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タロット占いのやり方は?注意点と合わせて紹介

タロット占いは古来から人々の興味を引く占術の1つです。
基本的なやり方は、まず自問したい問題に関するカードを引き、その意味を占い師が解釈します。
重要なのは、開放的な気持ちで占いに臨み、占い結果を参考にしつつ、自己の判断力を信じることです。
また、占いには個人差があり、鑑定結果を過度に信じ込まずに、客観的な視点を持つことも肝心です。
タロットカードを使った占いを、自分でしてみたいと思ったことはありませんか。タロットカードでの占いは、コツを掴めば初心者でも行うことが可能です。ただし、タロットカードを扱うときは、手順や注意点をしっかり確認しておかなければなりません。
タロットカードで占いができるようになれば、ちょっとした悩みができたときに突破口を見つけるのに大いに役立つはずです。今回は、タロットカードの占いのしかたやその注意点について紹介します。

タロット占いのやり方は?注意点と合わせて紹介

目次

タロット占いとは

タロット占いとは以下の通りです。 ・タロット占いの歴史と概要 ・タロットカードの構成と意味 こちらを順にご紹介します。

タロット占いの歴史と概要

タロット占いは、52枚のトランプカードと同様の構造を持つ「タロットカード」を用いて行われる占術です。 その起源は古代エジプトや中世ヨーロッパに遡るとされていますが、明確な歴史は定かではありません。 タロットカードには、メジャーアーケーナと呼ばれる22枚の大アルカナと、マイナーアーケーナと呼ばれる56枚の小アルカナの2種類があり、それぞれが象徴的な意味を持っています。 また、占い師は、依頼者の質問に応じて特定のカードを引き、そのカードの持つ意味を解釈することで、未来の予測や問題の解決策を示唆します。 タロット占いは、単なる予言ではなく、自己探求の手段としても用いられます。 依頼者自身が内面の声に耳を傾けることで、潜在意識の奥底にある真の答えを導き出すことができるのです。

タロットカードの構成と意味

タロットカードは、全78枚で構成されています。 その内訳は、メジャーアーケーナ(大アルカナ)が22枚、マイナーアーケーナ(小アルカナ)が56枚です。 また、メジャーアーケーナは、「愚者」「魔術師」「女教皇」など、人生の重要な局面や人格的な特質を表す象徴的なカードで構成され、これらのカードは、人生の大きな転機や深い判断を示唆します。 一方、マイナーアーケーナは、杯、剣、コイン、杖、の4つのスートに分かれ、日常的な出来事や感情、行動パターンなどを表し、これらのカードは、生活の細かな局面における判断を与えてくれます。 さらに、タロットカードの意味は多層的で、単一の解釈はできません。 状況や質問者の心境によって、同じカードが異なる意味を持つことがあり、そのため、熟練した占い師によるきめ細かな解釈が重要となるでしょう。 タロット占いは、単なる未来予測ではなく、自己理解を深める強力なツールなのです。

タロット占いの基本的なやり方

タロット占いの基本的なやり方は以下の通りです。 ・占いの目的を明確にする ・タロットカードを用意する ・カードをシャッフルする ・カードを引く ・カードの意味を解釈する こちらを順にご紹介します。

占いの目的を明確にする

タロット占いを始める際、まず重要なのが占いの目的を明確にすることです。 占いを行う際には、依頼者自身が現在直面している問題や心配事、未来への不安など、具体的な質問を用意することが求められます。 例えば、「新しい仕事の決断をするべきか」「恋愛関係の行方はどうなるか」「健康面で気をつけるべきことは何か」など、明確な問いを立てることで、占いの結果をより的確に解釈することができ、一方で、漠然とした「これからの人生について知りたい」といった質問では、的確な回答を得るのは難しくなります。 さらに、、占いの目的を明確にすることで、占い師はタロットカードの配置や解釈を、依頼者の状況に合わせて的確に行うことができるでしょう。 また、依頼者自身も占いの結果を自身の課題解決に活かすことができるでしょう。 占いを始める前に、自分の知りたいことを整理し、具体的な質問を用意することが、タロット占いを有効活用するための第一歩となります。

