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タイ古式マッサージについて学ぶ!資格の種類や取得方法とは?

タイ古式マッサージについて技術をしっかり修得したいという場合は、資格取得を目指すのがおすすめです。資格をとれば技術を身に付けられるとともに、その技術力を証明することもできます。タイ古式マッサージはとても効果が高いマッサージ方法なので、多くの人に人気があります。資格とともに技術をしっかり修得すれば、多くの人に癒しを提供できるでしょう。

タイ古式マッサージの資格にはどういった種類があるのでしょうか。また、取得方法はどうなっているのか気になりますよね。今回はタイ古式マッサージの資格について紹介します。

タイ古式マッサージについて学ぶ!資格の種類や取得方法とは?

タイ古式マッサージ師になるには資格が必要?

タイ古式マッサージについて学ぶ!資格の種類や取得方法とは?
タイ古式マッサージ師になるためには、どういった準備が必要なのでしょうか。まずは、その概要についてみてみましょう。マッサージ師の仕事は人の体に直接触れるものなので、間違いが無いようしっかりと確認しておく必要があります。

国家資格はなく民間の資格のみ

日本で取得できるタイ古式マッサージ師の資格は、民間の資格しかありません。国家資格としてはタイ古式マッサージの資格はとくにないため、資格自体は無くても店を開くことが可能です。もちろん、タイ古式マッサージを仕事としておこなうなら、民間の資格でも取得しておいたほうがよい場合も多いです。資格があるというだけで、お客さんにも安心感を与えることができます。民間団体が認定しているタイ古式マッサージの資格にはさまざまな種類があるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。そのためには資格の種類をしっかり把握して、比較検討することが必要不可欠です。

学歴は問われない

タイ古式マッサージの施術をするためには資格は必須ではないため、学歴もとくに問われることはありません。どんな学歴でも技術さえしっかり修得していれば、お客さんを満足させることが可能です。

「マッサージ師」を名乗るなら国家資格が必要な場合もある

タイ古式マッサージそのものについては、国家資格があるわけではありません。しかしながら、「マッサージ」をおこなうためには、あん摩マッサージ指圧師免許やはり師免許などが必要になります。そのため、タイ古式マッサージのサービスをおこなうときは、「マッサージ」ではなく「リラクゼーション」として実施するパターンが多いです。実際に提供するサービス内容は変わりませんが、タイ古式マッサージの施術者として働くときは資格の有無と制度の関係についてもおさえておいたほうが無難です。

タイ古式マッサージ師の資格の種類

タイ古式マッサージの資格としては、さまざまなものがあります。それぞれ認定団体や学べる内容にも違いがあるので、自分が求める内容に合ったものを選ぶのがポイントです。

タイ古式整体セラピスト®

「タイ古式整体セラピスト®」は、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が主催する、在宅で取得可能な資格です。
取得することで、タイ古式整体の歴史やタイの伝統、体内の流れなどの知識を持っていることが証明できます。
受験資格は特に無く、合格基準は70%以上の評価が必要です。
試験合格後、認定カードと認定証をもらえますが、各5,500円で発行されます。
<主な内容>
・タイ古式整体の流れ
・接客と施術を行う上での注意点
・施術禁忌事項
・施術のやり方
・手や腕、足や脚を使った手技
・道具を使った手技  
<費用>
10,000円
<受験方法>
インターネットから申し込み、在宅で受験後、期日までに解答用紙を提出

タイ古式整体士®

日本インストラクター技術協会(JIA)が主催する、在宅受験可能な資格です。
取得できれば、ハーブボールやホットストーンの扱い方、実際に開業する際に活用可能な接客時の知識などを有していることが証明できます。
受験資格は特に無く、合格基準は70%以上の評価が必要です。
こちらも試験合格後、認定カードと認定証をもらえますが、各5,500円で発行されます。
<主な内容>
・タイ古式マッサージの歴史、発祥国のタイ国の概要
・タイ古式マッサージの目的と効果、ほかのマッサージとの違い
・もみ返しのメカニズム
・ハーブボールの中身・効果と作り方
<費用>
10,000円
<受験方法>
インターネットから申し込み、在宅で受験後、期日までに解答用紙を提出

