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薬膳で体の中から美しくなる!資格取得のメリットと活躍できる場所

健康志向や美容意識の高い人を中心に、近年注目を集めているのが「薬膳」です。薬膳は、東洋医学の考え方に基づき、体の中から健康を目指すもので、薬膳料理を提供する飲食店など一般的な認知度も広がりつつあります。
ここでは、幅広いフィールドでの活躍につながる薬膳に関する資格と、資格を取得するメリットについて解説します。

薬膳とは?

薬膳は、薬という字を使うことから、「なんとなく体に良さそう」というイメージはあっても、どのようなものかを正しく把握している人は少ないかもしれません。
薬膳とは、中国伝統医学(中医学)の考え方に基づき、体調に合わせて組み立てられた料理のことです。特殊な漢方や生薬を使わなくても、中医学に沿った料理であれば薬膳と呼ばれます。反対に、薬膳によく使われる食材を使っていても、その根拠や理由がなければ薬膳とはいえません。

未病の人を健康へと導く料理

「なんとなく体がだるい」など、病気というほどではないけれど体の不調を感じる状態を未病といいます。ストレス社会とも呼ばれる現代では、体内のバランスが崩れ、未病になっている人が多いといわれているのです。薬膳は、このような未病を改善し、健康へと導くことを目指します。

体質や体調に合わせて組み合わせる

東洋医学では、食事や生活習慣から体調・体質に働きかけ、病気予防や未病の改善を図ります。薬膳も、食べる人の体質やその日の体調に合わせて食材を選び、料理を作るものです。一人ひとりの体質や体調に合わせたオーダーメイド料理といえるでしょう。

薬膳と漢方の違いとは?

薬膳と同様に中医学の考えに基づくものに、漢方があります。薬膳は、季節や体質に合わせた食材・調理で健康を促す食事法のこと。対して漢方は、植物や鉱物、動物などの生薬を用いて、自然治癒力を引き出す東洋医学のことです。

薬膳を食事に取り入れるメリット

薬膳を食事に取り入れるメリット

薬膳を食事に取り入れると、健康面と美容面の両方でメリットがあるといわれています。では、具体的にどのようなメリットが期待できるのでしょうか。

胃腸の調子を整える

体を内臓や器官ごとに区別する西洋医学に対し、東洋医学では体の各器官がつながっており、相互に影響し合うと考えられています。薬膳は、食材の力を借りて不調を緩和し、体を整えるものですから、腸内環境を整えるために消化吸収を助ける食材を組み合わせることで、胃腸の働きを高めることが可能です。

冷えや肩こりなどの不調を改善へと導く

薬膳を食事に取り入れると、日常のちょっとした不調の改善に役立ちます。特に、冷えや肩こり、腰痛、疲れなどに悩む人にはおすすめです。

ダイエットやアンチエイジングに

薬膳では、さまざまな効能を発揮する食材を組み合わせることで、体質改善へと働きかけることができます。そのため、太りやすい体質から太りにくい体質へと変化させるなど、薬膳を活用したダイエットにも注目が集まっているのです。また、老化に作用する食材を用いることで、アンチエイジング効果も期待できます。

内側から体質改善を目指せる

体を温める食材と冷やす食材をバランス良く組み合わせることで、養生を促すというのが薬膳の考え方の基本です。むくみや肌トラブルといった悩みに対しても、体の内側から根本的な体質改善を促します。

薬膳に関する資格を活かせるフィールドは?

