トリマーの資格はどれがいい?働きながら最短で取れる方法も解説!
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トリマー資格を徹底解説|働きながらでもとれる!最短2ヶ月の通信講座も紹介

「トリマー資格を取りたいけれど、働きながら通学するのは難しい…」そんな悩みを持つ方が近年増えています。
ペットブームの影響でトリマーの需要は高まり続けており、資格を取ってスキルを身につけたいと考える人も多いでしょう。

とはいえ、時間や費用の制約から一歩を踏み出せずにいる方も少なくありません。
そこで注目されているのが、自宅で学べて、自分のペースで進められる「通信講座」です。

そこで、この記事ではトリマーの基本知識や資格種類を詳しく解説します。
さらに、働きながらでも無理なく資格を目指せるおすすめの通信講座も紹介。
「いつか取りたい」と思っていた資格、今こそ現実にしてみませんか?

そもそもトリマーとは?

そもそもトリマーとは?

トリマーとは、言わば“ペットの美容師”。ふわふわの毛をカットしてスタイルを整えたり、ブラッシングやシャンプーで全身をキレイにしたりと、犬たちの「身だしなみ」を整えるプロフェッショナルです
海外では「グルーマー」と呼ばれることもありますが、日本では「トリマー」という名前が定着しています。
トリマーの仕事には意外な一面もあり、それはペットの健康もチェックしていること。
爪切りや耳掃除など、細かなお手入れも欠かしません。
毛をカットしたりシャンプーしたりする中で、皮膚の異常やけがの有無、耳がただれてないかなどを確認します。

また、ペットの行動や表情から、その子の健康状態を観察するのも大切な仕事のひとつです。
そんなトリマーですが、ペットがリラックスできるような、その子の性格や状態に合わせてやさしく対応する必要があります。
ストレスを与えないよう丁寧に接しながら、ときには飼い主さんの悩みに寄り添い、自宅でのケア方法をアドバイスすることも。
動物の気持ちに気づき、思いやりをもって向き合える力が求められる仕事といえるでしょう。

トリマーの給料

厚生労働省の「職業情報提供サイトjob tag」によれば、トリマーの平均年収は約396万円です。これは、国税庁が令和6年9月に発表した「令和5年分民間給与実態統計調査」による全職種の平均年収459万円よりもやや低い水準となっています。
トリマーの給与は経験や勤務地、職場によって大きく変わります。
ですが、就職先の施設によっての差はありません。
経験年数と地域による平均年収の違いは以下の通りです。

【経験年数別】

区分 全体 男性 女性
未経験者 239万円 266万円 237万円
15年以上 358万円 493万円 343万円

【地域別】

地域名
東京都 409万円
青森県 316万円

トリマーは女性が多く従事する職種で、パートタイマーとしての働き方も増えています。
パートタイマーとしての賃金は、平均時給1,397円です
給与水準は地域や勤務先、経験年数によって異なるため、就職先を選ぶ際は条件をしっかり確認するようにしましょう。

参照:トリマー – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)

最近の動向

トリマーは、近年のペットに対する意識の高まりとともに、ますます注目を集めています。従来のトリミング技術に加え、より専門性の高い技術や、ペットの個性やニーズに合わせたシャンプーの種類、アロマセラピーなどの付加価値サービスを提供するサロンも増えてきました。

以前は資格がなくても働けるサロンも多くありましたが、現在は資格取得者が増え、専門的な知識と技術を持ったトリマーへの需要が高まっています。近年、トリマーの仕事は単なる美容施術だけでなく、ペットの健康維持や飼い主様の満足度向上を目指し、多岐にわたるサービスを提供する総合的なペットケアの専門職へと進化しています。

また、トリマーは将来性のある職業のひとつと言われています。
なぜなら、少子高齢化が進む中、ペットを家族の一員として迎え入れる人が増え、ペット産業は拡大しているためです。

さらに、最近は犬や猫をペットではなく、ちゃんとした家族の1人として捉える飼い主様も増えています。
そうした飼い主様は、ペットに対するケアを大切にしているため、トリミングサロンをよく利用します。
そのため、今後もトリマーの需要も増加し続けると考えられるでしょう。

トリマーになるには資格が必要?

