つまみ細工資格おすすめ4選|取得するメリット・勉強法を解説
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つまみ細工資格おすすめ4選|取得するメリット・勉強法を解説

「つまみ細工を始めたいけど、どのように勉強すればよいかわからない……」
「将来的につまみ細工を仕事にしたいと考えているんだけど、資格は必要?」
このように、つまみ細工資格について興味をお持ちではないでしょうか?

つまみ細工の勉強法は動画や教室など数多くありますが、これから学びたい・楽しみたいとお考えの方には、基礎からしっかり学べる資格取得をおすすめします。

また初心者だけでなく、すでに作家として活動している方にも、資格取得はたくさんのメリットがあります。

本記事では、つまみ細工資格を取得するメリットからおすすめの資格までご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

つまみ細工とは?

つまみ細工とは、小さな布をつまんだり折ったりしたものを組み合わせ、四季折々の花鳥風月を表現する、江戸時代から続く東京都指定の伝統工芸です。

見た目に華やかなつまみ細工は、舞妓さんのかんざし・櫛をはじめ、七五三・成人式・結婚式など、ハレの日を彩る髪飾りとして、古くから日本女性の美に華を添えてきました。

近年では和文化を楽しむ人が増えたことから、つまみ細工を趣味として楽しむ人も増えています。

一見すると高い技術が必要そうなつまみ細工ですが、実は基本となるテクニックは「丸つまみ」と「剣つまみ」の2つだけです。
シンプルな技法だからこそ布の種類や色の組み合わせでさまざまな表現ができるのが、つまみ細工の1番の魅力といえるでしょう。

つまみ細工資格とは?

つまみ細工資格とは、つまみ細工の知識・技術をある一定以上有している方を認定する資格のことを指します。

そのため、資格がなければ販売できないというものでも、講師活動をしてはいけないというものではありません。

ただ、資格を持っていることで一定以上の知識・技術を持っていることを証明できるため、現在作家として活躍している方はもちろん、今後プロとして副業・本業にしたいと考えている方にも取得をおすすめします。

また、資格取得のための勉強を通して基礎知識を網羅的に学べるため、これからつまみ細工を始めたいとお考えの方にもおすすめしたい資格です。

つまみ細工資格を取得するメリット

つまみ細工資格がなくても作品づくりや販売はできるため「別に必要ないのでは?」とお考えの方もいるかもしれません。

しかし、つまみ細工資格を取得することは、すでにつまみ細工を仕事にされている方はもちろん、これから挑戦したい方にも多くのメリットがあるのです。

本章ではつまみ細工資格を取得するメリットを、作家向け・初心者向けに分けてご紹介します。

つまみ細工作家の仕事をしている方にとってのメリット

つまみ細工資格を取得する、つまみ細工作家の仕事をしている方にとってのメリットは以下の3つです。

・自分の作品・指導に自信が持てる
・販売する際にほかの作家との差別化になる
・講師活動など活躍の場を広げられる

次章から、それぞれについて詳しく解説します。

自分の作品・指導に自信が持てる

つまみ細工資格を取得することで、自分の作品や指導に自信が持てるようになります。

つまみ細工は販売・指導に資格が不要なため独学で学べますが、自分のやり方が本当に合っているのか不安になることもあるでしょう。

つまみ細工資格の勉強では正しい知識・技法を学べるため、作品を販売する際や講師として教える際に、自信を持って販売・指導ができます。

つまみ細工資格を取得すればプロとしての自信を得られるでしょう。

販売する際にほかの作家との差別化になる

つまみ細工資格は、ハンドメイドイベントやネットショップで販売する際、ほかの作家との差別化要因になります。

つまみ細工は独学でも気軽に販売できるため、わざわざ資格を取得する人が少ないのが実情です。

お客様の視点で見ると「趣味でつまみ細工を作っている人」が販売する作品と「資格を持っているプロの作家」の作品が並んでいた場合、後者の方が惹かれやすいのは明白です。

お客様から見たときの信頼感が全く違うため、ほかの作家との差別化の意味で資格を取得するのはアリでしょう。

講師活動など活躍の場を広げられる

つまみ細工資格を取得すると、自宅やお店・カルチャースクールなどで講師活動ができます。

資格などの肩書きがある人とない人なら、講師を探す側の視点から見ると、ある人のほうがお願いしやすいはずです。

またつまみ細工資格の中には、取得した人の講師活動をサポートしているケースもあります。
場合によっては、その協会から「認定講師」として講師の依頼を受けられるものもあるのです。

