おすすめの和食資格7選|奥の深い和食の知識・技術を手軽に習得できる
記事更新日:2024年2月14日「家庭でおいしい和食を作りたい」「和食料理人として働きたい」このような方におすすめなのが、和食資格の取得です。
和食については、雑誌・テレビ・インターネットなどさまざまな方法で学べますが、体系的に学ぶには調理学校や料理教室に通うのがおすすめです。
和食資格は初心者でも手軽に取得できるものが多いため、まとまった時間や費用を確保できないなどの悩みも解決できます。
和食の知識を身につけるメリット・資格それぞれの特徴・学び方などをわかりやすくご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
目次
和食資格とは
和食資格は、和食に関する知識や調理技術を証明するものです。
国が法律に基づいて認定する国家資格と、民間団体が認定する民間資格があります。
国家資格は、経歴や学歴が要件として設定されているため、民間資格に比べると、資格取得のハードルは高いのが特徴です。
その分一般的な認知度や信頼度が高いため、就職や転職の際に役立つ場面が多くなります。
民間資格は、年齢や経験を問わず受験できるものが多いのが特徴です。
国家資格と比べると資格取得のハードルは比較的低くなり、初心者からでも取得しやすい傾向があります。
短期間で取得した資格でも履歴書に記載できるなど、効果を発揮する資格は少なくありません。
どちらの方が優れているというものではないため、自身の目的に応じて必要な資格を選ぶことが重要です。
和食資格を取得するメリット
和食資格を取得するとどのようなメリットがあるのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この章では、和食資格の取得で得られる主なメリットを5つご紹介します。
おいしい和食を作れるようになる
和食資格を取得すると、和食作りの技術が向上します。
和食作りには、食材の取り扱いや調理方法など、特有の技術が求められます。
資格を取得することで、和食づくりに必要な技術が身につくため、家庭でおいしい和食を作ることが可能です。
また、出汁の取り方や味付けなどの料理の基本を学べるため、中華や洋食など他ジャンルの料理を作る際にも応用できます。
和食の知識を活用することで、オリジナルの料理を考える楽しみも増えるでしょう。
健康的な献立を考えられる
和食資格の専門知識があれば、健康的な食事計画や献立を考えられるようになります。
野菜・魚・豆腐などの健康によい食品を煮たり焼いたりすることで、ヘルシーな献立を組み立てられるためです。
和食は全体的に塩分や脂肪分が少ないため、レシピのレパートリーを増やすことで毎日の食生活が健康的になるでしょう。
和食の原則を理解することで、ダイエットや栄養摂取の管理にも役立ちます。
調理時間を短縮できる
和食の調理技術を習得する過程で、効率的な調理方法も身につきます。
食材の下ごしらえや調理工程を手際よくおこなうことで、調理にかかる時間を短縮して迅速に仕上げられることも可能です。
料理の効率を向上して時間が節約できれば、その分ほかのことに時間を使えるようになります。
日本の食文化を深く理解できる
和食資格を習得することで、日本の食文化を深く理解できるのもメリットの一つです。
和食は日本の歴史や季節、風土に根ざしており、料理背後には豊かな文化があります。
日本人であれば無意識におこなっていたマナーや習慣が理論として理解できれば、食に対する教養も高まります。
日本の食文化に興味を持つ海外のゲストに説明するときにも、和食資格により得た知識を活用できるでしょう。
就職・開業のときに有利になる
和食資格があれば、飲食業界での就職や開業において有利になります。
和食は国内外で高い需要があり、和食レストランでの需要が高まっています。
資格があれば、和食に関して一定の知識やスキルがあることを証明できるため、面接でのアピールポイントとしても活用可能です。
和食は国際的にも人気があるため、国内にとどまらず海外での就職やビジネス展開のチャンスも期待できます。
和食資格の取得で学べること
和食資格を取得することで、次のような知識や技術を習得できます。
* 出汁の種類
* 山菜について
* ご飯について
* 和食の歴史
* 懐石料理について
* 魚の焼き方
* 和食に使う調味料
* 季節に応じた和食レシピ など
和食に欠かせないのが出汁の取り方です。
まずは出汁の種類や取り方について学び、和食の基礎を身につけます。
さらに和食の調理法や季節のイベントにふさわしい和食について学び、仕事や日常生活で和食を取り入れた健康的な食事を提供できるようになります。
調理法とあわせて和食の歴史も学ぶことで、和食の知識が深まり、活躍の場が広げられるでしょう。
おすすめの和食資格7選
これから和食について学びたいと考えている方におすすめの資格を7つご紹介します。
各資格の概要や受験資格、受験料についても解説しますので参考にしてください。