タロットカードを用意する

タロット占いを行うにあたり、まずは適切なタロットカードを用意する必要があり、標準的なタロットデッキは全78枚で構成されており、メジャーアーケーナ(大アルカナ)が22枚、マイナーアーケーナ(小アルカナ)が56枚となっています。 カードを選ぶ際は、まず自分に合ったデザインのものを選ぶことが重要です。 カードのイラストや色合いなど、見た目の印象が占いの雰囲気作りに大きな影響を及ぼします。 また、使い慣れたカードを選ぶと、カードの持つ意味や印象をよりよく理解できるでしょう。 次に、カードを丁寧に選択し、自分の意図を込めて整理し、カードを選択することで、他者の影響を取り除き、自分のエネルギーを注ぎ込むことができるでしょう。 また、カードの並び順を自分なりの方法で整理することで、占いの際の集中力が高まります。 さらに、占いに臨む前には必ず呼吸を整え、リラックスした状態になることをおすすめします。 落ち着いた心を持って占いに取り組むことで、より的確な判断が得られるはずです。 このように、適切なカードの選択と準備が整えば、良質なタロット占いを行うことができるでしょう。

カードをシャッフルする

タロットカードをシャッフルする際は、依頼者自身が行うのが一般的です。 これは、依頼者の思考や感情がカードに反映されるためです。 シャッフルの方法には様々なアプローチがありますが、最も一般的なのは「3回切る」という方法です。 これは、デッキを3つに分けて、それぞれを順番に重ね合わせるというものです。 この際、デッキの向きを変えたり、カードを逆さまにするなどして、カードの配置を乱すことが重要です。 また、依頼者の直感に従って、カードをひとつひとつ手に取りながらシャッフルする方法もあり、この方法では、依頼者自身がカードに触れることで、カードがより個人的なメッセージを伝えてくれるようになります。 シャッフルが完了したら、占い師は依頼者に「カードを切ってください」と促し、この時、依頼者は自身の質問や願いを込めながら、カードを切ることが推奨されます。 このように、カードをシャッフルする際は、依頼者自身が積極的に関わることで、より深い判断が得られるのが特徴です。 依頼者の思いがカードに宿ることで、占いの結果がより的確なものとなるのです。

カードを引く

シャッフルが完了したら、占い師は依頼者に「占いをしたい範囲のカードを引いてください」と促します。依頼者は自身の直感に従って、慎重にカードを引き抜きます。 引いたカードは、表向きにして占い師に見せ、占い師はこのカードの意味を解釈し、依頼者の状況に照らし合わせて分析していきます。 また、占いの形式によっては、1枚のカードを引くだけでなく、いくつかのカードを引く場合もあるでしょう。 例えば、過去・現在・未来を表すカードを3枚引くといった具合です。 この場合、引いた各カードの意味を総合的に解釈することで、依頼者の状況をより深く理解することができるでしょう。 カードを引く際のポイントは、依頼者自身が心を込めて引くことで、依頼者の思いが反映されたカードは、より重要な意味を持つことになります。 また、ゆっくりと熟考しながら引くことで、カードが依頼者にとって最適なメッセージを伝えてくれるはずです。 このように、カードを引く過程には、依頼者の直感や思いが大きく反映されるのが特徴的です。 占い師と依頼者が協力しながら、カードの意味を解釈していくことが重要となるでしょう。

