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ハーブの寄せ植えの仕方は?コツややり方を紹介!

ハーブの寄せ植えは、見た目も素敵で香りもよいです。そんな寄せ植えは、自宅でもベランダなどで簡単に楽しむことができます。ハーブの寄せ植えをするには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。ハーブの寄せ植えでは、細かいポイントを意識することも大切です。

今回は、ハーブの寄せ植えでの仕方について紹介します。ハーブの寄せ植えを始めれば、それだけでもウキウキした気分になれること間違いなしですよ。ぜひハーブの鉢植えを始めてみましょう。

ハーブの寄せ植えの仕方は︖コツややり方を紹介︕

ハーブの寄せ植えのコツ

ハーブを寄せ植えするときには、いろいろとコツがあります。コツをしっかりと押さえて植えることができれば、ハーブの栽培をより楽しむことができるでしょう。ここでは、ハーブの寄せ植えをする際のコツを紹介するので、チェックしてみてください。

相性のいいハーブを選ぶ

ハーブの寄せ植えをするときは、相性のいいハーブを選ぶようにしましょう。ハーブにはたくさんの種類があるので、種類によってそれぞれ相性が異なります。相性を考えてハーブを選ばないと、育っていくうちにバランスが崩れてしまう可能性があるでしょう。特に繁殖力が強いハーブは、プランターを分けて工夫して栽培したほうがいいです。そうすれば、複数のハーブを栽培する場合でも、それぞれをきちんと育てることができます。

目的別に植える

ハーブを植えるときは、それぞれの目的を意識することも大切です。ハーブによっては、食べたり飲んだりするのではなく、見た目や香りを楽しむためのものもあります。目的別に分けておいたほうが、食事や飲み物にハーブを使う際にも便利です。料理用とハーブティー用もそれぞれ分けるようにしておくと、実際に使用するときにもスピーディーにハーブを使用することができます。ハーブを植える段階からどのような目的で使用するのか考えておき、計画的な栽培ができるようにしましょう。

寄せ植えに向かないものあることを理解する

ハーブにはたくさんの種類がありますが、なかには寄せ植えに向かないものもあることを理解しておきましょう。寄せ植えが難しいものとしては、ある程度大きさがあるものがあげられます。特に根が広がりやすく、ひとつだけでたくさんの場所をとるようなものは、寄せ植えには向きません。寄せ植えしにくいハーブを無理に寄せ植えしても、成長していくうちに他のハーブの邪魔をしてしまう可能性が高いです。せっかく寄せ植えをするなら、きれいな状態ですくすくと育って欲しいですよね。そのためにも、寄せ植えをするときは、ハーブが寄せ植えに向くかどうかしっかり見極めることを大切にしましょう。

相性のいいハーブの選び方

相性のいいハーブとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。基本的には、似た環境を好むハーブを選ぶと、相性がいい可能性が高いです。ハーブにはいろいろな種類がありますが、好む環境にはそれぞれ特徴があります。相性のいいハーブを的確に選ぶためにも、それぞれが好む環境についてしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、それぞれの環境を好むハーブをタイプ別に紹介します。

乾燥を好むタイプ

ハーブの中には、乾燥を好むタイプもあります。乾燥に強いハーブであれば、風が吹きやすい場所でも問題なく育てることが可能です。水切れになりやすい鉢やプランターでも問題ないでしょう。乾燥を好むタイプのハーブとしては、たとえば、黄色い花を咲かせるギンヨウアカシアがあります。さらに、柳のような葉が特徴的なゴールデンリースワットルも乾燥を好みます。加えて、ミモザやアガスタキ・アプリコットスプライトも乾燥を好むので、組み合わせるのにぴったりです。

湿気を好むタイプ

湿気を好むハーブは、乾燥や風が苦手です。その反面、日当たりが悪かったり風通しがよくなかったりしても育ちやすいです。湿気を好むハーブとしては、大型なハーブであるアカンサス・モリスやア紫色の花を咲かせるアキチョウジなどがあります。ほかにもピンクの花を咲かせる桃花アキチョウジや香りがよいアンゼリカなどもあげることができます。湿気が多くじめじめした場所でも、かわいらしいハーブがあれば素敵な印象になりますね。