販売活動にとどまらず講師活動も始めたい方は、つまみ細工資格の取得をおすすめします。

つまみ細工に挑戦してみたい方にとってのメリット

これからつまみ細工に挑戦してみたい方にとっての、つまみ細工資格を取得するメリットは以下のとおりです。

・つまみ細工の習得スピードが向上する
・自分好みのアクセサリーを創作できる
・履歴書にもかけるため就職活動に役立つ

次章から、それぞれについて詳しく解説します。

つまみ細工の習得スピードが向上する

つまみ細工資格を取得すると、知識・技術の習得スピードが向上します。

なぜなら、資格取得のための勉強の中で、つまみ細工の基礎知識や基本技術を網羅的に学べるためです。

つまみ細工は書籍や動画などを通して独学でも学べますが、どうしても1つずつの「点」としての知識になりがち。
資格であれば複数の「点」をつないだ「線」としての知識・技術が手に入るため、応用も効きやすいのです。

つまみ細工のスキルアップが叶うのは、資格取得の大きなメリットといえるでしょう。

自分好みのアクセサリーを創作できる

つまみ細工資格を取得しスキルが向上すれば、自分好みのアクセサリーが作れるようになります。

資格の勉強を通してつまみ細工の基礎を体系的に学べば、自分のイメージを形にできる力も身についているはずです。

たとえば、かんざしはもちろん、ピアスや指輪、ブローチなども、自分好みのデザインで作れるようになるでしょう。

もちろん、自分だけでなく人のためにも制作できるため、相手に合ったデザインのアクセサリーを作り、プレゼントすることも可能です。

資格を取得することで基礎を固められるため、アイデアを形にできるようになるでしょう。

履歴書にもかけるため就職活動に役立つ

つまみ細工資格は履歴書にも記載できるため、関連する仕事に就職を希望しているのであればアピール材料になります。

もちろん、持っているからといって確実に合格するようなものではありませんが「知識や技術が一定以上ある」という証にはなります。
そのため資格を持っていない人よりも、戦力になると思ってもらえる可能性が高いのです。

また、自己研鑽に励んでいる人というイメージも持ってもらいやすくなるため、就職活動に有利に働くのです。

おすすめつまみ細工資格4選

つまみ細工資格はさまざまな団体が発行しているため、どれを取得すればよいのか悩んでしまうはずです。

そこで本章では、つまみ細工資格のおすすめを厳選して4つご紹介します。

それぞれどのような方におすすめなのかも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

つまみ細工士

「つまみ細工士」は、日本生活環境支援協会(JLESA)が発行する資格です。
つまみ細工に関する基礎的な知識を備えていることを証明します。

資格取得後は「つまみ細工士」として活動でき、ワークショップやカルチャースクールで講師活動を始められます。

基礎的な知識を取得できるため、これからつまみ細工を始める方におすすめの資格です。

受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
資格試験内容(一例) つまみ細工で梅の花の作り方/バラの花の作り方/花飾りの作り方/ちりめんつまみ細工とは
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価

つまみ細工アーティスト

「つまみ細工アーティスト」は、日本インストラクター協会(JIA)が発行する資格です。
つまみ細工アーティストとして、つまみ細工の基礎知識を有していることを証明します。

資格取得後は「つまみ細工アーティスト」として活動でき、教室やカルチャースクールの講師として活動できます。

つまみ細工の基本的な知識を押さえたい方や、今後講師活動を始めたいとお考えの方におすすめです。

受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
資格試験内容(一例) つまみ細工とは/つまみ細工で使う道具、布、材料の特徴/まみ細工の下準備/つまみ細工の作り方の手順
受験方法 在宅受験、期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価