カードの意味を解釈する

カードのイラストや番号、位置関係などから、それぞれのカードが表している一般的な意味を把握し、メジャーアーケーナ(大アルカナ)のカードは人生の重要な出来事や転機を、マイナーアーケーナ(小アルカナ)のカードは日常の出来事を表しています。 次に、引いたカードの組み合わせや位置関係から、より複合的な解釈を行います。 例えば、過去・現在・未来を表すカードが順序良く並んでいれば、依頼者の人生の流れを把握できるでしょう。 また、カードが逆さまに出た場合には、通常とは異なる意味合いを持つことになり、依頼者の置かれた状況や質問の内容を踏まえ、カードの意味を総合的に解釈します。 さらに、占い師は依頼者との対話を通して、カードが示す内容と依頼者の現状をマッチさせていき、このようにして、占い師は引いたカードの象徴的な意味と、依頼者の状況を結び付けて分析していきます。 そして、依頼者に対して的確なアドバイスや判断を提供することができるのです。

タロット占いの注意点

タロット占いの注意点は以下の通りです。 ・誠実な気持ちを持つ ・自分に合ったリーディング方法を見つける ・カードの解釈は柔軟に ・占いの結果は参考程度に ・プライバシーに配慮する こちらを順にご紹介します。

誠実な気持ちを持つ

タロット占いは、単なる未来予測ではなく、依頼者の内面に潜む問題や課題を明らかにする ツールです。 また、占い師は、依頼者の真の願望や心の奥底にある想いに寄り添い、それを引き出すことが求められ、そのためには、占い師自身が誠実な気持ちを持ち、依頼者との信頼関係を築くことが重要不可欠です。 例えば、占い師が依頼者の期待に応えようと、あるいは自身の利益のために、好ましい結果を意図的に導き出すような行為は避けるべきでしょう。 そうした行為は、依頼者との信頼を裏切り、占いの本来の意義を損なってしまいます。 真剣に依頼者の立場に立ち、その人の最善の幸せを願う心を持つことが、良質なタロット占いを行う上での基盤となります。 さらに、依頼者への共感と尊重の念を持ち続けることで、占いの結果がより的確なものとなり、依頼者にとって有意義な判断が得られるでしょう。 誠実さは、単に占い師個人の資質のみならず、タロット占いそのものの価値を左右する重要な要素なのです。 依頼者との絆を大切にし、真剣な心を持ち続けることが、タロット占いの実践において肝要といえるでしょう。

自分に合ったリーディング方法を見つける

タロット占いにはさまざまな方法論がありますが、それぞれ占い師の個性や得意分野が反映されています。 占い師は自身の感性やアプローチ方法に合ったリーディング(カード解釈)の手法を見出す必要があります。 例えば、ある占い師は直感的な解釈を得意とし、カードのイメージや象徴性を重視するかもしれません。 一方、別の占い師は論理的で分析的なアプローチを得意とし、カードの組み合わせや数的な要素に着目するかもしれません。 それぞれの方法論には一長一短があり、占い師自身が自分に最も適したスタイルを見つけ出すことが重要です。 無理にほかの占い師のやり方を真似たりせず、自分の強みを活かしたリーディングを行うことで、より深い判断を引き出すことができるでしょう。 また、同じ占い師でも、依頼者によってはリーディングの方法を変えることも効果的です。 依頼者の性格や問題の内容に合わせて、柔軟にアプローチを変えていくことが大切です。 自分の資質とスタイルを見極め、状況に応じて適切な手法を選択することで、占い師はより正確な判断を提供できるようになるでしょう。 自分に合ったリーディング方法を見つけ、磨き続けることが、質の高いタロット占いを行う上での重要なポイントなのです。

カードの解釈は柔軟に

タロットカードには一般的な意味づけがありますが、それは単なる目安にすぎません。 また、実際の占いでは、カードの組み合わせや占い師の直観、依頼者の状況など、様々な要素を総合的に考慮して解釈を行う必要があるでしょう。 例えば、ある特定のカードが一般的に「不運」を意味するとしても、他のカードとの関係性によっては「試練を乗り越える機会」と解釈できるかもしれません。 同じカードでも、依頼者の置かれた状況や心情によって、まったく異なる意味合いを持つこともあり、柔軟な解釈力を持つことで、占い師は依頼者の本当の課題や内面の動きを的確に把握することができます。 一般論にとらわれず、その時々の状況に応じて適切な解釈を行うことが重要なのです。 同時に、占い師自身も自分の知識や経験に固執せず、新しい視点を積極的に取り入れていく必要があるでしょう。 さらに、時代の変化や依頼者の多様性に合わせて、解釈の仕方を柔軟に変化させていくことが求められます。 タロット占いの真の価値は、カードの硬直的な解釈ではなく、状況に応じた柔軟な解釈力にあるといえるでしょう。

