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福祉心理学資格とは?活かせる職業やおすすめ資格を徹底解説

福祉関連の仕事へのニーズが高まるなかで、福祉関連の資格のニーズも高まっています。

福祉心理学は、心理学に基づいて福祉を受ける立場の人の気持ちや行動を理解するのに役立つ資格です。
福祉心理学を学ぶことにより、福祉の現場でも相手に寄り添った対応が取れるようになるでしょう。

この記事では、福祉の仕事に将来就きたいと考えている方や、現在の福祉の仕事で相手のことを理解したいと考えている方に、福祉心理資格の概要や学び方を解説します。
とくにおすすめの福祉心理資格についても4つご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

福祉心理学とは?心理学との違い

福祉心理学は、心理学だけでなく福祉の知識についても学習するのが特徴です。
教育現場や医療・介護などの福祉の現場では、人手不足が問題になっています。
そのため、一人ひとりに向き合うには無理があるのが現状の福祉業界の問題点です。

福祉業界では、少しでも相手の不安を取り除くために福祉心理学が注目されています。
心理カウンセラーなど、心理学の資格・知識を持った方が将来のステップアップのために福祉心理学を学ぶケースもあります。

福祉心理学を今身につける意義とは?どのように役立つ?

福祉心理学は、これから福祉業界で働きたいと考えている方が最初にチャレンジするべき項目の一つです。

福祉心理学を今だからこそ身につける意義や、どのようにして役立てられるのかについて詳しく解説します。

仕事のニーズが増えている

福祉業界は、厚生労働省が人材確保対策に乗り出すほど人材不足が顕在化している業界です。
さらに、将来的には現在以上に人手不足になり、より多くの人材が必要になると予測されています。

厚生労働省 福祉人材確保対策

福祉業界で働きたい人にとっては、将来にわたって安定して仕事が得られるので安心して働くことが可能です。

また、福祉心理学について学びスキルを向上させられれば、現場でも高く評価されやすくなるでしょう。

全国的に福祉に関する満足度が低い

現在の福祉業界では、利用者からの福祉に対する満足度が低いことが問題になっています。
理由としては、地域社会での問題や障害者の方が活躍できる環境、子育てに関することなどさまざまです。

厚生労働省 医療福祉に関するアンケート調査

現在では、福祉・介護現場のスタッフが利用者の気持ちを理解し、対応することで満足度を改善する取り組みなども各地でおこなわれており、改善傾向にあります。

すでに福祉業界で働いている方も、これから働きたいと考えている方も、福祉心理学を学ぶことで高い満足度を得られるきっかけになるでしょう。

高い満足度が得られれば、将来的な昇給につながったり、昇進など自分のポジションの向上も狙えるでしょう。

手軽に挑戦できる

福祉心理学は、国家資格のような学歴や経験に関係することなく誰でも学ぶことが可能です。
「福祉心理学について学びたい」「福祉心理学の資格を取得したい」と考えている方は誰でもチャレンジできるのが、福祉心理学の魅力です。

また、福祉心理学関連の資格取得を通じて勉強をすれば、体系的に必要な知識を習得できます。
「どの教科書を使ってどんな風に勉強すればよいのか分からない」といった状態に陥ることなくスムーズに学習できる点も、福祉心理学の魅力です。

幅広いジャンルの仕事に応用できる

福祉心理学は、幅広いジャンルの仕事に応用できます。
具体的には、以下のように仕事に活かせます。

・教育機関
不登校やいじめなどは、子どもの精神の未熟さやアンバランスさなどにより起こりやすい面もあります。
福祉心理学の知識を活かして、児童生徒を対象にメンタルケアをおこなうことで、不登校やいじめ問題の解消に取り組むことが可能です。

・介護施設
介護施設では、高齢者や障害をもつ方を対象に相談を受けたり、サポートしたりします。
高齢者や障害をもつ方は、身体が自由に動かせなかったり、さまざまな健康についての悩みを抱えていたりします。
そのような方のカウンセリングをおこなう際にも福祉心理学の知識が活かせるはずです。