トリマーになるには資格が必要?

トリマーになるために資格は必須ではありませんが、専門的な知識や技術を証明する手段として、資格を保有していることは就職や独立開業において大きなアドバンテージとなります
先述している通り、近年のペットブームにより、トリマーの需要は年々高まっています。
矢野経済研究所の調査では、2023年度のペット関連総市場規模が1兆8,629億円に達し、前年度比104.5%と拡大。
ペットの健康や美容に対する意識の高まり、さらに猫向けの高付加価値商品の拡充などにより、今後も市場は成長が見込まれています。

こうした背景から、トリミングサービスの需要も引き続き増加することが予想されており、専門知識と技術を持つトリマーの存在価値は今後さらに高まると考えられます。
そのため、特に人気のある動物病院や大手ペットショップ、トリミングサロンでは応募者が多く、選考倍率が高くなるでしょう。
たとえ未経験可の求人であっても、資格を取得している応募者の方が「即戦力」として評価されやすく、書類選考や面接で有利に働くケースが少なくありません。
同じ条件で比較されたときに、資格の有無が採用の決め手となることもあるため、確実にチャンスを広げたいなら資格取得を視野に入れておくのが賢明です。

参考:ペットビジネスに関する調査を実施(2024年)

トリマー資格まとめ

トリマー資格まとめ

トリマーは資格がなくてもなれる仕事ですが、持っていると就職活動の際に有利に働きます。
トリマーには国家資格はありませんが、以下のような民間の資格は多数あります。通信講座で取得できるものから、通学制で実技も学ぶことができるものまで種類は多様です。

まずは、トリマーになるために役立つ資格にどのようなものがあるか、一覧にまとめましたので、詳しく見ていきましょう。

資格名 認定団体 取得方法と特徴
JLESA認定ペットトリミングアドバイザー 日本生活環境支援協会 SARAスクールジャパンの通信講座、最短2か月、初心者向け、在宅受験可
JCSA認定マスターライセンス 日本キャリア教育技能検定協会 日本ケンネルカレッジの通信講座、座学中心、約5か月で取得可能
JPLA公認トリマー 日本ペット技能検定協会 ヒューマンアカデミーの通信講座または指定校での通学、約6か月
トリミングマスター 日本スキル&キャリア推進協会 諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
ペットスタイリスト 日本能力開発推進協会 キャリアカレッジジャパンの通信講座
トリミング技能士 職業技能振興会 指定通信講座の受講と試験
愛玩動物飼養管理士 日本愛玩動物協会 協会主催の通信教育、年2回の試験
JKC公認トリマー ジャパンケネルクラブ JKC公認養成機関(専門学校)での通学、または会員歴2年以上で独学も可
AAV認定トリマー 全国動物専門学校協会 全国27校のAAV加盟校で最低300時間の通学授業
JDA公認トリマー 全日本愛犬技術者指導協会 JDA認定の専門学校での通学のみ
SAE公認トリマー 全日本動物専門教育協会 SAE指定学校での1年間の通学(学科・実技)
JSAE公認トリマー 全日本動物専門教育協会 指定教育機関での通学のみ
PSG公認トリマー 協同組合ペットサービスグループ PSG認定の教育機関での通学のみ
AKC認定トリマー 青山ケンネルカレッジ 青山ケンネルカレッジでの通学のみ
PD公認トリマー 日本警察犬協会 PD認定の教育機関での通学のみ
PEIA認定ペットトリマー ペットエステ国際協会 PEIA認定の教育機関での通学のみ
ICC認定グルーマーライセンス インターナショナル・キャット・クラブ ICC認定の教育機関での通学のみ(猫専門)
ペット・グルーミング・スペシャリスト 日本動物衛生看護師協会 指定教育機関での通学のみ
トリマー開業インストラクター資格 日本インストラクター技術協会 SARAスクールジャパンの通信講座、最短2か月、初心者向け、在宅受験可
協会の開催する検定試験に合格する、条件なしで誰でも受けれる