占いの結果は参考程度に

タロット占いは人生の方向性や可能性を示唆する手段として活用されますが、その結果は絶対的なものではありません。 占いの結果は、依頼者の現在の状況や心境を反映したものに過ぎず、必ずしも未来を完全に予見できるわけではありません。 また、依頼者の行動や選択次第で、占いの結果は大きく変わる可能性があり、占いは未来を示唆するものの、それは確定したものではなく、あくまでも可能性の一つを提示しているに過ぎないのです。 したがって、占いの結果を盲目的に信じ込んでしまったり、それに過度に依存してしまうことは避けるべきでしょう。 占いの結果は参考程度に捉え、自らの判断力と主体性を発揮して、積極的に未来を切り開いていくことが重要です。 むしろ、占いの結果を手がかりとして、自分自身の内面を見つめ直したり、新たな選択肢を模索することが大切です。 依頼者自身が主体的に行動し、占いの結果を自身の人生設計に活かしていくことで、より良い未来を切り開くことができるでしょう。 占いの結果は参考程度に捉え、自己責任と主体性を持って行動することが、タロット占いを有効に活用するためのポイントなのです。

プライバシーに配慮する

タロット占いは、依頼者の内面や人生に踏み込む性質のものです。 そのため、占い師は依頼者の個人情報やプライベートな事柄を扱うことになり、これらの情報は極めて機密性が高く、不適切に扱われれば、依頼者に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、占い師には依頼者のプライバシーを厳重に保護する責任があり、依頼者の同意なくプライベートな情報を漏らしたり、他者に共有することは厳禁です。 また、占い中に得た情報は、占いの目的以外で使用してはいけません。 さらに、占いの場所や方法についても、依頼者のプライバシーが侵害されないよう配慮する必要があります。 例えば、人目につきにくい場所で占いを行ったり、依頼者の情報を適切に管理するなど、細心の注意を払わなければなりません。 依頼者の信頼を得るためにも、占い師には高い倫理観と責任感が求められます。 自らのプライバシーを守るだけでなく、依頼者のプライバシーも尊重し、適切に保護することが、良質なタロット占いを提供するための前提条件なのです。

タロット占いの代表的な形式

タロット占いの代表的な形式は以下の通りです。 ・3枚引きリーディング ・ケルト十字リーディング ・タイムラインリーディング ・関係性リーディング ・占星術とのコンビネーション こちらを順にご紹介します。

3枚引きリーディング

タロット占いの代表的な形式の1つに「3枚引きリーディング」があり、これは、依頼者の現在の状況、過去、そして未来を示すカードを3枚引くというものです。 まず、依頼者の現在の状況を表すカードを1枚引き、このカードは、依頼者が今直面している問題やチャンス、感情などを示します。 次に、その状況に至った過去の経緯を表すカードを1枚引き、過去のできごとがどのように現在の状況につながっているかが分かります。 最後に、その現在の状況から予想される未来の可能性を表すカードを1枚引き、このカードから、依頼者の潜在的な機会や課題、可能性などが見えてくるでしょう。 この3枚のカードを組み合わせて解釈することで、依頼者の人生の全体像が浮かび上がってきます。 また、過去から現在、そして未来への流れを俯瞰的に捉えることができるのが、3枚引きリーディングの大きな特徴です。 依頼者の状況に合わせて、占い師が状況に応じた適切な解釈を加えることで、より具体的な判断が得られます。 3枚のカードを組み合わせて読み解くことで、依頼者の人生の道筋が明らかになり、今後の方向性を見出すことができるのです。