IBMA認定タイ古式マッサージセラピスト

IBMAとは、国際ボディメンテナンス協会のことです。IBMAが認定しているタイ古式マッサージセラピストの資格取得を目指せば、タイ古式マッサージの基本となっているタイ伝統医学や実際の施術方法について詳しく学ぶことが可能です。また、IBMA認定タイ古式マッサージセラピストの資格は、タイ国政府文部省・厚生省認定校(CCA)と提携しているため、4日間の講座と資格試験に合格するとタイ国政府文部省・厚生省認定校(CCA)の修了証も取得することができます。日本にいながらタイの学校の修了証も取得できるというのは、とても画期的な資格ですよね。

タイ文部省認定 CLSマッサージスクール

タイ文部省認定CLSマッサージスクールは、タイのチェンマイにあるスクールに通って取得を目指す資格です。本場の技術を学ぶのに役立ちますが、スクール代のほかに滞在費用も必要になるため、資格取得までにかなりの費用がかかることが予想されます。そのため、気軽に選べる資格ではないですが、明確なビジョンがあり本気で資格取得を目指したい場合であれば、タイ文部省認定 CLSマッサージスクールを選んでみるのもよいでしょう。

TTMA公認プロタイマッサージセラピスト

TTMAとは、特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会のことです。TTMAが認定するプロタイマッサージセラピストの資格は、日本でもっともポピュラーなタイ古式マッサージの資格といっても過言ではないでしょう。TTMA公認プロタイマッサージセラピストの資格を取得すれば、実践的な技術を学ぶことができるので、活躍できるプロのセラピストを目指すことができます。

JTTMA認定プロフェッショナルセラピスト資格講座

JTTMA認定プロフェッショナルセラピスト資格講座は、日本タイ古式マッサージ協会(JTTMA)が主催する資格です。
タイ古式の知識や技術だけではなく、最先端の西洋医学に基づいた解剖理論に沿ってお客様の身体の状態に合わせた施術やアドバイスができるようになるでしょう。
<主な内容>
セラピストベーシック:タイ古式マッサージの基礎技術と解剖学の基礎
セラピストアドバンス:お客様の体の状態から原因を見極めその評価に基づいたオーダーメイドセラピー
セラピストマスター :全身をくまなく施術するために、頭部、顔面、腹部にまで及ぶ施術
<費用>
セラピストベーシック: 348,000円
セラピストアドバンス: 298,000円
セラピストマスター: 248,000円
<受験方法>
JTTMAサイト問い合わせフォームより定員状況を確認の上、希望の認定講座、開催回について初回受講と同様にJTTMAサイトから申し込み

タイ古式マッサージの資格の取得方法

タイ古式マッサージの資格取得を目指すには、さまざまな方法があります。資格取得を目指すときは、自分の状況に合わせて適切な方法を選ぶのがおすすめです。

日本のスクールに通学する

日本人がタイ古式マッサージの資格取得を目指す方法としてもっとも一般的なのは、日本国内にあるタイ古式マッサージのスクールに通学することです。タイ古式マッサージについて学べるスクールは日本国内にもたくさんあります。なかには、日本国内で本場タイの学校の修了証まで取得できる制度があるスクールもあります。いまの生活を変えずに、タイ古式マッサージの資格取得を目指したいという場合は、日本国内にあるスクールを選んで資格取得を目指すとよいでしょう。

通信講座で学ぶ

日本国内には、タイ古式を学べるスクールや通信講座があります。
仕事や家事と両立をしながら資格取得を目指したい方におすすめしたいのは、通信講座です。
通信講座であれば、資格取得に必要な知識を自宅でマスターできます。
なかには、講座の受講をすべて完了したら資格試験の受験が免除され、資格合格と同等の立場を得られる資格もあります。
中でも初心者や限られた時間の中で資格取得をしたい方に人気が高いのが「SARAスクール」でです。
「SARAスクール」を利用すれば、初心者でもわかりやすい教材と指導によって、最短2カ月で2種類の資格取得が目指せます。
どちらも資格協会に認定されている講座で、家にいながら取得できるのが魅力的です。
また、コースは2つに分かれており、初期投資を抑えたい方には「基本コース」、短期間で確実に資格を取得したい方には「プラチナコース」がおすすめです。
プラチナコースなら、添削物を提出するだけで2つの資格を試験免除で取得できます。

