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アレルギー体質が気をつけるハーブと緩和するハーブ

ハーブには多くの効能があり、心身の悩みに効果的にアプローチすることが可能です。しかしながら、もともと植物によるアレルギーを持っている人は、ハーブの種類によって症状が悪化する可能性もあります。そのため、ハーブを使用するときは、そのハーブとアレルギーとの関係をしっかりと見極めなければなりません。

ハーブの中には、アレルギーの症状を和らげるのに効果的なものもあります。アレルギーが気になるなら、アレルギーに対して作用するハーブもおさえておきましょう。今回は、アレルギーにまつわるハーブについて紹介します。

アレルギー体質が気をつけるハーブと緩和するハーブ

アレルギー反応を起こしやすい代表ハーブ

アレルギー反応を起こしやすいハーブとしては、どのようなものがあるのでしょうか。まずは、アレルギー反応を起こす可能性のある代表的なハーブについて紹介します。

キク科のハーブに用心!

アレルギー反応を起こしやすいハーブとしては、キク科のハーブがあげられます。具体的にはカモミール、エキナセア、カレンデュラなどが要注意です。

花粉症の人は悪化しやすい

花粉症の人がアレルギー反応を起こしやすいハーブを使用すると、症状が悪化する場合もあるので注意が必要です。たとえば、ブタクサや菊、マリーゴールドなどに対して花粉症の症状が出ている人は、とくに注意が必要です。

アレルギー体質の人が気をつけるハーブ

アレルギー体質の人が気を付けたほうがいいハーブは、他にもいくつかあります。気を抜いていると、辛い症状につながる可能性もあるため注意しましょう。アレルギー体質の人が気を付けるべきハーブとしては以下のようなものがあげられます。

タデ科のハーブ

そばアレルギーを持っている人は、そばと同じダテ科のハーブに注意しましょう。たとえば、ソレル、ルバーブ、ギシギシ(セイバ)などがあげられます。

セリ科のハーブ

セロリやパセリなどに対してアレルギー反応がみられる人は、セリ科のハーブに気を付けるべきです。たとえば、アニス、フェンネル、ロベッジなどがあります。効果的なハーブとして一般的にも利用されているため、セロリやパセリに対してアレルギーがある人はハーブを使用する際にしっかり注意しましょう。

アレルギーを緩和するハーブ

ハーブの中には、アレルギーを緩和する効果をもつものも多くあります。アレルギーをもつ人は、こういったハーブの種類を覚えておくと効果的に活用できる可能性が高いです。アレルギーを緩和する代表的なハーブの種類を見てみましょう。

ペパーミント

ペパーミントはミントポリフェノールを含んでおり、スギ花粉による鼻粘膜のはれを改善する効果をもっています。しつこい鼻づまりに悩んでいるときにペパーミントを活用すれば、スーッとした感覚で鼻通りをよくしてくれるでしょう。ペパーミントは胃腸の消化を助ける効果ももっています。また、気分を鎮める効果もあります。そのため、ペパーミントを使用すれば、さまざまな症状を一気に改善することにも役立つでしょう。

エルダーフラワー

エルダーフラワーは抗炎症作用をもつハーブです。そのため、気管支の炎症やのどの痛みを和らげる効果が期待できます。粘膜を浄化したり、呼吸器の軌道を整えたりすることができます。目や鼻に炎症がある場合にも活用できます。アレルギーだけでなく、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。また、利尿作用もあるため、体内にたまった毒素を排出するのにも役立ちます。むくみが気になる人にもおすすめです。ハーブティーにして飲む場合、ハチミツを入れると飲みやすくなるでしょう。ハーブが苦手な人でも無理なく利用できるハーブです。

ネトル

ネトルは、アレルギー体質の人に向いているハーブとして非常に有名です。ネトルにはヒスタミンが多く含まれており、古くからアレルギーによる症状の緩和のために活用されてきました。花粉症のアレルギー性鼻炎に効果を発揮します。鼻詰まりや目のかゆみに悩んでいるなら、まずはネトルを使用してみるのがおすすめです。ネトルには、ビタミンやミネラル、鉄分なども含まれているため、日常的に使用することで体調を整えるのにも役立ちます。さらに、血行を促進する効果もあることから、ケガの早期回復や関節炎などにも効果的だといえるでしょう。

アイブライト

アイブライトは、その名からもうかがえるように目に効くハーブです。アレルギーによって目にかゆみが出ている場合は、アイブライトを使用すると症状をおさえられる可能性があります。アイブライトは古くから目のさまざまな疾患に効果を発揮するハーブとして認識されていました。視力低下を防ぐ効果や記憶力の向上にも役立ちます。アイブライトは口から摂取することもでも効果を感じられますが、成分を液体にしてコットンなどに染み込ませて閉じた瞼の上に貼り付けることでも高い効果を期待できます。目に直接働きかけることができるため、高い効果が期待できそうですね。

ルイボス

ルイボスはアレルギーやアトピーに対して効果を発揮します。お茶としても人気があり、日常的に気軽に飲むことができるハーブです。なお、アトピーがひどい場合は、ルイボスティーを直接つけることで症状を緩和することも可能です。ルイボスは南アフリカでのみ育てることが可能です。美容やアンチエイジングの効果も高いと言われており、女性から多くの指示を集めています。老化によって引き起こされる病気を防ぐ効果も期待できるのが大きなポイントです。

ユーカリ

ユーカリを初めて使用するようになったのは、オーストラリアの先住民たちでした。感染症や解熱剤として重宝されていたようです。オーストラリアが原産国ですが、現在では世界各地で栽培されています。ユーカリは、気持ちを落ち着かせたり、呼吸を助けたりする成分を豊富に含んでいます。粘膜に作用することでその効果を発揮します。ハッカのようなすっきりとした香りがします。たとえば、アロマオイルをコップの水に垂らしてうがいをするとよいでしょう。なお、ユーカリラジスタはユーカリよりも少しマイルドな香りがします。そのため、スース―したものが苦手な方や小さい子どもなどがユーカリを使用したいときは、ユーカリラジスタを利用するとよいでしょう。

ハーブを活用するときはアレルギーに気をつけて!

ハーブを活用するときはアレルギーに気をつけて!

ハーブを活用するときは、自分がアレルギーを持つ植物と同じ種類ではないかしっかりと確認することが大切です。ハーブでよい効果を得ようとしていたにもかかわらず、正反対の悪い影響が出ては困りますよね。ハーブにはさまざまな種類があり、なかにはアレルギーを和らげる効果をもつものもあります。ハーブの力をしっかりと活用したいなら、そういったハーブの種類に注目しましょう。

ハーブには、アレルギーに対する効果以外にもさまざまな効能があります。心身に何か悩みがあるときは、ハーブを利用することでその悩みを解決できるかもしれません。古い時代には、ハーブは薬として活用されていたこともあります。ハーブは現代で活用されている医薬品とは違うため、飲めばすぐに効果が出るということはありません。しかしながら、継続的に利用することで確かな効果を感じることができるでしょう。手軽な方法なので、ぜひ日常生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。