数秘術のやり方とは?歴史・計算方法を徹底解説!
記事更新日:2024年8月21日数秘術は、生年月日から個人の性格や潜在能力を明らかにする占術の一種です。
その歴史は古く、古代ギリシャやバビロニアの文明に遡ります。
数秘術では、生年月日を数値に置き換え、その数値から導き出される性格の特徴や傾向を明らかにします。
計算方法は簡単で、生年月日の数字を足し合わせ、1桁の数字に集約していくというものです。
この1桁の数字が、その人の「数秘数」となり、この数秘数から様々な性格分析が行われます。
数秘術は、自己理解を深める上で有効な占術の1つと考えられています。
数秘術ではその人がもつ数字を用いた計算を行うことで、その人の本質的な姿をみていきます。計算によって得られた数字は「運命数」と呼ばれ、その人を表す重要な数字です。難しそうに思えるかもしれませんが、1から9までの自然数を足し算するだけのシンプルな計算が基本なので、誰でも行うことが可能です。
計算のしかたはいくつか方法があるので、今回はそれぞれについて紹介します。数秘術の基本的な考え方と計算方法を知り、実際に自分自身について占ってみましょう。
目次
数秘術とは
数秘術とは以下の通りです。 ・数字に秘められた意味や性質を分析し、人生の傾向や特徴を解き明かす占術 ・生年月日や名前から、個人の性格や運命を導き出すことができる ・数字の象徴性を理解することで自己理解を深められる こちらを順にご紹介します。
数字に秘められた意味や性質を分析し、人生の傾向や特徴を解き明かす占術
数秘術とは、生年月日の数字に秘められた意味や性質を分析し、その人の性格、才能、人生の傾向などを解き明かす占術です。 その歴史は古く、バビロニアやピタゴラスの時代にまで遡ります。 数秘術の基本的な計算方法は以下の通りです。 まず、生年月日の数字を全て足し合わせます。 例えば、1989年9月5日生まれの場合、1+9+8+9+9+5=41となります。 次にこの41を更に1+4=5まで足し合わせていきます。 最終的に得られた1桁の数字、この場合の5が、その人の「数秘数」になるでしょう。 数秘数には1から9までの9つの数字が存在し、それぞれ特有の性格傾向や能力が割り当てられています。 例えば、3は創造性に富み、社交的な一方で感情的になりやすい数秘数。7は洞察力が高く、深い思考力を持つ一方で内向的になりがちな数秘数です。 数秘術では、この数秘数を手がかりに、その人の長所や課題、さらには可能性まで分析していきます。 例えば、数秘数が5の人は自由奔放で冒険心が強いものの、集中力に欠けがちです。 一方、数秘数が2の人は思いやりと協調性に長けるものの、自己主張が苦手かもしれません。 このように、数秘術は単なる占いではなく、自己理解を深める非常に有効な手段なのです。 自分の数秘数を知り、その意味を学ぶことで、これまで気づかなかった自分の一面を発見できるかもしれません。 そして、その発見を活かして、より充実した人生を送ることができるでしょう。 数秘術は誰でも簡単に学べる占術です。生年月日さえわかれば、誰でも自分の数秘数を簡単に導き出せます。数秘術を楽しみながら、自分自身を深く知る旅に出てみましょう。
生年月日や名前から、個人の性格や運命を導き出すことができる
数秘術の基本的な考え方は、数字には固有の性質や意味が宿っており、それが人間の運命や性格に大きな影響を与えるというものです。 具体的な計算方法は以下の通りです。 まず、生年月日の数字を全て足し合わせます。 例えば、1989年9月5日生まれの場合、1+9+8+9+9+5=41となります。 次にこの41を更に1+4=5まで足し合わせていきます。 最終的に残った1桁の数字、この場合の5が、その人の「数秘数」になります。 数秘数には1から9までの9つの数字が存在し、それぞれ特有の性格傾向や能力が割り当てられています。 例えば、3は創造性に富み、社交的な一方で感情的になりやすい数秘数。