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ココナッツオイルの賞味期限は?保存方法と使い切るアイデア

ココナッツオイルは、どのくらいの賞味期限となっているのでしょうか。ココナッツオイルは健康にもとてもよいオイルであり、その成分の関係により参加しにくい特徴をもっています。とはいえ、賞味期限以内に使い切らなければならないのは、ほかの食品と同じです。そのため、賞味期限や保存方法には注意しなければなりません。

今回は、ココナッツオイルの賞味期限について解説します。保存方法や使い切るためのアイデアについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ココナッツオイルの賞味期限は?保存方法と使い切るアイデア

ココナッツオイルの賞味期限

ココナッツオイルの賞味期限は、どれくらいなのでしょうか。ココナッツオイルは他のオイルに比べると、圧倒的に酸化しにくいのが特徴といえます。それは、ココナッツオイルの成分は90%以上が飽和脂肪酸であるためです。とはいえ、賞味期限がないわけではないので、賞味期限を意識したうえで適切な保管をおこなうことがたいせつです。ここでは、開封前と開封後の賞味期限について説明します。

開封前の賞味期限

開封前のココナッツオイルの賞味期限は、製造後2年程度といわれています。開封前のココナッツオイルについては購入してからの賞味期限ではない点に注意しましょう。店頭に並んでいる時点ですでに長い期間が経過していると、購入後2年未満で賞味期限がきてしまうこともあるので、しっかり賞味期限の表示を確認する必要があります。

開封後の賞味期限

開封後のココナッツオイルの賞味期限は1年以内です。ただし、未開封の状態で1年以上保管していた場合は、ココナッツオイルのボトルに表示してある開封前の賞味期限に合わせてココナッツオイルを使い切らなくてはなりません。いずれにせよ、ココナッツオイルを開封した後はできるだけ早く使用するようにしましょう。仮に異臭や変色がある場合は、すぐに使用を中止したほうがよいです。

ココナッツオイルの保存方法

ココナッツオイルを保存するときは、どのような保存方法を選べばよいのでしょうか。ココナッツオイルの保存方法は基本を押さえればそれほど難しくはありません。ここでは、ココナッツオイルの保存方法について説明します。

常温保存

ココナッツオイルは基本的に常温で保存して構いません。ただし、暑すぎる環境に置いておくと成分が変質する可能性もあるので、常温を保てるような場所を選ぶことが大切です。

冷蔵庫でも保存可能!

ココナッツオイルは、冷蔵庫で保存しても問題ないです。ココナッツオイルは25℃以下で固まる性質があるため、冷蔵庫に入れておくとバター程度の硬さになります。ただし、常温に戻せばもとに戻りますし、液化と固形化を繰り返しても品質に異常が生じることはありません。そのため、冷蔵庫に入れた場合の変化はあまり気にしなくてもよいでしょう。なお、製氷皿にココナッツオイルを入れ、冷蔵庫で2時間程度で固まらせておくと、必要な量をすぐに取り出しやすいので便利です。

ココナッツオイルの保存時の注意点

ココナッツオイルを保存するときは、いろいろと注意したいこともあります。ココナッツオイルの保存方法は難しくはないですが、ポイントを押さえておかないと思わぬ問題に発展することもあるので注意が必要です。ココナッツオイルの保存時の注意点について確認しておきましょう。

カビに注意

ココナッツオイルは抗菌性に優れているという特徴があります。しかしながら、ココナッツオイルに水や異物が混入するとカビが発生する原因になるため注意が必要です。余計なものが入ってしまうことがないよう、清潔に保つことを心がけましょう。

小分けにする

ココナッツオイルに異物が混入するのを防ぐためには、小分けにして使用するのもひとつの方法です。小分けにしておけば、万が一異物が混入した場合でも被害を最小限に食い止めることができます。大瓶の場合は小分けにして水や異物が混入するリスクを減らしましょう。

オリの沈殿は問題ない

液状のココナッツオイルは長期間置いていると、液化と固形化を繰り返すこともあります。そうなると茶色い沈殿物が発生することもあります。しかし、ココナッツオイル内のオリの沈殿は、ココナッツの表皮によるものです。そのため、オリが発生している場合に限ってはそのまま使用しても問題はありません。

賞味期限切れのココナッツオイルはどうする?