つまみ細工講座

「つまみ細工講座」は、つまみ細工普及協会が発行している資格です。

レベルに応じて初級・中級・応用・講師養成講座と4種類あり、中級に合格すればワークショップなどの講座を、応用に合格すれば作品の販売ができるようになります。
さらに、講座養成講座に合格後は、認定講師として活動できます。

また、ネットショップ開設や講座を開く場所など、具体的なアドバイスが聞けるのも魅力の1つです。

つまみ細工を段階的に学びたい方や、認定講師の肩書きが欲しい方におすすめの資格です。

受験資格 特になし
受験料 初級講座 :2万7,500円
中級講座 :2万9,700円
応用講座 :3万9,600円
講師養成講座:5,500円
資格試験内容(一例) 非公開
受験方法 協会認定の講座を受講
合格基準 非公開

鶫屋認定講師

「鶫屋認定講師」は、つまみ細工鶫屋が発行している資格です。

つまみ細工の技術レベルはもちろん、人柄やマナーも含めて採点される、レベルの高い講師を育成するための試験です。

資格取得後は「鶫屋認定講師」として活動できます。

また、鶫屋の教室用のレジュメを利用できたり、台紙を作るパンチングマシーンをレンタルできたりと、さまざまなバックアップを受けられるのも特徴の1つです。

本格的につまみ細工講師を目指したい方におすすめの資格です。

受験資格 つまみ細工を今後も学び、継続される意思のある人
受験料 1次試験:1万1,000円(税込)
2次試験:1万1,000円(税込)
資格試験内容 1次試験:オリジナルを含む指定課題の提出
2次試験:実技・自己紹介(志望動機など)
受験方法 1次試験:在宅、郵送での課題の提出
2次試験:札幌での実技・自己紹介
合格基準 非公開

つまみ細工資格を取得するための勉強法

つまみ細工資格を取得するためには、勉強が必須です。

資格取得のための勉強方法にはさまざまな種類がありますが、自分に合わないものを選んでしまうと取得までの期間が長くなりすぎたり、費用がかかりすぎたりして後悔してしまうことも。

そこで本章では、つまみ細工資格を取得する際のおすすめ勉強法を4つご紹介します。

書籍やインターネットで独学する

つまみ細工は書籍やインターネットを活用すれば、独学でも勉強できます。

近年ではつまみ細工に関する情報は書籍・オンライン問わず増えてきているため、楽しむ分には十分に活用できるでしょう。
特に動画は手や布の詳細な動きまでわかるため、初学者におすすめの勉強法です。

ただ、資格のための勉強となると専門的なものは少ないため、情報を集めるのに時間がかかってしまいます。

時間はかかってもいいからコストを抑えたいという方には、独学をおすすめします。

つまみ細工教室に通う

つまみ細工は自宅でできる趣味として人気が高いため、多くの場所で教室が開催されています。

ただ、教室はつまみ細工初心者向けのものが多く、作品を作れるようにはなるため実技対策にはよいですが、資格試験に出題されるようなテキスト問題は自分で勉強する必要があります。

つまみ細工の作り方を中心に学びつつ、先生に直接会って販売のことや講師活動のことを直接質問してみたいという方におすすめの勉強方法です。

つまみ細工職人に弟子入りする

つまみ細工職人に弟子入りして、本格的な知識を学ぶのもありです。

プロが実際に使っている技術を直接学べるため、高度な作品を作れるようになるでしょう。
また、疑問点が出てきたときにも質問できる人がいることで、成長が早くなるのは間違いありません。

しかし、和装が減っている現在、つまみ細工職人の数も減ってきているため見つけるのは大変です。

職人を探すのに時間が掛かる可能性は高いですが、見つけられれば効果の高い学習方法といえるでしょう。

通信講座で学ぶ

つまみ細工資格は、通信講座でも学べます。

通信講座は資格のための学習が体系的にまとめられており、効率的な学習ができます。
また、料金や期間などが明記されているため、不安なく学習に取り組めるのも特徴です。

基本的に在宅で好きな時間に受講できることから、忙しい方からも人気の勉強法です。

ただ、独学などと比較すると費用がかかってしまう点はデメリットといえるでしょう。

これらのことから、できるだけ早く、確実に資格が欲しい方におすすめの勉強方法です。

次章から、おすすめの通信講座を2つご紹介します。

つまみ細工資格取得講座|SARAスクールジャパン

「SARAスクールジャパン」の「つまみ細工資格取得講座」では「つまみ細工士」「つまみ細工アーティスト」の2つの資格を取得できます。
この通信講座は各資格の協会が認定しているため、確かな知識を学べます。