7は判断力が高く、深い思考力を持つ一方で内向的になりがちな数秘数です。 数秘術では、この数秘数を手がかりに、その人の長所や課題、さらには可能性まで分析していきます。 例えば、数秘数が5の人は自由奔放で冒険心が強いものの、集中力に欠けがちです。 一方、数秘数が2の人は思いやりと協調性に長けるものの、自己主張が苦手かもしれません。 さらに、名前の文字からも数秘数を割り出すことができ、名前の文字を数字に置き換え、それらを足し合わせていくのです。 この名前の数秘数と生年月日の数秘数を照らし合わせることで、より詳細な分析が可能になります。 このように、数秘術は単なる占いではなく、自己理解を深める非常に有効な手段なのです。 自分の数秘数を知り、その意味を学ぶことで、これまで気づかなかった自分の一面を発見できるかもしれません。 そして、その発見を活かして、より充実した人生を送ることができるでしょう。
数字の象徴性を理解することで自己理解を深められる
数秘術は、生年月日や名前の中に潜む数字の象徴性を理解することで、自己理解を深めていくことができる占術です。 その歴史は古く、古代バビロニアやピタゴラスの哲学にまで遡ります。 数秘術の基本的な考え方は、数字には固有の性質や意味が宿っており、それが個人の性格や運命に大きな影響を及ぼすというものです。 具体的な数秘術の方法は以下の通りです。 まず、生年月日の数字を全て足し合わせます。例えば、1989年9月5日生まれの場合、1+9+8+9+9+5=41となります。 次にこの41を更に1+4=5まで足し合わせていき、最終的に残った1桁の数字、この場合の5が、その人の「数秘数」になります。 数秘数には1から9までの9つの数字が存在し、それぞれ特有の性格傾向や能力が割り当てられています。 例えば、3は創造性に富み、社交的な一方で感情的になりやすい数秘数。 7は判断力が高く、深い思考力を持つ一方で内向的になりがちな数秘数です。 数秘術では、この数秘数を手がかりに、その人の長所や課題、さらには可能性まで分析していきます。 例えば、数秘数が5の人は自由奔放で冒険心が強いものの、集中力に欠けがちです。 一方、数秘数が2の人は思いやりと協調性に長けるものの、自己主張が苦手かもしれません。 さらに、名前の文字からも数秘数を割り出すことができ、名前の文字を数字に置き換え、それらを足し合わせていくのです。 この名前の数秘数と生年月日の数秘数を照らし合わせることで、より詳細な分析が可能になります。 このように、数秘術は単なる占いではなく、自己理解を深める非常に有効な手段なのです。 自分の数秘数を知り、その意味を学ぶことで、これまで気づかなかった自分の一面を発見できるかもしれません。 そして、その発見を活かして、より充実した人生を送ることができるでしょう。 数秘術は、数字の象徴性を理解することで、自己理解を深めていくことができる占術なのです。
数秘術の歴史
数秘術の歴史は以下の通りです。 ・古代ギリシャやエジプトで発祥し、中国やインドでも古くから実践 ・ピタゴラスによって体系化され、その後欧米にも広まった ・心理学や占星術と融合し、現代の数秘術に発展 こちらを順にご紹介します。
古代ギリシャやエジプトで発祥し、中国やインドでも古くから実践
数秘術は、その起源が古代ギリシャやエジプトにまで遡ることが知られている歴史の長い占術です。 数秘術の起源は、紀元前6世紀ごろのギリシャの哲学者ピタゴラスに遡ります。 ピタゴラスは、数字には神秘的な力が宿ると考え、数学と宇宙の関係性について研究を行いました。 彼は数字が世界の根源をなすものだと考え、数の象徴性に着目した数秘術の基礎を築いたと言えるでしょう。 一方、古代エジプトでも、数字を用いた呪術や占術が発達していたことが知られています。 ヒエログリフィックス(古代エジプト文字)の中には、数字にまつわる象徴的なシンボルが数多く見られ、数秘術の源流とされています。 さらに、中国でも「河洛数術」と呼ばれる数秘術の伝統が古くから存在しています。 