ココナッツオイルの賞味期限が切れてしまった場合は、基本的にココナッツオイルは処分しなければなりません。ココナッツオイルを処分するときは、いろいろと注意しなければならないことがあります。ここでは賞味期限切れのココナッツオイルの処分方法について説明します。しっかりとポイントを押さえて正しい処分ができるようにしましょう。

シンクに流すのはNG

ココナッツオイルの賞味期限が切れてしまった場合でも、シンクに流して捨ててはいけません。シンクに流して捨てると、ココナッツコイルが排水管の中で固まってつまりの原因となってしまいます。そうなると、業者に依頼しなければつまりを取り除くことができなくなるので注意が必要です。

固めたうえで捨てる

ココナッツオイルを捨てるときは、紙パックやビニール袋に古新聞を入れて染み込ませて捨てるようにしましょう。もしくは、凝固剤などを使用して固めて捨てる方法もあります。いずれにせよ液体として流しに流すのではなく、固体としてゴミに出す必要があります。

使い切れないココナッツオイルの使い方アイデア

ココナッツオイルが使い切れない場合、捨てるのはもったいないと感じる人も多いでしょう。そういったときは、食用以外の使い方を試してみるのがおすすめです。ここでは、使い切れないココナッツオイルの使い方アイデアについて紹介します。大容量のココナッツオイルが使い切れなくても困っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

石鹸

ココナッツオイルは、手作り石鹸に使用することも可能です。自由な形で石鹸を作ることができるので、趣味として石鹸づくりを楽しんでいる人も多くいます。ココナッツオイルを使用すれば、安全性が高いうえいおしゃれな石鹸を作ることができそうですよね。

キャンドル

ココナッツオイルは、キャンドル作りにも役立てることが可能です。石鹸づくり同様、オリジナルのデザインでキャンドルを楽しむことができます。品質のよいココナッツオイルでキャンドルを作れば、体に悪い物質が部屋に広がることもないので安心です。

ココナッツオイルを使うときは賞味期限を意識して!

ココナッツオイルを使うときは賞味期限を意識して!

ココナッツオイルを使うときは、賞味期限をしっかり確認することが大切です。ココナッツオイルの賞味期限は長めですが、だからといっていつまでも使い続けられるわけではありません。賞味期限を過ぎたココナッツオイルは、品質が悪化している可能性が高いので無理に使用するのはやめましょう。ココナッツオイルは保存方法も大切です。きちんとした保存方法を取り入れることで、ココナッツオイルの品質をよい状態で保ちやすくなります。保存方法が間違っていると、賞味期限よりも早い段階でココナッツオイルがダメになってしまう可能性もあるので注意が必要です。正しく保存しつつ、なるべく早めに使い切ることを意識してココナッツオイルをしっかりと使いこなすようにしましょう。

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルにはいくつか種類があります。ココナッツオイルを使うなら、種類ごとの違いを押さえたうえで選ぶようにしたほうがよいでしょう。ここでは、ココナッツオイルの種類について説明します。まずはそれぞれの違いについてしっかり押さえましょう。

RBDココナッツオイル

RBDココナッツオイルは、精製、漂白、脱臭、精製されたオイルです。Rは精製を意味する Refined、BはB漂白を意味するleached、Dは消臭を意味するDeodorizedを示しています。化学処理が施されている分、安価で手に入るのが魅力ですが、失われてしまっている栄養素もあることに注意しましょう。

バージンココナッツオイル

バージンココナッツオイルは、生のココナッツを化学溶剤に頼らず抽出したオイルです。そのため価格は高めですがが、栄養素が多く含まれているのが特徴となっています。健康や美容を意識してココナッツオイルを取り入れたいと思っているなら、バージンココナッツオイルを選ぶのがおすすめです。

エキストラバージンオイル

エキストラバージンオイルは特に質がいいといわれるオイルです。ただし、日本ではエキストラバージンオイルについて表示基準は特にありません。そのため、実際にエキストラバージンオイルを手に取るときは、細かい成分をしっかり確認することが大切です。実際により高い栄養素が含まれていると判断できる場合は、エキストラバージンオイルを選ぶとより高い効果を期待できるでしょう。

ココナッツオイルの製法

ココナッツオイルの製法は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、ココナッツオイルの代表的な製法について説明します。ココナッツオイルの製法を押さえて、ココナッツオイルに対する理解を深めましょう。

低温圧搾製法(エクスペラー)やコールドプレス製法

低温圧搾製法やコールドプレス製法は、ココナッツの果肉を熱風で乾燥させたうえで圧搾する製法をさしています。多くの会社でおこなわれている製法なので、メジャーなココナッツオイルの製法ということができます。

遠心分離法(セントリフュージ)

