トリミングシザーの種類や特徴と選び方について | 通信教育・通信講座のSARAスクールジャパン資格講座
現在位置
通信教育・通信講座SARAトップ > 動物・ペットの資格取得講座一覧 > ペットトリマー資格取得講座 > トリミングシザーの種類は?特徴と選び方をレクチャー!

トリミングシザーの種類は?特徴と選び方をレクチャー!

犬の毛をカットするときは、トリミングシザーを使用します。トリミングシザーにはいくつか種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。犬の毛をきれいにカットするにはトリミングシザーの選び方も重要です。また、それぞれの特徴を理解することは、安全を守る上でも大切なことです。

今回は、犬の毛をカットするときに使用するトリミングシザーの種類や特徴について紹介します。そのうえで、選び方も説明するので、犬の毛を飼い主自身がカットしたい場合はぜひチェックしてみてください。

トリミングシザーの種類は?特徴と選び方をレクチャー!

犬用ハサミの種類と特徴

犬の毛をカットするためのハサミとしては、どのような種類があるのでしょうか。また、それぞれの特徴も気になるところです。ここでは、犬用のハサミについて基本的な種類と特徴を説明します。

カットシザー

犬用のハサミとしては、まずカットシザーがあります。カットシザーとは、一般的に使用されているメインのシザーのことです。さまざまなカットで使用できるため、使い勝手がよいです。ただし、切れ味が鋭いので切りすぎには注意しましょう。犬の安全に配慮して使用する必要があります。

ミニカットシザー

犬用のハサミとしては、ミニカットシザーもあります。ミニカットシザーは細かいカット用のシザーです。特に足先やひげなどの部分的な毛のカットに使用します。自宅で足先やひげのお手入れをしたい場合には、ミニカットシザーを使用するとよいでしょう。一般的なカットシザーに比べると、安全性が高いのが特徴的です。そのため、初めてでも問題なく扱うことができます。

セニングシザー

セニングシザーとは、スキバサミのことを意味しています。一般的なハサミとは異なり、刃がビザギザしているのが大きな特徴です。セニングシザーは毛量の調節や仕上がりを自然にするために使用します。セニングシザーには目の粗さが種類によって異なりますが、犬種や被毛の状態によって使い分けるようにしましょう。セニングシザーを上手に使い分けることができれば、よりきれいに犬の毛をカットすることが可能です。

トリミング用ハサミの選び方

犬のトリミング用のハサミを選ぶときは、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか。ハサミは刃物なので、安全性を第一に考えて選ぶことが大切です。また、毛を切るという目的を考慮して、使い勝手のよさも考慮したほうがいいといえます。ここは、トリミング用ハサミの選び方について説明します。それぞれきちんと確認しておきましょう。

先端が丸い

犬のトリミング用のハサミを選ぶときは、先端が丸くなっているものを選びましょう。なぜなら、先端が丸くなっていれば、犬の皮膚を傷つけるリスクを減らすことができるからです。誤ってハサミの先が犬の体に当たっても、ケガや傷みを防ぐことができます。犬のケガを防ぐことはもちろん、犬を怖がらせないようにするためにも、先端が丸いハサミを選ぶことは重要です。

ネジで閉まり具合を調節できる

犬の毛をカットするためのハサミ選び見おいては、ネジで閉まり具合を調整できるというのも大切なポイントです。犬の毛の状態は、それぞれの犬によっても異なります。そのため、毛質に合わせて締まり具合を調節できるほうが何かと便利です。犬や毛をカットする飼い主にとってもストレスが少なくなるので、ネジの閉まり具合を調整できるハサミを選ぶようにしましょう。そうすることで、毛を短時間でしっかりカットできるようになります。

切れ味がよい

犬の毛をカットするハサミは、切れ味も重要です。なかなか切れないハサミを使っていると、毛にダメージを与えてしまう可能性があります。また、切れにくいからといって力をかけ過ぎると、怪我のリスクも高まってしまうでしょう。それを防ぐためには、切れ味のよいハサミを選ぶ必要があります。切れ味がよすぎるとかえって危険なように思えるかもしれませんが、丁寧にハサミを扱うようにすれば、ケガにつながることは防げます。

ペット用のトリミングシザーを選ぶ

犬の毛をカットするハサミは、ペット用のトリミングシザーを選んだほうがいいです。ペット用のものでないと、毛を切りづらい可能性があります。できれば試し切りをしたうえで、実際に犬の毛のカットを始めるようにしたほうがいいでしょう。

用途に合わせて選ぶ

ハサミを選ぶときは、用途に合わせて選ぶ必要があります。ハサミの種類によって用途はそれぞれ別なので、きちんと違いを押さえて選ぶようにしてください。もちろん、最初は一般的なミニカットシザーやカットシザーを選び、徐々に細かい用途に対応できるハサミをそろえるようにしてもかまいません。ただし、ハサミの種類が少ないときは、それぞれのハサミで対応できる切り方のみをするようにしましょう。

トリミング用ハサミの安全な使い方

トリミング用のハサミはどうしたら安全に使うことができるのでしょうか。ハサミを安全に使うには、事前に安全な使い方をしっかり理解しておく必要があります。ここでは、毛をカットすることが多い部分について、安全なハサミの使い方を紹介します。

足裏

足裏の毛を切るときは、細かい部分なので注意が必要です。ハサミを使うなら、ミニカットシザーを選んだほうがいいでしょう。足裏については、できればバリカンで刈った方が安全です。

肛門の周囲

肛門も犬の体の中では、細かい部分です。そのため、ハサミを使うならミニカットシザーを使いましょう。足裏同様、バリカンで刈った方が安全性は高いといえます。肛門は菌が多い場所なので傷つけると直りが遅いです。そのため、傷をつけないことを優先して丁寧にカットするようにしましょう。

目の周囲

目の周りも犬にとってデリケートな部分です。一般的なカットシザーを使用してもよいですが、はハサミの先を犬に向けないように注意しましょう。

ハサミの他にあると便利な物

犬の毛をカットするときは、ハサミ以外にもあると便利なものがあります。ここでは、それらについて紹介します。ハサミを使うときは、一緒に準備するようにしましょう。

コーム

犬の毛をカットするときは、コームを用意しましょう。コームは荒目と細目のものがあるとよりよいです。犬の部位に合わせてコームを使い分けるようにするといいです。そうすると、きれいに毛流れを整えながら毛をカットすることができます。

バリカン

犬の毛をカットするときは、バリカンも併用すると便利です。バリカンはハサミではカットしにくい部分もうまく切ることができます。バリカンとハサミを上手に使い分けて、犬の毛を美しく整えられるようにしましょう。

ハサミを上手に選んで犬の毛を安全にカットしよう!

ハサミを上手に選んで犬の毛を安全にカットしよう!

犬の毛をカットするときには、ハサミの選び方がとても重要です。ハサミの種類によって用途や使い勝手はそれぞれ異なります。犬の毛をきれいに切るためには、ハサミの使い分けが大切です。ハサミ以外にもバリカンを併用することができれば、より安全に犬の毛の手入れができます。犬の毛は定期的にカットしてあげることで、犬の安全を守ることにもつながります。飼い主自身が毛をカットするのは大変ですが、慣れてくると少しずつ上手に切れるようになっていくはずです。犬の毛に適したハサミを選んで、上手に犬の毛をカットできるようにしていきましょう。