こちらは、太極をはじめとする陰陽思想と融合した独自の数秘術を発展させてきました。 また、インドでも「シャストラ数秘術」と呼ばれる固有の数秘術が確立されていました。 このように、数秘術は古代から世界各地で発展してきた歴史を持ち、東西の思想や文化が融合しながら、その体系を築いてきたのです。 数秘術の基本的な考え方は、数字には固有の性質や意味が宿っており、それが個人の性格や運命に大きな影響を及ぼすのです。 この考え方は、古代の哲学者やスピリチュアルな思想家たちによって長年にわたり研究され、様々な文化圏で発展してきたのが数秘術の歴史と言えます。 つまり、数秘術は、東西の知恵と文化が融合して生み出された、歴史の深い占術なのです。 自己理解を深める上での非常に有効な手段として、今日でも多くの人々に注目されているのも頷けるでしょう。
ピタゴラスによって体系化され、その後欧米にも広まった
数秘術の歴史は、古代ギリシャのピタゴラスによってその基礎が築かれたことから始まります。 ピタゴラスは紀元前6世紀ごろに活躍した哲学者で、数学や音楽、宇宙論など、様々な分野で業績を残しました。 特に、数についての研究に没頭したピタゴラスは、数の持つ神秘的な性質に着目し、数の象徴性や数と宇宙の関係性について独自の体系を確立しました。 これが後の数秘術の基礎となったのです。 ピタゴラスの弟子たちは、師の思想を受け継ぎ、数秘術をさらに発展させていきました。 彼らは数字に宿る意味や力を研究し、個人の性格や運命との関係性を探求していきました。 この数秘術はギリシャ文化の中で確立されていき、徐々に東地中海地域に広まっていきます。 その後、ローマ帝国の時代には、数秘術がさらに発展し、西欧諸国へと伝播していきます。 中世ヨーロッパでは、クリスマス礼拝の日付の算出などにも数秘術が用いられるようになりました。 さらに、16世紀頃にはカバラ神秘主義との融合が見られ、数秘術がさらに複雑化していき、以降、西洋社会の中で数秘術は占星術や他の占術と結びつきながら、その体系を発展させてきたのです。 このように、数秘術はピタゴラスによって起源を持ち、その後ギリシャやローマ、そして中世ヨーロッパと、長い歴史の中で西欧社会に根付いていきました。 そして現在でも、自己理解や人生観を探求する手段として、多くの人々に注目されているのです。
心理学や占星術と融合し、現代の数秘術に発展
数秘術は、古代ギリシャから始まり、西洋社会の中で長い歴史を重ねてきました。 その過程で、数秘術は心理学や占星術といった他の分野と融合し、現代の形へと発展していきました。 ギリシャのピタゴラスに始まった数秘術は、中世ヨーロッパではクリスマスの日付計算などにも用いられるようになりました。 そして16世紀頃には、ユダヤ神秘主義のカバラ思想と結びつき、より複雑な体系を持つようになります。 19世紀から20世紀にかけては、数秘術と心理学の融合が見られるようになり、数字が個性や性格を表すという数秘術の考えは、心理学の自己理解の概念と親和性があったからです。 この時期、数秘術は個人の内面理解や性格分析の手段として発展していきます。 一方で、占星術との融合も見られます。数秘術は数字の象徴性に基づいて個人の運命を判断しますが、占星術は星座や惑星の位置関係から占います。 これらの二つの占術は、互いに補完し合う関係にあり、現代の数秘術の中では両者が密接に結びついています。 このように、数秘術は古代ギリシャから始まり、西洋社会の中で心理学や占星術といった他の分野と融合しながら、徐々に発展してきました。 現代の数秘術は、これらの歴史的経緯を経て、自己理解や人生観を探求するための包括的な占術へと進化しているのです。 数秘術の歴史は、古代から現代にいたる人類の知的探求心の軌跡でもあり、数字に秘められた意味を解き明かし、人間存在の本質に迫ろうとする試みが、数秘術の発展の原動力となってきたのです。
数字の象徴性