遠心分離法は、機械を使って遠心力をかけることによってオイルと水分を分ける製法のことです。乾燥せずに加工するため、新鮮で素材本来の栄養素をしっかり残すことができる製法です。口あたりがさっぱりとした仕上がりになります。

発酵分離法(フレメンテット)

発行分離製法は、古くからよく行われてきた製法です。ココナッツの果肉からココナッツミルクをしぼり、それを発酵させたうえでオイルが分離してきたらすくい取ります。オイルらしい重みが残りやすいのが発酵分離法の大きな特徴だといえます。

ココナッツオイルの選び方

ココナッツオイルを選ぶときは、どのようにして選ぶのがよいのでしょうか。ココナッツオイルは、製品によっても大きな差があるのが特徴的です。ココナッツオイルなら何でもよいという考えでいると、思ったような効果が得られない可能性もあるので注意が必要です。ココナッツオイルを選ぶときは、さまざまな観点からしっかり判断したうえで選ぶことが必要不可欠だといえるでしょう。そこでここでは、ココナッツオイルの選び方について説明します。ココナッツオイルを選ぶときは、自分に合ったものを選べるようにポイントをしっかりチェックするようにしましょう。

原産国から選ぶ

ココナッツオイルを選ぶときは、原産国をきちんと確認することが大切です。なぜなら、ココナッツオイルは原産国によって品質に差があるといわれているからです。特に品質が高いココナッツオイルを生産しているのはスリランカやフィリピンなどといわれています。そのため、よりよいココナッツオイルを手に入れたいと考えているなら、スリランカやフィリピンのココナッツオイルを選ぶようにするとよいでしょう。もちろん、スリランカやフィリピンのココナッツオイルを選ぶ場合でも、実際の成分や生成方法などをしっかり確認することが大切です。

オーガニック認証のものを選ぶ

ココナッツオイルを選ぶときは、オーガニックのものを選んだほうが安心です。ココナッツオイルにはさまざまな有効成分が含まれていますが、だからといって農薬がたくさん含まれたものを選んでしまっては体にとってよい効果は期待できないでしょう。確実に信頼できるココナッツオイルを選ぶためには、有機JAS規格、ORAGANIC EU、USDAオーガニックなどの表記があるものを選ぶとよいです。こういったものを選べば、確実に品質が保証されているので、信頼度は高いといえるでしょう。

香りや味の好みによって選ぶ

ココナッツオイルは、製品によっても香りや味が異なります。ネットなどで調べてみると、それぞれのレビューなども見つけることができるので、参考にするのがおすすめです。店頭でも香りや味の特徴が詳しく表記されていることもあるため、そういったものをうまく参考にすることができると心強いです。いくつかの種類のココナッツオイルを試してみて自分の好みに合ったココナッツオイルをみつけてみるのもよいでしょう。

ココナッツオイルの用途によって選ぶ

ココナッツオイル選びのポイントとしては、用途も重要です。たとえば、健康や美容目的でココナッツオイルを使用したいのであれば、バージンココナッツオイルがおすすめです。また、調理に使うのであればRBDココナッツオイルで問題ない場合もあります。さらに、ダイエットに使用するなら中鎖脂肪酸が60%以上のものを選んだほうが高い効果を期待できます。そして、ラウリン酸が多く含まれているものを選べば、免疫力に良い影響も期待できます。

ココナッツオイルの選び方は種類や用途を考慮して決めよう

ココナッツオイルの選び方は種類や用途を考慮して決めよう

ココナッツオイルには、いくつもの種類があります。原産国や生成方法によっても質や特徴は大きく異なります。そのため、ココナッツオイルを選ぶときはそれぞれについてしっかりと違いを理解しておくことが大切です。ココナッツオイルを使う目的や用途によっても、適したココナッツオイルは異なります。そのため、絶対にこれでなければならないということはありません。そのときの状況に合わせて選ぶことがとても重要です。ココナッツオイルをしっかりと活用することができれば、手軽に体にとってよい効果を得ることもできるようになります。
ココナッツオイルは取り入れ方次第で、毎日の健康をサポートするのに役立てることが可能です。もちろん、一度使ったからといってすぐに大きな効果が得られるわけではないですが、長期的に摂取することで高い効果を期待することもできます。ココナッツオイルはさまざまな使い方ができるので、食事でもたくさん取り入れやすいのが魅力的です。ココナッツオイルを普段の食生活のなかに取り入れて、より健康的な毎日を目指してみてはいかがでしょうか。