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「スピリルナ」とは?成分や栄養素は何が含まれている?

「スピルリナ」は、さまざまな少量で栄養素を豊富に含む食材です。スピルリナは海外では広く普及していますが、日本ではまだそこまで知れ渡ってはいません。しかし、スピルリナはNASAも注目しているほど、非常に優れた食品です。そのため、スピルリナについてしっかり理解しておくと、自分自身の健康管理に大きく役立てることができるかもしれません。

今回は、スピルリナの成分や栄養素などについて説明します。「スピルリナって何だろう?」と思っている方は、ぜひこの機会にスピルリナに対する理解を深めてみてください。

スピルリナとは栄養や成分が優れた食品!

「スピリルナ」とは?

「スピルリナ」とは、どのようなものなのでしょうか。まずはスピルリナの概要について説明します。スピルリナがどのようなものであるか、全体像をつかみましょう。

藍藻類の海苔の一種

スピルリナは、39億年前に誕生したといわれる藍藻類の海苔の一種です。濃い緑色をした螺旋状の単細胞微細藻類です。スピルリナは顕微鏡で見ると螺旋状になっています。そのため、ラテン語で螺旋を意味する「Spira」が語源となり、スピルリナという名前が付けられました。

生息地は?

スピルリナはメキシコやアフリカなど亜熱帯地方のアルカリ性の湖周辺に生息しています。現在では培養もされているため、より気軽に手に取ることができる食品になりつつあります。

海外で普及している

スピルリナは、日本ではそれほどメジャーになってはいませんが、海外では栄養が豊富な食材として広く普及しています。安全な食品として認知されており、さまざまな人がスピルリナを摂取しています。

栄養が豊富!

スピルリナには多くの栄養素が含まれています。野菜と比較しても、豊富に含んでいる栄養素の種類が多いのが特徴的です。そういった背景からスピルリナはNASAで宇宙食としても研究が進められています。さまざまな可能性を秘めた食材として今後ますます注目が集まる可能性が高いです。

スピリルナの栄養素

スピルリナには、さまざまな栄養素が含まれています。具体的にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。ここではスピルリナが含んでいる栄養素について具体的に紹介します。スピルリナの栄養素を押さえて、スピルリナをしっかりと活用できるようにしましょう。

タンパク質

スピルリナには良質なタンパク質が豊富に含まれています。体内で作れない必須アミノ酸9種類が含まれているため、スピルリナを摂取するだけで、体に取り入れる必要がある栄養素をしっかりと摂取することが可能です。

ビタミンやミネラルなど

スピルリナにはタンパク質以外にも、ビタミン、カルシウム、マグネシウム、脂肪酸、鉄などの成分が豊富に含まれています。緑黄色野菜などと比べても、さまざまな栄養素についてスピルリナのほうが多くの栄養素を含んでいるといえます。そのため、スピルリナを選んで摂取すれば、より手軽に体に必要な栄養素を摂取することができるようになります。

スピルリナの成分の特徴を表すと?

スピリルナは、アルカリ性の食品です。そのため、酸性食品に偏りがちな現代人の食生活にとってはとてもよい食品だといえます。スピルリナには抗酸化作用があり、消化吸収性もよいため、ぜひ積極的にとり入れたい食品だといえます。スピルリナは、栄養価が高いスーパーフードのひとつとしても大きく注目を集めています。

スピリルナを摂取する際の注意点

スピルリナは、さまざまな優れた特徴をもつ食品です。ただし、スピルリナを摂取するときは、さまざまなことに気を付ける必要があります。ここでは、スピルリナを摂取する際の注意点を説明するので、スピルリナを摂取するときはしっかりと押さえておくようにしましょう。

1日の摂取量は2~6g程度

スピルリナは、基本的に1日2~6グラム程度の摂取量になるように気を付けましょう。なぜなら、スピルリナはさまざまな成分を含んでいる反面、いろいろな症状を引き起こす可能性もあるといわれているからです。具体的な症状については、以下で説明します。

さまざまな症状に注意が必要

スピルリナを摂取すると、さまざまな症状が出る恐れもあります。たとえば、光過敏症、腹痛、下痢、便秘、発疹などさまざまな症状があります。光過敏症とは普通ならば問題がない量の太陽光により、火傷や炎症を引き起こす病気のことです。また、特に初めてスピルリナを摂取したときには、腹痛、下痢、便秘などの症状が出ることがあります。もともとアレルギー体質の方は発疹が出やすいので、十分注意したほうがよいでしょう。スピルリナを摂取して何か少しでも違和感があれば、摂取を中断したほうがよいです。医師にも相談し、きちんとした処置を受けましょう。

血液凝固作用がある

スピルリナには、血液凝固の作用もあるといわれています。なぜなら、スピルリナにはビタミンKが含まれているからです。そのため、抗血栓薬を服用している人は、スピルリナの摂取は控えたほうがよいです。自己判断でスピルリナを摂取すると、大きな問題につながる可能性もあるので注意が必要です。無理をせずに自分自身の状況に合わせて摂取するかどうかを決めましょう。

妊娠・授乳中の人は控えたほうがいい

スピルリナはたくさんの栄養素を含んでいる反面、さまざまな症状につながる可能性もあります。そもそも赤ちゃんに対してどのような作用があるのかは、詳しく分かっていません。そのため、母親がスピルリナを摂取すると、赤ちゃんに対して重大な問題が発生する可能性もあるので気を付けなければなりません。スピルリナは安全性が十分に確認されていないため、摂取は控えるようにしたほうがよいでしょう。体にとって問題のない野菜などを選び、しっかりとした栄養補給を心がけてください。スピルリナを試してみたいという場合は、妊娠や授乳の時期が終わって体調をしっかり整えたうえでチャレンジしてみることが大切です。

スピルリナとは栄養や成分が優れた食品!

スピルリナとは栄養や成分が優れた食品!

スピルリナはさまざまな栄養を多く備えた食品です。海外ではその効果が広く知られており、さまざまなところで活用されています。スピルリナを活用すれば、より手軽に体に必要な栄養素をしっかりと摂取することができるようになるでしょう。少量で多くの栄養素を摂取できるため、スピルリナは日本国内においても非常に注目度が高い食品だといえます。スピルリナが気になるという方は、一度試してみるとよいでしょう。

ただし、スピルリナには注意点もあることに留意しなければなりません。スーパーフードだからといって、すべてが完璧であるわけではない点に要注意です。人によって症状が出るかどうかは個人差がありますが、普段健康に自信があるからといってスピルリナによる症状が出ないとは限らないため十分に注意しましょう。特に初めてスピルリナを摂取するときは、万が一症状が出てもすぐに病院に行ける状況を選んだほうが安心です。普段から持病がある人や妊娠・授乳中の人は特に注意したほうがよいでしょう。スピルリナは無理に摂取しなければならないものではありません。状況に合わせて健康をサポートするための成分としてしっかり活用するようにしましょう。上手に取り入れることができれば、スピルリナは有効なものとして日々の食生活に取り入れることができます。