数字の象徴性は以下の通りです。 ・宇宙や自然界の数字には固有の意味と特性がある ・数字のエネルギーを理解し、自己実現に活用することが重要 こちらを順にご紹介します。
宇宙や自然界の数字には固有の意味と特性がある
数秘術の根底にあるのは、数字には固有の意味や特性があるという考えです。 この数字の象徴性は、ピタゴラスによって見出されたもので、宇宙や自然界に内在する数の原理に基づいています。 ピタゴラスは、数が単なる数量ではなく、宇宙の秩序や調和を表す象徴であると考えました。 例えば、1は単一性や始まりを、2は対比や二元性を、3は完全性や調和を象徴するなど、各数字には固有の意味が内包されています。 この数字の象徴性は、自然界にも深く根付いています。 1つの太陽と複数の惑星から成る太陽系、四季や月の満ち欠け、生物の体内時計など、自然界には数に基づいた規則性や秩序が見られ、これらの数理構造は、宇宙の調和の表れであると考えられているでしょう。 また、音楽の音階や建築の比率なども、数の調和に基づいています。 音階の各音は数値的な関係を持ち、黄金比などの数学的定数は建築の美しさの源泉となっています。 このように、数は自然界の根底に潜む原理を表しているのです。 数秘術では、この数字の象徴性を基に、個人の性格や運命を解釈しています。 例えば、誕生日の数字や名前のイニシャルなどから、その人の内面や特性を読み取ろうとします。 数字に宿る意味と個人の人生との関係性を解き明かすことで、数秘術は自己理解を促すのです。 このように、数秘術の根本にあるのは、数字には宇宙や自然界の原理が反映されているという考えです。 数の持つ象徴性や特性を解釈することで、数秘術は人間存在の本質に迫ろうとするのです。数字のエネルギーを理解し、自己実現に活用することが重要
数秘術が注目を集める理由の1つは、数字のエネルギーを理解し、自己実現に活用できるという点にあり、数字には固有の象徴性や意味が内包されていますが、それらを適切に理解し、活用することで、個人の潜在能力を引き出し、人生の方向性を見出すことができるのです。 まず、数字のエネルギーとは、数字が持つ固有の性質や特性のことを指します。 例えば、1は新しい始まりを、2は調和と協調を、3は創造性と自己表現を表す数字です。 これらの性質を理解し、自分の中に潜むそれぞれのエネルギーを認識することが重要です。 次に、数字のエネルギーを自己実現に活用するためには、自分の中の数字のエネルギーを引き出し、それを自分らしい生き方に結びつけていくことが肝心です。 例えば、創造性の象徴である3のエネルギーが強い人は、アーティストやイノベーターとしての可能性を秘めているかもしれません。 この場合、3のエネルギーを意識的に発揮し、才能を開花させることで、自己実現につなげていくことができるのです。 また、数字のエネルギーは、人生の方向性を見出すうえでも有効です。 例えば、7という数字は精神性と内観を表しますが、その人の生まれ持った潜在能力に応じて、スピリチュアルな探求者や哲学者などとして活躍することも考えられ、このように、数字のエネルギーを見極め、それを自分の人生設計に活かすことで、より本質的な自己実現が可能になるのです。 要するに、数字のエネルギーを理解し、それを自分の内なる声として捉え直すことが重要なのです。 数秘術は、数字の象徴性を通して、個人の可能性を引き出し、自己実現の道筋を明らかにするための重要な手がかりを提供してくれるでしょう。
数秘術の計算方法
数秘術の計算方法は以下の通りです。 ・生年月日の数字を足し合わせてルート数を求める ・名前の文字を数字に置き換えてペルソナ数を求める ・ルート数とペルソナ数を合わせて運命数を導き出す こちらを順にご紹介します。
生年月日の数字を足し合わせてルート数を求める