・医療機関
医療機関でも入院が長引いたり、病気で気持ちが落ち込んでいたりする患者には、メンタルケアが必要な場合があります。
患者に寄り添うために、福祉心理学の学習がとても効果的です。

上記のように、福祉心理学を学ぶとさまざまなジャンルの仕事の活躍の幅が広がるなどのメリットがあります。

福祉心理学の資格を活かせる5つの職業・分野

福祉心理学を学ぶことで、さまざまな職業や分野で活躍できるようになります。
職場によっては、知識を活かして昇給や、活躍が増えて昇進などの可能性もあるでしょう。
具体的に、福祉心理学の資格を活かせる5つの職業・分野について詳しく解説します。

福祉・介護施設

福祉・介護施設では、高齢者を中心に話を聞いたり、相談を受けたりします。
具体的には、介護施設では高齢者や障害をもった方が生活しており、体調面の不安を抱えていることが多いです。

そのため、福祉心理学を学べば知識を活かしてサポートをおこなえるでしょう。
介護施設で暮らしている人の中には、病気などのさまざまな理由でコミュニケーションを取るのが難しい方もいます。

そのため、常に冷静に、相手の話をしっかり受け止める力が求められます。

医療機関

医療機関では、病気で苦しむ方や入院中でなかなか退院できない方の不安を取り除くためにカウンセリングをおこないます。

さまざまな理由で不安を抱えている患者に対して、無理に悩みを聞き出すのではなく、相手が話してくれるまで待つ根気や相手に寄り添う姿勢が求められます。

医療機関では、臨床心理士という心理学の知識を持ったスペシャリストがいることもあり、福祉心理学に関する他の民間資格を持っているだけでは、直接医療機関への就職ができないこともあるでしょう。

しかし、外部のカウンセラーとして医療機関と業務委託契約を結んで活動するなどの方法はあります。

児童福祉施設

児童福祉施設にはさまざまな施設が存在します。
その中でも、児童養護施設など身寄りのない子どもがいる場所においては福祉心理学の知識が活かせるでしょう。

児童養護施設の子どもたちはなんらかの事情で身寄りがなく、精神的にダメージを受けている場合がほとんどです。

身寄りのない子どもたちのメンタルケアをおこなうことで、少しでも明るく生活するためのサポートができるはずです。

教育機関

教育機関では、福祉心理学の知識を活かして児童生徒に対してメンタルケアをおこなう業務が中心となります。

とくに近年問題になっているのが「いじめ問題」です。
いじめを受けた児童生徒が亡くなってしまうニュースが跡を絶たず社会問題となっています。

また、いじめがきっかけで不登校になってしまう児童生徒もいるため、カウンセリングをおこない問題解決を図ります。

福祉心理学の講師

福祉心理学に関する講師資格を持っている場合、福祉心理学についての講演やカルチャースクールを開催できるでしょう。

たとえば、福祉心理アドバイザー資格は「福祉についての基本的な知識や様々な心理に関する知識、教える能力が一定以上であるとみなされた人へ認定されます。
資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。」とされています。

引用:日本インストラクチャー技術協会

福祉心理学の講師として知名度を高めることでファンを作れば、将来的には書籍出版なども目指せるでしょう。

福祉心理学のおすすめ資格4選

福祉心理学は数多く存在し、どの福祉心理学資格が良いかわからない方もいるのではないでしょうか?
そのような方のために、福祉心理学資格のなかからとくにおすすめの資格を4つご紹介します。

どの資格も、取得難易度がかんたんだったり、知名度が高く採用に有利に働いたりするものばかりです。
それぞれの資格の特徴を詳しく解説します。

福祉心理カウンセラー資格

福祉心理カウンセラー資格は、日本メディカル心理セラピー協会が主催しています。
福祉心理カウンセラー資格の概要は以下のとおりです。

受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙の提出
合格基準 70%以上

福祉心理カウンセラー資格は、福祉や心理学の知識を使い、メンタルヘルスケアをおこなうための一定以上の知識があることを証明する資格です。

福祉心理カウンセラーという職業自体は、資格がなくても就くことが可能です。
しかし、資格を持っておくことで相手からも信頼されやすくなるので、取得することをおすすめします。

