとしての実力や知識を証明できる資格には、以下のようなものがあります。

・日本インストラクター技術協会(JIA):手紙ライター資格検定試験
・日本デザインプランナー協会(JDP):レターライター資格認定試験、カリグラフィーデザイナー資格認定試験
・一般財団法人日本書写技能検定協会:硬筆書写技能検定

この項目では、それぞれの概要とおすすめポイントをご紹介します。

手紙ライター資格検定試験

「手紙ライター資格検定試験」は、「日本インストラクター技術協会」が主催する資格試験です。
相手に親しみが伝わる手紙を書くための文章構成や基礎知識、冠婚葬祭などの常識を理解し、レベルの高い文章力を身に付けた方に認定される資格です。

資格試験では、手紙の基本構成(前文・主文など)などの知識に加え、正しい敬語の使い方や手紙を書くタイミング、結婚報告などのあいさつ状、手紙を書く際に気を付ける忌み言葉など、文章力と常識の知識が問われます。
手紙の基本知識に加え、正しい敬語の使い方や常識、マナーを身に付けたい方におすすめです。

【手紙ライター資格検定試験】
受験資格 特になし
受験料 10,000円(税込)
受験申請 インターネットから申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度による)

レターライター資格認定試験

「レターライター資格認定試験」は、「日本デザインプランナー協会」が主催する資格認定試験です。
日本の美しい言葉や言葉遣い、季語、敬語などの持つ意味と効果を理解し、これらを実践できる方が認定されます。

手紙で交わされる時候や四季のあいさつ、さまざまな行事の手紙など、手紙の知識と構成、手紙を書く際の注意点などの知識が問われます。
インターネットでのやり取りが主流となる今、美しい手紙の書き方を習得したい方におすすめです。

【レターライター資格認定試験】
受験資格 特になし
受験料 10,000円(税込)
受験申請 インターネットから申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度による)

カリグラフィーデザイナー資格認定試験

「カリグラフィーデザイナー資格認定試験」は、日本デザインプランナー協会が主催する資格試験です。
文字を美しく見せる手法「カリグラフィー」の書き方やテクニックだけでなく、カリグラフィーの歴史やアート作品、カリグラフィー業界の専門用語などの知識が問われます。

カリグラフィーを習得することで手紙に彩を添えられるため、相手に喜ばれる手紙が書けるようになるでしょう。
手紙だけでなく、結婚式などの祝いごとの書状にも役立ちます。
このことから、相手に喜ばれる華やかな手紙を書きたい方におすすめです。

【カリグラフィーデザイナー資格認定試験】
受験資格 特になし
受験料 10,000円(税込)
受験申請 インターネットから申し込み
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の正答率
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度による)

硬筆書写技能検定(準2級〜1級)

「硬筆書写技能検定」は、「一般財団法人日本書写技能検定協会」が主催する技能検定試験です。
国内で唯一、硬筆書写に関する技能や知識が学べます。
レベルは6級から1級まで用意されていますが、社会人・大学生クラスであれば準2級から取得するとよいでしょう。
試験では字の美しさに加え、漢字の書き方・使い方について問われます。
手紙や書状を書く際にきれいな字を書きたい方や、正しい漢字を身に付けたいとお考えの方におすすめです。

同協会は硬筆のほか「毛筆書写技能検定」も実施しています。

【硬筆書写技能検定(準2級)】
受験資格 特になし
受験料 3,500円(税込)
受験申請 インターネットから申し込み
受験方法 指定された全国各地の試験会場
合格基準 実技)445点以上/600点満点中(理論)285点以上/400点満点中
試験日程 令和5年11月12日(日)・令和6年1月28日(日)・6月16日(日)

手紙・レターライターに生かせる知識を学ぶ方法とは?