タイに留学する

タイ古式マッサージの資格取得を目指す場合、タイに留学して本格的に学ぶという方法もあります。タイ古式マッサージが医療現場でも導入されている本場のタイなら、タイ古式マッサージについてより詳しく学ぶことができるでしょう。日本では決してできない体験ができるはずです。もちろん、タイに留学するとなれば費用もかなり掛かりますし、いまの生活を大きく変化させる必要があります。とはいえ、明確な目標や夢があるなら、挑戦してみるのもよいでしょう。

入社してから会社で受講して取得する

タイ古式マッサージのサービスを提供しているカ社の中には、未経験者でもセラピストとして採用しているところもあります。そういった会社は研修制度を充実させていることも多いので、働きながらしっかりと技術の修得が目指せます。お金をもらいながら技術を学べるというのはとても魅力が大きいですよね。趣味としてではなく仕事して活かすためにタイ古式マッサージの資格取得を目指したいのであれば、先に就職するというのも1つの手です。

タイ古式とは

マッサージの種類として「タイ古式」という言葉は耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的なマッサージの内容をご存じでしょうか。
一般的なマッサージとは違って、アクロバティックな動きも含まれるのがタイ古式マッサージの特徴です。
タイ古式の概要や歴史に併せて、ほかのマッサージとの違いも簡単にご説明します。

概要

マッサージといえば指圧や揉みほぐしが一般的かと思いますが、タイ古式ではストレッチも織り交ぜます。
タイでのマッサージの施術方法は、指関節をほぐすような小さな動きから、背中を弓なりに曲げるような体勢で体を伸ばすような大きな動きまでバリエーションに富んでいます。
タイ古式の資格所有者は約2万人となっており、スパ産業の中でも非常に人気が高いマッサージです。
本国のタイではタイ古式マッサージを学べる学校が開かれていますが、名高い学校としてワット・ポー伝統医学校が挙げられます。

歴史

タイ古式マッサージは、タイの伝統医療がインドで成立した仏教医学の影響を受けているものと考えられています。
施術の中にインド発祥の「ヨガ」と同じ体位をすることからも、インドの影響を受けているのがわかります。
アユタヤ朝時代の宮廷では、マッサージは治療法として扱われていたこともあり、マッサージ師は地位が高い職位でした。
1990年代前半頃から、スパがタイの代表的な観光地となっていきました。
また、現在ではストレッチを含めた施術がタイ古式マッサージの醍醐味となっていますが、宮廷ではストレッチの技法は使われておらず、ワット・ポー伝統医学校によってより安全で汎用性が高いものに改良されたと考えられています。

ほかのマッサージとの違いは?

30分から1時間ほど時間をかけて、指圧や揉みほぐしによって凝っている部分をピンポイントにアプローチしていくのが、一般的なマッサージです。
一方、タイ古式は2時間ほどたっぷり時間をかけて、アクロバティックな動きで全身をほぐしていきます。
また、施術を受けている人だけではなく、施術者自身も身体を伸ばすことによって体を整えることができることから、「2人ヨガ」といわれています。

タイ古式の施術により得られる身体と心へのメリット

タイ古式には、ほかの種類のマッサージでは得られない老化防止・集中力アップ・神経や関節の痛みケアなどのメリットがあります。
資格取得には一定の時間がかかりますが、タイ古式ならではの効果やメリットを理解することで、学習のモチベーションが大いに高まるはずです。
この章では、具体的に3つのポイントに分けて、タイ古式を学ぶメリットをご紹介します。

