セレクトショップのバイヤーになるには?
記事更新日:2024年6月11日魅力的な商品が並んでいるセレクトショップ。そんなセレクトショップのバイヤーとして働くことができたら、とても素敵ですよね。とはいえ、セレクトショップのバイヤーになるにはどうしたらいいのか、具体的なイメージをもっている人はあまりいないのではないでしょうか。
そこで今回は、セレクトショップのバイヤーになるための方法について紹介していきます。あわせてバイヤーとはどのような仕事なのかについても見ていくので、セレクトショップのバイヤーになりたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
バイヤーとは?
バイヤーとは、具体的にはどのような仕事なのでしょうか。バイヤーはとても責任があり、やりがいも大きな仕事です。まずはバイヤーの仕事をイメージするために、概要について見ておきましょう。
商品を買いつけて仕入れする人
バイヤーとは、商品の買い付けをおこなって仕入れをする人です。店頭に並んでいる商品は、どのお店でもたいていはバイヤーが仕入れてきた商品となっています。そのため、店の売上はバイヤーによっても大きく異なる可能性があります。
売れる商品を見極める
バイヤーにとっては、売れる商品の見極めがとても大切です。自分自身は魅力的に感じたとしても、実際に店頭に置いて売れる商品でなければ、商品は余ってしまいます。そうなれば店の売上は落ち、営業が難しくなる可能性も無いとはいえません。そのため、バイヤーはとても責任ある仕事です。バイヤーとして働くなら、世の中の流行をしっかりと押さえつつ、ニーズの高い商品を見つけ出す力を磨くことが必要不可欠だといえます。
さまざまジャンルのバイヤーがいる
一口にバイヤーといってもそのジャンルはさまざまです。百貨店やセレクトショップなどさまざまなお店のバイヤーがいます。お店の規模やコンセプトによって、バイヤーに求められる能力は異なるといえるでしょう。それぞれの特徴を理解することで、ニーズに合った商品を仕入れることが必要です。
セレクトショップのバイヤーに必要なこと
セレクトショップのバイヤーになるためには、どういった能力が必要なのでしょうか。お店の種類によってバイヤーに必要な力は異なります。そのため、ここではセレクトショップのバイヤーに必要な力について詳しく見ていきましょう。
ニーズに合うトレンド商品を見つけてくる
セレクトショップはその名のとおり、さまざまなよい品を選んで販売するお店です。そのため、バイヤーはその店の顧客のニーズに合ったよい商品を見つけ出してくる必要があります。顧客の好みの傾向を把握しつつ、これまでに無い商品を販売できれば、売上はほぼ確実に上がるはずです。自分の好みをおしつけることなく、顧客目線を大切にすることで売れる商品を買い付けることが求められています。
ファッションセンス
ファッションについてのバイヤーになるなら、もちろんファッションセンスが大切です。高いセンスを持ち、常に流行をおさえていることがセレクトショップのバイヤーの条件であるといえるでしょう。店頭に並ぶ商品がそのお店のイメージを決定付けるので、買い付ける商品の1つ1つにしっかりと配慮する必要があります。
コミュニケーション能力・交渉力
バイヤーは買い付けをおこなう際に、相手と交渉をおこないます。まとめ買いすることで安く仕入れられないか聞いてみたり、納期の調整を依頼したりします。そのため、どんな相手にもしっかりと自分の意見を言えるようなタイプの人はバイヤーに向いています。
海外の買い付けがある場合は語学力
セレクトショップの場合、海外に出て買い付けをおこなう機会も多いです。そのため、セレクトショップのバイヤーは語学力も持ち合わせている必要があります。最低でも海外の相手と対等にビジネス上のやり取りができる語学力がないといけません。
セレクトショップのバイヤーになるには?
では、セレクトショップのバイヤーになるには、どういった準備が必要なのでしょうか。セレクトショップのバイヤーになるための方法について紹介します。
必要な資格はない
バイヤーは高い能力が必要で、責任も重い仕事です。しかしながら、これをもっていなければバイヤーにはなれないといった資格があるわけではありません。仕事に必要なそれぞれのスキルをしっかり身に付けていることを証明でき、なおかつチャンスにめぐまれれば、誰でもバイヤーとして活躍できる可能性があります。
一般的なルート
バイヤーになるためのルートとしては、まずは店の販売員として働き、その後に店長になったうえでバイヤーになるというのが一般的です。そのため、まずは店でしっかりと働きながら顧客のニーズを把握し、少しずつスキルを積み上げていくようにするのがよいでしょう。
未経験者の募集はほぼない
バイヤーは未経験者を募集することはほとんどありません。そのため、バイヤーとして働きたいと思ったら、まずは一般的なルートからバイヤーを目指すのがおすすめです。バイヤーを目指しながら、語学力やコミュニケーション能力を磨いていけば、実際にバイヤーになったときに役に立つはずです。
バイヤーとして働く難易度
実際にバイヤーとして働くのは、どれくらいの難易度があるのでしょうか。最後にその点について見ていきます。
企業にとって重要なポジション
バイヤーは企業にとってとても重要なポジションです。バイヤーのさじ加減一つで、売上が大きく左右されてしまう可能性もあります。そのため、バイヤーは責任重大です。確実に仕事をこなせるようにするためにも、深い知識や経験が必要不可欠です。
やりがいはあるけど難易度も高い
セレクトショップのバイヤーは、やりがいが非常にあります。自分が仕入れた商品が売れていく様子を目の当たりにすると、「この仕事を選んでよかった!」と思えること間違いなしです。しかしながら、仕事がうまくいかないことも少なくはありません。そういった意味でいえば、バイヤーの難易度は高いといえます。
募集件数が多くない
バイヤーは募集がかかることが少ない職種です。未経験の募集は基本的にありませんし、経験者に対する求人もなかなか出ることはありません。そのため、まずは他の職種で知識や経験を養いながらバイヤーを目指す必要があります。
スキルを積むには長い年数が必要なことも多い
バイヤーはとても高い能力が必要であり、そのスキルを積み上げるためには長い年月がかかることも予想されます。仕事に一筋になって頑張らないと、なかなかバイヤーとして働くチャンスは巡ってこないかもしれません。しかし、そういった長い時間をかけてでも頑張ろうという気持ちが湧いてくるという人もいるでしょう。そのような意気込みがある人こそ、バイヤーとして働くのに向いているはずです。
セレクトショップのバイヤーになるには高い能力が必要!
セレクトショップのバイヤーになるには、経験やスキルが必要です。そのため、いきなり目指すのは難しいといえるでしょう。とはいえ、少しずつ努力を重ねていけばセレクトショップのバイヤーとして働ける可能性は十分にあります。まずはセレクトショップの販売員として働きながら、力を磨いていくのがおすすめです。将来的に一人前のバイヤーとして働くためにも、まずはできることから自分の能力を高めていきましょう。