通信で取得できるおすすめのトリマー資格3選

通信で取得できるおすすめのトリマー資格3選

トリマー資格の民間資格は多岐に渡りますが、中でも通信講座だけで取得できるおすすめのトリマー資格を3種類厳選し詳しく紹介します。

JLESA認定ペットトリミングアドバイザー

ペットトリミングアドバイザーは、日本生活環境支援協会(JLESA)が認定する民間資格で、犬や猫のトリミングに関する基礎知識や技術を有していることを証明します。80,000人以上が取得しており、受講生の92%が初学者という点からも、働きながら最短でトリマー資格を取得したい入門者向けの最適な選択肢のひとつといえるでしょう。

独学でも取得可能ですが、確実に合格したいならSARAスクールの通信講座がおすすめです。
自宅で学べて最短2か月で取得できます。
「プラチナコース」なら試験免除となり、課題の提出と卒業試験を受けるだけです。
費用は79,800円と、年間120万〜150万円かかる通学制に比べて大幅にコストを抑えられます。
また、プラチナコースを選べば、この後紹介するもう一つの人気資格も同時に取得可能です。

参考:トリマー資格取得検定の通信講座|SARAスクール

JIA認定トリマー開業インストラクター

トリマー開業インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する民間資格です。
トリミング技術に加えて、ペットサロンの開業や経営に必要な知識を持っていることを証明できる資格で、将来的に自宅サロンや店舗を開きたい方に最適です。
売上や顧客管理、リピーター獲得のノウハウ、必要な設備や資金計画まで、“経営面の知識”を体系的に学べるのが特徴。
技術職として働いてきたトリマーが、独立・開業を目指す際のステップアップとしても有効です。
受験資格に制限はなく、誰でも挑戦できます。
試験は在宅で受けられ、合格基準は70%以上と、きちんと対策すれば取得しやすい資格といえるでしょう。

SARAスクールの通信講座では、ペットトリミングアドバイザーとのダブル資格取得が可能です。
どちらの資格も取得できて費用は79,800円(税込)とかなりリーズナブル。
経営も視野に入れた実践的な学びを、自宅で無理なく進められる点が魅力です。

参考:トリマー資格取得検定の通信講座|SARAスクール

JPLA公認トリマー 2級

JPLA公認トリマー2級は、ペットサロンなどでグルーミング業務をこなす技術者としてのスキルを証明できる民間資格です。
1級や教師資格へのステップアップも可能で、将来的に本格的なトリマーを目指す方にとって、良いキャリアの入り口となります。
受講スタイルは柔軟で、通信講座で学びながら、必要に応じて実技研修に参加することもできます。
たとえば東京ペットビジネス学院などの指定教育機関では、自宅で理論を学び、土日祝に研修所で実技を受けるスタイルが選べるため、働きながらでも無理なく続けられるでしょう。
カリキュラムの平均受講期間は約6か月。資格取得にかかる費用は、受験料7,500円とライセンス交付料12,000円の合計約2万円程度と、比較的ハードルも低めです。
試験は在宅受験にも対応しており、通学が難しい方でも挑戦できます。
取得後は、ペットサロンや動物病院、ペットショップなど幅広い現場で役に立ちます。
通信でもしっかりスキルを身につけられる実践型資格を探している方にぴったりです。

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トリマー資格を取った“その後”のリアルな選択肢

トリマー資格を取った“その後”のリアルな選択肢

資格を取ることがゴールのように思えるかもしれませんが、本当に大切なのはそのあとです。
「どこで働けるの?」「どんなキャリアが築けるの?」そんな疑問に応えるために、資格取得後の就職先や働き方の可能性をまとめました。
ぜひ、あなたの未来のための参考にしてください。

トリマーの就職先と求人の傾向

トリマー資格を取得すると、ペットショップやトリミングサロン、動物病院、ペットホテルなど、さまざまな場所で活躍できます。
どの場所のトリマーにおいても、仕事内容はカットやシャンプーなどの美容ケアにとどまらず、健康チェックや飼い主へのアドバイスなども含まれるため、高い専門性と信頼性が求められる職業です。
かつては都市部に求人が集中していましたが、現在ではペット需要の広がりとともに、地方でも募集が増加しています
日本国内でも地域によってペット文化が異なり、求められるスキルや働き方に差がある点も特徴です。
都市部では犬種の多様化や飼育スタイルの変化に対応するため、高度な技術や最新のトレンドへの対応力が求められる一方、地方では地域密着型で丁寧な対応力が重視される傾向があります。
こうした違いを理解し、自分に合った地域や職場を選ぶことが、就職成功のカギとなります。