ケルト十字リーディング

ケルト十字は、7枚のカードから成り立ち、中心のカードは依頼者の現在の状況を示し、その周囲に6枚のカードが配置されます。 それぞれのカードが、依頼者の過去、外部環境、内面、目標、障害、そして最終的な結果を表しています。 このように、ケルト十字リーディングでは依頼者の人生における様々な側面が俯瞰的に表され、過去から現在、そして未来への流れが一目で把握できるため、依頼者の全体像を理解することができるでしょう。 また、占い師は、各カードの意味を丁寧に解釈し、それらの関係性を分析することで、依頼者の抱える問題や葛藤、可能性などを明らかにしていきます。 また、互いに影響し合う複数の要因を見極めることで、より深い判断が得られるでしょう。 このように、ケルト十字リーディングは複雑な人生の課題に取り組む際に有効な占い方法といえます。 依頼者の過去から現在、そして未来への展望を俯瞰的に捉えられるため、的確な分析と具体的な助言が期待できるのです。

タイムラインリーディング

タイムラインリーディングでは、まず依頼者の現在の状況を表すカードを引きます。 次に、今から数週間後、数ヶ月後、数年後といった具合に、時間軸に沿ってカードを順番に引いていきます。 それぞれのカードが示す意味を解釈することで、依頼者の近い将来から遠い将来にかけての出来事や情勢の変化、感情の推移などを読み取ることができるでしょう。 例えば、近い将来は困難に直面するものの、その後は好転するといった具合です。 タイムラインリーディングの特徴は、依頼者の人生の流れを時系列で把握できることで、依頼者は自身の今後の人生設計を立てる上で有益な情報を得られます。 また、占い師は依頼者の状況の変化を段階的に捉えられるため、より丁寧なアドバイスができます。 状況の変化に応じた柔軟な対応策を示すことで、依頼者の不安を和らげ、前向きな心構えを持つことができるのです。 このように、タイムラインリーディングは依頼者の未来を具体的に描き出すことができる占い方法といえます。 依頼者にとって、自身の人生の見通しを立てる上で大変有用なツールとなるでしょう。

関係性リーディング

関係性リーディングでは、まず2人の人物や組織を表すカードを引きます。 次に、その2者の過去、現在、未来の関係性を表すカードを引き、丁寧に解釈していき、過去のカードからは、2者の出会いや歴史的経緯、これまでの絆や軋轢などが浮かび上がり、現在のカードからは、今の関係性の様相や相互作用、感情の流れが見え、未来のカードからは、2者の関係性がどのように変化していくのか、より良い関係性を築くための道筋などが示されます。 占い師は、これらのカードを総合的に読み解くことで、2者の関係性の本質を深く掘り下げていき、お互いの意図や感情、潜在的な葛藤や可能性などを探っていくのです。 このようなアプローチにより、依頼者は自分と相手の関係性を客観的に捉え直すことができ、それに基づいて、より良い関係性を築くための具体的な行動指針を得ることができるのです。 関係性リーディングは、人間関係や組織間のコミュニケーションを円滑に進める上で非常に有用な占い方法といえるでしょう。 2者の過去から現在、そして未来にわたる関係性の全体像を俯瞰的に把握できるのが大きな特徴です。

占星術とのコンビネーション

この手法では、まずタロットカードを引いて、依頼者の現在の状況や問題点を把握し、その上で、依頼者の生年月日から導き出される占星術の情報を組み合わせることで、より深い判断を得ることができるでしょう。 例えば、タロットカードで示された傾向が、依頼者の星座や惑星の影響と一致するかどうかを確認します。 また、特定の惑星の位置やアスペクト(相互関係)が、タロットカードの意味と深く関連している可能性を探ります。 このように、2つの占術を融合させることで、依頼者の性格傾向や内面の動き、今後の可能性などを、多角的に捉えることができ、個人の生まれ持った性質と、その時々の運気の変化が重ね合わされるので、より正確で具体的な分析ができるのです。 占い師は、タロットと占星術の両方の知識を活用することで、依頼者の現状を包括的に理解し、的確なアドバイスを提供できるようになり、依頼者も、自分自身についての理解を深めることができ、人生の方向性を見出すことができるでしょう。 このコンビネーションは、タロット占いの奥深さと汎用性を高める重要な手法の1つと言えるでしょう。

