照明と照明器具の種類について | SARAスクール
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照明や照明器具の種類って?代表的なものを押さえよう!

照明や照明器具には、どのような種類のものがあるのでしょうか。照明器具はあまり種類がないように思われがちですが、実際はたくさんの種類があります。また、照明や照明器具の種類によって、その空間にまったく異なる印象をもたらすこともできます。そのため、空間デザインにおいては、照明や照明器具はとても重要なものです。

今回は、照明や照明器具の種類について紹介します。代表的なものを紹介するので、ひととおり押さえられるようにしましょう。

照明や照明器具の種類って?代表的なものを押さえよう!

空間デザインにおける照明の役割

空間デザインにおいては、照明はどのような役割を果たしているのでしょうか。空間デザインにおいて、照明はとても重要なものです。そのため、空間デザインに携わるのであれば、照明の役割についてしっかりと理解しておくことが求められるでしょう。ここでは、空間デザインの照明の役割について説明します。

空間デザインの4要素のひとつ

空間デザインには4つの要素があるといわれており、そのひとつが「光」です。ほかには、「形」「素材」「色」が空間デザインの要素としてあげられています。空間デザインにおいては、光をどのように扱うかによって、全体のイメージや雰囲気も大きく変化するのです。

照明によってできること

照明を工夫すれば、さまざまな光をデザインすることができます。たとえば、照明によって、イメージ通りの空間を作りやすくなるでしょう。また、照明を使えば、空間に広がりをもたらすことも可能です。さらに、照明を当てる対象を意識すれば、その空間の中で見せたいものに注目を集めることもができます。

照明の種類

ひとくちに照明といっても、照明にはさまざまな種類があります。空間デザインにおいて照明を扱うなら、それぞれの照明の種類も把握しておきたいところです。ここでは、照明の種類についてそれぞれ説明します。

照明器具と電球

照明といえば、最初に思い浮かべるのが照明器具です。照明器具は、設置する場所や形によっても、いろいろな種類があります。そのため、場所や目的に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。さらに、電球としては、主な種類が3つあります。それは、蛍光灯、白熱球、LED電球です。それぞれ異なる特徴をもっているので、状況や求めるイメージに合わせて選ぶことが大切です。

建築化照明

照明の中には、建築化照明とよばれるものもあります。建築化照明とは、壁や天井といった建物の構造物の一部に組み込まれた照明のことです。建築物と一体化していることにより、建物と照明のまとまりが出るのが大きな特徴だといえるでしょう。

照明方式

照明器具のレイアウトの違いによって、照明方式は3つに分けることが可能です。その3つとは、全般照明方式、局部照明方式、タスクアンビエント照明方式です。それぞれ異なる特徴をもっているため、違いを理解して的確に選ぶことで、その空間に合った照明を取り付けることができます。

配光

照明においては、配光も重要な要素のひとつです。配光とは、照明器具からの出る光の形や光の強さのことを意味します。配光によって、照明がもたらすイメージは大きく変わるでしょう。よって、配光を意識して照明器具を選ぶことが大切です。

照明器具の用途と形

照明器具には、さまざまなものがあります。用途によっても、適した形はそれぞれ違うのです。そのため、照明器具を上手に選ぶためには、照明器具の用途と形をそれぞれしっかりと理解しておく必要があるでしょう。そこで、ここでは、照明器具の用途と形について、代表的なものをピックアップして説明します。

シーリングライト

シーリングライトとは、天井にくっつけて室内を明るく照らす照明です。一般家庭でもよく利用されている照明であり、多くの人にとって馴染みのある照明だといえるでしょう。そのため、あまり好き嫌いが分かれることもありません。ただし、おしゃれな環境を作り上げたいのであれば、少し普通過ぎる印象になる可能性もあります。LEDタイプのものが多くなっており、長く使用することができます。

ダウンライト

ダウンライトとは、天井に埋め込むかたちで取り付ける小さな照明器具です。店舗で使われることも多い医ですが、一般家庭でも取り入れられるようになっています。照明が小さいので、部屋の雰囲気を壊さず明かりを照らすことができます。ダウンライトには、コーン型やピンスポット型など、さらに複数の種類があります。

ペンダントライト

ペンダントライトとは、天井から吊り下げて使用する照明のことをいいます。ダイニングルームなどで利用されることが多いです。吊り下げられているので、照明としての存在感も大きくなっています。

ブラケットライト

ブラケットライトとは、壁に取り付けるタイプの照明器具です。壁から出っ張った形で設置されるので、邪魔にならない位置を計算して取り付けるのがポイントです。デザイン性が高いものが多く、室内のイメージに合わせて選ぶことで、室内の雰囲気を盛り上げるのに役立ちます。

スタンドライト

スタンドライトとは、テーブルなどにおいて使用するライトのことです。コンセントを使って使用するタイプが多く、好きな場所に移動して使うことが可能です。たとえば、勉強机で使用するライトはスタンドライトであることが多いでしょう。

足元灯

足元灯とは、足元の安全を確保するために置くライトです。足元の壁に埋め込むタイプや、床に直接置いて使用するタイプがあります。階段など段差がある場所にもともと設置しておくケースも多いです。足元塔があると、夜間でも安心して室内を歩くことができます。つまずいたり、転倒したりするのを防止するのに役立つでしょう。

スポットライト

スポットライトとは、一点に光を当てるための照明です。何かで立たせたい部分があるときに使用すると、効果的です。スポットライトには、フランジ式とライティングレール式があります。フランジ式は天井に固定して使用するものです。一方、ライティングレール式はレール上であれば自由に場所を移動して使用することができます。

シャンデリア

シャンデリアは、デザイン性の高い多灯の照明器具です。厳密に言うと、ペンダントライトのひとつとして分類されます。見た目が豪華で存在感もあるため、リビングや玄関ホールなど、華やかな雰囲気を出したい場所でよく使用されます。インテリア性の高い照明器具を選びたいなら、シャンデリアはぴったりだと言えるでしょう。

照明器具の種類について理解しておこう

照明器具の種類について理解しておこう

照明器具にはたくさんの種類があります。そのため、空間デザインに携わるのであれば、照明器具の種類についてもしっかりと理解しておくことが大切です。照明が変わるだけで、その空間のイメージはまったく異なるものになることもあります。そのことを理解していないと、空間デザインが思うように決まらない可能性もあるでしょう。まずは代表的な照明器具の種類や特徴をきちんと理解し、そのうえでそれぞれの使い分けができるようになるとよいです。照明器具の違いを知っておけば、それだけでも素敵な空間デザインをおこないやすくなります。光は空間デザインにとって重要な要素のひとつなので、手を抜かずしっかり勉強しておくことをおすすめします。素敵な照明を選び、空間デザインに活かしましょう。