つまみ細工を始めるために必要な道具や材料って?
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つまみ細工を始めるために必要な道具や材料って?

つまみ細工に興味をもっていても、さまざまな準備が必要そうだと躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、つまみ細工はシンプルな手法なので、実際に必要なものはそれほど多くはありません。また、つまみ細工の場合、簡単に用意できる材料や道具がほとんどとなっています。よって、初心者でもスムーズにつまみ細工を始められるでしょう。

今回は、つまみ細工を始めるために必要な道具や材料について説明します。これからつまみ細工を始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

つまみ細工を始めるために必要な道具や材料って?

つまみ細工とは?

そもそもつまみ細工とは、どのようなものなのでしょうか。つまみ細工は日本に古くから伝わる伝統工芸であり、長い歴史があります。手法としては、布を正方形に切ってつまんだり畳んだりするシンプルなものです。しかし、使用する布の種類を工夫したり、色の組み合わせを変えたりすることにより、かなりさまざまなアレンジが可能です。つまみ細工の代表的なものとしては、かんざしがあげられます。ただし、最近では、和装に使えるアクセサリー以外にもさまざまなものがつまみ細工によって作られています。そのため、つまみ細工に対する認知度も再び高まっており、さまざまなところで取り入れている人が多くなっています。趣味として作品作りに取り組む人も増えているので、つまみ細工に対するニーズは今後も高まる可能性があります。

つまみ細工を始めるときに必要な材料

つまみ細工を始める場合、どのような材料が必要となるのでしょうか。つまみ細工はシンプルな作り方ですが、それでもいくつか必須の材料があります。ここでは、つまみ細工を始めるときに必要な材料について詳しく紹介します。

最低限必要なもの

つまみ細工を始める場合、最低限必要なものは布と糊です。ここでは、つまみ細工に使用する布と糊について、それぞれのポイントを紹介します。

つまみ細工で作品を作るときは、布が必要です。一般的には、ちりめんが使われることが多いですが、特に最近はさまざまな布がつまみ細工に使用されるようになってきています。基本的に、どんな布であってもつまみ細工を作ることが可能です。よって、自分のイメージやアイデアに合わせて、好きな布を用意するといいでしょう。ただし、つまみ細工を作るためには、適度な厚みのある布が適しています。よって、布を選ぶときは厚すぎず薄すぎないものを選ぶように心がけましょう。最初は布選びが難しく感じられますが、実際につまみ細工をいくつか作ってみると、感触から適度な厚みがわかるようになります。

つまみ細工を作るなら、糊も用意しておかなければなりません。つまみ細工に使用する糊は、乾くと透明になるものを選びましょう。なぜなら、色がつくものでは、つまみ細工の作品の見栄えに影響してしまうからです。はみ出したり裏写りしたりすることを考慮し、乾くと透明になるものを選んでください。具体的には、工芸用のボンドを選ぶといいです。速乾性があるものだと、つまみ細工の作品作りをスムーズに進められます。

質を高める材料

つまみ細工は布と糊があれば、最低限の作品を作ることが可能です。ただし、より質の高い作品を作りたいのであれば、さらに他の材料も用意するといいでしょう。具体的には、花を固定するための台紙があるといいです。さらに、より美しく花を仕上げるためには、花芯があるといいでしょう。それぞれを含めてつまみ細工を作成すると、より完成度が高くて美しい作品を完成させやすくなります。

アクセサリーを作る場合に必要なもの

つまみ細工でアクセサリーを作るのであれば、アクセサリーパーツも必要です。たとえば、ピアスパーツや簪パーツなど花以外の部分となる材料を用意しましょう。アクセサリーパーツは手芸店で扱われています。さまざまな種類があるので、イメージするアクセサリーに合わせて適切なものを選ぶといいです。さまざまな作品を見て、自分が作りたいつまみ細工を想像しておくといいでしょう。

つまみ細工の道具

つまみ細工を作る場合、材料以外に道具も必要です。つまみ細工では、具体的にどのような道具が必要となるのでしょうか。ここでは、つまみ細工をおこなうのに必要な道具について、基本の道具とあると便利な道具に分けてそれぞれ紹介します。まずは基本の道具を用意しつつ、状況に合わせてあると便利な道具を用意しましょう。

基本の道具

つまみ細工をおこなうには、ものさしやはさみが必要です。布の大きさを決めてカットするために使用します。そのため、はさみは工作用のものではなく、布をカットできる「裁ちばさみ」または「つまみ細工専用はさみ」を用意することをおすすめします。また、つまみ細工では細かい作業が必要となるため、ピンセットも必要です。ピンセットがないと、細かいパーツを組み合わせるときに苦労します。手だけで作品を仕上げようとすると、力が加わりすぎて崩れる恐れもあるでしょう。よって、他の道具と合わせてピンセットも必ず用意してください。

あると便利な道具

つまみ細工を作る場合、基本の道具以外にもあると便利な道具があります。たとえば、つまようじがあると、細かい部分に糊をつけるのに役立ちます。さらに、ボンドの受け皿を用意しておくと、糊をこぼさずあたりをきれいに保ったまま作業を進められます。加えて、クリップや洗濯ばさみなどがあると、糊が乾くまでの間、パーツをしっかりと固定しておくのに役立つでしょう。

つまみ細工の準備

つまみ細工をおこなうときは、どのような準備が必要なのでしょうか。まずは、正方形の布を用意するところから始めましょう。つまみ細工において、布の大きさはとても重要です。そのため、つまみ細工用の布は正確に切ることが求められます。作りたい花のサイズをしっかりと確認して、それに合わせて布をカットしましょう。基本的に、1つの花を作るためには5枚以上の布が必要です。もとにする布のサイズが小さすぎると、必要な枚数を用意できない恐れもあるので注意しましょう。なお、より手軽につまみ細工の準備をおこないたいなら、初心者向けのキットを購入するのもひとつの手です。最初は慣れない部分もありますが、そういったものを選ぶとスムーズにつまみ細工を始められます。

つまみ細工に必要な材料や道具をそろえて始めよう

つまみ細工に必要な材料や道具をそろえて始めよう

つまみ細工に必要な材料や道具は、それほど多くはありません。しかも、簡単に用意できるものがほとんどです。そのため、初心者でも気軽につまみ細工を始めるための準備ができるでしょう。もちろん、つまみ細工の材料や道具を準備するには、注意しなければならない部分も存在します。とはいえ、ポイントさえ押さえれば、あとは自由なアイデアを活かしてさまざまな作品作りを楽しむことができます。つまみ細工のはじめ方に自信がないなら、資格を取得できる講座を受講するのもおすすめの方法です。講座で学べば、プロから正しいつまみ細工のやり方を学ぶことができます。資格を取得すれば、その後の活動にも活かしやすくなるでしょう。つまみ細工は材料や手法がかなりシンプルな分、自分なりのアイデアや工夫も取り入れやすいです。新しい趣味や取り組みとしてつまみ細工を始め、創作活動を楽しんでみてはいかがでしょうか。