暑さに強いタイプ

ハーブは、生命力が強くて暑さに強いものもたくさんあります。ただし、暑さに強いといっても、直射日光に当たりすぎると元気がなくなってしまう場合もあるので注意は必要です。暑さに強いタイプとしては、パスタでもおなじみのバジルがあります。バジルは夏から秋にかけてよく育ち、爽やかな苦味を感じさせるのが特徴的です。さらに、ビタミンやミネラルを豊富に含むイタリアンパセリも暑さに強いハーブの一種です。バジルと組み合わせて使用するのにも向いています。加えて、消化や血行を促進する作用のあるチャーピルも、暑さに強いです。暑さに強いハーブにはたくさんの種類があるので、選びやすいでしょう。

日陰を好むタイプ

ハーブの中には日陰のほうが育ちやすいものもあります。日陰でも育つハーブなら、家の日当たりが悪くても育て安いのでおすすめです。日陰を好むハーブとしては、たとえばアカンサス・スピノサスがあります。観賞用として人気のあるハーブです。さらに、秋に紫色の花を咲かせるアキチョウジも日陰でよく育つハーブのひとつとして知られています。ほかにも、日陰を好むタイプのハーブとしては、アジュガ・チョコレートチップやアネモネ・シルベストリスなど、さまざまなものがあります。観賞用のものが多いので、見た目が気に入るものを見つけて寄せ植えにしてみてはどうでしょうか。

寄せ植えの仕方

寄せ植えをするときには、どのようにおこなったらいいのでしょうか。寄せ植えをするためには、さまざまなものを用意する必要があります。また、適切な順番を守って作業することも重要です。ここでは、ハーブの寄せ植えの仕方について説明します。ハーブの寄せ植絵に必要なものと一緒に把握して、スムーズに寄せ植えができるようにしましょう。

寄せ植えのために準備するもの

寄せ植えをするためには、まず育てたいハーブの苗を用意しましょう。そのうえで、ハーブをすべて入れるのに適したサイズの鉢やプランターを用意します。根のサイズやその後の成長の様子を想定し、余裕のあるものを選ぶようにしてください。ただし、鉢やプランターが大きすぎてもよくないので、適切なサイズを用意することが大切です。さらに、鉢やプランターの種類によっては鉢底ネットも必要になります。鉢底石とともに用意して、きちんと鉢やプランターの準備ができるようにしましょう。加えて、寄せ植えをするためには培養土も必要です。培養土はホームセンターでも販売されているので、簡単に入手できます。複数の種類がある場合は、お店の人に相談すると、ハーブの栽培に適したものを選んでもらえるでしょう。さらに、はさみやジョウロなども寄せ植えのためには必要です。特にジョウロは、その後ハーブを育てていく過程でも必要になります。使いやすいものをひとつ用意しておくと、家でのハーブの栽培に役立つでしょう。

やり方

寄せ植えをする際は、まず鉢やプランターに鉢底ネットを敷くところから始めます。鉢やプランターの底に穴があいている場合、鉢底ネットや鉢底石を入れることで、水の流れを適切に整えることが可能です。鉢やプランターに鉢底ネットと鉢底石を入れたら、次は土入れをおこないましょう。土は鉢やプランターの半分くらいのあたりまで入れます。そして、底に苗を仮置きし、配置を決めていきます。仮置きでは、苗はまだポットからは外さずにしておいて大丈夫です。ここで、寄せ植えをどの方向から鑑賞するか決めるとよいです。前後左右の配置が決まったら、仮置きした苗を一度どけます。そして、苗をポットから外し、後ろ側からハーブを植えていきましょう。苗を配置し終わったら、苗と苗の隙間に残りの土を入れていきます。苗の根がしっかりと土に収まるように意識してください。苗を植え終わったら、最後に水をたっぷりと与えます。水をたっぷりと与えると、寄せ植え全体がきちんと馴染みます。また、水をたっぷりと与えることで、全体がしっかりと水分を吸い取って生き生きとした寄せ植えになります。