和食ソムリエ(R)
和食ソムリエ(R)は、日本安全食料料理協会が認定する資格です。
試験では、和食の基礎や歴史、調味料、包丁などの道具、魚の焼き方、懐石料理、日本食の器などに関する知識を問われます。
【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料:10,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:日本安全食料料理協会
日本料理ソムリエ
日本料理ソムリエは、日本インストラクター技術協会が認定する資格です。
試験では、出汁の種類、和包丁、柴漬けの漬け方、蒸し料理、煮物、酢の物などに関する知識を問われます。
【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受験料:10,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:在宅受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:日本インストラクター技術協会
和食検定
和食検定は、一般社団法人日本ホテル教育センターが認定する資格です。
資格の区分は、初級レベルの3級、2級、1級と、基本レベル・実務レベルの2級と1級があります。
実務に関する知識が出題される実務レベルを受験する場合は、1年以上の実務経験が推奨されています。
【受験概要】
* 受験資格
・初級レベル・基本レベル:とくになし
・実務レベル:基本レベルの認定を受けていること
* 受験料
・初級レベル:4,100円(税込)
・基本レベル:5,100円(税込)
・実務レベル:8,200(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:日本ホテル教育センターが指定する会場
* 合格基準:不明
* 試験日程:日本ホテル教育センターが指定する日程
* 主催:一般社団法人日本ホテル教育センター
和食アドバイザー検定
和食アドバイザー検定は、一般社団法人日本実務能力教育協会が認定する資格です。
資格区分は3級、2級、1級となっており、3級と2級は在宅受験ができます。
試験では、季節の食材や郷土料理、行事食、日本の加工食品、和食の礼儀作法などに関する知識を問われます。
【受験概要】
* 受験資格
・3級・2級:和食に興味がある方
・1級:和食アドバイザー2級を取得している方
* 受験料
・3級:6,400円(税込)
・2級:7,500円(税込)
・1級:66,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法
・3級・2級:在宅受験
・1級:指定の会場
* 合格基準
・3級・2級:70%以上の評価
・1級:実技判断および狩猟試験に合格すること
* 試験日程
・3級2級:年2回
・1級:年2回以上
※協会が指定する日程
* 主催:一般社団法人日本実務能力教育協会
だしソムリエ
だしソムリエは、だしソムリエアカデミーが認定する資格です。
指定の講座を受講して試験に合格すると資格が認定されます。
資格の区分は、3級、2級、1級となっており、他区分の資格とあわせて取得することで、講座の受講料が割引になります。
講座は通学か通信かを選べるので、都合のよい方法を選びましょう。
講座終了後は、オンラインで試験を受けられます。
【受験概要】
* 受験資格:とくになし
* 受講料:
・3級:16,400円(税込)
・2級:84,000円(税込)
・1級:110,000円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:指定の講座修了後オンラインで受験
* 合格基準:70%以上の評価
* 試験日程:2ヶ月に1回ペースで開催
* 主催:だしソムリエアカデミー
調理師免許
調理師免許は、厚生労働大臣が認定する国家資格です。
都道府県知事がおこなう調理師試験に合格すると資格が認定されます。
試験の出題範囲は、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品衛生学、食文化概論、調理理論の6科目です。
調理師免許があれば、開業の際に必要な「食品衛生責任者」の資格を、申請のみで取得できます。
【受験概要】
* 受験資格
・中学校卒業以上の方
・調理師法施行規則が定める施設(院則点営業所・魚介類販売業・そうざい製造業など)で2年以上の実務経験がある方
* 受験料:6,400円(税込)
* 受験申請:郵送
* 受験方法:都道府県の知事が指定する会場
* 合格基準:全科目の合計得点が満点の6割以上
* 試験日程:都道府県の知事が指定する日程
* 主催:公益社団法人調理技術技能センター
ふぐ調理師免許
ふぐ調理師免許は、都道府県知事が開催するふぐ調理師試験に合格することで認定される資格です。