タロット占いの応用例

タロット占いの応用例は以下の通りです。 ・日常生活での活用 ・キャリア開発への活用 ・対人関係への活用 こちらを順にご紹介します。

日常生活での活用

人間関係の問題を解決する際に、タロット占いは非常に有効です。 家族や友人、恋人との確執や葛藤を理解し、より良い関係性を築くためのヒントを得ることができ、カウンセリングやセラピーの補助としても活用されています。 キャリアや仕事に関する悩みにも、タロット占いは応用でき、職場での人間関係、昇進や転職の判断、事業計画の立案など、仕事上の問題解決に役立ち、自分の強みや弱み、可能性を客観的に把握することで、適切な行動につなげられるでしょう。 日常生活の中で何か大きな決断を迫られた際にも、タロット占いは有効な手段となり、引っ越しや結婚、子育てなど、人生の節目に直面した時に、占いを通して最善の選択肢を見出すことができます。 さらに、健康や金融、趣味などの個人的な領域でも、タロット占いは役立ち、病気の予防や治療法の選択、投資判断、新しい趣味の始め方など、様々な場面での意思決定を支援します。 このように、タロット占いは日常生活のさまざまな局面で活用できる汎用的な占術です。 問題解決や意思決定の助けとなり、人生をより豊かに導いてくれるのです。

キャリア開発への活用

タロットカードを用いて、自身の性格特性や強み、弱みを明らかにすることができ、職場でうまく機能するためには、自分の内面を把握することが不可欠です。 自分に合ったキャリアパスを見出すためにも、タロット占いは有効な手段となります。 次に、現在の仕事や将来の見通しについて、タロット占いで判断を得ることができ、昇進の可能性、転職の適否、起業の成功確率など、様々な角度から状況を分析し、最適な行動を導き出すことができるでしょう。 さらに、重要な意思決定を迫られる際にも、タロット占いは助けとなり、新しいプロジェクトに取り組むか悩む時、転職の機会が訪れた時など、タロットカードが示唆する判断は、適切な判断に役立ちます。 加えて、タロット占いは、キャリアの転機を乗り越えるのにも活用でき、職場でのストレスや、仕事に対する倦怠感、ワークライフバランスの崩れなどの問題に直面した時、タロットカードが示す解決策は有効です。 このように、タロット占いはキャリア開発の様々な局面で活躍します。 自己理解を深め、最適な選択を導き出し、ストレスを和らげるなど、職業生活を支援してくれるのです。

対人関係への活用

タロット占いは自己理解を深めるのに役立ち、自分の性格傾向や行動パターン、強みや弱みを知ることで、相手の立場に立って考えることができます。 これにより、相手とのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築くことができるでしょう。 次に、タロット占いを通して、相手のペルソナや問題の本質を理解することができ、カウンセリングの補助として活用したり、家族や友人、恋人との関係性を分析したりするのに役立ち、相手の内面を把握することで、より適切な対応を取ることができるのです。 さらに、人間関係の行く末についても、タロット占いで洞察を得ることができ、関係性の行方や、問題解決のための最善の道筋を示唆してくれます。 これにより、適切な判断と行動をとることができ、関係性の改善につなげられます。 加えて、タロット占いは、人間関係のストレスを和らげるのにも役立ち、対人葛藤や孤独感、不安感などの問題を乗り越えるためのアドバイスを得ることができるでしょう。 これにより、心の健康を保ち、人間関係を維持することができるのです。 このように、タロット占いは、対人関係の様々な局面で活用できる強力なツールといえます。 自己理解を深め、相手の心を知り、適切な対応を取ることで、より豊かな人間関係を築くことができるのです。