数秘術における最も基本的な計算方法は、生年月日の数字を足し合わせてルート数を求める方法です。 この方法は、個人の性格や運命を表す数値を導き出すための手段として、数秘術の中核を成すものです。 まず始めに、自分の生年月日の数字を一つ一つ足し合わせていきます。 例えば、1980年6月7日生まれの場合は、1+9+8+0+6+7=31となり、この31という数字をさらに足し合わせ、3+1=4となります。 この最終的な数字4が、その人のルート数となり、ルート数とは、生年月日が示す本質的な性格や傾向を表す核となる数値なのです。 ルート数4の持つ意味合いとしては、実践的で責任感の強い性格、組織化や管理能力に優れているなどが考えられます。 つまり、この人は現実的で安定志向の強い人物であり、物事を体系的に整理し、確実に遂行していく傾向にあるといえます。 このように、生年月日の数字を足し合わせてルート数を算出することで、その人の内面的な特質や運命的な傾向を読み取ることができるのです。 数秘術では、ルート数だけでなく、生年月日の個々の数字や、名前のイニシャルから派生する数値なども分析の対象となり、これらの数値を総合的に捉えることで、その人の性格や人生における様々な局面を立体的に理解することが可能になります。 つまり、数秘術の計算方法は見た目ほど単純ではありません。 生年月日の数字を基に導き出されるルート数は、個人の本質的な特徴を象徴する重要な指標なのです。 この方法を理解し、自分のルート数を知ることで、自己理解を深め、人生設計に役立てることができるのです。
名前の文字を数字に置き換えてペルソナ数を求める
数秘術において、個人の名前の文字を数字に置き換えてペルソナ数を算出する方法は非常に重要です。 これにより、その人の表面的な性格や対外的な姿勢、対人関係のスタイルなどを理解することができるのです。 まず、名前の各文字を数値に置き換えていきます。 アルファベットの場合は、A=1、B=2、C=3…と数え、漢字の場合は、一般的な数字の割り当てに従います。 例えば、「山田 太郎」の場合、「3 1 4 4 1 2 9 1 9 6」と置き換えられるでしょう。 次に、これらの数字を全て足し合わせます。 「3 + 1 + 4 + 4 + 1 + 2 + 9 + 1 + 9 + 6 = 40」となります。 最後に、この合計数40を更に1桁の数字に還元します。 つまり、4+0=4が、この人のペルソナ数となるのです。 ペルソナ数4を持つ人は、安定性、実際的な思考、責任感など、実践的な資質を持っていると考えられ、対外的には、信頼できる存在として受け止められやすく、組織の中で中心的な役割を果たすことが期待されるタイプです。 一方で、ペルソナ数は表面的な性格傾向を示すものであり、先ほど説明したルート数とは異なる側面を表し、ルート数が示す本質的な資質と、ペルソナ数が表す対外的な印象の違いを理解することも重要でしょう。 つまり、数秘術においては、生年月日から導き出されるルート数と、名前から導き出されるペルソナ数の両方を総合的に捉えることで、その人の全体像を立体的に把握することができるのです。 この2つの数値を理解し、自分自身や他者の特性を深く理解することは、自己実現や対人関係の改善に大いに役立つのです。
ルート数とペルソナ数を合わせて運命数を導き出す
数秘術において、ルート数とペルソナ数を合わせて運命数を導き出す方法は、個人の全体像を総合的に捉える上で非常に重要です。 ルート数は生年月日から導き出され、その人の本質的な性格傾向や内面的な特質を表しています。 一方、ペルソナ数は名前から導き出され、その人の対外的な印象や振る舞いのスタイルを表しています。 では、これら2つの数値をどのように組み合わせて運命数を求めるのでしょうか。 まず、ルート数とペルソナ数を足し合わせます。 例えば、ルート数が4で、ペルソナ数が7の場合、4 + 7 = 11となります。 次に、この合計数11をさらに1桁の数字に還元します。 つまり、1 + 1 = 2が、その人の運命数となるのです。 運命数2の持つ意味合いとしては、思いやりの心、協調性、慎重さ、安定志向などが考えられます。 