薬膳に関する資格は、仕事やプライベートで活かすことができます。薬膳の資格を活かせるフィールドについて見ていきましょう。

薬膳料理などの飲食・食品業界

最近は、料理の一部に薬膳食材を取り入れたり、一人ひとりの体質に合わせた薬膳スープを提供したりするカフェやレストランも増えています。また、健康志向の高まりによって、薬膳をはじめとするヘルシーメニューの開発を担える人材も求められているのです。薬膳に関する資格を取得することは、飲食業界や食品業界で働く人のキャリアアップにも役立つでしょう。

エステサロンなどの美容業界

エステサロンでは、お客様から美容に関する相談を受ける場面も多いものです。薬膳の知識があれば、一人ひとりの体質や症状に合わせて、美を追求するために体の中からアプローチする方法についてもアドバイスできるようになります。

健康をサポートする医療・介護業界

薬膳を学ぶと、一人ひとりの体質や症状に合った食材・レシピを選べるようになります。福祉施設や医療施設で薬膳の知識を活かせば、施設利用者や患者の健康の悩みを食事でサポートすることができるでしょう。

料理教室やカルチャースクールでの講師活動

健康と美容のため、日々の食事に薬膳を取り入れたいというニーズも増えています。資格を活かして薬膳料理の教室を開いたり、カルチャースクールなどで講師活動を行ったりして、多くの人に薬膳料理を教えることも可能です。

家族の健康維持のために

薬膳料理は、身近な食材でも作ることができます。家庭の食卓に薬膳を取り入れれば、大切な家族の健康管理や病気予防につながります。

薬膳の知識を学ぶ方法は?

薬膳とは単なる料理ではなく、中医学の知識に基づき、健康増進や体質改善を目指すためのものです。では、薬膳の知識を勉強するには、どのような方法があるのでしょうか。

スクールなどに通う

料理の専門学校やスクールの中には、薬膳を専門に学べるコースが設けられていることがあります。実習などを通して本格的な薬膳の知識を身に付けられるというメリットがある一方、通学の手間や時間、費用がかかるというデメリットもあります。

独学で勉強する

薬膳を学ぶ最も手軽な方法が、本やインターネットを活用した独学です。ネット上で薬膳レシピが公開されていることもあるので、まずは実際に料理をしてみるのもおすすめです。ただし、中医学や食材の効能などを総合的に理解しようとすると、独学だけでは難しいでしょう。

通信講座で資格取得を目指す

「初心者から無理なく薬膳の知識を身に付けたい」「仕事や子育ての合間に効率良く勉強したい」という人におすすめなのが、通信講座で薬膳を学ぶ方法です。通信講座なら、薬膳の基礎知識から実践的なレシピまで、自分のペースで勉強することができ、さらに資格取得を目指すこともできます。

薬膳に関する資格とは?

初心者が独学で薬膳を勉強しようとすると、膨大な知識をまとめきれずに挫折してしまいがちです。かといって、スクールなどへの通学は、時間や費用の面から難しいという人も多いでしょう。
初心者から薬膳資格の取得を目指すなら、手軽に始められて費用も抑えられる通信講座を利用するのがおすすめです。なお、通信講座の中には、修了と同時に試験免除で資格認定が受けられるものもあります。具体的な薬膳に関する資格には、下記のようなものがあります。

漢方コーディネーター

漢方コーディネーターは、日本安全食料料理協会(JSFCA)の認定資格で、通信講座の取得が可能です。漢方・漢方薬に対する基本的な知識のほか、漢方独自の診断方法や養生などへの一定以上の理解がある人に対して認定される資格です。資格を取得すると、漢方の歴史や思想、気・血・水、養生と四季などの知識を持っていることの証明になります。

薬膳調整師

薬膳調整師は、日本安全食料料理協会(JSFCA)の認定資格です。薬膳の基礎や、漢方的観点から見た各種食材の効能などの知識を持つ人に対して与えられます。食療と薬膳、五味、帰経、食養生、食材の性質のほか、食材と効能などが理解できるようになります。

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薬膳に関する資格を取得して、体の中から健康と美を目指そう

薬膳を学んで資格を取得すれば、毎日の食事から病気の予防を目指せます。さらに、食に関わる仕事を希望する人にとっても、薬膳の専門知識はキャリアアップの大きな武器になるでしょう。
薬膳の資格には通信講座でも取得できるものもあるので、興味のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。