タロット占いを始める前に

タロット占いのやり方は?注意点と合わせて紹介

タロット占いをするときは、事前にきちんと準備を整えましょう。準備が整っていないと、きちんと占いの結果を出すことができない場合もあるため注意が必要です。

場を整える

タロットカードを始めるときは、場をきちんと整える必要があります。占いをしている間に余計な雑念が浮かばないよう、余計なものはしまいましょう。自分自身が落ち着くことができる場所を選ぶことも大切です。そして、カードを広げる場所にクロスを敷きます。これが「場を整える」ということになります。なお、クロスの色は凶色である黒は避けるようにしましょう。

浄化する

カードを何回も使用していると、カードが疲れてしまうこともあります。そういった場合は、浄化を行いましょう。タロットカードを浄化するときは、水晶などのパワーストーンをカードのまわりに置いたり、お香を焚いたりするとよいです。 水晶やお香がない場合は、カードを少し休ませるという方法もあります。カードを順番通りにきれいに並べ直して箱に戻します。そして、少しの間そのまま置いておけば大丈夫です。少し経ってから改めて占いを行えば、カードも元気になっているはずです。なお、この場合、カードをいつも以上によくシャッフルしてから使用するようにしてください。

占いたい質問を決める

タロット占いをするときは、事前に何を占いたいか決める必要があります。質問は、具体的であればあるほどよいとされています。なるべく、イエスかノーで答えられる質問を用意するということが重要なポイントです。カードが何を答えればよいのか理解しやすい質問を用意しましょう。

タロットカードの準備

占いの用意ができたら、カードを手元に広げましょう。気持ちを込めながら丁寧に準備を行います。

シャッフル

まず、タロットカードのシャッフルを行いましょう。タロットカードの固まりを裏返しにして目の前に置いたら、それを両手で崩してください。そして、占いたい質問を頭に浮かべながら、両手で時計回りにカードを混ぜていきます。手からパワーをカードに注ぐようなイメージをもつことが大切です。手を止めるタイミングは自分の直感で判断します。そのタイミングになったら、カードを両手で1つにまとめてください。

カードを切る

トランプを切るのと同じように、タロットカードを切ります。シャッフル同様、自分が終わりにしてよいと感じるタイミングまでカードを切り続けます。

カット

質問の内容を念じながら、カードを3つの山に分けます。それが終わったら再び1つの山に戻します。この作業を「カット」と呼びますが、他人のことを占うときは、カットは相手に行ってもらいましょう。

基本的なタロットのやり方(スプレッド)

タロットカードによる占いの方法には、さまざまな種類があります。タロットカードは並べて使用しますが、その並べ方のことを「スプレッド(展開法)」と呼びます。ここでは、代表的なスプレッドについて紹介します。

ワンカードスプレッド(ワンオラクル)

ワンカードスプレッドは、最もシンプルな占い方法です。カードから1枚を引き抜き、そのカードがもつ意味から未来の状況を判断します。

ツーカードスプレッド

ツーカードスプレッドでは、2枚のカードを使用します。カードを上から2枚とって横に並べ、気持ちを落ち着けたところでめくりましょう。カードからは、これから起こることと、それに対する対応策を読み取ることができます。

スリーカード

スリーカードでは、カードを上から3枚とり、左から順に横に並べていきます。左から、「過去」「現在」「未来」の状況を読み取ることができます。「過去」は質問している事項が起きている原因、「現在」はいまの状況ややるべきこと、「未来」は結果を表しています。

シンプルクロススプレッド

シンプルクロススプレッドでは、2枚のカードを使用します。カードを1枚選んで置いたら、その上にもう1枚別のカードをクロスするように重ねます。最初に置いたカードは現在の状況、次に置いたカードはそれを邪魔しているものを表しています。この2枚を比較することで、悩みに対する解決策を導き出します。