老化防止につながる

タイ古式の施術をすることで、以下の効果を期待できます。
・筋肉内にたまった老廃物を排出して、新しい酸素を取り込むことで若々しい筋肉を保つ
・強いストレスによる血圧の急激な上昇を抑える
・強いストレスによるホルモンバランスの崩れを緩和する
タイ古式のこれらの効果は、筋肉をほぐすことによって自律神経と副交感神経を安定させられることに由来しています。
いつまでも若々しくありたい方や健康寿命を延ばしたい方は、タイ古式の魅力を感じられることでしょう。

集中力を高めやすくなる

タイ古式には、集中力アップの効果も期待できます。
タイ古式の長く生きをはく呼吸法により、アルファー波が増加して、瞑想中であるかのような状態になれます。
この状態は、「半覚半眠」ともいわれる集中力の高い状態です。
集中力が高まれば、日常の仕事や趣味などの成果アップにもつながります。
また、集中力がアップする体内に酸素を多く取り込む呼吸法は、免疫のアップや臓器の動きの活性化にも効果的です。

神経や関節の痛みをケアできる

スポーツや日常の姿勢などによる痛みのケアにも、タイ古式の施術は効果的です。
特に痛みが生じやすい場面を考えてみましょう。
・ゴルフやボーリングなどの負荷のかかる姿勢を強いられるスポーツ
・長時間のデスクワーク
・猫背などの日常的な悪い姿勢
痛みを感じながらもこれらの状態を長時間放置している方は少なくありませんが、放置をすればするほど神経や血管を圧迫して、状況が悪化します。
場合によっては、神経痛や血行障害などを引き起こすこともあるでしょう。
タイ古式マッサージの施術をすることで、体の前後左右のバランスを整え、血液の流れを改善できます。

慢性的な病気や痛みに対する予防につながる

タイ古式マッサージは、慢性的な病気や痛みにも効果があるといわれています。
主な具体例は、ぜんそく・心臓病・頭痛・めまい・胃腸病・耳鳴り・鼻づまりなどの症状です。
実際に、タイの保険証では病院での治療法としてタイ古式マッサージを取り入れています。
日ごろから健康を強く意識している方は、タイ古式の考え方を学んで取り入れてみてはいかがでしょうか。

タイ古式マッサージの資格にはたくさんの種類がある

タイ古式マッサージの資格にはたくさんの種類がある

タイ古式マッサージの資格にはさまざまな種類があり、取得方法もいろいろとあります。そのため、自分の状況に合わせて資格や勉強方法を選ぶことが大切です。場合によっては、働いて給料をもらいながら資格取得を目指すという方法もあるので、仕事としてタイ古式マッサージをおこなっていきたいなら選択肢は幅広いといえるでしょう。もちろん、資格取得にあたっては、資格をとることよりもしっかりと技術を身につけることに重きを置く必要があります。そうすれば自ずと資格取得のための試験にも合格できるはずです。体で覚えた技術はずっと残るので、最初にしっかりと学んでおくと今後のキャリアにも活かすことができるでしょう。タイ古式マッサージについて興味をもっているなら、自分に合った方法で資格を取得してしっかりとした高い技術を身につけてみませんか。手に職をつけることができれば、将来も大きく変化するはずです。

よくある質問

Q1:タイ古式マッサージ師になるには資格が必要?
A:国家資格としてはタイ古式マッサージの資格はとくにないため、資格自体は無くても店を開くことが可能です。もちろん、タイ古式マッサージを仕事としておこなうなら、民間の資格でも取得しておいたほうがよい場合も多いため、自分に合った資格を選ぶようにしましょう。
Q2:タイ古式マッサージ師の資格の種類はどんなものがある?
A:「タイ古式整体セラピスト®」「タイ古式整体士®」「TTMA公認プロタイマッサージセラピスト」などさまざまなものがあります。それぞれ認定団体や学べる内容にも違いがあるので、自分が求める内容に合ったものを選ぶのがポイントです。
Q3:タイ古式マッサージの資格の取得方法は?
A:タイ古式マッサージの資格取得を目指すには、「日本のスクールに通学する」「タイに留学して学ぶ」「タイ古式マッサージの会社に入社する」「通信講座で取得する」といった方法があります。ご自身のライフスタイルに合わせて資格取得方法を選びましょう。