また、地域によっては深刻なトリマー不足に悩まされており、時給が高めに設定されている求人もあります。
近年は特に、ペット関連サービスの成長に対してトリマーの供給が追いついておらず、「資格があれば即採用」といったケースも少なくありません
求人倍率の高さに加え、現場では実務経験の有無にかかわらず、通信講座で資格を取った方にもチャンスが広がっています。

その一方で、トリマーの離職率が高いことも業界の課題です。
体力仕事であることに加え、ケガのリスクや長時間労働、土日勤務の多さなど、働き続けるには現場ならではのハードさもあります。
特に女性が多い職業であるため、結婚や出産を機に離職し、復職しにくい環境が人手不足に拍車をかけている現状も無視できません。
ですが、現在はトリマーの待遇や勤務環境は徐々に見直されつつあります。
一昔前と比べて平均時給は上昇傾向にあり、「手に職」の仕事として再評価されている一面もあります。
就職活動では、地域性・勤務条件・ライフステージとの相性も踏まえて、自分に合った働き方を見つけていくことが大切です。

資格を活かした働き方とキャリアの広がり

トリマー資格を取得した後のキャリアは、多様で自由度が高いのが特徴です。
まずはペットサロンや動物病院で経験を積み、技術や接客のスキルを身につけていくのが一般的なスタートです。一定の経験を重ねることで、店長やマネージャーなどの管理職へとキャリアアップを目指すこともできます。

近年では、正社員として働くだけでなく、訪問先で施術を行う出張トリマーや、自宅の一室を活用して開業する自宅サロンなど、ライフスタイルに応じた柔軟な働き方も注目されています。
特に子育てや介護と両立したい方にとっては、このようなさまざまな働き方のあるトリマーは、勤務時間や場所を自分でコントロールできる働き方は大きな魅力です。

今後はトリマーとしての技術力に加え、顧客対応力や柔軟な働き方への適応力、情報発信力なども強みになります。
変化の激しい時代だからこそ、常に学び、挑戦する姿勢が、キャリアの幅を広げてくれます。
「トリマー資格」はゴールではなく、自分らしい未来を切り拓くスタートラインです。

トリマー資格まとめ

トリマー資格まとめ

トリマー資格は、ペットブームの高まりとともに需要が増加しています。資格取得方法は大きく分けて通学制、通信制、独学の3つがあり、それぞれに特徴があります。

働きながら最短で資格取得を目指すなら、通信講座でのJLESA認定ペットトリミングアドバイザー(最短2か月)JIA認定トリマー開業インストラクターがおすすめです。初期費用を抑えつつ基礎知識を身につけたい方に適しています。
最終的には、自分の目標(就職・独立開業・自宅でのペットケアなど)やライフスタイル、予算に合わせて資格を選ぶことが大切です。
まずは複数の資格の資料を取り寄せて比較検討し、自分に最適な選択をしましょう。

トリマーとしてのキャリアは資格取得がゴールではなく、スタート地点です。資格取得後も継続的に技術を磨き、経験を積むことで、ペットと飼い主さんに喜ばれる優れたトリマーへと成長していくことができます。
最短で、そしてできるだけ費用を抑えながらトリマー資格を取得したいのであれば、SARAスクールの通信講座が特におすすめです。
ペットトリミングアドバイザーとトリマー開業インストラクターの2つを取得することができます。まずは、資料請求をご検討ください。

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通信講座のSARAスクール編集部
心理カウンセラー資格やリンパケアセラピスト等の体系資格、食育資格などを扱うSARAスクール編集部が運営するコラムです。主に女性向けのキャリアアップやスキル習得を目的とした講座が多く、家事や育児と両立しながら学べる環境が整っています。資格取得を目的とした講座も充実しており、仕事や日常生活に活かすことが可能です。
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