福祉心理アドバイザー資格

福祉心理アドバイザー資格は、日本インストラクター技術協会が主催しています。
福祉心理アドバイザー資格の概要は以下のとおりです。

受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙の提出
合格基準 70%以上

福祉心理アドバイザー資格は、福祉心理学についての幅広い知識を有していることの証明になるだけでなく、講師資格なので講演やカルチャースクールで講師として活動可能です。

将来的に知名度が上がることにより、福祉心理学についての書籍出版なども目指せるでしょう。
福祉心理学に関する情報発信や講演を開催したいと考えている方におすすめです。

公認心理師

公認心理師試験は一般財団法人日本心理研修センターが主催しており、心理系唯一の国家資格です。
公認心理師の試験概要は以下のとおりです。

受験資格 大学で一般心理学や医学などの学部を含む「大学における必要な科目」を履修し卒業後、指定された大学院に進んで必要な科目を修了する
もしくは、一般心理学や医学などの学部を含む「大学における必要な科目」を履修し卒業後、法に規定された認定施設で2年間の実務に就くこと※
受験料 2万8,700円(税込)
受験方法 主催者が案内する会場での受験
合格基準 60%以上

公認心理師は、心理系唯一の国家資格なので受験資格も厳しいものとなっています。
しかし、受験資格を満たせるのであれば最も目指すべき資格とも言えるでしょう。

第6回公認心理師試験の合格率は73.8%と決して低くなく、しっかり勉強すれば合格できる可能性は高いでしょう。

※参考:法政大学

臨床心理士

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が主催しています。
臨床心理士の試験概要は以下のとおりです。

受験資格 指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を充足している者
臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者
医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者  など※
受験料 3万円(税込)
受験方法 指定された会場での受験

臨床心理士は、2017年に公認心理師という国家資格が誕生する前は心理学の資格の最高峰とも言われており、今でも根強い人気を誇ります。

受験資格は指定の大学院を修了するなど、他の民間資格と比較して圧倒的に難易度が高いですが、人気の資格なので取得すれば心理学の知識が求められるさまざまな現場で活躍できます。

※引用:公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

福祉心理学を学ぶならSARAスクール通信講座がおすすめ

福祉心理学を学ぶ際には通信講座を使ったり、独学したりするなどの方法があります。

独学の場合は「費用が安く済む」「自分に合ったペースで勉強できる」などのメリットがある反面、「どこから勉強したら良いかわからない」「偏った知識が付く可能性がある」などのデメリットもあります。

効率的に福祉心理学を学ぶなら通信講座がおすすめです。
とくに、数ある通信講座のなかでも「SARAスクール通信講座」は、福祉心理カウンセラー資格と福祉心理アドバイザー資格の2種類の資格取得をサポートしています。

基本コースとプラチナコースがあり、プラチナコースでは資格試験が免除され、課題提出するだけで資格取得できるほか、資格の受験費用も免除になるのが大きなメリットです。
確実に資格取得できるので、早く福祉心理学資格を取得したい方におすすめです。

2資格を取得すれば、福祉業界で活躍したり講演やカルチャースクールなどを開催したりできるので、福祉心理学を学びたい方はぜひ「SARAスクール通信講座」をご検討ください。

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まとめ:福祉心理学の資格を取得し福祉業界で活躍しよう

本記事では、福祉心理学の活かし方や取得のメリット、おすすめの福祉心理学資格について解説しました。

福祉業界は人材不足で、スキルや知識を持った人材の需要が今後ますます高まるでしょう。
福祉心理学資格を取得することで、将来的にも安定して仕事に就くことが可能です。

福祉心理学資格は複数存在していますが、その中でもSARAスクール通信講座で学べる「福祉心理カウンセラー資格」「福祉心理アドバイザー資格」は、特別な受験資格も必要なく取得可能です。

SARAスクール通信講座を活用することで、2資格を効率的に取得でき将来的に福祉業界で活躍を目指せるでしょう。

本記事をお読みいただき、福祉心理学を学んだり、資格取得したりすることへの後押しになれば幸いです。