漢方薬膳

毎日忙しく働く中で、なんとなく不調を感じていたり、体をもっといたわりたいと考えていたりする人も多いのではないでしょうか。自分の体調や健康状態をコントロールすることができれば、今よりもっと、いろいろなことに挑戦する意欲がわいてきそうですよね。
ここでは、漢方・薬膳の資格を、日常生活にどのように活かせるかについてご紹介します。
漢方・薬膳を日常生活に取り入れることで、どのような効果が得られるのでしょうか?ここでは、漢方・薬膳の基となる東洋医学の基本的な考え方を解説した上で、漢方・薬膳を日常生活に取り入れるメリットについてご紹介します。
東洋医学の基本のひとつに、「陰陽」という考え方があります。これは、森羅万象を陰と陽の2つに分類する考え方であり、漢方・薬膳で使用する生薬や食材も「体を冷やす物」と「体を温める物」の2つに分類されます。 体は、陰と陽のどちらかに傾きすぎると危険信号を発し始めます。具体的には、陰に傾くと体が冷えて重くなったり節々が痛みやすくなったりし、陽に傾くと乾燥しやすくなり肌トラブルが起こりやすくなったりします。体を温める食材と冷やす食材をバランス良く組み合わせることで養生を促すというのが、漢方・薬膳の考え方の柱となります。
体を内臓や器官ごとに区別する西洋医学に対し、東洋医学では体の各器官がつながっており、すべてが相互に影響し合うと考えられています。さらに、東洋医学には「心身一如」という言葉があり、精神的な問題が体に作用するといわれています。この記事を読んでいる皆さんの中にも、ストレスやプレッシャーを感じて胃が痛くなった経験がある人がいるのではないでしょうか?
そのようなとき漢方・薬膳では、食材の力を借りて、不調を緩和し体を整えます。例えば、ポリフェノールが豊富に含まれるゴボウは、水溶性・不溶性の食物繊維をバランス良く摂取することができ、腸内環境を整える役割を果たすといわれています。また、かぼちゃは血行促進や胃腸の働きを高め、冷え性にも効果が期待できます。これら、胃腸に作用する食材は、湿気の多い梅雨の時期に胃腸が弱ったり、夏バテで食欲がなくなったりしたときも効果があるといわれています。
東洋医学を基にした漢方・薬膳では、内臓を5つの種類に分けて考えます。これを「五臓」といい、それぞれ次のような役割を持っています。
肝:血液の貯蔵や脂肪の代謝、解毒などを行い、新陳代謝をコントロールします。
心:心臓など、循環器系に関係する臓器と機能です。意識や精神と関りが深く、睡眠をコントロールします。
脾:消化・吸収を司るほか、血管を保護したり内臓下垂を防いだりし、血液の流れをコントロールします。
肺:呼吸や体温調整を司り、皮膚のバリア機能や免疫力をコントロールします。
腎:泌尿器系や生殖機能を司ります。成長・発育、老化、ホルモン分泌との関わりが深く、生命エネルギーの貯蔵庫と考えられています。
「10代のころに比べて疲れやすくなった」「こってりした物を受け付けなくなった」「肌がくすんできた」など、体の衰えを感じた経験はないでしょうか?東洋医学では、老化は五臓のうち「腎」の働きが衰えることで起こると考えられています。そのため、腎に作用する食材を取り入れることでアンチエイジングが期待できるというというのが、漢方・薬膳の考え方です。
腎に作用する身近な食材としては、黒ごまやクコの実、くるみ、黒豆、昆布などが挙げられます。塩分を多く含む食材は、腎に負担がかかりやすいので注意しましょう。
当然のことながら、漢方・薬膳を日常生活に取り入れるにあたって、特別な資格は必要ありません。「疲れを改善したい」「冷えを改善したい」など、悩みに応じて必要な物を取り入れればいいのです。しかし、漢方・薬膳をこれから取り入れたいという人の中には、何から始めればいいかわからないという人も多いでしょう。本やセミナーなどで学ぶこともできますが、仕事や子育てをしながら自分で学んでいくのはなかなか難しいもの。
そこでおすすめなのが、通信講座で学ぶことです。SARAの漢方・薬膳資格講座では、漢方の歴史や思想にはじまり、症状や体質に適した漢方・薬膳の選び方、薬膳食材の効能など、漢方・薬膳に関する幅広い知識を体系的に学ぶことができます。一通りの知識を身に付けてから実践することで、漢方・薬膳が体や心に与えてくれる効果を実感しやすくなるでしょう。
漢方・薬膳を、日常生活に取り入れるメリットについてご紹介してきました。漢方・薬膳の効果を実感することができたら、「ほかの人にも漢方・薬膳の良さを味わってほしい」と思うことでしょう。資格を持っていれば、カルチャーセンターや料理教室で講座を行ったり、漢方・薬膳について記事を書いたりするなど、その知識を仕事に活かしやすくなります。
SARAの漢方・薬膳資格講座では、1日30分・半年間の学習でカリキュラムを修了することができます。講座修了後、試験に合格すれば「漢方コーディネーター」と「薬膳調整師」の2つの資格を取得することができます。健康的で豊かな生活を送るために、また将来仕事に活かすことも見据えて、漢方・薬膳を学んでみてはいかがでしょうか?
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