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防虫効果のあるハーブとは?種類や使い方をチェック

ハーブの中には防虫効果を期待できるものがあります。薬ではなく、ハーブを使用することで忌避効果を得られるのはとてもありがたいですよね。虫よけの効果をもつハーブには、他にも人にとって嬉しい効果をもっているものが多いので上手に活用したいところです。

防虫効果のあるハーブとは、どのような仕組みで虫を追い払っているのでしょうか。せっかくなら仕組みもきちんと理解しておきたいところです。今回は防虫効果のあるハーブについて、その仕組みとともに種類や使い方について見てみましょう。

防虫効果のあるハーブとは?種類や使い方をチェック

ハーブの忌避効果

ハーブには虫を寄せ付けない効果があるものも多いです。ハーブの忌避効果とはどのようなものなのでしょうか。まずはハーブの忌避効果の概要を紹介します。

身を守るためハーブには虫や害虫の忌避効果がある

ハーブはもともと自然環境の中で育っているものなので、虫から身を守る力を身につけています。具体的には虫が嫌う匂いを出すことで虫を寄せ付けないようにしているのです。虫が嫌う匂いといってもそれは人間にとってはいい香に感じられるものばかりです。そのため、日常的に見のまわりにあっても不快に感じることはありません。上手に取り入れることで虫よけ剤などの人工的なものを使わずに防虫効果を感じることができます。

ベランダや玄関、部屋におくことで虫をよせつけない

防虫効果のあるハーブは、ベランダや玄関など虫の出入り口となる場所に置くことで高い効果を発揮します。もちろん、部屋に置くことでも虫を寄せ付けないようにすることが可能です。インテリアの1つとしてハーブを取り入れれば、自然と防虫効果を感じることができるでしょう。

防虫効果のあるハーブ

防虫効果のあるハーブとしては、たくさんの種類があげられます。それぞれのハーブの特徴をおさえることで自分に合ったハーブを見つけることができるでしょう。ここでは、防虫効果が期待できる代表的なハーブについて紹介します。

ペパーミント

ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草です。ペパーミントはメントールを含んでおり、虫に対する忌避効果をもっています。ミントの中でもペパーミントは特にメントールを多く含んでいて、虫を寄せ付けない高い効果が期待できます。食用としても活用できるので、育てながら料理にも活用できるというのが便利です。そのまま栽培しているだけでも一定の効果はありますが、摘み取って軽く揉みほぐした状態で置いておくとより防虫効果を感じることができます。

ラベンダー

ラベンダーにはリナロールと酢酸リナリルという成分が含まれています。これこそが虫に対する高い忌避効果を発揮してくれます。ラベンダーは寒さに強いですが、高温多湿に弱いという性質をもっています。そのため、栽培するときには環境に注意が必要です。なお、ラベンダーはドライフラワーとして楽しむこともできるため、部屋のさまざまな場所で活用することが可能です。ラベンダーにはリラックス効果もあるため、寝室などに置くのもおすすめです。

レモングラス

レモングラスは東南アジアが原産の多年草です。見た目はススキにそっくりですが、レモングラスにはシトラールという成分が含まれています。レモングラスの香りはレモンのような香りです。この香りは虫が嫌がる香りなので、しっかりと虫よけの効果を感じることができるでしょう。ポプリなどにして使用すれば、クローゼットやタンスの中でも使用できます。ゴキブリ除けにも効果を発揮するため、ゴキブリに困っている人にはとても重宝するでしょう。

ローズゼラニウム

ローズゼラニウムは、ゼラニウムの中でも特に防虫効果が高いハーブです。シトロネラ―ルという成分があり、昆虫はこの成分を苦手としています。プランターや鉢植えで窓辺に置くと効果的です。また、室内で活用したいときはエッセンシャルオイルを使用するのがおすすめです。なお、ゼラニウムの中ではほかにもセンテッドゼラニウムに高い防虫効果があります。

タンジー

タンジーにはハエや害虫が室内に侵入するのを防ぐ効果があります。ノミやダニにも効果的です。古い時代には体内の寄生虫を駆除する目的で使用されていたこともあり、薬としての役割も果たしていました。現在では毒性が確認されており、人の体内に用いることはありません。身の回りに防虫効果を発揮させたいときは乾燥させたタンジーを活用すれば、より高い効果を発揮することが可能です。ドライフラワーとして観賞用に置いておくのもよいでしょう。

ローズマリー

ローズマリーは地中海沿岸が原産となっているシソ科のハーブです。ローズマリーには独特な強い香りがあり、これを虫が嫌います。ダニ除けにも高い効果を発揮することが可能です。ローズマリーを熱湯で煮出せば、虫よけスプレーとして活用することも可能です。ローズマリーの鉢植えを置くときは、玄関や窓辺に置くと高い効果を発揮します。

防虫ハーブの活用方法

防虫の効果があるハーブはさまざまな活用の仕方ができます。ハーブの種類や用途に合わせて使い方を工夫してみましょう。ここでは、防虫ハーブの活用方法について詳しく紹介します。

防虫ハーブの寄せ植え

防虫効果を狙うなら、防虫に効果をもつハーブを寄せ植えするのがおすすめです。鉢植えには大きくなりにくく、可愛いらしいハーブがおすすめです。たとえば、ラベンダーやローズマリー、センテッドゼラニウムなどを選ぶとよいでしょう。

オーガニックの虫除けスプレー

防虫効果のあるハーブは虫よけスプレーとして活用することも可能です。たとえば、容器にアルコールをいれ、ミントの葉と茎をいれるだけでも虫よけスプレーとして活用できます。自分で作ったハーブを活用すれば、オーガニックの虫よけスプレーを作ることもできます。安心して使用できるので、家族みんなで利用できます。

キッチンハーブで虫よけ

虫よけの効果をもつハーブは、料理にも使えるものが多いです。そのため、風の通しの良いキッチン周りにハーブを育てることで防虫の効果を得ながら、ハーブを育てるのがおすすめです。料理に使えて虫よけにもなるというのはとても効率的ですよね。ローズマリーやペパーミントなどは育てやすいのでおすすめです。

防虫効果のあるハーブはたくさんある!

防虫効果のあるハーブはたくさんある!

ハーブには防虫効果をもつものがたくさんあります。それぞれいろいろな虫に対して効果を発揮するので、さまざまな場面で活用することが可能です。そのまま置いたり、スプレーに加工したりなど、使い方もさまざまなので、状況に応じて使い分けることができます。ドライフラワーを活用すれば、その効果をよりさまざまな場所で感じることもできるでしょう。防虫効果をもつハーブの中から自分の状況に合ったものを選ぶことができれば、いい香りを感じながらしっかりと虫を防ぐことができるでしょう。

ハーブを活用すれば、薬を使用しなくても防虫効果を得られるというのがとても大きな魅力です。薬を使うと嫌なにおいがするので、気分を損なってしまうことも多いですよね。ハーブを活用すればそういった状況も防ぐことができるので、いつでも快適に過ごすことができるでしょう。防虫効果のあるハーブを上手に活用して、気分良くしっかりと嫌な虫を防げるようにしてみてはいかがでしょうか。