つまり、この人は人間関係を大切にし、慎重に物事を進めていく傾向にあり、安定した生活を送ることを重視する性格だと言えるでしょう。 ただし、ルート数とペルソナ数の組み合わせによっては、運命数が示す性格傾向にも変化が生じる可能性があります。 例えば、ルート数4とペルソナ数7の組み合わせは、実践的な一方で内省的な面も併せ持つ複雑な性格を表すことがあります。 このように、数秘術において運命数は、ルート数とペルソナ数を総合的に捉えた上で導き出される数値です。 この運命数を理解することで、自分自身や他者の全体像をより深く把握することができ、人生設計や対人関係の改善に活かすことができるのです。
数秘術の計算の基本
数秘術ではその人がもっている数字をもとに計算を行うことで、「運命数」と呼ばれる独自の数字を導き出します。まずはそういった数秘術の基本についておさえておきましょう。
数秘術は1から9までの一桁の自然数が中心
数秘術では1から9までの数字を基本として考えます。その人がもつ数字を合わせることで運命数を導き出し、その数字がもつ意味について解釈するのが基本です。数字を足して二桁以上になっているときは、基本的には一桁になるまで計算を続けます。
誕生日や姓名を1つ1つの数字に置き換える
数秘術では誕生日を用いて計算を行うことが可能です。誕生日を構成するそれぞれの数字を足すことで運命数を導き出します。なお、姓名を用いて計算を行うこともあります。この場合は、名前を数字に置き換えることで計算を行っていきます。
足し算によって自分の運命数を知ることが出来る
数秘術では「足し算」を行います。難しい計算方法を理解しなければならないわけではないので、誰にでも行うことができるでしょう。足し算によって自分の運命数を知ることができ、その数字の意味からさまざまなことを読み解いていきます。
誕生日から計算する方法
カバラ数秘術では、誕生日をもとに計算するというのがもっとも一般的です。そのため、まずは誕生日を用いた計算の方法についてみてみましょう。
誕生日から誕生数を割り出す
カバラ数秘術で誕生日を用いる場合は、「生まれた年」「生まれた月」「生まれた日」の情報が必要です。それぞれの数字を紙に書き並べてみてください。そこに書いた1つ1つの数字を全て足していきます。その結果、数字が2桁になった場合はさらにその2つの数字を足します。数字が1桁になるまでこれを繰り返していきましょう。ただし、1つ1つの数字を足した結果が「11」「22」「33」になった場合は、2桁でもそこで計算を終わりにしてください。基本的には1桁の数字で占いますが、これらの数字は例外的に2桁のままで占うことが可能です。このようにして得られた数字をもとにし、占いを行いましょう。なお、ここで得られた数字は「誕生数」や「ライフパスナンバー」と呼ばれることもあります。
計算の例
基本的な計算に基づき、実際にどのように計算を行うのかみてみましょう。実際にやってみると簡単なので、ぜひ試してみてください。
*1990年5月7日生まれの場合
まず、誕生日が1990年5月7日生まれの人の誕生数について計算してみましょう。まず、「1」「9」「9」「0」「5」「7」の数字を全て足します。そうすると、「31」が導き出されるはずです。この場合、まだ数字が2桁なので、さらに「3」「1」を足します。すると、「4」という数字が表れますね。計算により、1990年5月7日生まれの人の運命数は「4」だと分かりました。
*1999年9月28日生まれの場合
次に、誕生日が1999年9月28日生まれの人の誕生数について計算してみましょう。先ほどと同じように、「1」「9」「9」「9」「9」「2」「8」の数字を全て足します。そうすると、「47」が導き出されます。この場合も、まだ数字が2桁なので、さらに「4」「7」を足しましょう。すると、「11」という数字になります。通常であれば1桁になるまで足し算を続けますが、「11」は2桁のままでOKな数字なので計算はここで終わりです。計算により、1999年9月28日生まれの人の運命数は「11」だと分かりました。