ベランダでハーブを育てる際の注意点

ベランダでハーブを育てるときは、いくつか注意したい点もあります。ベランダでハーブを育てるときは、どういった点に注意すればいいのでしょうか。ハーブは初心者でも自宅で育てやすいですが、きちんと育てるためにはいろいろと注意したい点があります。ここでは、ハーブを育てる際の注意点を説明するので、きちんと把握しておくようにしましょう。

避難経路をふさがない

ハーブに限らずベランダで植物を育てる際は、避難経路を確認してからにする必要があります。ベランダは緊急時の避難経路となっているので、ハーブの鉢やプランターを置く位置によっては避難経路をふさいでしまう恐れがあります。実際に避難経路を非難する際の障害物となってしまい、避難の妨げとなる恐れもあるので注意が必要です。ハーブの寄せ植えは少し大きな鉢やプランターを使用することもあり、土をたくさん入れる場合もあります。そうなると、移動するのが大変なので、最初から邪魔にならない場所を選んでおくようにしましょう。

排水溝を詰まらせない

ベランダでハーブを育てるときは、排水口を詰まらせないようにすることも大切です。ベランダには水を流すための排水口がついています。そこに落ちたハーブの葉がたまってしまうと、水の流れが悪くなってしまいます。ゴミが排水口の奥まで行ってしまうと、自分だけで掃除するのは難しくなってしまう恐れもあります。排水口の上にゴミがあるのを見つけたら、こまめに掃除することが大切です。排水口の位置をあらかじめ把握しておき、ゴミがたまらないような配慮をするのもよいでしょう。ハーブの葉だけでなく、ベランダにはさまざまなゴミがある場合もあるので、十分に注意したほうがいいです。

落下しないようにする

ベランダでハーブを育てる場合、鉢やプランターが落下しないように気を付けなければなりません。引っ掛けるタイプの鉢植えは使わないようにしたほうがいいでしょう。鉢やプランターは重みがあるので、高い位置から落としてしまうと、通行人がケガをする可能性が高いです。設置場所をよく考え、安全な場所に寄せ植えを置くようにしてください。さらに、強風のときは、予想以上に鉢やプランターが動いてしまうこともあります。そのため、台風や大雨などのときは、ハーブの鉢やプランターは家の中にしまうようにしたほうがいいでしょう。ベランダでハーブを育てるからには、細かいところまでしっかりと配慮することが求められます。

ハーブの寄せ植えをしてみよう

ハーブの寄せ植えをしてみよう

ハーブにはたくさんの種類があり、寄せ植えをして楽しむことが可能です。見た目もかわいらしいハーブなら、いろいろな組み合わせを楽しむことができそうです。なかには観賞用として人気のあるハーブもあるので、状況に合わせて素敵なものを選んでみてはどうでしょうか。きれいな色の花を咲かせるハーブなら、花の開花を楽しみにして育てることができるでしょう。ただし、ハーブはそれぞれタイプが異なるので、タイプごとに愛称を考慮して寄せ植えすることが大切です。相性がよくないと、思うようにうまく育てられないケースもあります。

ハーブの中には、食事に使ったり、ハーブティーとして飲んだりできるものも多いです。そういった種類のハーブを選んで育てれば、育てる楽しみだけでなく口にする楽しみも持つことができるでしょう。ハーブはそれぞれ風味や味わいが異なります。そのため、ハーブによって好みが分かれる可能性もあるので、自分の好みに合うハーブを探してみてください。ハーブは香りがよく、口にすることで人を落ち着かせる効果ももっています。すっきりとしたハーブを上手く活用すれば、より日常が豊かになっていくでしょう。たくさんのハーブの中から素敵なハーブを選び、相性を考慮して寄せ植えを始めてみてはいかがでしょうか。ハーブなら育てやすいものもの多いので、ベランダ菜園の初心者にもおすすめです。