ふぐには猛毒があるため、調理するには免許が必要です。
資格の名称や受験資格は都道府県により異なりますが、多くの自治体で実務経験が定められています。
試験内容も都道府県によって異なり、一般的には学科試験と実技試験に合格しなければなりません。
【受験概要】
* 受験資格:都道府県による
* 受験料:6,400円(税込)
* 受験申請:インターネット
* 受験方法:都道府県知事が指定する会場
* 合格基準:都道府県による
* 試験日程:都道府県知事が指定する日程
* 主催:一般社団法人全日本ふぐ協会
和食の技術を高める方法
和食の技術を高めるための主な勉強方法として、独学・専門学校・料理教室・通信講座の4つがあげられます。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分に適した方法で勉強を進めましょう。
独学
和食の技術を学ぶ方法の一つとしてあげられるのが独学です。
独学は自分のペースで学びたい人に適しており、参考にするのは書籍やオンラインの情報です。
和食の専門書や料理本を読み、レシピを試すことで調理技術の向上を目指します。
独学のメリットは低コストで始められることです。
書籍の購入費用や、調理の実践で使用する食材の購入費用のほかに特別な費用はかかりません。
独学の場合は指導者がいないため、アドバイスを受ける機会が限られる点はデメリットとしてあげられます。
専門学校
和食の技術を本格的に学びたい場合、専門学校への入学が選択肢として考えられます。
専門学校では、プロの料理人から直接指導を受け、基本的な調理技術や日本料理の伝統を学べます。
実務経験を積む機会が多く、より具体的な調理方法を習得可能です。
資格の取得だけではなく、求人情報の提供など就職支援もおこなっています。
将来的に和食料理人として働きたいと考えている方に適している勉強方法です。
学費がかかるため、ほかの学習方法と比べてコストが高い点はデメリットとしてあげられます。
また時間的な制約もあるため、隙間時間に学びたい方には向きません。
料理教室
料理教室は、和食の調理技術を高める手段として人気の方法です。
プロの料理教師から実践的なアドバイスを受けられます。
料理教室はリラックスした雰囲気のなかで気軽に学べるのが特徴で、趣味として和食の技術を向上させたい方に向いています。
講師によって得意分野が異なるため、和食を学びたい場合は、和食を専門に教えてもらえる料理教室を選択しましょう。
通信講座
通信講座は、指定の教材を使用して自宅で学ぶ方法です。
近くに学校や料理教室がない場合や、仕事や子育てで忙しく勉強のためにまとまった時間が取れない方に適しています。
自分の都合にあわせて好きなときに学べるのが特徴です。
通信講座のカリキュラムにそって学習を進めると、必要な知識が身につくようになっています。
メールで質問できるシステム仕組みを取り入れている通信講座を利用すれば、わからないところを解決しながら勉強を進められます。
和食資格の取得ならSARAスクールがおすすめ
これから和食資格を取得するなら、自分のペースで学べる通信講座を受講するとよいでしょう。
和食資格を取得できるおすすめ通信講座としてあげられるのがSARAスクールです。
SARAスクールの和食講座を受講すると、「和食ソムリエ」と「日本料理ソムリエ」の2資格を取得できます。
専属のスタッフがサポートする体制を整えており、受講期間中であれば何度でも質問できます。
初級編・中級編・上級編とステップアップして学べるため、初めて和食の勉強をする方でも無理なく必要な知識を習得可能です。
基本コースとプラチナコースがあり、各コースの受講料は次のとおりです。
・基本コース:59,800円(税込)
・プラチナコース:79,800円(税込)
基本コースは受講料が安いですが、試験を受ける際に受験費用がかかります。
プラチナコースは課題を提出すると試験免除で資格が認定されます。
資格取得にかかる初期費用を抑えたい方は基本コース、確実に資格を取得したい方はプラチナコーを選択するとよいでしょう。
1日30分の学習で6ヶ月を目安に資格を取得できます。
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まとめ
和食の知識や調理技術は、健康的な食生活を送るために欠かせません。
資格を取得することで、家族が健康的でおいしい料理を楽しめるだけではなく、飲食にかかわる仕事への就職や転職にも有利になります。
これから和食資格を取得するなら、自分のペースで好きな時間に学べる通信講座を検討するとよいでしょう。
SARAスクールの和食講座なら、在宅で学びながら2つの資格を取得できます。
1日30分の学習で無理なく資格を取得できるため、忙しくてまとまった勉強時間を取れない方にもおすすめです。
仕事や子育ての隙間時間に勉強して、和食の知識を身につけたいと考えている方は、SARAスクールで資格の取得に挑戦してみましょう。