また「つまみ細工資格取得講座」では「つまみ細工基本コース」「つまみ細工プラチナコース」の2種類の講座を用意しています。
どちらも最短2カ月で資格が取得できるため、仕事や家事で忙しい方も受けやすい点が特徴です。

各コースの受講費用・受講期間などは、以下のとおりです。

  受講料 受講期間 添削回数 セット内容
つまみ細工基本コース 5万9,800円 6ヶ月(最短2ヶ月) 5回 ガイドブック
受講証
受講カード
学習テキスト01
学習テキスト02
練習問題/解答
模擬試験/解答
添削課題(5回分)/提出用紙
質問用紙
封筒
つまみ細工プラチナコース 7万9,800円 6ヶ月(最短2ヶ月) 5回+卒業課題1回 ガイドブック
受講証
受講カード
学習テキスト01
学習テキスト02
練習問題/解答
模擬試験/解答
添削課題(5回分)/提出用紙
質問用紙
封筒
卒業試験

「つまみ細工基本コース」は、初期費用を抑えたい方におすすめ。

「つまみ細工プラチナコース」は、短期間で確実に資格を取得したい方や、資金に余裕のある方におすすめです。

詳しくはこちら:SARA school JAPAN つまみ細工資格取得講座

つまみ細工士W資格取得講座|諒設計アーキテクトラーニング

「諒設計アーキテクトラーニング」の「つまみ細工士W資格取得講座」でも「つまみ細工士」「つまみ細工アーティスト」の2つの資格を取得できます。

「つまみ細工士W資格取得講座」では、下記の2種類の講座を用意しています。

・基本講座:通信講座で学習したのち、各自受験して資格取得を目指す
・スペシャル講座:卒業するだけで2つの資格を同時取得できる

各コースの受講費用・受講期間などは、以下のとおりです。

  受講料 受講期間 添削回数 セット内容
基本講座 5万9,800円
分割 3,300円×20回(初回4,276円)
6ヶ月(最短2ヶ月) 5回 ガイドブック
受講証
受講カード
完全攻略テキスト2冊
練習問題
練習問題解答
模擬試験
模擬試験解答
添削課題
添削課題提出用紙
質問用紙
封筒
スペシャル講座 7万9,800円
分割 3,800円×24回(初回3,891円)
6ヶ月(最短2ヶ月) 5回+卒業課題1回 ガイドブック
受講証
受講カード
完全攻略テキスト2冊
練習問題
練習問題解答
模擬試験
模擬試験解答
添削課題
添削課題提出用紙
質問用紙
封筒

基本講座はスペシャル講座よりも2万円ほど安いものの、受験料(各1万円)を払わなければならないため、トータルで考えると同じくらいかかる計算となります。

そのため、早く確実に資格を手に入れたいなら「スペシャル講座」がおすすめです。

詳しくはこちら:諒設計アーキテクトラーニング つまみ細工士W資格取得講座

まとめ

つまみ細工資格は、つまみ細工を仕事にしている方にも、これから始めようとお考えの方にも多くのメリットがあります。

最後にもう一度、それぞれのメリットをおさらいしておきましょう。

【つまみ細工作家の仕事をしている方にとってのメリット】

・自分の作品・指導に自信が持てる
・販売する際にほかの作家との差別化になる
・講師活動など活躍の場を広げられる

【これからつまみ細工に挑戦してみたい方にとってのメリット】

・つまみ細工の習得スピードが向上する
・自分好みのアクセサリーを創作できる
・履歴書にもかけるため就職活動に役立つ

つまみ細工資格を取得して、自分の可能性を広げましょう。