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風水と家相の関係とは?それぞれの違いについて解説!

風水と家相はとても似た考え方として捉えられることが多いです。ただし、実際には風水と家相は、それぞれ異なる考え方によって成り立っています。判断のもととなる根拠も、比べてみると決定的な違いがみられるのが特徴的です。方位の吉凶を明らかにするためには、それぞれの違いをしっかりと理解しておくことが必要となります。

今回は、風水と家相の関係について説明します。両者のそれぞれの違いをしっかりと押さえて、吉凶を正しく判断できるようにしましょう。

風水と家相の関係とは?それぞれの違いについて解説!

日本の家相と風水の関係

日本の家相と風水には、どのような関係があるのでしょうか。それを知るためには、家相と風水のそれぞれの概要について、きちんと押さえておく必要があります。両者の概要をしっかり理解しておかなければ、関係や違いについて正しく理解するのは難しいです。ここでは、家相と風水の基本的な部分について説明するので、しっかり確認しておきましょう。

家相

家相は、日々の生活体験から生まれた統計学のことです。日本で独自に発展した考え方だといわれています。その家に住んだ場合の生活について検討し、間取りや方位についての吉や凶を判断します。日本ならではの気候や風土も考慮した考え方です。九星気学の考え方に風水を取り入れることで発展し、現在へ受け継がれてきています。

風水

日本における風水は、中国の「環境学」が伝わってきて発展したものです。基本的には、土地の良し悪しを判断するものとして実践されてきました。自然のエネルギーを上手に活用することで、運気を上げるのが大きな目的となっています。風水は家の間取りやインテリアに取り入れられることが多いですが、普段の持ち物やファッションに風水の考え方を取り入れることも可能です。風水の考え方を身近に取り入れることで、いつでもどこにいても運気を高めることができます。そういった意味で言えば、風水は家相よりも多くの人にとって身近な存在です。

家相と風水はそれぞれ別のもの!

家相と風水は同じようなものだととらえている人も少なくないですが、実際は家相と風水はまったく別のものです。両方とももとをたどれば、ルーツは中国にたどり着きます。しかし、違った考え方のなかで発展を遂げており、異なる角度からの検討が進められてきました。家相は日本で独自に発展した部分が大きく、統計的な結論が重視されています。一方、風水はどちらかというと中国で形成された考え方色濃く反映されているのが特徴的です。

日本の風水と家相の違い

では、日本の風水と家相には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。風水と家相についてきちんと理解するためにも、違いをはっきりとさせておいたほうがよいでしょう。実際、風水と家相について詳しくひも解いていくと、それぞれさまざまな違いがあることが分かります。ここでは、風水と家相の共通点を改めて確認したうえで、それぞれの違いについて紹介します。「両者の違いがよく分からない」という人は、ここでしっかりと確認して認識を改めておきましょう。

共通点を確認!

風水と家相には、さまざまな共通点があります。たとえば、どちらも方位を重視するという特徴があり、方位を軸にすることでさまざまなことを見出せます。たとえば、風水では住人の生年月日から方位の吉凶を判断するのに対し、家相ではあらかじめ定められている方位の吉凶により実際の状況が判断されていきます。いずれも方位について検討し、吉凶を占うことができます。それぞれきちんとした根拠に基づいて答えが導き出されているため、出た答えをしっかり受け止める必要があります。

方位の範囲度数の分割

風水と家相では、方位の範囲度数の分割にも大きな違いがみられます。風水の場合は、8方位を45度ずつに分ける考え方をします。また、15度ずつに分けた24方位の考え方も一般的です。これに対して、家相では流派によって方位の分け方が異なります。8方位を45度ずつに分ける流派もありますが、それ以外の考え方をする流派もあります。

方角による吉凶の判断

風水では、建物の向きだけでなく、構造や地勢を考慮して判断をおこないます。その人の生年月日や八方位・九星などを合わせることで、より正確に吉凶を判断していきます。これに対して、家相ではあらかじめ方位の吉凶が決まっています。具体的には、家相において東、東南、西北が吉報です。建物の欠けや張りも吉凶を判断するための重要な要素となります。「張り」とは家の中で出っ張っている部分、「欠け」とはへこんでいる部分のことを表しています。また、家相においては、トイレが特に凶を表すものとして考えられています。

鬼門・裏鬼門

風水においては、鬼門・裏鬼門だからといって直ちに凶と判断されることはありません。それに対して、家相では鬼門・裏鬼門が悪いものとされ、避けられています。そもそも鬼門・裏鬼門という考え方は家相にしかないものです。家相では北東が鬼門、南西が裏鬼門とされており、水回りを配置するのはよくないとされています。これは、北東は日が当たりにくく、南西は日差しが強く当たり過ぎるため、水回りを配置するにはあまり向かないためです。このように、家相では明確な根拠に基づいて結論が導き出すことが基本となっています。よって、実際によい効果を発揮しやすいです。

各部屋の配置

風水では、住居を構成するさまざまな部屋について細かい定義がおこなわれています。玄関の向きや寝室の場所はもちろん、ベッドの向きや電化製品の位置まで細かく定められているのが特徴的です。このように細かく定められた決まりに当てはめていくことで、吉凶を判断していきます。これに対して家相では、それぞれの部屋の細かい位置による意味は定められていません。

風水と家相について細かい違いを押さえよう!

風水と家相について細かい違いを押さえよう!

風水と家相は、それぞれまったく異なる考え方によって成り立っています。元をたどれば両方とも中国にたどり着きますが、それでも現在の考え方はいろいろと違う部分があるので注意が必要です。両者を混同していると、正しい判断ができない可能性があるので十分注意しましょう。正しい判断をするためには、両者の違いをしっかりと押さえ、どのような理論で成り立っているのかを根本からよく理解する必要があります。両方とも複雑なものに思えますが、基本的には人々の暮らしをよりよくするための考え方です。そのため、基本的な考え方さえ理解してしまえば、そこまで難しく考える必要はありません。少しずつ理解を深めて風水と家相の違いを明確に分かるようにしましょう。

風水と家相はそれぞれ別の考え方ですが、人々が暮らす家をよりよい状態にしようという目的は共通しています。そのため、両者において同じ結論が導かれることもあります。その場合は確実にその答えがその土地や家に合っているということでしょう。風水や家相の考え方を取り入れれば、家の状態をよい方向へ導き、それを保つことも可能です。風水や家相の考え方を上手にとり入れ、幸運を手に入れられるようにしましょう。考え方を取り入れるのは少しずつでも構いません。新しく家を建てるときや引越しをするときだけでなく、日常的にも意識できる部分は少なからずあります。取り入れられる部分から風水や家相を取り入れていくことが大切です。