姓名から計算する方法
カバラ数秘術では姓名をもとに計算するという方法もあります。誕生日による計算ほどメジャーなものではありませんが、覚えておくとよりしっかりと自分自身をみつめることができるでしょう。
姓名から姓名数を割り出す
カバラ数秘術で姓名を用いる場合は、まず名前をローマ字表記にします。そのうえで、1つ1つのアルファベットをそれぞれ数字に置き換えます。アルファベットと数字の対応には決まりがありますが、いくつか種類があるため、どれを採用するかによって導かれる数字は変わってきます。ここでは、「モダンシステム」と呼ばれているアルファベットと数字の対応について紹介します。なお、ここで得られた数字は「姓名数」とも呼ばれます。
【アルファベットと数字の対応表】
1:A、J、S 2:B、K、T 3:C、L、U 4:D、M、V 5:E、N、W 6:F、O、X 7:G、P、Y 8:H、Q、Z 9:I、R
計算の例
姓名数についても実際に計算を行ってみます。誕生数同様、計算してみると簡単に数字を導き出すことができます。
*山田太郎(YAMADA TARO)さんの場合
たとえば、山田太郎という名前の人の姓名数について計算してみましょう。山田太郎をローマ字にすると「YAMADA TARO」となりますね。それぞれを数字に置き換えると、「7」「1」「4」「1」「4」「1」「2」「1」「9」「6」となります。これらの数字を全て足すと「30」になり、さらに「3」と「0」を足して「3」という数字が導き出されます。
*川田花子(KAWADA HANAKO)さんの場合
同じように、川田花子という名前の人の姓名数についても計算してみましょう。川田花子をローマ字にすると「KAWADA HANAKO」となります。それぞれ数字に置き換えると、「2」「1」「5」「1」「4」「1」「8」「1」「5」「1」「2」「6」です。これら全てを足すと「37」になるので、さらに「3」と「7」を足して「10」、「1」と「0」を足して「1」という数字が出ます。
数秘術のやり方は計算方法を覚えれば簡単!
数秘術による占いは、今回紹介した計算方法を理解していれば簡単に行うことができます。計算を行うとたくさんの数字が並びますが、基本的にはそれぞれを足すだけなので難しくはありません。自分の運命数はどの数字なのか計算するのは少し緊張しますが、自分の本質を知るチャンスでもあるのでとてもわくわくしますよね。ただし、複数の数字を足す必要があるため、計算ミスには注意しましょう。1つでも数字が抜けてしまうと正しい運命数を得ることができなくなってしまいます。丁寧に計算したり、複数回計算を行ったりするなどしてミスを防ぐようにするとよいです。
数秘術で運命数を知ることができれば、自分の本質について深く知ることができます。数字に表れる本質は、自分では気づいていない一面があらわれている可能性も高いです。そういった部分を知る機会は、日常ではなかなかないのではないでしょうか。何か迷いや悩みが生じたら、数秘術を用いて計算を行うことで何か突破口がみえるかもしれません。数秘術はいつでも行うことができるので、とくに問題がないときでも一度行ってみると思わぬ気付きが得られるでしょう。数秘術による占いを活用すれば、未来の成功をおさめる方法をつかむきっかけを得ることができます。
まとめ
数秘術は、生年月日の数字から個人の性格や潜在能力を探る古代からの占術ですが、実は決して難しいものではありません。 数秘数には1から9までの数字が対応しており、それぞれ特有の性格傾向や強みを表しています。 数秘術では、この数秘数を手がかりに、個人の長所や課題、さらには可能性までが明らかになっていきます。 数秘術は誰でも簡単に学べる占術です。 自分の数秘数を知り、その意味を理解することで、自己理解が深まり、人生をより良いものにしていくことができるでしょう。 数秘術を楽しみながら、自分自身を探求していきましょう。