タロット占いの注意点

タロットカードには、「正位置」と「逆位置」という2つの解釈があります。たとえば、カードをめくったときに逆さまの状態であれば、それは逆位置ということになります。正位置の場合は、通常通りの意味でカードを解釈して構いません。逆位置の場合は、意味に2つのパターンがあります。1つ目は、正位置の意味が失われているという意味です。2つ目は、正位置の意味が反転しているという意味です。ほかのカードの組み合わせなどから、どちらの意味にあたるのか判断を行う必要があります。占い師の中には、正位置と逆位置の違いを占いに採用していない人も多いです。どのように扱うかは、自分の占いのスタイルに合わせて直感で決めればOKです。

タロットの効果が上がる占い方

タロットカードでの占いを的中させるためには、以下のことを意識すると効果的です。

直感を大切に

タロット占いでは、カードの意味以上に自分自身の直感が重要です。そのため、自分の直感を大切にし、これだと思うカードがあれば、そのカードをよく見て自分の状況を判断しましょう。

近い未来を占う

タロットカードが占うことができる未来は、1~3ヶ月程度先の未来です。何年も先の未来をイメージしても正確な結果は分かりません。自分がいま何をしたいのかを考えながら、質問する内容を決めましょう。

タロットカードを信頼する

占いをするときは、タロットカードを信頼することが大切です。カードに対する不信感があると、カードからの大切なメッセージを受け取ることが難しくなってしまいます。

タロットでやってはいけないこと

タロットカードで占いを行うときは、やってはいけないこともあります。タロットカードの効果が薄れないよう、以下の点に注意しましょう。

同じ質問を何度も占う

占いの結果に納得がいかないとしても、同じ質問を何回もしてはいけません。自分が引いたカードから、きちんとメッセージを読み取るようにしましょう。どうしても同じ質問をしたいときは、少し時間をあけてからにしたほうがよいです。

他人にタロットカードを触らせる

タロットカードは、他人に触らせないようにしましょう。自分以外の念がカードに入ってしまうと、占いの精度が下がってしまいます。もちろん、他人を占う場合のシャッフルの際に触らせるのは問題ありません。

タロットカードのやり方を覚えよう

タロットカードのやり方を覚えよう

今回紹介したように、タロットカードによる占いは初心者でも行うことが可能です。気をつけるべきポイントをおさえて、効果的に占いをしてみましょう。タロットカードを信頼することは重要ですが、占いだけに頼ろうとするのは禁物です。自分で未来をよい方向へ変えていこうという気持ちを大切にして、上手に占いを活用してみてください。

まとめ

タロット占いを楽しむ際は、基本的な手順を理解しつつ、注意点にも気を配ることが大切です。 まず、タロットカードをシャッフルする際は、カードとの対話を心がけ、カードを優しく撫でたり、片手で上下に振ったりするなど、カードに触れながら自分の意図を込めることが重要です。 次に、質問する内容を明確に設定し、漠然とした疑問ではなく、具体的な問いを立てると、より的確な回答が得られます。 例えば「この仕事に向いているかどうか」などと問うといった具合です。 カードを引く際は、直感に従って1枚ずつ選んでいき、カードの配置や向き、色彩などにも注目し、それぞれが示す意味を丁寧に解釈することが重要です。 解釈に当たっては、カードのイメージや象徴性を理解するだけでなく、自分の感情や直感にも注目しましょう。 タロットカードは、論理的な解釈だけでなく、直感的な判断も大切にします。 最後に、得られた判断を生かして、前向きな行動につなげましょう。 悲観的な解釈に捉われずに、希望を持って未来を切り開いていくことが大切です。 このように、タロット占いを楽しむ際は、カードとの対話、的確な質問設定、丁寧な解釈、そして前向きな姿勢が重要となります。 これらのポイントを意識しながら、タロットの世界を探求していきましょう。