仕事や育児をしながら手紙・レターライターの知識を学ぶなら、なるべく効率のよい学習方法を取り入れたいものです。
まず、手紙・レターライターに生かせる知識を学ぶ方法として「通信講座」「独学」の2つが挙げられます。

通信講座

通信講座では、資格の発行元と提携してテキストを作成している場合があります。
手紙・レターライターに必要な知識だけを効率的に学習できることは、通信講座の大きなメリットといえるでしょう
通信講座のテキストはネットを介して閲覧するものが多いため、パソコンがあれば場所を選ばずに学べることも魅力です。
すきま時間を利用して学習できるため、万が一の急用にも対応できます。

また、模試および解答の配布や手紙の添削など、資格取得へのサポートが充実した通信講座を選ぶと、さらに安心です。

独学

手紙資格・レター資格に関わる知識は、独学で学ぶことも可能です。
インターネットや本から、自分に必要だと思える情報を中心に取り入れられるため、ストレスがありません。
自分のペースで学べることは独学の大きなメリットといえます。

ただし、資格取得を目的とするなら試験に必要な情報を探す手間がかかるほか、通信講座のようなサポートや特典を受けられないデメリットがあります。
独学で手紙資格・レター資格を取る場合、資格試験日から逆算して綿密な学習計画を立てるほか、すきま時間に利用できる暗記用のノートをまとめ、積極的に活用することが大切です。

手紙資格・レター資格におすすめの通信講座

手紙・レターライターの教材選びに迷っているなら、学びながら資格取得できる通信講座を選ぶことがおすすめです。
手紙資格・レター資格の通信講座には「SARAスクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」の2つがあります。
どちらも、日本インストラクター技術協会・日本デザインプランナー協会の認定教材で学べるほか、在宅で検定試験を受験できます。

この項目でご紹介する2つの通信講座は、カリキュラムに沿って進めることで、知識を習得できるだけでなく、従来の資格試験より有利になる部分があります。
仕事や家事、育児の合間に勉強するなら、手厚いサポートを受けながら資格取得を目指せる通信講座がおすすめです。

レターライティング資格取得講座 | SARAスクールジャパン

手紙資格・レター資格関連の勉強ができるSARAスクールジャパンの通信講座には、以下2つのコースがあります。

【基本コース】
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回
資格試験 各協会に各自で申し込み
認定試験受験費用 各資格10,000円(税込)
【プラチナコース】
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回+卒業課題1回
資格試験 免除(課題提出のみで卒業と同時にレターライター資格と手紙ライター資格を取得)
認定試験受験費用 免除

内容には、前項目でご紹介したレターライター資格認定試験でも使える協会認定教材とカリキュラムが含まれています。
受講期間は1日30分の勉強で6ヶ月が想定されていますが、勉強時間が確保できれば最短2ヶ月での取得も可能です。

SARAスクールジャパンがおすすめするプラチナコースでは、卒業課題のみを提出することで、レターライター資格と手紙ライター資格が同時に取得できます。
つまり試験が免除されるため、カリキュラム通りに進めるだけで2つの資格取得が可能です。

別々の資格を一度に取りたいなら、確実に資格取得できるプラチナコースがおすすめです。

レターライターW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

手紙資格・レター資格関連の勉強ができる諒設計アーキテクトラーニング[千中8]の通信講座には、以下2つのコースがあります。

【基本講座】
受講料 59,800円
分割 3,300円×20回(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回
資格試験 各協会に各自で申し込み
認定試験受験費用 各資格10,000円(税込)
【スペシャル講座】
受講料 79,800円
分割 3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回+卒業課題1回
資格試験 免除(課題提出のみで卒業と同時にレターライター資格と手紙資格を取得)
認定試験受験費用 免除

講座概要は基本的に、SARAスクールジャパンと同様です。
こちらの通信講座も協会認定教材をもとに受講できますが、この際の教材とカリキュラムに違いがあります。
公式サイトや口コミ、資料請求などの情報を見て、自分に合った通信講座を選びましょう。

まとめ

手紙資格・レター資格は、手紙の文章構成や知識だけでなく、常識やマナーをふまえた手紙を書ける証明となる資格です。
手紙・レターの知識を学ぶ過程で得た「言葉遣い」や「伝え方」などの知識は、日常のどのような場面でも活躍するでしょう。
仕事や家事、育児の合間に資格取得を目指すなら、カリキュラムに沿っていくことで必要な知識を学べる、通信講座の受講がおすすめです。

手紙資格・レター資格には「SARAスクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」の2つの通信講座があります。
どちらも協会認定教材をもとに進められ、専門講師からの指導や添削など、手厚いサポートが受けられます。
また、試験免除が受けられるコースが用意されており、通信講座卒業と同時に「手紙ライター資格」「レターライター資格」の2つの資格取得が可能です。

手紙を上手に書きたい方はもちろん、正しい日本語やマナーなどの知識をコミュニケーションに生かしたいとお考えの方は、この機会に手紙資格・レター資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか?